オシイ監督の“本気”が見たい
2013年9月26日 パトレイバー
ずいぶん前から実写化プロジェクトが動いていたので
ほぼ足を洗った状態ではありますが
いつかは語らなければならないかなーと思っていましたが
メインキャストがお披露目になったようで
このことについてはファン当時、予想キャスティングで
さんざん遊びまくっていた店主としては語るしかないでしょう。
野明役なんて商業主義に走れば
最近の朝ドラの娘とか某ゴリ押しアイドルとか
いくらでもいるでしょう、と冷めて考えていましたが
敢えて色のついていない(といっても店主が知らないだけかも)
娘を起用した時点で、本気度が透けて見えました。
反対に、予想キャストを考える上で
一歩引いて考えても適役の無さに頭を抱えていた
遊馬役ですが、福士くんという選択に思わず納得。
といっても、同じ朝ドラ出身者でも今やってる方じゃない方【笑】
そのときは戦前の青年役だったので、チャラくもなければお堅くもない
どこにでもいそうな(でも一本筋の通った)感じの
店主の中の彼のイメージにかなり合っています。
で、気になるのが店主も好きな筧ちゃんなんですが……
この順番で考えられるのが
1)後藤隊長
2)功ちゃん
の二択っすよねぇ……っていうか両方できそうなんですが【苦笑】
功ちゃんだったら舞台仕込みの超シゲさんに匹敵するハイテンションで
『トリガーマン』っぷりを見せてくれそうですし
(ということは彼がシバシゲオ役でも充分いけそうだw)
後藤さんだったらそれとは一転した「昼行燈」の脱力っぷり且つ
その奥の「カミソリ」の鋭さも垣間見せてくれそうな。
――全く店主のイメージキャスティングには
無かったお名前でしたが、それだけでも見る価値◎。
ただ――厄介なのは仕切ってるのがオシイさんなんですよね。
この人、最初は手堅く原作どおりにやるんですが
(パトの場合は『ヘッドギア』の共同方針どおりね)
2作目は好き勝手やっちゃうんですよねぇ【泣】
うる星といい攻殻といい、それはそれでオシイストからは
評価を得てはいるんですけど、パトという作品が好きなだけの
店主としては、やっぱり「嵐が来るぞ~っ!」の方が良い【涙】
最近だってノベライズとは到底言えないノベライズで
パトファンを唖然とさせましたからねぇ……
少なくとも、本気でパトレイバーをやってくれるのでなければ
どんなにキャスティングが納得できるものであっても
見てしまった後の失望感が今からでもありありと予想可能なんですが。
ということで、本気でお願いしますよ!
……誰か、お目付け役が必要なような気が。
===================================
って、やっぱり筧ちゃんが隊長らしい。
これは見ないと……なおさらオシイさんが
期待を裏切ったりしませんように。
するだけ無駄かもしれないけど。
ほぼ足を洗った状態ではありますが
いつかは語らなければならないかなーと思っていましたが
メインキャストがお披露目になったようで
このことについてはファン当時、予想キャスティングで
さんざん遊びまくっていた店主としては語るしかないでしょう。
野明役なんて商業主義に走れば
最近の朝ドラの娘とか某ゴリ押しアイドルとか
いくらでもいるでしょう、と冷めて考えていましたが
敢えて色のついていない(といっても店主が知らないだけかも)
娘を起用した時点で、本気度が透けて見えました。
反対に、予想キャストを考える上で
一歩引いて考えても適役の無さに頭を抱えていた
遊馬役ですが、福士くんという選択に思わず納得。
といっても、同じ朝ドラ出身者でも今やってる方じゃない方【笑】
そのときは戦前の青年役だったので、チャラくもなければお堅くもない
どこにでもいそうな(でも一本筋の通った)感じの
店主の中の彼のイメージにかなり合っています。
で、気になるのが店主も好きな筧ちゃんなんですが……
この順番で考えられるのが
1)後藤隊長
2)功ちゃん
の二択っすよねぇ……っていうか両方できそうなんですが【苦笑】
功ちゃんだったら舞台仕込みの超シゲさんに匹敵するハイテンションで
『トリガーマン』っぷりを見せてくれそうですし
(ということは彼がシバシゲオ役でも充分いけそうだw)
後藤さんだったらそれとは一転した「昼行燈」の脱力っぷり且つ
その奥の「カミソリ」の鋭さも垣間見せてくれそうな。
――全く店主のイメージキャスティングには
無かったお名前でしたが、それだけでも見る価値◎。
ただ――厄介なのは仕切ってるのがオシイさんなんですよね。
この人、最初は手堅く原作どおりにやるんですが
(パトの場合は『ヘッドギア』の共同方針どおりね)
2作目は好き勝手やっちゃうんですよねぇ【泣】
うる星といい攻殻といい、それはそれでオシイストからは
評価を得てはいるんですけど、パトという作品が好きなだけの
店主としては、やっぱり「嵐が来るぞ~っ!」の方が良い【涙】
最近だってノベライズとは到底言えないノベライズで
パトファンを唖然とさせましたからねぇ……
少なくとも、本気でパトレイバーをやってくれるのでなければ
どんなにキャスティングが納得できるものであっても
見てしまった後の失望感が今からでもありありと予想可能なんですが。
ということで、本気でお願いしますよ!
……誰か、お目付け役が必要なような気が。
===================================
って、やっぱり筧ちゃんが隊長らしい。
これは見ないと……なおさらオシイさんが
期待を裏切ったりしませんように。
するだけ無駄かもしれないけど。
反則ブックレビュー天国と地獄・地獄編
2011年5月14日 パトレイバー コメント (2)
このカテで書くのもすっごい久しぶりなんですが
このネタで書かなきゃならないというのも哀しい話【泣】
まだ引っ越してすぐ、しばーらく本も買っていないので
近所の本屋をブラブラしてるときに平積みで発見。
そりゃタイトルに『警視庁警備部特殊車輌二課』とあれば
パトファンの端くれとして手に取らずにはいられないでしょ!
ということで立ち読み開始……投げたorz
そうだよ、これ書いたのオシイさんだもん【号泣】
特車2課とはいえ野明や遊馬、後藤隊長ら
愛すべきキャラクターは出てきません。
だって主人公の名前が「泉野明」でも「いずみの・あきら」
ということで、往年のパトキャラたちを弄りまくって
ファンの心を傷つけまくるという性質の悪いセルフパロディ。
ああ、そうだった……オシイさん、みんなのこと好きじゃなかったよね。
特に野明。
だからP2じゃ初代第2小隊を解散させていましたし。
むしろ店主としては、のちに『ごとしの』に流れましたが
最初はゆうき版の野明が、類型化されていない
ちゃんと「どこにでもいる女の子らしくない女の子」
なのに惹かれて読み始めましたから。
帯だかに作家の今野敏が
「パトレイバーファンもサッカーファンも楽しめる小説」
みたいなことを書いてましたが、看板に大いに偽りあり。
だって、パトファンの店主が投げ捨てたくなったくらいですから。
ホントこの人はコレだけにとどまりませんよねぇ。
続編作らすと自分の色に染めてしまうというか
『ビューティフル・ドリーマー』然り
P2然り、『イノセンス』然り
もはや、原作を破壊しているといって過言ではない。
(だから森先生も逃げた方がいいよ、
『スカイクロラ』の続きやりたいって言ったら)
ミニパトで止めときゃよかったんだよ……
誰かこいつからパトという名の格好の玩具を取り上げてくれ。
だからファンとしては、ゆうきさんのコミック版と
いつかやってくれないかな、の実写版に賭けるしかないわけで。
でも、オシイさんみたいに確信犯でやってる人と
どこかの大先生みたいに無意識で破壊してる人と
どっちの方がマシなんでしょうねぇ【泣】
このネタで書かなきゃならないというのも哀しい話【泣】
まだ引っ越してすぐ、しばーらく本も買っていないので
近所の本屋をブラブラしてるときに平積みで発見。
そりゃタイトルに『警視庁警備部特殊車輌二課』とあれば
パトファンの端くれとして手に取らずにはいられないでしょ!
ということで立ち読み開始……投げたorz
そうだよ、これ書いたのオシイさんだもん【号泣】
特車2課とはいえ野明や遊馬、後藤隊長ら
愛すべきキャラクターは出てきません。
だって主人公の名前が「泉野明」でも「いずみの・あきら」
ということで、往年のパトキャラたちを弄りまくって
ファンの心を傷つけまくるという性質の悪いセルフパロディ。
ああ、そうだった……オシイさん、みんなのこと好きじゃなかったよね。
特に野明。
だからP2じゃ初代第2小隊を解散させていましたし。
むしろ店主としては、のちに『ごとしの』に流れましたが
最初はゆうき版の野明が、類型化されていない
ちゃんと「どこにでもいる女の子らしくない女の子」
なのに惹かれて読み始めましたから。
帯だかに作家の今野敏が
「パトレイバーファンもサッカーファンも楽しめる小説」
みたいなことを書いてましたが、看板に大いに偽りあり。
だって、パトファンの店主が投げ捨てたくなったくらいですから。
ホントこの人はコレだけにとどまりませんよねぇ。
続編作らすと自分の色に染めてしまうというか
『ビューティフル・ドリーマー』然り
P2然り、『イノセンス』然り
もはや、原作を破壊しているといって過言ではない。
(だから森先生も逃げた方がいいよ、
『スカイクロラ』の続きやりたいって言ったら)
ミニパトで止めときゃよかったんだよ……
誰かこいつからパトという名の格好の玩具を取り上げてくれ。
だからファンとしては、ゆうきさんのコミック版と
いつかやってくれないかな、の実写版に賭けるしかないわけで。
でも、オシイさんみたいに確信犯でやってる人と
どこかの大先生みたいに無意識で破壊してる人と
どっちの方がマシなんでしょうねぇ【泣】
ひろみちゃん・・・【号泣】
2010年1月19日 パトレイバー
見出しでは『ロビンマスク』役として出てますが
店主の中ではもちろん、特車二課第2小隊の
心優しき1号機キャリア担当、山崎ひろみ巡査役でした。
ときどき報道番組等でナレのお声を聞けるのを楽しみにしてたのに・・・
いったい何があったのか、店主には知る由もありません。
ですがもう二度とあのお声を聞けないとなると残念でなりません。
生きててもなかなかお声を聞けない声優さんだっているんですし。
これで、香貫花に内海課長にと、パトだけでもう3人目の欠員ですね。
どの方もそれほどのお歳というわけではなかったのに・・・
まさか久々のパトネタをこのような話題で書こうとは。
カテゴリ違いを覚悟で言いますが、
CHだってこのような事態が起きないとは限らないわけで
(ニュースサイトの見出し見たとき本気で心配しました)
一日も早い新作アニメを切望します。
店主の中ではもちろん、特車二課第2小隊の
心優しき1号機キャリア担当、山崎ひろみ巡査役でした。
ときどき報道番組等でナレのお声を聞けるのを楽しみにしてたのに・・・
いったい何があったのか、店主には知る由もありません。
ですがもう二度とあのお声を聞けないとなると残念でなりません。
生きててもなかなかお声を聞けない声優さんだっているんですし。
これで、香貫花に内海課長にと、パトだけでもう3人目の欠員ですね。
どの方もそれほどのお歳というわけではなかったのに・・・
まさか久々のパトネタをこのような話題で書こうとは。
カテゴリ違いを覚悟で言いますが、
CHだってこのような事態が起きないとは限らないわけで
(ニュースサイトの見出し見たとき本気で心配しました)
一日も早い新作アニメを切望します。
パトの切手シートを買ってきました。
いえね、先月に発売されたものなんですが
バケーション中だとめったに出歩かなくなってしまうので
今日はたまたま郵便局に行く用事があったのでついでにご購入です。すっかり創作意欲は影をひそめたとはいえ、パトあっての今の店主ですのでこういう時にでも一応パトファンというのを主張しておかなければ。
パトレイバーが映像とコミックを巻き込んだ元祖メディアミックス作品だというのは
皆さまご存知の通り。なのでアニメ版とコミック版では同じパトでも微妙に別モノ、という
パラレル現象が生じてしまうのですが、同じことがパトのヴィジュアル面を語る上でも生じてしまうわけで。
今回の切手シートは、アニメのキャラデザの高田明美さんメインだよなぁ。
上から2番目の太田と、あとたぶん一番下の集合カットはゆうきまさみだろうけど。
店主はやっぱりコミック派のパトファンなので、ヴィジュアル的にもゆうきさんの方が好きです。
高田さんの絵は綺麗なんだけど・・・なんか違和感があるというか
パトレイバーの世界観とは微妙に違うというか。
野明が乙女なんだよなぁ。
これはのあすま二次創作とも共通する感想なんですが、
彼女がただの女の子になっちゃってる。
店主がゆうきパトに惚れた一つの要因としては、ゆうきさんの描く野明にあったんです。
言葉遣い一つとっても性別を超えて感情移入しうる、少年マンガの主人公にふさわしい
一人の“青年”だったんですよ、野明が。
ただその感動を再現するのに既存の二次創作の文法では書けないから
自ずと店主の描くファンフィクでは野明が脇役に押しやられてしまったんですが。
あと、脇役描かせたら絶対ゆうきさんの方が上手い!
特に後藤隊長なんか、あれだけ白っぽい絵のくせに【爆】
アップの表情に思わず息を呑んじゃいますもん。
って何だかんだ言ってごとしのスキーだな【笑】
この切手シート、『アニメヒーローヒロイン』シリーズと銘打ってますが
これでシテハンが出ようものなら、発売日当日に並びます!
・・・情熱が違うなぁ。ゼロナイでもこっそり買いに行くかも
=====================================
今日のまるみえの「爆破解体ファミリー」、香嬢&海ちゃんのトラップを書く上で
大いに参考になりました♪でも今週、井上和彦さんの声が聞けなかったのが残念。
まさか6-9月期いっぱいで降板、というわけじゃないですよね?
あと、NHKスペシャルのミス・ユニバースの舞台裏も興味深かった。
CH二次でミスコンネタとか書きたいなと思っていたので
いろいろ使いたいディテールとかあったし、エレガントな美しさは自分に対する自信から、とか。
いえね、先月に発売されたものなんですが
バケーション中だとめったに出歩かなくなってしまうので
今日はたまたま郵便局に行く用事があったのでついでにご購入です。すっかり創作意欲は影をひそめたとはいえ、パトあっての今の店主ですのでこういう時にでも一応パトファンというのを主張しておかなければ。
パトレイバーが映像とコミックを巻き込んだ元祖メディアミックス作品だというのは
皆さまご存知の通り。なのでアニメ版とコミック版では同じパトでも微妙に別モノ、という
パラレル現象が生じてしまうのですが、同じことがパトのヴィジュアル面を語る上でも生じてしまうわけで。
今回の切手シートは、アニメのキャラデザの高田明美さんメインだよなぁ。
上から2番目の太田と、あとたぶん一番下の集合カットはゆうきまさみだろうけど。
店主はやっぱりコミック派のパトファンなので、ヴィジュアル的にもゆうきさんの方が好きです。
高田さんの絵は綺麗なんだけど・・・なんか違和感があるというか
パトレイバーの世界観とは微妙に違うというか。
野明が乙女なんだよなぁ。
これはのあすま二次創作とも共通する感想なんですが、
彼女がただの女の子になっちゃってる。
店主がゆうきパトに惚れた一つの要因としては、ゆうきさんの描く野明にあったんです。
言葉遣い一つとっても性別を超えて感情移入しうる、少年マンガの主人公にふさわしい
一人の“青年”だったんですよ、野明が。
ただその感動を再現するのに既存の二次創作の文法では書けないから
自ずと店主の描くファンフィクでは野明が脇役に押しやられてしまったんですが。
あと、脇役描かせたら絶対ゆうきさんの方が上手い!
特に後藤隊長なんか、あれだけ白っぽい絵のくせに【爆】
アップの表情に思わず息を呑んじゃいますもん。
って何だかんだ言ってごとしのスキーだな【笑】
この切手シート、『アニメヒーローヒロイン』シリーズと銘打ってますが
これでシテハンが出ようものなら、発売日当日に並びます!
・・・情熱が違うなぁ。ゼロナイでもこっそり買いに行くかも
=====================================
今日のまるみえの「爆破解体ファミリー」、香嬢&海ちゃんのトラップを書く上で
大いに参考になりました♪でも今週、井上和彦さんの声が聞けなかったのが残念。
まさか6-9月期いっぱいで降板、というわけじゃないですよね?
あと、NHKスペシャルのミス・ユニバースの舞台裏も興味深かった。
CH二次でミスコンネタとか書きたいなと思っていたので
いろいろ使いたいディテールとかあったし、エレガントな美しさは自分に対する自信から、とか。
今週のパト:とりあえず最終回
2007年3月3日 パトレイバー コメント (2)
#47 コンディション・グリーン
思い起こせば1年前、修論も院試も終わりいよいよCHサイトを立ち上げようと思った矢先のBSアニメ劇場でのパトレイバーTVシリーズ放送開始。
そのとき書きましたが「いつもいつも店主のパト熱が冷めかけた時期に絶妙のタイミングで再会するあたり、もはや運命的なものを感じますね、パトには」
あれから1年、パト熱は再燃するどころかますますCHにのめりこんでいますが いえね、ごとしのも気になるんですがなかなかエネルギーを裂けなくて 途中何度か挫折しながらも無事、こうして最終回を迎えることができました。でもこれで懐かしの第2小隊の面々とお別れと思うと寂しいです。
放送の後、司会のお兄さん(吉田智則)がパトレイバーは「野明の成長物語」だと言ってましたが、TV版で野明の成長という観点で描かれたのは『職業選択の自由』あたりの終盤から、それよりはコミック版の方がよっぽど成長物語として一本筋が通ってるんじゃないか?とゆうきストな店主としては思ってしまいました。最終盤にきて数話見逃してしまった店主の言えることじゃないかもしれませんが。
アニメの場合は一話完結メインでしたが、コミック版はvsグリフォンという大きな物語が一本通ってた。だからそれに沿って野明の変化がよりはっきりと見えてきたんじゃないだろうか。
コミック版で、つまり初めて泉野明というキャラクターと出会ったときの印象は強烈だった。少年誌でありながら女の子が主人公――しかも男子の視線に曝される存在ではなく、少年キャラのように物語を牽引していく役として――、そして一番驚いたのが彼女の口調が絵に描いたような女言葉ではなく、普段店主がしゃべっているようなニュートラルな言葉づかいだったことだった。
そんな等身大でありながら周囲を照らし出す、まるで太陽のようなキャラクターは店主の理想とするヒロインそのものだった。(ということは槇村香の直系、ということでもあるが)
もちろんアニメ版とコミック版では野明というキャラクターに大きな違いがある。
例えば愛機を『アルフォンス』と呼ばないとか。
でも彼女もまた、成人式にイングラムと一緒に写真を撮るような「レイバーが好きなだけな女の子」だった。
だがグリフォンとの戦いの中で、そしてその合間に起こるさまざまな事件を通して野明は成長していくんですが、そこで突きつけられるのはパトレイバー隊員というより警察官として、一社会人としての現実と己の限界。
扱われるネタも篠原重工をめぐる疑惑や児童売買組織の影など、最近の少年誌では重過ぎるものも。そういった壁を一つひとつ乗り越えていったコミック版野明はあらゆるメディアのうちで一番大人かもしれない。少なくともコミック版の彼女はイングラムと別れたくなくて北海道に逃げ帰ってしまうほど子供じゃないはず。
グリフォンとの最後の対決で、ボロボロになってしまったゼロに対して「上手く乗ってやれなくてごめん」と言っていますが、昔の、そしてアニメ版の「レイバーが好きなだけな」野明ならこんなことは言えなかったんじゃないでしょうか。
「レイバーはあたしの筋肉だからね」と言ってましたが、イングラムが非力でまだまだ子供な彼女にとって戦うための鎧ならば、きっとコミック版最終話の野明はイングラムにしがみつかなくてもかまわないくらい強くなってるんじゃないでしょうか。
思えばどのメディアでも描こうとしているのは『野明の成長物語』という点では同じかもしれません。でもTV版ではどこか付け焼刃だし、旧OVA→映画版ではそれ以上に取って付けた観がありあり。
やっぱりゆうきパトがその点では一番成功していると思うのですが。どうでしょうか。
でもまだまだTV版については評価はできないんですよね。「とりあえず」というように実は新OVAへとそのまま続いていくわけです。グリフォンとのアニメ版最終対決が控えてますし、そしてごとしのスキーとしては忘れてはいけない『二人の軽井沢』も。
この枠でやってくれるかなと思ったんですが、残念ながらホントに最終回。
でも、旧OVAもやってくれたことだしいつか何かの機会でやってくれることを信じて。
思い起こせば1年前、修論も院試も終わりいよいよCHサイトを立ち上げようと思った矢先のBSアニメ劇場でのパトレイバーTVシリーズ放送開始。
そのとき書きましたが「いつもいつも店主のパト熱が冷めかけた時期に絶妙のタイミングで再会するあたり、もはや運命的なものを感じますね、パトには」
あれから1年、パト熱は再燃するどころかますますCHにのめりこんでいますが いえね、ごとしのも気になるんですがなかなかエネルギーを裂けなくて 途中何度か挫折しながらも無事、こうして最終回を迎えることができました。でもこれで懐かしの第2小隊の面々とお別れと思うと寂しいです。
放送の後、司会のお兄さん(吉田智則)がパトレイバーは「野明の成長物語」だと言ってましたが、TV版で野明の成長という観点で描かれたのは『職業選択の自由』あたりの終盤から、それよりはコミック版の方がよっぽど成長物語として一本筋が通ってるんじゃないか?とゆうきストな店主としては思ってしまいました。最終盤にきて数話見逃してしまった店主の言えることじゃないかもしれませんが。
アニメの場合は一話完結メインでしたが、コミック版はvsグリフォンという大きな物語が一本通ってた。だからそれに沿って野明の変化がよりはっきりと見えてきたんじゃないだろうか。
コミック版で、つまり初めて泉野明というキャラクターと出会ったときの印象は強烈だった。少年誌でありながら女の子が主人公――しかも男子の視線に曝される存在ではなく、少年キャラのように物語を牽引していく役として――、そして一番驚いたのが彼女の口調が絵に描いたような女言葉ではなく、普段店主がしゃべっているようなニュートラルな言葉づかいだったことだった。
そんな等身大でありながら周囲を照らし出す、まるで太陽のようなキャラクターは店主の理想とするヒロインそのものだった。(ということは槇村香の直系、ということでもあるが)
もちろんアニメ版とコミック版では野明というキャラクターに大きな違いがある。
例えば愛機を『アルフォンス』と呼ばないとか。
でも彼女もまた、成人式にイングラムと一緒に写真を撮るような「レイバーが好きなだけな女の子」だった。
だがグリフォンとの戦いの中で、そしてその合間に起こるさまざまな事件を通して野明は成長していくんですが、そこで突きつけられるのはパトレイバー隊員というより警察官として、一社会人としての現実と己の限界。
扱われるネタも篠原重工をめぐる疑惑や児童売買組織の影など、最近の少年誌では重過ぎるものも。そういった壁を一つひとつ乗り越えていったコミック版野明はあらゆるメディアのうちで一番大人かもしれない。少なくともコミック版の彼女はイングラムと別れたくなくて北海道に逃げ帰ってしまうほど子供じゃないはず。
グリフォンとの最後の対決で、ボロボロになってしまったゼロに対して「上手く乗ってやれなくてごめん」と言っていますが、昔の、そしてアニメ版の「レイバーが好きなだけな」野明ならこんなことは言えなかったんじゃないでしょうか。
「レイバーはあたしの筋肉だからね」と言ってましたが、イングラムが非力でまだまだ子供な彼女にとって戦うための鎧ならば、きっとコミック版最終話の野明はイングラムにしがみつかなくてもかまわないくらい強くなってるんじゃないでしょうか。
思えばどのメディアでも描こうとしているのは『野明の成長物語』という点では同じかもしれません。でもTV版ではどこか付け焼刃だし、旧OVA→映画版ではそれ以上に取って付けた観がありあり。
やっぱりゆうきパトがその点では一番成功していると思うのですが。どうでしょうか。
でもまだまだTV版については評価はできないんですよね。「とりあえず」というように実は新OVAへとそのまま続いていくわけです。グリフォンとのアニメ版最終対決が控えてますし、そしてごとしのスキーとしては忘れてはいけない『二人の軽井沢』も。
この枠でやってくれるかなと思ったんですが、残念ながらホントに最終回。
でも、旧OVAもやってくれたことだしいつか何かの機会でやってくれることを信じて。
#46 その名はゼロ
しばらくお休みしていた『今週のパト』でしたが、そんな間に早くも最終回1つ前。ま、そんなこともあるさ。『CLATよ永遠に』は前レンタルで見たし。
とうとう念願の新型機が第1小隊に配備されることになった。それがAV-0。
ちなみにこの第1小隊の新型機およびゼロ、各メディアによって扱いが違うのが面白い。ゼロと聞いてパトファンが真っ先に思い出すのが映画第1作の敵キャラともいえる零式。新型OS『HOS』を搭載し、その中に仕込まれたウイルスによって『箱舟』で大暴れしたアレです。
ちなみにコイツはコミック版にも出てきます。まだ試作機段階ですが、vsグリフォンの最終対決、イングラムを賊によって陥された特車二課に残してきた野明が最初に乗り込むことになる機体です。そこでの扱いの違いこそ映画・TV・新旧OVAひっくるめたアニメ版とゆうきまさみ描くところのコミック版パトの野明の大きな違いなんじゃないかということは来週あたり語ると思いますが。
じゃあゆうき版パトで第1小隊に入った新型機はというと、コミック・TV版ともグリフォンにこてんぱんにやられたエコノミーの改良型、AVR−98だったりします。
この新型機を目の前にして、野明はイングラム、そして愛機アルフォンスを手放さなくてはならないのではないかという恐れを抱くようになる。
同じような感慨を旧式の物を手放さなくてはならなくなったときに抱く人は多いはず。特にパソコンや携帯電話など、自分使用に育て上げたものならなおさら。
以前PCが壊れてデータ真っ白になって帰ってきたとき
一から教え込んだIMEがお馬鹿になってしまったのが一番哀しかった。
思えばロボットアニメの発展というのは『パイロット専用機』という概念と常に共にあったように思う。ガンダムはニュータイプじゃなきゃ操縦できないし、強気なセイラさんもその壁に阻まれてしまった。それは次第に「パイロット以外操縦できない」という一夫一妻的な専用機システムと、それに伴うパイロットと機体との一体感へと発展していったが、その極致はやっぱりエヴァかな【笑】
そして限りなく大量生産に近いレイバーさえも、パトレイバーでは個人のデータが入った起動ディスケットがなければ動かす、そこにパイロットのクセなどが記録されている以上、他人のディスケットで操縦してもそのクセに振り回されてしまうことになりかねない。
最近じゃ個人認証システムの発達で技術的な根拠も固まってきたし、実際、身近なところでも自分仕様のカスタマイズというのが普通になってきつつある。
じゃあなぜロボットものにこの手のシステムを求めるのかというと、その根底には「ヒーローは特別な人間であってほしい」という物語的な要求があるのかもしれない。『王様の剣』エクスカリバーの昔から。
そして『自分仕様』っていうのも、自分もまたそんな特別な存在であると思いたい願望の現われなのかもしれない。
さて、野明は次回アルフォンスとの関係に一つの区切りをつけることになる。
やっぱり『一人一機』の濃密なシステムじゃないとドラマって生まれないのかなぁ。
しばらくお休みしていた『今週のパト』でしたが、そんな間に早くも最終回1つ前。ま、そんなこともあるさ。『CLATよ永遠に』は前レンタルで見たし。
とうとう念願の新型機が第1小隊に配備されることになった。それがAV-0。
ちなみにこの第1小隊の新型機およびゼロ、各メディアによって扱いが違うのが面白い。ゼロと聞いてパトファンが真っ先に思い出すのが映画第1作の敵キャラともいえる零式。新型OS『HOS』を搭載し、その中に仕込まれたウイルスによって『箱舟』で大暴れしたアレです。
ちなみにコイツはコミック版にも出てきます。まだ試作機段階ですが、vsグリフォンの最終対決、イングラムを賊によって陥された特車二課に残してきた野明が最初に乗り込むことになる機体です。そこでの扱いの違いこそ映画・TV・新旧OVAひっくるめたアニメ版とゆうきまさみ描くところのコミック版パトの野明の大きな違いなんじゃないかということは来週あたり語ると思いますが。
じゃあゆうき版パトで第1小隊に入った新型機はというと、コミック・TV版ともグリフォンにこてんぱんにやられたエコノミーの改良型、AVR−98だったりします。
この新型機を目の前にして、野明はイングラム、そして愛機アルフォンスを手放さなくてはならないのではないかという恐れを抱くようになる。
同じような感慨を旧式の物を手放さなくてはならなくなったときに抱く人は多いはず。特にパソコンや携帯電話など、自分使用に育て上げたものならなおさら。
以前PCが壊れてデータ真っ白になって帰ってきたとき
一から教え込んだIMEがお馬鹿になってしまったのが一番哀しかった。
思えばロボットアニメの発展というのは『パイロット専用機』という概念と常に共にあったように思う。ガンダムはニュータイプじゃなきゃ操縦できないし、強気なセイラさんもその壁に阻まれてしまった。それは次第に「パイロット以外操縦できない」という一夫一妻的な専用機システムと、それに伴うパイロットと機体との一体感へと発展していったが、その極致はやっぱりエヴァかな【笑】
そして限りなく大量生産に近いレイバーさえも、パトレイバーでは個人のデータが入った起動ディスケットがなければ動かす、そこにパイロットのクセなどが記録されている以上、他人のディスケットで操縦してもそのクセに振り回されてしまうことになりかねない。
最近じゃ個人認証システムの発達で技術的な根拠も固まってきたし、実際、身近なところでも自分仕様のカスタマイズというのが普通になってきつつある。
じゃあなぜロボットものにこの手のシステムを求めるのかというと、その根底には「ヒーローは特別な人間であってほしい」という物語的な要求があるのかもしれない。『王様の剣』エクスカリバーの昔から。
そして『自分仕様』っていうのも、自分もまたそんな特別な存在であると思いたい願望の現われなのかもしれない。
さて、野明は次回アルフォンスとの関係に一つの区切りをつけることになる。
やっぱり『一人一機』の濃密なシステムじゃないとドラマって生まれないのかなぁ。
#42 帰ってきた男たち
そういえば結構前に頻発してましたよね、重機によるATM強盗。
もしもレイバーというのがあったなら、そっちの方がやりやすいはず。
掘ったり潰したりするしか能の無い建設用機械より器用ですし。
そして、そんなことを思ったパトファンはニュースを見ながらこの回を思い出したに違いない。さすが、「10年後は定かではない」
奇しくも今週もテロリストネタ。といっても大義のためとはいえ、やってることは生活費や遊ぶ金ほしさの強盗犯と大して変わりは無いのですが。
それに挑むのは『上陸 赤いレイバー』の犬走、『さらば香貫花』の猫渡、そして今回新たに加わったのは東北弁で箴言をつぶやく大男、猿滑。
脚本は横手美智子、毎回かなりキャラクターの内面に踏み込んでは彼らの今までにはない一面を見せてくれましたが、今回は大胆にもテロリストの視線に寄り添って描かれてます。特車二課はちょろちょろとだけ。
彼らが狙うのは霞ヶ関ビルのATM。しかし、真の目的はATM強奪よりむしろ、3年前の爆破失敗のリベンジマッチ。そしてATMを土台ごとひっぺがすことに成功するが、第2小隊に阻まれレイバーを捨てて逃走、ATMを破壊できずに現金を手に入れられないままトレーラーごと放置する羽目に。
しかし「だども、気分は悪くねーだな」と3人の表情はなぜか晴れ晴れ。
そんな彼らがなぜか憎めないんだよな。今のご時世、こんな人間くさいテロリストは描けませんよ。それだけ、あの当時は平和だったのかもしれない。
余談だが、『硫黄島からの手紙』米国では興行的に苦戦しているらしい。
毎日イラク絡みのニュースに触れている中、わざわざ映画館で戦争を見たくないというのが一般的アメリカ人の意見らしい。
それがこっちでは客が入ってて、「忘れかけていた日本人の誇り」云々言っているということは、やっぱりまだまだ日本は平和なのか。
そういえば結構前に頻発してましたよね、重機によるATM強盗。
もしもレイバーというのがあったなら、そっちの方がやりやすいはず。
掘ったり潰したりするしか能の無い建設用機械より器用ですし。
そして、そんなことを思ったパトファンはニュースを見ながらこの回を思い出したに違いない。さすが、「10年後は定かではない」
奇しくも今週もテロリストネタ。といっても大義のためとはいえ、やってることは生活費や遊ぶ金ほしさの強盗犯と大して変わりは無いのですが。
それに挑むのは『上陸 赤いレイバー』の犬走、『さらば香貫花』の猫渡、そして今回新たに加わったのは東北弁で箴言をつぶやく大男、猿滑。
脚本は横手美智子、毎回かなりキャラクターの内面に踏み込んでは彼らの今までにはない一面を見せてくれましたが、今回は大胆にもテロリストの視線に寄り添って描かれてます。特車二課はちょろちょろとだけ。
彼らが狙うのは霞ヶ関ビルのATM。しかし、真の目的はATM強奪よりむしろ、3年前の爆破失敗のリベンジマッチ。そしてATMを土台ごとひっぺがすことに成功するが、第2小隊に阻まれレイバーを捨てて逃走、ATMを破壊できずに現金を手に入れられないままトレーラーごと放置する羽目に。
しかし「だども、気分は悪くねーだな」と3人の表情はなぜか晴れ晴れ。
そんな彼らがなぜか憎めないんだよな。今のご時世、こんな人間くさいテロリストは描けませんよ。それだけ、あの当時は平和だったのかもしれない。
余談だが、『硫黄島からの手紙』米国では興行的に苦戦しているらしい。
毎日イラク絡みのニュースに触れている中、わざわざ映画館で戦争を見たくないというのが一般的アメリカ人の意見らしい。
それがこっちでは客が入ってて、「忘れかけていた日本人の誇り」云々言っているということは、やっぱりまだまだ日本は平和なのか。
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今週のパト:限りなく現実逃避
2007年1月20日 パトレイバー #41 テロリストを救え
パトに出てくるテロリストって、司会のお姉さんも言っておりましたが
みんな愛嬌があって憎めない面々ばかり。
それって裏返してみれば、80年代後半〜90年代、テロの恐怖は多くの日本人にとって対岸の火事だったということ。今どきこんな可愛いテロリスト描いたらヒンシュク買いますよ。
そして手口としても今とは雲泥の差が。彼ら、60〜70年代の過激派を引きずっている連中はせいぜいがゴミ箱に爆弾を仕掛けて会議を妨害する程度。もちろん生きて帰ってくること大前提。
しかし今どきのテロの手段といえば自爆、ですからね、恐ろしいことに。
こんなご時世では今にも崩れ落ちそうな展望レストランで支離滅裂な主張を捲し立てるテロリストのおかしみなんて、まずありえないでしょう。
思えば、日本の現代のテロ・パニック映画を語る上で引き合いに出されるのがやっぱりP2。そのパトでもこんなに牧歌的な時代があったんですね。
パトに出てくるテロリストって、司会のお姉さんも言っておりましたが
みんな愛嬌があって憎めない面々ばかり。
それって裏返してみれば、80年代後半〜90年代、テロの恐怖は多くの日本人にとって対岸の火事だったということ。今どきこんな可愛いテロリスト描いたらヒンシュク買いますよ。
そして手口としても今とは雲泥の差が。彼ら、60〜70年代の過激派を引きずっている連中はせいぜいがゴミ箱に爆弾を仕掛けて会議を妨害する程度。もちろん生きて帰ってくること大前提。
しかし今どきのテロの手段といえば自爆、ですからね、恐ろしいことに。
こんなご時世では今にも崩れ落ちそうな展望レストランで支離滅裂な主張を捲し立てるテロリストのおかしみなんて、まずありえないでしょう。
思えば、日本の現代のテロ・パニック映画を語る上で引き合いに出されるのがやっぱりP2。そのパトでもこんなに牧歌的な時代があったんですね。
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#40 沿岸警備命令
パトレイバーって長い1年間のTVシリーズの間、何度か同じようなネタをやってるということがあります。怪獣ネタもその手の定番の一つ。
といっても『ジオフロントの陰』のように実在を前提とした話もあれば
今回のような懐疑論的な笑いをまぶしたものもあり。
「じゃあどっちのスタンスなんだ!?」と詰め寄ることはむしろ無粋、この節操のなさもまたパトの魅力ですから。
今回、『首都圏の鬼瓦』【笑】と対決することとなった古代生物(?)はプレシオサウルスの末裔プレッシー。謎の怪獣出現か?と桜山桃子はじめとするTVクルーが来た途端、何の目玉も無い浜は物見高い見物人で溢れかえることに。
こういう大衆心理はパトでは必ずネタにされてますよね、『歌を歌ったクジラ』然りコミック版『廃棄物13号』然り。この皮肉があながち的外れではないということは、数年前のタマちゃんフィーバーをはじめとする漂流アザラシブームでも明らか。さすがパト、「10年後においてはさだかではない」と言うだけのことはある。
実はこのプレッシー、何の観光資源も無い四倉村が起死回生を賭けて打った大ペテン、プレッシーそのものは実はレイバーで作った張りぼてだったとのこと。
村がそれに至るまでの苦難の歴史が今だから泣ける。『村おこし』の名のもとに行われた数々の無謀な試み、それってそのまま財政破綻した夕張市の炭鉱閉鎖以来の道のりじゃないんでしょうか。もし夕張にプレッシーがいたら当然飛びついたに違いない【笑】
10年後どころか17年経って、レイバーは未だ実現してませんが
思わずところでパトレイバーは現代を映しているんじゃないでしょうか。
パトレイバーって長い1年間のTVシリーズの間、何度か同じようなネタをやってるということがあります。怪獣ネタもその手の定番の一つ。
といっても『ジオフロントの陰』のように実在を前提とした話もあれば
今回のような懐疑論的な笑いをまぶしたものもあり。
「じゃあどっちのスタンスなんだ!?」と詰め寄ることはむしろ無粋、この節操のなさもまたパトの魅力ですから。
今回、『首都圏の鬼瓦』【笑】と対決することとなった古代生物(?)はプレシオサウルスの末裔プレッシー。謎の怪獣出現か?と桜山桃子はじめとするTVクルーが来た途端、何の目玉も無い浜は物見高い見物人で溢れかえることに。
こういう大衆心理はパトでは必ずネタにされてますよね、『歌を歌ったクジラ』然りコミック版『廃棄物13号』然り。この皮肉があながち的外れではないということは、数年前のタマちゃんフィーバーをはじめとする漂流アザラシブームでも明らか。さすがパト、「10年後においてはさだかではない」と言うだけのことはある。
実はこのプレッシー、何の観光資源も無い四倉村が起死回生を賭けて打った大ペテン、プレッシーそのものは実はレイバーで作った張りぼてだったとのこと。
村がそれに至るまでの苦難の歴史が今だから泣ける。『村おこし』の名のもとに行われた数々の無謀な試み、それってそのまま財政破綻した夕張市の炭鉱閉鎖以来の道のりじゃないんでしょうか。もし夕張にプレッシーがいたら当然飛びついたに違いない【笑】
10年後どころか17年経って、レイバーは未だ実現してませんが
思わずところでパトレイバーは現代を映しているんじゃないでしょうか。
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#39 量産機計画
結構レイバーのシステムとヒューマンインターフェースの問題がちらほらと散りばめられてて、空想ロボットのそっち方面に興味のある人とか工学系の人には結構興味深い話だったんじゃないでしょうか。店主のような素人にはフィーリングでしか判りませんが。
同じような問題はコミック版でもグリフォンとの最終対決で語られてましたよね。そのときは野明は愛機イングラムではなく新型の試作機ゼロに乗って闘うんですが、もちろんゼロの方が性能はいいし動作の誤差も少ない。でも長年イングラムをまるで自分の手足の延長のように乗りこなしている野明にとって、イングラムの誤差もまた感覚に染み付いているんですよね。だからゼロはグリフォンの前に敗北を喫してしまうのですが。
さて、メカ音痴の店主にとってレイバーを何に喩えると一番判りやすいかなというと、自動車かなと思うんですよね。遊馬も会話の中で量産期とイングラムを「一般車とF1」という風に喩えていましたし。これなら日頃トゥデイ君をアシとして乗り回している店主にも何となく理解できそうだ。
やっぱりクルマにもその車種特有の、そして個別のクセというものがあると思います。たとえばウチの子はクリープがやたらと速いし。
そのクセがドライバーにも染み付いているから、乗り慣れてないと他の車にはやっぱり面食らう。「なんでサイドブレーキがフットペダルなのよ!」という以上に【笑】
これがMT乗りがATに乗ってみたりすると尚更、だと思う。AT限定の店主ですらギアが勝手に変わる瞬間はなんか気持ち悪いですもん。または話が変わりますがオートフォーカスとマニュアルフォーカス。もちろんAFの方が簡単にシャッター押すだけで撮れますが、MFでピントやらシャッタースピードやら自分で調節した方がより撮りたい絵に近づけるということもあります。こっちの方がピンとくるな。
今回はイングラムの勝因はメンテナンスの差、ということで結論づいてますが、イングラムにあって量産機に無かったものは、このMTやMFのような操作してる、自分の思うように動かしているという実感だったんじゃないでしょうか。
しかしふと思ったこと。コミック版ではグリフォンに敗れたゼロに対して「上手く乗ってやれなくてごめん」と野明が言ってるんですね。
アニメ版の、愛機に『アルフォンス』と個別名までつけている野明ならきっとゼロに対してここまで優しくなれないんじゃないでしょうか。
この差はアニメとコミック版の設定の差なんでしょうか、それとも野明の成長というふうに取ってもいいんでしょうか?
コミック版の野明ならきっとイングラムが退役してもそれなりに感慨はあっても、きっと新型機と仲良くやれそうな気がするんですが。
結構レイバーのシステムとヒューマンインターフェースの問題がちらほらと散りばめられてて、空想ロボットのそっち方面に興味のある人とか工学系の人には結構興味深い話だったんじゃないでしょうか。店主のような素人にはフィーリングでしか判りませんが。
同じような問題はコミック版でもグリフォンとの最終対決で語られてましたよね。そのときは野明は愛機イングラムではなく新型の試作機ゼロに乗って闘うんですが、もちろんゼロの方が性能はいいし動作の誤差も少ない。でも長年イングラムをまるで自分の手足の延長のように乗りこなしている野明にとって、イングラムの誤差もまた感覚に染み付いているんですよね。だからゼロはグリフォンの前に敗北を喫してしまうのですが。
さて、メカ音痴の店主にとってレイバーを何に喩えると一番判りやすいかなというと、自動車かなと思うんですよね。遊馬も会話の中で量産期とイングラムを「一般車とF1」という風に喩えていましたし。これなら日頃トゥデイ君をアシとして乗り回している店主にも何となく理解できそうだ。
やっぱりクルマにもその車種特有の、そして個別のクセというものがあると思います。たとえばウチの子はクリープがやたらと速いし。
そのクセがドライバーにも染み付いているから、乗り慣れてないと他の車にはやっぱり面食らう。「なんでサイドブレーキがフットペダルなのよ!」という以上に【笑】
これがMT乗りがATに乗ってみたりすると尚更、だと思う。AT限定の店主ですらギアが勝手に変わる瞬間はなんか気持ち悪いですもん。または話が変わりますがオートフォーカスとマニュアルフォーカス。もちろんAFの方が簡単にシャッター押すだけで撮れますが、MFでピントやらシャッタースピードやら自分で調節した方がより撮りたい絵に近づけるということもあります。こっちの方がピンとくるな。
今回はイングラムの勝因はメンテナンスの差、ということで結論づいてますが、イングラムにあって量産機に無かったものは、このMTやMFのような操作してる、自分の思うように動かしているという実感だったんじゃないでしょうか。
しかしふと思ったこと。コミック版ではグリフォンに敗れたゼロに対して「上手く乗ってやれなくてごめん」と野明が言ってるんですね。
アニメ版の、愛機に『アルフォンス』と個別名までつけている野明ならきっとゼロに対してここまで優しくなれないんじゃないでしょうか。
この差はアニメとコミック版の設定の差なんでしょうか、それとも野明の成長というふうに取ってもいいんでしょうか?
コミック版の野明ならきっとイングラムが退役してもそれなりに感慨はあっても、きっと新型機と仲良くやれそうな気がするんですが。
#38 地下迷宮物件
ということで白ワニです。
脚本は久々にオシイ監督。相変わらず整備班の生活、特に食にこだわってます。せめてその情熱の1%でも第2小隊の生活の描写に振り分けてもらいたいのだが。
その整備班謹製の干物が次々に無くなるというのが事の発端。
整備員・久保は別の整備員・伊藤がこっそり飼っている猫が原因だと主張するが
ちなみにこの伊藤班員のモデルはメイン脚本・シリーズ構成を手がける伊藤和典氏。『あ〜る』の伊東くんですな。
彼らは私闘を禁じた『整備班局中法度』によってトイレ掃除の刑を言い渡されるのだが、この法度が暴走するのがあの『火の七日間』(ナウシカじゃないよ:笑)
それ以外にもひろみちゃんが世話しているニワトリが消えたりと食料品が無くなるという事態が続発。そのため第2小隊が埋立地の地下にあるという地下通路の捜索に当たることになったのだが・・・
なんだか南雲隊長に体よく汚れ仕事を押し付けられてしまったという感じの第2小隊。って今回のしのぶさん、黒っ!オシイ監督がしのぶさんのことをどう見ていたかを垣間見てしまったような気がする・・・もちろん、日ごろ第2小隊に割り食わされてる分そう企みたくなるのも判るんですが。
ということで第1陣として太田、進士の両名が地下に潜入したが消息不明に。
彼らを救出すべく第2小隊残り4名が第2陣として捜索に当たることに。
でもそこで彼らを待ち受けていたのはネズミの大群やら野良猫やら、そして白ワニ!あーあ、おたけさん失神しちゃうし。
でも一番怖かったのは、実は助けを求めて地下を彷徨う進士さんかもしれない【笑】
そして白ワニに追われてたどり着いたのは、地下とは思えない豪華な一室。そこにあったのは二課から消えた食料の数々。ひろみちゃんのニワトリは哀れ丸焼きに【合掌】
しかも部屋には同じく無くなった後藤隊長のウイスキーが・・・って仕事場にそんなもの隠しといていいのかい後藤さん!
しかしまたも白ワニに追いまくられる第2小隊フルメンバー。
結局、榊班長の“封印の呪文”「閉めとけ!」によって地下へと続くマンホールは閉ざされることになった、のだが・・・というのはまた後の話。
ということで白ワニです。
脚本は久々にオシイ監督。相変わらず整備班の生活、特に食にこだわってます。せめてその情熱の1%でも第2小隊の生活の描写に振り分けてもらいたいのだが。
その整備班謹製の干物が次々に無くなるというのが事の発端。
整備員・久保は別の整備員・伊藤がこっそり飼っている猫が原因だと主張するが
ちなみにこの伊藤班員のモデルはメイン脚本・シリーズ構成を手がける伊藤和典氏。『あ〜る』の伊東くんですな。
彼らは私闘を禁じた『整備班局中法度』によってトイレ掃除の刑を言い渡されるのだが、この法度が暴走するのがあの『火の七日間』(ナウシカじゃないよ:笑)
それ以外にもひろみちゃんが世話しているニワトリが消えたりと食料品が無くなるという事態が続発。そのため第2小隊が埋立地の地下にあるという地下通路の捜索に当たることになったのだが・・・
なんだか南雲隊長に体よく汚れ仕事を押し付けられてしまったという感じの第2小隊。って今回のしのぶさん、黒っ!オシイ監督がしのぶさんのことをどう見ていたかを垣間見てしまったような気がする・・・もちろん、日ごろ第2小隊に割り食わされてる分そう企みたくなるのも判るんですが。
ということで第1陣として太田、進士の両名が地下に潜入したが消息不明に。
彼らを救出すべく第2小隊残り4名が第2陣として捜索に当たることに。
でもそこで彼らを待ち受けていたのはネズミの大群やら野良猫やら、そして白ワニ!あーあ、おたけさん失神しちゃうし。
でも一番怖かったのは、実は助けを求めて地下を彷徨う進士さんかもしれない【笑】
そして白ワニに追われてたどり着いたのは、地下とは思えない豪華な一室。そこにあったのは二課から消えた食料の数々。ひろみちゃんのニワトリは哀れ丸焼きに【合掌】
しかも部屋には同じく無くなった後藤隊長のウイスキーが・・・って仕事場にそんなもの隠しといていいのかい後藤さん!
しかしまたも白ワニに追いまくられる第2小隊フルメンバー。
結局、榊班長の“封印の呪文”「閉めとけ!」によって地下へと続くマンホールは閉ざされることになった、のだが・・・というのはまた後の話。
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#37 安心売ります
今まで怪獣映画やウルトラマンを見ながら、ヒーローや怪獣によって破壊された家やら車やら、誰が弁償するのかと考えたことがあっただろうか?
そんな『正義の味方』のせせこましい日常をがばっと暴くのがSV?テイストならば、今回はまさにその真骨頂といえよう。実は特車二課は『パトレイバー保険』に加入しており、任務中のあらゆる損害は保険によってカバーされているなんて。
そういえば『踊る』の青島君も口癖のように「労災下りるかなぁ」って言っていたような。
未だかつて、労災認定を気にするような刑事がいただろうか?
もちろん一番その保険のお世話になっているのは『第2小隊の破壊神』太田。そのあまりの請求額の多さに保険会社から調査員が派遣されて、出動のお目付けをすることに・・・。
その調査員というのが、むしろ外交員の方が似合いそうなおばちゃん。ちなみにパト実写化するならキャスティングは?というアンケートでわざわざこのおばちゃんを名指しして「市原悦子」という意見が上がったことも【笑】
このおばちゃん、実は取締役で現場からの叩き上げだそうな。そして彼女の主張によって任務中の損害総てが保険でカバーされることになったそうな。
とはいえ、だからといって安全確認にはくれぐれも注意してほしいもの。太田一人で第2小隊、そして特車二課の評判をがた落ちさせているんだから。
残りあと3ヶ月、これからはひたすらそんな第2小隊の日常ネタです。
レイバーアクションはバン○イの顔を潰さない程度にあるだけ【爆】
そしていよいよ来週は白ワニだぁ!
今まで怪獣映画やウルトラマンを見ながら、ヒーローや怪獣によって破壊された家やら車やら、誰が弁償するのかと考えたことがあっただろうか?
そんな『正義の味方』のせせこましい日常をがばっと暴くのがSV?テイストならば、今回はまさにその真骨頂といえよう。実は特車二課は『パトレイバー保険』に加入しており、任務中のあらゆる損害は保険によってカバーされているなんて。
そういえば『踊る』の青島君も口癖のように「労災下りるかなぁ」って言っていたような。
未だかつて、労災認定を気にするような刑事がいただろうか?
もちろん一番その保険のお世話になっているのは『第2小隊の破壊神』太田。そのあまりの請求額の多さに保険会社から調査員が派遣されて、出動のお目付けをすることに・・・。
その調査員というのが、むしろ外交員の方が似合いそうなおばちゃん。ちなみにパト実写化するならキャスティングは?というアンケートでわざわざこのおばちゃんを名指しして「市原悦子」という意見が上がったことも【笑】
このおばちゃん、実は取締役で現場からの叩き上げだそうな。そして彼女の主張によって任務中の損害総てが保険でカバーされることになったそうな。
とはいえ、だからといって安全確認にはくれぐれも注意してほしいもの。太田一人で第2小隊、そして特車二課の評判をがた落ちさせているんだから。
残りあと3ヶ月、これからはひたすらそんな第2小隊の日常ネタです。
レイバーアクションはバン○イの顔を潰さない程度にあるだけ【爆】
そしていよいよ来週は白ワニだぁ!
#36 野明の冒険
これで“原作”付きのエピソードもおしまい。ゆうきパト好きとしてちょっと寂しい気がしますが、第7話『お役に立ちます』から。
今回の陰の主役はやっぱり太田ちゃんですね。
意外な銃の腕が明らかになるし、野明がいなくなってブツクサ言いながら一番張り切って心配してるし、そのくせ赤面して「同僚の心配をするのは当たり前で、ことさら言うことではない!と言っておるんだ!」と木に八つ当たりしてるし。
後藤隊長と野明が『擬似父娘』だとしたら太田と野明は『擬似兄妹』というところでしょうか。遊馬とは違うベクトルでちゃんと野明のことを考えてやっていますよね。ただ、表現が不器用と言うか。
え、遊馬は?そりゃ『パートナー以上恋人未満』に決まってるじゃないでしょうが。
ここから先、ゆうき版では『廃棄物13号』エピソードに突入していくんですが
それも結構好きなんですよね。たいちょとのあ的にも名場面がありますし。
じゃあ『WX?』はどうなのかというと、なんだかなぁ・・・。
あれはあれで全く違うジャンルに仕上がってしまったという感じだったので。
これで“原作”付きのエピソードもおしまい。ゆうきパト好きとしてちょっと寂しい気がしますが、第7話『お役に立ちます』から。
今回の陰の主役はやっぱり太田ちゃんですね。
意外な銃の腕が明らかになるし、野明がいなくなってブツクサ言いながら一番張り切って心配してるし、そのくせ赤面して「同僚の心配をするのは当たり前で、ことさら言うことではない!と言っておるんだ!」と木に八つ当たりしてるし。
後藤隊長と野明が『擬似父娘』だとしたら太田と野明は『擬似兄妹』というところでしょうか。遊馬とは違うベクトルでちゃんと野明のことを考えてやっていますよね。ただ、表現が不器用と言うか。
え、遊馬は?そりゃ『パートナー以上恋人未満』に決まってるじゃないでしょうが。
ここから先、ゆうき版では『廃棄物13号』エピソードに突入していくんですが
それも結構好きなんですよね。たいちょとのあ的にも名場面がありますし。
じゃあ『WX?』はどうなのかというと、なんだかなぁ・・・。
あれはあれで全く違うジャンルに仕上がってしまったという感じだったので。
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#35 グリフォン堕つ!
いよいよグリフォン編完結!
・・・というにもかかわらず、後半しか見てませんでした【泣】
だってオヤジが今日は休みなんだもん。こういうとき隠れヲタってのは辛いわな。
香貫花はSSSの尻尾を掴みきることができずに帰国。
ちなみに原作(あえてこのエピソードじゃそう言わせてもらうが)では
『廃棄物13号』エピのアタマで語られてたグリフォンのその後は
隊長と香貫花との会話で語られてます。
「またお会いすることがあるかもしれません」と微妙に再戦を予告。
そして空港では変装した内海とバドが国外脱出を図るが、それに勘付いた隊長。さすがカミソリ。
隊長「匂いだけじゃあ、ダメですよねぇ」
内海「匂いだけじゃあ、ねぇ」
台詞はうろ覚えですが、この辺りは方向性は違いながらも同類みたいなものを感じさせてくれました。
さて、この時点でスタッフはこれで決着がついたと思っていたのでしょうか。
それとも、新OVAでの完結編はすでに頭にあったのでしょうか?
願わくばNHK様、新OVAも放送してはもらえませんかね。
随分昔ですが旧OVAもやっていただいたんですから。
いよいよグリフォン編完結!
・・・というにもかかわらず、後半しか見てませんでした【泣】
だってオヤジが今日は休みなんだもん。こういうとき隠れヲタってのは辛いわな。
香貫花はSSSの尻尾を掴みきることができずに帰国。
ちなみに原作(あえてこのエピソードじゃそう言わせてもらうが)では
『廃棄物13号』エピのアタマで語られてたグリフォンのその後は
隊長と香貫花との会話で語られてます。
「またお会いすることがあるかもしれません」と微妙に再戦を予告。
そして空港では変装した内海とバドが国外脱出を図るが、それに勘付いた隊長。さすがカミソリ。
隊長「匂いだけじゃあ、ダメですよねぇ」
内海「匂いだけじゃあ、ねぇ」
台詞はうろ覚えですが、この辺りは方向性は違いながらも同類みたいなものを感じさせてくれました。
さて、この時点でスタッフはこれで決着がついたと思っていたのでしょうか。
それとも、新OVAでの完結編はすでに頭にあったのでしょうか?
願わくばNHK様、新OVAも放送してはもらえませんかね。
随分昔ですが旧OVAもやっていただいたんですから。
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#34 城門の戦い
vsグリフォン編もそろそろ佳境。といってもほぼ原作どおりだからあんまり語ることもないんだよなぁ。香貫花がいるくらいで。
あ、あとアニメ版の名物キャラ、突撃リポーター・桜山桃子(CV:林原めぐみ)初登場です。
今回、限定的ながら遊馬が戦列復帰。それによって野明と遊馬の力関係が微妙に変化しつつあるのに気がついた。
爆風に吹っ飛ばされて気絶して、その野明を呼び覚ましたのが遊馬の声だっていうのはさすがパートナー。「少しは優しい言葉の一つもかけてよね、こっちは流血してるんだから」との野明の言葉にマジで心配してる遊馬がかなりかわいい。この辺の“夫婦漫才”はツンデレの醍醐味だよな。
でも「遊馬、正解だよ。優しい言葉かけられると甘えちゃうんだ、あたし」で
今までの力関係が逆転してると思いません?
それまでのTV版の基本ラインでは一応遊馬は第2小隊の先輩なわけで、どちらかといえば野明の保護者的役割だった。
でも「さーて、やることやってから気絶するかぁ!」という野明はむしろ今の遊馬より“強い”ように思えるのだが。
もちろん、現時点の遊馬はけが人で正式な出動ではない、単なるオブザーバーというハンデはある。でもいつの間にかTV版の、そしてコミック版の野明は遊馬を追い抜こうとしている。
でもそれはイングラム(アルフォンス)に乗ってるときの話。
レイバーから降りてしまえばまだまだ遊馬の方が大人で、コミック版では遊馬の「抱かせてくれるのか」発言でどぎまぎしてしまうような野明なんですが。
こういう野明が店主は好きだったんだ。
vsグリフォン編もそろそろ佳境。といってもほぼ原作どおりだからあんまり語ることもないんだよなぁ。香貫花がいるくらいで。
あ、あとアニメ版の名物キャラ、突撃リポーター・桜山桃子(CV:林原めぐみ)初登場です。
今回、限定的ながら遊馬が戦列復帰。それによって野明と遊馬の力関係が微妙に変化しつつあるのに気がついた。
爆風に吹っ飛ばされて気絶して、その野明を呼び覚ましたのが遊馬の声だっていうのはさすがパートナー。「少しは優しい言葉の一つもかけてよね、こっちは流血してるんだから」との野明の言葉にマジで心配してる遊馬がかなりかわいい。この辺の“夫婦漫才”はツンデレの醍醐味だよな。
でも「遊馬、正解だよ。優しい言葉かけられると甘えちゃうんだ、あたし」で
今までの力関係が逆転してると思いません?
それまでのTV版の基本ラインでは一応遊馬は第2小隊の先輩なわけで、どちらかといえば野明の保護者的役割だった。
でも「さーて、やることやってから気絶するかぁ!」という野明はむしろ今の遊馬より“強い”ように思えるのだが。
もちろん、現時点の遊馬はけが人で正式な出動ではない、単なるオブザーバーというハンデはある。でもいつの間にかTV版の、そしてコミック版の野明は遊馬を追い抜こうとしている。
でもそれはイングラム(アルフォンス)に乗ってるときの話。
レイバーから降りてしまえばまだまだ遊馬の方が大人で、コミック版では遊馬の「抱かせてくれるのか」発言でどぎまぎしてしまうような野明なんですが。
こういう野明が店主は好きだったんだ。
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#33 シャフトの犬たち
グリフォン編もいよいよ佳境ですね。隊長はカミソリっぷりを発揮してますし、野明もどんどん進化してってる。もはや「レイバーが好きなだけな女の子」じゃないよ、うん。敢えてP2でそんな台詞言わせル必要はなかったんじゃないでしょうか。
香貫花も帰ってきて熊耳さんと初対面。この辺のピリピリした緊張感が新OVAの『VS』に続くと思うと微笑ましくもあるのだが【笑】
さて、グリフォン編でキャラクターが一気に倍近くなった感もあるが
それゆえに気になることも。それは声優陣の掛け持ち。
特に大塚明夫氏は第1小隊の五味丘巡査部長だけでなく、片岡刑事、シャフトの川ノ森とまったく立場の異なるキャラクターを演じている。しかも同じ声で。
今となっては洋画、アニメともに主演級の役を演じてらっしゃるベテランだけに、その声が耳につくのだが。まだこの頃は大きい役のつく前だったのかしら。
同じようなことはCHでもあって、こちらもブレイク前の山寺氏が毎回のようにチンピラA、殺し屋Bで出てたのは有名な話。でもこっちは一話で登場しては消えていくチョイ役であって、パトのようにサブレギュラーじゃないからなぁ。
せめて『名探偵コナン』の高木さんのように声色を使い分けてくれればさほど気にならないはずなのですが・・・。コナンといえば、大塚さんも横溝ツインズで一人二役やってらっしゃいますな
グリフォン編もいよいよ佳境ですね。隊長はカミソリっぷりを発揮してますし、野明もどんどん進化してってる。もはや「レイバーが好きなだけな女の子」じゃないよ、うん。敢えてP2でそんな台詞言わせル必要はなかったんじゃないでしょうか。
香貫花も帰ってきて熊耳さんと初対面。この辺のピリピリした緊張感が新OVAの『VS』に続くと思うと微笑ましくもあるのだが【笑】
さて、グリフォン編でキャラクターが一気に倍近くなった感もあるが
それゆえに気になることも。それは声優陣の掛け持ち。
特に大塚明夫氏は第1小隊の五味丘巡査部長だけでなく、片岡刑事、シャフトの川ノ森とまったく立場の異なるキャラクターを演じている。しかも同じ声で。
今となっては洋画、アニメともに主演級の役を演じてらっしゃるベテランだけに、その声が耳につくのだが。まだこの頃は大きい役のつく前だったのかしら。
同じようなことはCHでもあって、こちらもブレイク前の山寺氏が毎回のようにチンピラA、殺し屋Bで出てたのは有名な話。でもこっちは一話で登場しては消えていくチョイ役であって、パトのようにサブレギュラーじゃないからなぁ。
せめて『名探偵コナン』の高木さんのように声色を使い分けてくれればさほど気にならないはずなのですが・・・。コナンといえば、大塚さんも横溝ツインズで一人二役やってらっしゃいますな
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#32 再会
やっぱり自分はゆうきパトが好きだ、と気付かされました。
(ちなみにコミック版を『原作』と呼ぶのは不適当。旧OVA発売と同時に連載を開始した、いわばメディアミックスの走りなのだから。いうなればコミック版エヴァと同じようなもの)
グリフォン編が進むにつれて今までのTV版との違いが明らかになると同時に
「そうそう、これが店主の求めてたパトだったのよ!」と思わず握り拳。
ちなみにGyaOで無印見てから、CHではどちらかといえばアニメ派だと気付きましたが(神谷さんの声がなきゃ撩ちゃんじゃない!)
どちらも最初に触れた方に貞節誓ってるんだよね。浮気ができないというか。
でも店主がゆうきパトを推すのはそれだけではない。
コミック版の連載が終わったのは94年。実はP2の公開後である。
なのにあのラストにはカタストロフィの欠片もない、今もどこかで彼らがどこかでがんばっているような、そんな未来を感じさせる終わり方なのだ。
あれをP2のあとに描けたという事実にただただ拍手なのだ。
そしてP2を否定したいパトファンとしては、もちろんアフターP2という形でハッピーエンドに書き換えようという努力を重ねているのだが
それと同時にゆうきパトのあのラストが精神的支柱でもあるのだ、少なくとも店主には。
だから店主がせっせとCH新作アニメ署名に協力していたのは
もはやオシイ監督と同様に暴走を続ける原作者には失望したが
CHにおけるゆうき版的ラスト、つまり今もどこかで元気にCHやっている二人の姿を描けるのはアニメスタッフだけなのではないか、と期待してのこと。
だからぜひお願いしますよ、すわっち。
さて、ゆうき版を既に知っているパトファンには別人に見えてしまいますが
TV版という尺で考えると、それは野明が別人ともいえる変化を遂げたのではないか、と言うこともできるかもしれない。
今まで一話完結という形式だと次の回ではあたかも前回の出来事がリセットされたかのような印象を覚えていた――たとえ対ファントム戦であっても――前半だったが、
いよいよ野明の成長物語が本格的に始まったように思える。
それは同時にようやく野明がパトの主役たりえてきたということかもしれない。
店主の好きだった野明はこういう野明なんだよ、うん。
ちなみに二次創作だとのあすまは敬遠しがち。野明が余りにも乙女過ぎて
進士さんにからかわれて真っ赤になってる遊馬が可愛かったな。
さて、そしてNYからSSSを追って香貫花が帰還というゆうき版とは違った展開に。
これからどうコミック版とは違う、アニメ版対グリフォン編を見せてくれるのかがとても楽しみです。
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11/10 20:13のお客様
やっぱり自分はゆうきパトが好きだ、と気付かされました。
(ちなみにコミック版を『原作』と呼ぶのは不適当。旧OVA発売と同時に連載を開始した、いわばメディアミックスの走りなのだから。いうなればコミック版エヴァと同じようなもの)
グリフォン編が進むにつれて今までのTV版との違いが明らかになると同時に
「そうそう、これが店主の求めてたパトだったのよ!」と思わず握り拳。
ちなみにGyaOで無印見てから、CHではどちらかといえばアニメ派だと気付きましたが(神谷さんの声がなきゃ撩ちゃんじゃない!)
どちらも最初に触れた方に貞節誓ってるんだよね。浮気ができないというか。
でも店主がゆうきパトを推すのはそれだけではない。
コミック版の連載が終わったのは94年。実はP2の公開後である。
なのにあのラストにはカタストロフィの欠片もない、今もどこかで彼らがどこかでがんばっているような、そんな未来を感じさせる終わり方なのだ。
あれをP2のあとに描けたという事実にただただ拍手なのだ。
そしてP2を否定したいパトファンとしては、もちろんアフターP2という形でハッピーエンドに書き換えようという努力を重ねているのだが
それと同時にゆうきパトのあのラストが精神的支柱でもあるのだ、少なくとも店主には。
だから店主がせっせとCH新作アニメ署名に協力していたのは
もはやオシイ監督と同様に暴走を続ける原作者には失望したが
CHにおけるゆうき版的ラスト、つまり今もどこかで元気にCHやっている二人の姿を描けるのはアニメスタッフだけなのではないか、と期待してのこと。
だからぜひお願いしますよ、すわっち。
さて、ゆうき版を既に知っているパトファンには別人に見えてしまいますが
TV版という尺で考えると、それは野明が別人ともいえる変化を遂げたのではないか、と言うこともできるかもしれない。
今まで一話完結という形式だと次の回ではあたかも前回の出来事がリセットされたかのような印象を覚えていた――たとえ対ファントム戦であっても――前半だったが、
いよいよ野明の成長物語が本格的に始まったように思える。
それは同時にようやく野明がパトの主役たりえてきたということかもしれない。
店主の好きだった野明はこういう野明なんだよ、うん。
ちなみに二次創作だとのあすまは敬遠しがち。野明が余りにも乙女過ぎて
進士さんにからかわれて真っ赤になってる遊馬が可愛かったな。
さて、そしてNYからSSSを追って香貫花が帰還というゆうき版とは違った展開に。
これからどうコミック版とは違う、アニメ版対グリフォン編を見せてくれるのかがとても楽しみです。
拍手レス
11/10 20:13のお客様
わざわざ他所さまに嫁(ムコ?)入りさせた駄文に感想をいただき、ありがとうございますm(_ _)m
確かにもうちょっと素直に気持ちを言葉にしてやればいいのかもしれませんが
軽々しく言葉にしないからこそ価値がある、とついついもっこり男の肩を持ってしまいます。
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あちこちでCHファンの間に『セーラー服と機関銃』熱を伝染させているにもかかわらず、昨日見れませんでした。
母が2時間モノを見ていたので2階の親の寝室にあるTVに避難するつもりでしたが、親父が早々と寝に来たもんですから。
あぁ、ビデオ録っとけばよかったよぉorz
今日は親父が休みということでパトも危ぶまれたんですが
8:30〜9:00がどういう時間帯か知ってか知らずか、親父は外で庭仕事していたもんですから無事見ることができました。
#31 雨の惨劇
グリフォン編が始まってから目につくのは、店主が隊長スキーだからか
やっぱりアニメ版とコミック版との後藤隊長の違い。
今までではなかなか“隊長”らしい見せ場が少なかった後藤さんですが
今回はグリフォンに2号機、そして遊馬操縦するエコノミーが蹂躙されるという非常事態の中、いつもの昼行灯はどこへやらというカミソリぶりを見せてくれました。
が、それ以上に気になったのはカミソリモード突入前の飄々とした隊長。
「減俸3ヶ月」とか「しまった!だまってりゃわかんなかったんじゃないか!?」とか
これを表現するのには動きも色も、もしかしたら声さえ
(大林さんすいません!)必要ないんじゃないか、と。
あの空気感はゆうき氏の余白の多い絵でしか出せません。
CHの影響でマンガの絵に対する要求基準が自分の中でかなり高くなっていますが、ストーリーやキャラクターにあった表現形式というのがあるんじゃないか、とふと考えてしまいました。
でも、「このストーリー(orキャラクター)をもっと綺麗な絵で見たい!」と思わせるマンガもありますがね。
ところで、『鉄腕バーディ』再アニメ化ですって!?
今週のヤンサンに載ってましたが。
出てきた名前がゆうき氏にパトでおなじみの出渕氏、ここまでは判る。
だが、植田益朗PDの名前が出てきたときはちょっとびっくりしてしまいました。
今年の夏のTUBEの野外に引き続き、思わぬところで意外なリンクが・・・。
母が2時間モノを見ていたので2階の親の寝室にあるTVに避難するつもりでしたが、親父が早々と寝に来たもんですから。
あぁ、ビデオ録っとけばよかったよぉorz
今日は親父が休みということでパトも危ぶまれたんですが
8:30〜9:00がどういう時間帯か知ってか知らずか、親父は外で庭仕事していたもんですから無事見ることができました。
#31 雨の惨劇
グリフォン編が始まってから目につくのは、店主が隊長スキーだからか
やっぱりアニメ版とコミック版との後藤隊長の違い。
今までではなかなか“隊長”らしい見せ場が少なかった後藤さんですが
今回はグリフォンに2号機、そして遊馬操縦するエコノミーが蹂躙されるという非常事態の中、いつもの昼行灯はどこへやらというカミソリぶりを見せてくれました。
が、それ以上に気になったのはカミソリモード突入前の飄々とした隊長。
「減俸3ヶ月」とか「しまった!だまってりゃわかんなかったんじゃないか!?」とか
これを表現するのには動きも色も、もしかしたら声さえ
(大林さんすいません!)必要ないんじゃないか、と。
あの空気感はゆうき氏の余白の多い絵でしか出せません。
CHの影響でマンガの絵に対する要求基準が自分の中でかなり高くなっていますが、ストーリーやキャラクターにあった表現形式というのがあるんじゃないか、とふと考えてしまいました。
でも、「このストーリー(orキャラクター)をもっと綺麗な絵で見たい!」と思わせるマンガもありますがね。
ところで、『鉄腕バーディ』再アニメ化ですって!?
今週のヤンサンに載ってましたが。
出てきた名前がゆうき氏にパトでおなじみの出渕氏、ここまでは判る。
だが、植田益朗PDの名前が出てきたときはちょっとびっくりしてしまいました。
今年の夏のTUBEの野外に引き続き、思わぬところで意外なリンクが・・・。
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うわ、先週のパト以来日記つけてませんでしたね。
いかに店主が最近刺激のない日常を送っているか見てとれます。
#30 グリフォン参上
先週のバカ話はどこへやら、グリフォン編いよいよ本格始動です。
おそらく作画スタッフも手元にサンデーコミックス置いて描いたんじゃないか、
というくらい絵的にもゆうき色が強い印象(特に最初の驚いて起き上がった野明)
むしろそれが今まで半年かけて培ってきたアニメ版のカラーとゆうきカラーとの違いを浮き上がらせたような。とくに隊長―野明のラインのありよう。
アニメ版ではこの二人の関係をあまり特別視せず、隊長にとっては第2小隊の中の一人、だし野明にとっても『目標は後藤隊長』のように謎の多い上司、というだけだった。
もちろんアニメ版は群像劇であって野明をカメラとして用いてもヒロイン扱いはしていなかった、ということもあるだろう。むしろアニメスタッフはP1のように遊馬を第2小隊の折衝担当のように隊長と絡ませることが多かったような。
だがゆうき版では野明は隊長がいわば一本釣りで特車二課に釣り上げてきた人材であり、プロローグからしてすでに二人のつながりを明確に意識させてきた。いわば隊長にとって野明は、しのぶさん曰く「後藤さんの恋人」なのだ。
だからコミック版では野明が新機種導入を聞いて直接隊長の元に殴りこむ、という展開が違和感なく見れるのだがアニメ版の流れでは今までの彼女の行動からすると意外に思えるのだ。
思えば自分が『たいちょとのあ』の同盟なんか主催してるのは、やっぱりコミック版から入った人間だからかもしれない。アニメからだったらここまでこの二人に惹きつけられることはなかっただろう、うん。
いかに店主が最近刺激のない日常を送っているか見てとれます。
#30 グリフォン参上
先週のバカ話はどこへやら、グリフォン編いよいよ本格始動です。
おそらく作画スタッフも手元にサンデーコミックス置いて描いたんじゃないか、
というくらい絵的にもゆうき色が強い印象(特に最初の驚いて起き上がった野明)
むしろそれが今まで半年かけて培ってきたアニメ版のカラーとゆうきカラーとの違いを浮き上がらせたような。とくに隊長―野明のラインのありよう。
アニメ版ではこの二人の関係をあまり特別視せず、隊長にとっては第2小隊の中の一人、だし野明にとっても『目標は後藤隊長』のように謎の多い上司、というだけだった。
もちろんアニメ版は群像劇であって野明をカメラとして用いてもヒロイン扱いはしていなかった、ということもあるだろう。むしろアニメスタッフはP1のように遊馬を第2小隊の折衝担当のように隊長と絡ませることが多かったような。
だがゆうき版では野明は隊長がいわば一本釣りで特車二課に釣り上げてきた人材であり、プロローグからしてすでに二人のつながりを明確に意識させてきた。いわば隊長にとって野明は、しのぶさん曰く「後藤さんの恋人」なのだ。
だからコミック版では野明が新機種導入を聞いて直接隊長の元に殴りこむ、という展開が違和感なく見れるのだがアニメ版の流れでは今までの彼女の行動からすると意外に思えるのだ。
思えば自分が『たいちょとのあ』の同盟なんか主催してるのは、やっぱりコミック版から入った人間だからかもしれない。アニメからだったらここまでこの二人に惹きつけられることはなかっただろう、うん。
#29 特車二課壊滅す
日に日に秋めいてまいりましたが、おそらく特車二課のある埋立地周辺は
セイタカアワダチソウが今を盛りに咲き乱れていることでしょう。
ブタクサアレルギーの店主としましては想像するだけで鼻がムズムズしてきます。
おそらくパトレイバー隊員(or整備班)は絶対務まりそうもありません。
それ以前にあの埋立地の環境は最悪なんですが。今回はそんな話。
脚本はあのオシイ監督。第2話『こちら特車二課』に引き続いて彼らの食環境の裏設定を白日のもとに暴露してしまいました。
P2から攻殻機動隊、イノセンスとどちらかといえば非日常、非肉体的世界へと飛んでいってしまった感のある監督ですが、むしろパトではこれでもかというばかりに日常、それも決してロボットヒーローモノでは語られないトホホな裏事情に焦点を当ててらっしゃいます。
パトの面白さってむしろこっちの方なんですよね。一見カッコよさげな世界のカッコ悪い日常。これを店主は『SV?テイスト』と呼んでいますが。
オシイさんも最新作『立喰師列伝』ではまた食にスポットを当ててますけど
アレは無銭飲食という非日常の食。
また『ミニパト』第3話のようなくだらない日常を描いてほしいものです。
初っ端から報告書文体のモノローグといったオシイ節炸裂。
(ちなみにこれは第38話『地下迷宮物件』とその後日談・新OVA13話『ダンジョン再び』及び『ミニパト』第3話に継承されている)
オシイさんって整備班好きだけど、一体特車二課に何人の整備班員がいるのだろうか。あの人数はむしろ誇張されたモブだよな。ということは好むと好まざると押井守もまた手塚治虫、そしてアニメにおいては宮崎駿の系譜をしっかり受け継いでいるといえるのかもしれない。
ちなみに上海亭のオヤジの名前はサキミヤハヤオ(51)【笑】この二人のライバル関係(というよりオシイさんが勝手にライバル視?)というのは業界じゃ有名な話。
そして何度も繰り返される注文のラレツがストーリーに妙なリズムを与えているといえる。というか動画スタッフ楽だよな、同じ絵を2度も3度も使いまわしできるんだから。
そしてそれをメモもとらずに記憶する野明の記憶力もすごい。
そういえば名もなき整備班員役で子安武人と石田彰が出てたんですけど、わかりましたか?この辺の声優さんになると店主としてはお手上げなんです。80年代アニメ以降は洋画吹替えメインになってしまったので。
さて、前述のSV?テイストですが、やっぱりパト的な作品には惹かれてしまうのがパトファンの人情というもので。
SV?テイストの一番の例はもちろん『踊る大捜査線』でしょう。今までの刑事ドラマでは決して語られることのなかった警察のお役所的日常を暴いたわけですから。もちろん、あれはパトからの影響を公言してるんですが。
やっぱりこういった地に足のついたリアリティのあるものには惹かれてしまいます。
そして話がどうしてもこっちに行ってしまうのにはご容赦願いたいのですが
北条センセも結構生活感というものにこだわってたと思うんですよ。食事のシーンも多いですし、台詞の中にもさりげなく日常会話が織り込まれてますし。
やっぱりCHの魅力というのはその辺にもあったのではないでしょうか。
だからこそ二次創作においても事件モノと並んで『日常ほのラヴ』といったジャンルがファンの妄想ゴコロをくすぐってるわけですし。
逆にAHではサエバアパートでの父娘の生活といったものがほとんど見えてこないんですよね。その辺にもファンは作者の背信を嗅ぎ取っているんじゃないでしょうか。
日に日に秋めいてまいりましたが、おそらく特車二課のある埋立地周辺は
セイタカアワダチソウが今を盛りに咲き乱れていることでしょう。
ブタクサアレルギーの店主としましては想像するだけで鼻がムズムズしてきます。
おそらくパトレイバー隊員(or整備班)は絶対務まりそうもありません。
それ以前にあの埋立地の環境は最悪なんですが。今回はそんな話。
脚本はあのオシイ監督。第2話『こちら特車二課』に引き続いて彼らの食環境の裏設定を白日のもとに暴露してしまいました。
P2から攻殻機動隊、イノセンスとどちらかといえば非日常、非肉体的世界へと飛んでいってしまった感のある監督ですが、むしろパトではこれでもかというばかりに日常、それも決してロボットヒーローモノでは語られないトホホな裏事情に焦点を当ててらっしゃいます。
パトの面白さってむしろこっちの方なんですよね。一見カッコよさげな世界のカッコ悪い日常。これを店主は『SV?テイスト』と呼んでいますが。
オシイさんも最新作『立喰師列伝』ではまた食にスポットを当ててますけど
アレは無銭飲食という非日常の食。
また『ミニパト』第3話のようなくだらない日常を描いてほしいものです。
初っ端から報告書文体のモノローグといったオシイ節炸裂。
(ちなみにこれは第38話『地下迷宮物件』とその後日談・新OVA13話『ダンジョン再び』及び『ミニパト』第3話に継承されている)
オシイさんって整備班好きだけど、一体特車二課に何人の整備班員がいるのだろうか。あの人数はむしろ誇張されたモブだよな。ということは好むと好まざると押井守もまた手塚治虫、そしてアニメにおいては宮崎駿の系譜をしっかり受け継いでいるといえるのかもしれない。
ちなみに上海亭のオヤジの名前はサキミヤハヤオ(51)【笑】この二人のライバル関係(というよりオシイさんが勝手にライバル視?)というのは業界じゃ有名な話。
そして何度も繰り返される注文のラレツがストーリーに妙なリズムを与えているといえる。というか動画スタッフ楽だよな、同じ絵を2度も3度も使いまわしできるんだから。
そしてそれをメモもとらずに記憶する野明の記憶力もすごい。
そういえば名もなき整備班員役で子安武人と石田彰が出てたんですけど、わかりましたか?この辺の声優さんになると店主としてはお手上げなんです。80年代アニメ以降は洋画吹替えメインになってしまったので。
さて、前述のSV?テイストですが、やっぱりパト的な作品には惹かれてしまうのがパトファンの人情というもので。
SV?テイストの一番の例はもちろん『踊る大捜査線』でしょう。今までの刑事ドラマでは決して語られることのなかった警察のお役所的日常を暴いたわけですから。もちろん、あれはパトからの影響を公言してるんですが。
やっぱりこういった地に足のついたリアリティのあるものには惹かれてしまいます。
そして話がどうしてもこっちに行ってしまうのにはご容赦願いたいのですが
北条センセも結構生活感というものにこだわってたと思うんですよ。食事のシーンも多いですし、台詞の中にもさりげなく日常会話が織り込まれてますし。
やっぱりCHの魅力というのはその辺にもあったのではないでしょうか。
だからこそ二次創作においても事件モノと並んで『日常ほのラヴ』といったジャンルがファンの妄想ゴコロをくすぐってるわけですし。
逆にAHではサエバアパートでの父娘の生活といったものがほとんど見えてこないんですよね。その辺にもファンは作者の背信を嗅ぎ取っているんじゃないでしょうか。