恋せぬ(?)ひとりが見た、恋せぬふたり
2022年3月25日 TV コメント (1)久々にちょっとしっかり公に向かって
書こうかなと思ったら、今月いっぱいで
DiaryNoteサービス終了ですかorz
(既存日記の閲覧・編集・削除のみ)
前々から考えていたNOTE参入も含めて
後釜をしばし考えねば……
ということで、おそらくここで最後
(orから2番目)の更新になるかと。
NHKよるドラ『恋せぬふたり』
https://www.nhk.jp/p/ts/VWNP71QQPV/
今まで見てきたどのドラマとは違う熱量で
(量的というより質的に)推してきたのは
日本の地上波でおそらく初めて
アロマンティック・アセクシュアルを
中心に据えたドラマだったから。
なので正直、隔世の念がありますよ
思い起こせば十数年前、性的指向云々というより
「30手前で交際経験ゼロ」という
動かしがたい事実に愕然としたとき、
今までどんな知識も与えてくれた大学図書館や
大型書店の本棚に、そのときの自分に
寄り添ってくれる本は一冊も無かった絶望。
ちょうどその頃、綿矢りさの
『勝手にふるえてろ』が出版されたんですが
当事者からすればむしろ突き放すような
ストーリーに改めて失望しましたっけ。
このドラマも決して全ての当事者を
満足させられるものではないですが
店主としましては、作ってくれただけで御の字です。
実際、初回から店主自身も個人的な地雷を
「処理するためにはコレだろ?」
と言わんばかりに、ちゅどんちゅどんと
爆破され続けましたよ、ええ【泣】
で、跳んで最終回。
確かに「そう来るかぁ」という結末でしたが
ロジックの伏線はちゃんと回収してるんですよね。
2話で「家族=味方」であると定義、
嫁いで、これから離婚しようという妹に
6話で「味方だから」と言ったということは
別居でも味方=家族であるという三段論法は
成り立つわけで。しかも5話以降の
咲子の行動の基準は「相手に我慢を強いない」。
その基準に則れば、咲子との『家族(仮)』を
続けるために、羽が妥協を強いられることは
彼女にとっては不本意だったんだろうなぁと。
その結果、羽は夢だった”野菜王国”への
一歩を踏み出し、咲子はその留守を
守ることになるわけですが、それを
「乗っ取り」と言われてしまうと……
確かにそう提案した咲子の態度に
図々しさが無かったとは言い切れず
でもそれは彼女がヒロインだからであり
その厚かましさこそが、ストーリーを動かす
原動力であるのだから仕方がない、と
書き手でもある店主としては思うのですが、さて。
それに、咲子は高橋邸の新オーナーではなく
むしろ管理人という立場なんだろうなと
それは持ち家と借家ぐらい違うこと。
彼女自身、この家に住み続けることを
「守る」という言葉で表現していたし、
羽と彼の祖母が作り上げてきた雰囲気を
損なうことなく暮らし続けるつもりなんだろうな。
現に1年後も家の中は変わった様子はなく
レトロな琺瑯の鍋でうどんを茹でたりしてるわけで。
また、このドラマに対する批判としてあった
男性優位性というか、マンスプレイニング的なものは
最後はちゃんとひっくり返ってたと思うんですけどね。
羽は当初、アロマアセクの先輩的立場であり
咲子との共同生活においても
彼女ほど依存的ではないように思われてたけど
最終話で「勇気づけるはずが支えられていた方は
僕だったんだね」的な転回もあったし
――そこまで彼は社会的強者かな?
と思える点もちらほらと。
彼が"持ってる”ものは、次の相続では
おそらく物納になりかねないような持ち家くらい。
それ以外、例えば職業面での社会的地位は
おそらく咲子の方が上なのかもしれない。
彼女は大卒でスーパーの本社勤務、
羽は専門卒でそのスーパーの店員。
流通業界は専門外だし
会社の規模によっても違うんだろうけど、
二人のキャリアパスの差って
キャリアとノンキャリというか
士官と兵卒というようなイメージ。
どんなに羽が現場経験豊富で
商品知識があっても、本社で働くのは
狭き門のような気がするのですが……
しかも、古のネット民としては
羽がブログではカムアウトしていても
同じ当事者とネット上で交流している
様子がないことに初回で引っかかった。
7話でバックヤードの様子が映ったとき
もしかしたら彼はネット弁慶なのではと
ふと思った。あのブログはあくまで
リアルでは言えない本音の捌け口
咲子に対しては割とはっきり物を言えたのは
「高橋羽」ではなく「羽色キャベツ」として
最初出会ったから、HN人格で
接することができたからかもしれない
(ということは家族(仮)=毎日がオフ会w)
高橋一生のガワに騙されがちだけど
羽はどちらかといえば”弱者男性”の側なのでは。
そういう男性+マンスプレイニング
=モラハラの温床になりかねないところを
最終回はきれいにひっくり返してくれたよなぁと。
咲子の言葉に”武装解除”されていく羽の表情は
さすが高橋一生という名演技でした【拍手】
ドラマの最後を飾る咲子のモノローグも
充分刺さるものでしたが、自分の心のメモ帳に
極太で書き記しておきたいと思ったのは
(仮)でいい、という言葉。アロマアセクのみならず
LGBTが陥りがちな落とし穴に対しての
きれいな抜け穴になっているというか、
確かに自分の属性に名前があるということは
最初は救いになるんだけど、そのうち
その名前すら自分を縛るものになるというか。
店主自身、アロマというよりリスロマ傾向だけど
そもそも恋愛感情って何?どこからが恋?
推しを推すのと何が違う?などと
突き詰めていってしまうと
その定義すら危うくなってしまうわけで
だったらもうQuestioningでいいじゃん!
ということですよね。
そもそも人と人との関係に
名前をつけられるものなのか、というのは
店主自身がずっと思い続けていること。
それは「私とあなた」の間でしか成り立たない
特異なものであるはずなのに
『恋人」とか「友達」とか交換可能な名前をつけて
そこに然るべき親密さを紐付けしようとする。
でも店主が一読者、一視聴者として見たいのは
その親密さのテンプレをすり抜けてしまうような
名づけようのない関係性なのよ、
と言うと大げさかもしれないけれど
例えば『恋せぬふたり』の前クールでやってた
『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』のようなw
可視化されることによって、そういう関係性も
ありなんじゃないかなぁという世の中になれば
分かりやすいマイノリティのみならず
普通からちょびっとはみ出してるだけの人も
ロマセクのシスヘテロも
生きやすい世の中になるんじゃないのかなぁ。
そしてゆくゆくは、店主もそういうのを
書けるようになれたらなぁ。
書こうかなと思ったら、今月いっぱいで
DiaryNoteサービス終了ですかorz
(既存日記の閲覧・編集・削除のみ)
前々から考えていたNOTE参入も含めて
後釜をしばし考えねば……
ということで、おそらくここで最後
(orから2番目)の更新になるかと。
NHKよるドラ『恋せぬふたり』
https://www.nhk.jp/p/ts/VWNP71QQPV/
今まで見てきたどのドラマとは違う熱量で
(量的というより質的に)推してきたのは
日本の地上波でおそらく初めて
アロマンティック・アセクシュアルを
中心に据えたドラマだったから。
なので正直、隔世の念がありますよ
思い起こせば十数年前、性的指向云々というより
「30手前で交際経験ゼロ」という
動かしがたい事実に愕然としたとき、
今までどんな知識も与えてくれた大学図書館や
大型書店の本棚に、そのときの自分に
寄り添ってくれる本は一冊も無かった絶望。
ちょうどその頃、綿矢りさの
『勝手にふるえてろ』が出版されたんですが
当事者からすればむしろ突き放すような
ストーリーに改めて失望しましたっけ。
このドラマも決して全ての当事者を
満足させられるものではないですが
店主としましては、作ってくれただけで御の字です。
実際、初回から店主自身も個人的な地雷を
「処理するためにはコレだろ?」
と言わんばかりに、ちゅどんちゅどんと
爆破され続けましたよ、ええ【泣】
で、跳んで最終回。
確かに「そう来るかぁ」という結末でしたが
ロジックの伏線はちゃんと回収してるんですよね。
2話で「家族=味方」であると定義、
嫁いで、これから離婚しようという妹に
6話で「味方だから」と言ったということは
別居でも味方=家族であるという三段論法は
成り立つわけで。しかも5話以降の
咲子の行動の基準は「相手に我慢を強いない」。
その基準に則れば、咲子との『家族(仮)』を
続けるために、羽が妥協を強いられることは
彼女にとっては不本意だったんだろうなぁと。
その結果、羽は夢だった”野菜王国”への
一歩を踏み出し、咲子はその留守を
守ることになるわけですが、それを
「乗っ取り」と言われてしまうと……
確かにそう提案した咲子の態度に
図々しさが無かったとは言い切れず
でもそれは彼女がヒロインだからであり
その厚かましさこそが、ストーリーを動かす
原動力であるのだから仕方がない、と
書き手でもある店主としては思うのですが、さて。
それに、咲子は高橋邸の新オーナーではなく
むしろ管理人という立場なんだろうなと
それは持ち家と借家ぐらい違うこと。
彼女自身、この家に住み続けることを
「守る」という言葉で表現していたし、
羽と彼の祖母が作り上げてきた雰囲気を
損なうことなく暮らし続けるつもりなんだろうな。
現に1年後も家の中は変わった様子はなく
レトロな琺瑯の鍋でうどんを茹でたりしてるわけで。
また、このドラマに対する批判としてあった
男性優位性というか、マンスプレイニング的なものは
最後はちゃんとひっくり返ってたと思うんですけどね。
羽は当初、アロマアセクの先輩的立場であり
咲子との共同生活においても
彼女ほど依存的ではないように思われてたけど
最終話で「勇気づけるはずが支えられていた方は
僕だったんだね」的な転回もあったし
――そこまで彼は社会的強者かな?
と思える点もちらほらと。
彼が"持ってる”ものは、次の相続では
おそらく物納になりかねないような持ち家くらい。
それ以外、例えば職業面での社会的地位は
おそらく咲子の方が上なのかもしれない。
彼女は大卒でスーパーの本社勤務、
羽は専門卒でそのスーパーの店員。
流通業界は専門外だし
会社の規模によっても違うんだろうけど、
二人のキャリアパスの差って
キャリアとノンキャリというか
士官と兵卒というようなイメージ。
どんなに羽が現場経験豊富で
商品知識があっても、本社で働くのは
狭き門のような気がするのですが……
しかも、古のネット民としては
羽がブログではカムアウトしていても
同じ当事者とネット上で交流している
様子がないことに初回で引っかかった。
7話でバックヤードの様子が映ったとき
もしかしたら彼はネット弁慶なのではと
ふと思った。あのブログはあくまで
リアルでは言えない本音の捌け口
咲子に対しては割とはっきり物を言えたのは
「高橋羽」ではなく「羽色キャベツ」として
最初出会ったから、HN人格で
接することができたからかもしれない
(ということは家族(仮)=毎日がオフ会w)
高橋一生のガワに騙されがちだけど
羽はどちらかといえば”弱者男性”の側なのでは。
そういう男性+マンスプレイニング
=モラハラの温床になりかねないところを
最終回はきれいにひっくり返してくれたよなぁと。
咲子の言葉に”武装解除”されていく羽の表情は
さすが高橋一生という名演技でした【拍手】
ドラマの最後を飾る咲子のモノローグも
充分刺さるものでしたが、自分の心のメモ帳に
極太で書き記しておきたいと思ったのは
(仮)でいい、という言葉。アロマアセクのみならず
LGBTが陥りがちな落とし穴に対しての
きれいな抜け穴になっているというか、
確かに自分の属性に名前があるということは
最初は救いになるんだけど、そのうち
その名前すら自分を縛るものになるというか。
店主自身、アロマというよりリスロマ傾向だけど
そもそも恋愛感情って何?どこからが恋?
推しを推すのと何が違う?などと
突き詰めていってしまうと
その定義すら危うくなってしまうわけで
だったらもうQuestioningでいいじゃん!
ということですよね。
そもそも人と人との関係に
名前をつけられるものなのか、というのは
店主自身がずっと思い続けていること。
それは「私とあなた」の間でしか成り立たない
特異なものであるはずなのに
『恋人」とか「友達」とか交換可能な名前をつけて
そこに然るべき親密さを紐付けしようとする。
でも店主が一読者、一視聴者として見たいのは
その親密さのテンプレをすり抜けてしまうような
名づけようのない関係性なのよ、
と言うと大げさかもしれないけれど
例えば『恋せぬふたり』の前クールでやってた
『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』のようなw
可視化されることによって、そういう関係性も
ありなんじゃないかなぁという世の中になれば
分かりやすいマイノリティのみならず
普通からちょびっとはみ出してるだけの人も
ロマセクのシスヘテロも
生きやすい世の中になるんじゃないのかなぁ。
そしてゆくゆくは、店主もそういうのを
書けるようになれたらなぁ。
といっても完全コンプというわけではなくて
ところどころ見逃した回もありましたが
(最終回前2話は仕事で見られず;泣)
初回から追い続けていました大河ドラマ
『麒麟がくる』無事最後を見届けてまいりました。
なのに……なんで当日も仕事なんだ~~~ッッ!!!
なので、今までは見られなかった回はスルーでしたが
今回ばかりはプラスで追い麒麟と相成りました。
さて、大河ドラマ好きには大きく分けて
レッドオーシャン派とブルーオーシャン派の
二つに分かれると言えるのではないでしょうか。
レッドオーシャンの方がおそらく大多数
主に幕末や戦国、とくに三英傑ものを好み
本能寺の変のような定番シーンの
事細かな演出や解釈に目を向けるタイプ。
一方のブルーオーシャン派は
そういう手垢のついたド定番の
小手先の違いにこだわるよりは
今まで知らなかった歴史を見せてほしいタイプ
好きな時代は古代や中世、戦国なら地方大名で
「早雲やらんか」とか「長宗我部ははまだか」とか
言ってる……って、はい店主のことです【笑】
そんなわけで、2020年の主役は光秀と聞いたときは
正直、見る気はしませんでした。
三英傑を主役にするにはそろそろ飽きが来たので
その部下やライバルや姪っ子を主役に据え
周辺の視点から彼らを描こうというのが
最近の戦国大河のトレンドでしたが、
それもとうとうネタが尽きての明智光秀かと。
でも初回、たまたま休みだったので見てみたら
――その予想は思いきり覆りました。
いきなり松永久秀が登場するわ
足利将軍とそのご家来衆が出てくるわ
このドラマの舞台は「戦国時代」ではなく
「室町時代末期」なのだと気づかされました
そして、これこそ店主の見たかった大河だと。
確かに、今までの三英傑大河が取りこぼしていたものを
丁寧に拾い集めていく作品だったと思います。
序盤にじっくり描いた美濃の国内情勢も
今まではもっぱら対岸の尾張から
見えていた景色だけでしたし、その次の越前編では
祝・朝倉義景、『信長―KING OF ZIPANGU』以来の登場!
同盟相手の浅井長政はお市や三姉妹絡みで
信長ネタにはほぼ皆勤でしたが、朝倉の方は
地図やセリフで触れられるだけか、下手すりゃ
ドクロのみのご出演【泣】
それがちゃんと顔出しでの登場というのは
福井の宿願が一つ叶ったということでは。
そして信長と組んだ後もそっちに深入りはせず
幕府内部の権力抗争だったり
大和などの畿内情勢だったり
世俗権力としての比叡山だったり
(これを描かないと焼き討ちが正当化できない)
それまでの大河ドラマの空白を
塗りつぶしていくドラマだったのでは。
その代わり、小谷城とか長篠とか
過去の大河でさんざんやって来たのは
潔く敢えてのスルーだったかと
特に近年の大河で取り上げたものはなおさら。
松永と違って荒木村重の箇所は
さらっと流されてしまったのも
「詳しくは『軍師官兵衛』で」ってことだろうし
家康が妻と長男のことを打ち明けたときは
「ああっ、瀬名さまっ……【涙】」となりましたし
ただ、それらは大河へヴィーユーザーにとっては
サービスになるかもしれないけど
これが初大河という視聴者にとっては
全くの不親切なんですよね【泣】
これらは日本のエンタメ全体に共通する
大問題だと考えていますが
ビギナーの足の踏み入れやすさってのも
もう少し考えないといけないのかなぁと。
そういう意味では『麒麟がくる』は
少々玄人向けのドラマだったような……
視聴者として一番向いてないのが
総ての出来事がカメラの前で起こっていないと
気が済まないというようなタイプ。
これはむしろ、シーンとシーンの間で
登場人物がどう考え、どう動いているのかを
想像して楽しむドラマなのではと思うのですよ。
荒木や長宗我部と光秀の関係も
言及するならちゃんと描写しろと
お怒りになる向きもあるようですが
店主の場合「お、公式設定キター!」と
ドラマでは描かれなかった裏側を
嬉々として妄想して補完したりしています。
作中ではいまいち出番の少なかった
不運な長女・お岸もきっと嫁ぎ先で
さほど齢の変わらぬ姑のおだし様に
親切にしてもらっていたのでは(官兵衛コラボ)
とか、不運にして離縁された後、ようやく
左馬助と短いながらも幸福な時間を
過ごせたのではないかとか……
何なら“さまきし”の初恋物語を
短編程度なら書き上げる自信がありますのでw
=========================
長々と書きつづってしまいましたが
ようやく最終回の感想をば。
本能寺の変の黒幕について
朝廷やら公方様やら容疑者を
片っ端から匂わせてきましたが
結局おっさんずラブのもつれの無理心中説
ってことでよろしいでしょうか?【爆】
決闘のエロティシズムというのを
さんざんシティーハンターなどで
叩き込まれてきたせいもありますが、
それがビシバシ匂い立つような本能寺でしたね。
愛し合えない男と男は殺し合うしかないのよ
それは男同士の愛の行為なのよ【涙】
そんな高揚感を染谷信長はビンビン発してました
骸となった信長も、穏やかな
そしてどことなく恍惚とした死に顔でしたし
一方の光秀も、灰燼と化した本能寺を前にして
「ようやく眠らせてあげられる……」と
思っていたのかも。
最終回が本能寺の変で大丈夫なの!?
というような声もありましたけど、このドラマ全体が
光秀と信長のラヴストーリー【語弊】と捉えると
本能寺こそがクライマックスにしてラストであり
その後日談に1話を割くのは
蛇足以外の何物でもないのではないかと。
ただでさえ大河ドラマの終盤は老年期と
太平の世で緩みがちで、それを回避しようと
主役選びから工夫してるんでしょうから
(『新撰組!』ですでに三谷氏が言ってたような)
尺の面でも、ドラマのトーンの面でも
山崎の戦いが想像できなかったので
ナレ天王山もそう考えれば納得なんですよね。
そして生存説、さらには天海説は……
あくまで「匂わせ」程度にとどめておきましょうかね
家康との蜜月といい、彼から菊丸に下された命といい
状況証拠はばっちり揃ってるんですけどねw
そこまでトンデモに流れるのは――「NHKですから!」
最後に、コロナ禍で例年どおりの撮影が
ままならないかな、熱演を見せてくれた
俳優陣、それを支えたスタッフの皆様に
心からの感謝と拍手を。
何も無ければ前半の長良川の合戦のような
迫力あふれる戦闘シーンが見られたのでしょうが
中盤以降の光秀vs久秀、摂津春門
そしてラスボス信長との一対一の遣り取りは
まさに“言葉の一騎打ち”
といっても過言ではない迫力でした。
それもこれも実力派俳優揃いの
キャスティングのおかげですし、一番は
主演がハセヒロさんだったからかと
(主役の演技力が脇役の上限
食ってしまうようなら配役できない)
こんな年の大河だったからこそ
主役が長谷川さんで本当に良かった
おかげで次の出演作あたりで
沼にハマりそうな予感です【苦笑】
――さぁ、次は『鎌倉殿』が楽しみだ♪
ところどころ見逃した回もありましたが
(最終回前2話は仕事で見られず;泣)
初回から追い続けていました大河ドラマ
『麒麟がくる』無事最後を見届けてまいりました。
なのに……なんで当日も仕事なんだ~~~ッッ!!!
なので、今までは見られなかった回はスルーでしたが
今回ばかりはプラスで追い麒麟と相成りました。
さて、大河ドラマ好きには大きく分けて
レッドオーシャン派とブルーオーシャン派の
二つに分かれると言えるのではないでしょうか。
レッドオーシャンの方がおそらく大多数
主に幕末や戦国、とくに三英傑ものを好み
本能寺の変のような定番シーンの
事細かな演出や解釈に目を向けるタイプ。
一方のブルーオーシャン派は
そういう手垢のついたド定番の
小手先の違いにこだわるよりは
今まで知らなかった歴史を見せてほしいタイプ
好きな時代は古代や中世、戦国なら地方大名で
「早雲やらんか」とか「長宗我部ははまだか」とか
言ってる……って、はい店主のことです【笑】
そんなわけで、2020年の主役は光秀と聞いたときは
正直、見る気はしませんでした。
三英傑を主役にするにはそろそろ飽きが来たので
その部下やライバルや姪っ子を主役に据え
周辺の視点から彼らを描こうというのが
最近の戦国大河のトレンドでしたが、
それもとうとうネタが尽きての明智光秀かと。
でも初回、たまたま休みだったので見てみたら
――その予想は思いきり覆りました。
いきなり松永久秀が登場するわ
足利将軍とそのご家来衆が出てくるわ
このドラマの舞台は「戦国時代」ではなく
「室町時代末期」なのだと気づかされました
そして、これこそ店主の見たかった大河だと。
確かに、今までの三英傑大河が取りこぼしていたものを
丁寧に拾い集めていく作品だったと思います。
序盤にじっくり描いた美濃の国内情勢も
今まではもっぱら対岸の尾張から
見えていた景色だけでしたし、その次の越前編では
祝・朝倉義景、『信長―KING OF ZIPANGU』以来の登場!
同盟相手の浅井長政はお市や三姉妹絡みで
信長ネタにはほぼ皆勤でしたが、朝倉の方は
地図やセリフで触れられるだけか、下手すりゃ
ドクロのみのご出演【泣】
それがちゃんと顔出しでの登場というのは
福井の宿願が一つ叶ったということでは。
そして信長と組んだ後もそっちに深入りはせず
幕府内部の権力抗争だったり
大和などの畿内情勢だったり
世俗権力としての比叡山だったり
(これを描かないと焼き討ちが正当化できない)
それまでの大河ドラマの空白を
塗りつぶしていくドラマだったのでは。
その代わり、小谷城とか長篠とか
過去の大河でさんざんやって来たのは
潔く敢えてのスルーだったかと
特に近年の大河で取り上げたものはなおさら。
松永と違って荒木村重の箇所は
さらっと流されてしまったのも
「詳しくは『軍師官兵衛』で」ってことだろうし
家康が妻と長男のことを打ち明けたときは
「ああっ、瀬名さまっ……【涙】」となりましたし
ただ、それらは大河へヴィーユーザーにとっては
サービスになるかもしれないけど
これが初大河という視聴者にとっては
全くの不親切なんですよね【泣】
これらは日本のエンタメ全体に共通する
大問題だと考えていますが
ビギナーの足の踏み入れやすさってのも
もう少し考えないといけないのかなぁと。
そういう意味では『麒麟がくる』は
少々玄人向けのドラマだったような……
視聴者として一番向いてないのが
総ての出来事がカメラの前で起こっていないと
気が済まないというようなタイプ。
これはむしろ、シーンとシーンの間で
登場人物がどう考え、どう動いているのかを
想像して楽しむドラマなのではと思うのですよ。
荒木や長宗我部と光秀の関係も
言及するならちゃんと描写しろと
お怒りになる向きもあるようですが
店主の場合「お、公式設定キター!」と
ドラマでは描かれなかった裏側を
嬉々として妄想して補完したりしています。
作中ではいまいち出番の少なかった
不運な長女・お岸もきっと嫁ぎ先で
さほど齢の変わらぬ姑のおだし様に
親切にしてもらっていたのでは(官兵衛コラボ)
とか、不運にして離縁された後、ようやく
左馬助と短いながらも幸福な時間を
過ごせたのではないかとか……
何なら“さまきし”の初恋物語を
短編程度なら書き上げる自信がありますのでw
=========================
長々と書きつづってしまいましたが
ようやく最終回の感想をば。
本能寺の変の黒幕について
朝廷やら公方様やら容疑者を
片っ端から匂わせてきましたが
結局おっさんずラブのもつれの無理心中説
ってことでよろしいでしょうか?【爆】
決闘のエロティシズムというのを
さんざんシティーハンターなどで
叩き込まれてきたせいもありますが、
それがビシバシ匂い立つような本能寺でしたね。
愛し合えない男と男は殺し合うしかないのよ
それは男同士の愛の行為なのよ【涙】
そんな高揚感を染谷信長はビンビン発してました
骸となった信長も、穏やかな
そしてどことなく恍惚とした死に顔でしたし
一方の光秀も、灰燼と化した本能寺を前にして
「ようやく眠らせてあげられる……」と
思っていたのかも。
最終回が本能寺の変で大丈夫なの!?
というような声もありましたけど、このドラマ全体が
光秀と信長のラヴストーリー【語弊】と捉えると
本能寺こそがクライマックスにしてラストであり
その後日談に1話を割くのは
蛇足以外の何物でもないのではないかと。
ただでさえ大河ドラマの終盤は老年期と
太平の世で緩みがちで、それを回避しようと
主役選びから工夫してるんでしょうから
(『新撰組!』ですでに三谷氏が言ってたような)
尺の面でも、ドラマのトーンの面でも
山崎の戦いが想像できなかったので
ナレ天王山もそう考えれば納得なんですよね。
そして生存説、さらには天海説は……
あくまで「匂わせ」程度にとどめておきましょうかね
家康との蜜月といい、彼から菊丸に下された命といい
状況証拠はばっちり揃ってるんですけどねw
そこまでトンデモに流れるのは――「NHKですから!」
最後に、コロナ禍で例年どおりの撮影が
ままならないかな、熱演を見せてくれた
俳優陣、それを支えたスタッフの皆様に
心からの感謝と拍手を。
何も無ければ前半の長良川の合戦のような
迫力あふれる戦闘シーンが見られたのでしょうが
中盤以降の光秀vs久秀、摂津春門
そしてラスボス信長との一対一の遣り取りは
まさに“言葉の一騎打ち”
といっても過言ではない迫力でした。
それもこれも実力派俳優揃いの
キャスティングのおかげですし、一番は
主演がハセヒロさんだったからかと
(主役の演技力が脇役の上限
食ってしまうようなら配役できない)
こんな年の大河だったからこそ
主役が長谷川さんで本当に良かった
おかげで次の出演作あたりで
沼にハマりそうな予感です【苦笑】
――さぁ、次は『鎌倉殿』が楽しみだ♪
ドラマ版もこれにて完結
2017年1月3日 TV
新年一発目がコレってのも何だかなぁなんですが
あくまで平常運行ということで【笑】
書きたいと思ったことを出し惜しみしないというのも
今年の目標の一つですから。
ということで、今年の新年の数少ない楽しみだったのが
『陽炎の辻 完結編』。シーズン2からでしたが
毎週楽しみに見ていましたし、そこから原作に流れて
結局全51巻をコンプリートw ただやっぱり原点がこっちなもので
それでも、もう山本磐音は見られないものと諦めていましたが
これが最後とはいえまたその姿を見ることができて
店主にとって嬉しいお年玉になりました♪
が……やはりせっせと原作を読んでいた母が
文句ぶーぶー言ってるだろうなぁと
手にとるように想像できて、思わず苦笑い。
というのも先日放送されたTVシリーズ総集編でも
「おこんさんとの馴れ初めが違う!」とこぼしてましたから。
でもそこを原作どおりやってたら、おそらく冗長になってたはず。
ドラマは尺が決まってますし、ある程度テンポよくいかないと
視聴者が喰いついてこないというのもあるでしょうし、ねぇ。
今回も「磐音とおこんとの間に息子の空也しか出てこない」と
言ってくるでしょうけど、それに対する店主の答えとしては
「娘の睦月ちゃんは出番が無いでしょ」
あのプロットとしては出てきても後景になるだけ。
その辺が、作者の筆(今なら、佐伯先生もだけど「キータッチ」か)一つで
何十人とキャラクターを登場させられる小説と
その一人ひとりのキャスティングを考え、ギャラを払わなければならない【笑】
お芝居や映像との大きな違い・その1かと。
おそらく制作サイドは原作を、どの人物を省けるか
どれとどれはまとめられるか考えながら読んでるんじゃないでしょうか。
現に、完結編でも登場した鰻屋の職人・松吉は
ドラマでは目明し・地蔵の親分の下働きもしている設定。
確かにそれらが別々の人物である必要性はないですよね。
今回も、原作では三味線職人・鶴吉の役目だった
田沼邸へのスパイは、TVシリーズレギュラーだった柳次郎に。
レギュラーとはいいながら、原作では後半は
いまいち出番が少なかったので、ドラマから入った口としては
結構嬉しいアレンジでした
でも、そうやってTVシリーズではリストラ【泣笑】した
元隠密の弥助が、このエピソードでは登場させざるを得ないので
……こういう役柄で、というのは苦肉の策だよなぁw
その一方で、奈緒や鉄五郎親方
そして「師匠」幸吉(!)など、おなじみの登場人物には
短いながらも印象的な出番も用意してあって
その辺のファンサービスも抜かりなし。
ついでに言えば、整理しなければならないのはキャラクターだけでなく
プロットも同様かと。TV版『陽炎ノ辻』は2010年の新年SP『海の母』以来ですが
原作だとそれから、意知暗殺が描かれる『失意ノ方』まで
19巻分の時間と出来事が集積されているわけですけれど
その間の出来事を原作と忠実に描く必要は
原作読者以外に対してはありませんよね、
ナレーションと説明台詞というやり方でも。
せいぜい、家基さまの不審な死と佐々木道場の没落という
要所さえ抑えていればいいわけで、わざわざ”こっち”の磐音一家を
流浪の旅に出す必然性はないはず。
結局、映像版にとって原作というのは
「叩き台」と言っては語弊があるかもしれませんが
でも要は「リライト」なのかと。
それを元に、何を削って何を付け加えれば
ストーリーがより判りやすく、良くなるか。
もちろんその“正解”は一つだけではありませんし
だから名作と呼ばれる文学作品は繰り返し映像化されているわけで
(店主が卒論としてそういうテーマを取り上げられるほど;笑)
“本質”さえ捉えてあればいいんですよ、と個人的には
かーなーりストライクゾーン広めに設定してますけどね
AHのときもそうでしたがw
さて、予告編の時点から印象的だったのは
いよいよ登場のラスボス・田沼意次に
長塚京三というキャスティング。
まず思ったのが「やっぱりドラマとしてやるからには
ポスト『剣客商売』の意次にならざるを得ないか」ということ。
歴史研究的にも、意次の先見性というのは
ある程度評価されているようですし、その辺のところも
調べた上で脚本にも書き込んでありましたしね。
余談ですが、その意次の息のかかった剣術家役に
山口馬木也さんってのは、ある意味それをふまえてだったのかも。
藤田版『剣客商売』後期の大五郎役でしたからw
そして、本編を見た後ではそれに加えて
最後の、子を亡くした父の悲嘆というところから
逆算してのキャスティングだったと腑に落ちました。
「二次元」と「三次元」の、文字どおりでの大きな違いは
「奥行き」、といえば何だそのとおりじゃん、なのですが
ドラマで生身の俳優が意次役を演じるにあたり
加わったもの、加えなければならなかったのが
その「奥行き」だったんだなと。
原作では良くも悪くも黒幕、ラスボスという
平べったい人物像に過ぎませんでしたが
長塚さん演じる意次は、確かに磐音を愚弄するなど
嫌な奴ではありましたが、彼には彼なりの“正義”があったんだと
思えるだけの人間的なキャラクターになっていました。
意知なんて純粋な斬られ役【泣】だったのが
ちゃんと「二世」の苦悩を抱えた人物に描かれてましたし。
個人的に嬉しかったのが、おこんも
そういう人間的なふくらみ、奥行きが感じられたこと。
やきもきしながら原作を読み続けていた頃から
奈緒さまではなくおこんさん推しでしたから【笑】
でも磐音と祝言を挙げてからは、店主の好きだった
活き活きとしたキャラクターが見受けられず
「妻」「母」という“役割”に終始したイメージに。
でも中越典子さん演じるおこんは、ちゃんと
空也の母上で、金兵衛さんの娘で、そして
磐音さまの身の上を誰よりも案じながら
その宿命をじっと見届けようとする
店主の大好きなおこんさんでした。
特に終盤、息子ともども敵の人質となりながら
救出後に磐音に「平気だったか」と訊かれ
「これくらい平気です」と気丈に言った後に
夫の胸に泣き崩れたギャップがっっっ!!!
――カオリストだったら、判っていただけると思います【爆】
つくづく、店主が好きだったのは、ドラマ『陽炎ノ辻』フィルターを通した
『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズだったんだなと改めて気づきました。
本で読む前にそっちから入ったというのもありますし
おかげで読みながら、そのキャストで登場人物を動かしてしまいますから。
けど金兵衛役の小松政夫さんって
原作の金兵衛さんも充分面白い人なんだけど
ドラマだとその斜め上を行くアドリブ入れてくるからなぁw
さすがは親分さん
当然ながらドラマには出てこない登場人物も山ほどいますが
彼らを想像でキャスティングするのも読む楽しみのうち
(槍折れの平助どのは、なぜか小倉久寛さんなんだよなぁw)
そんなわけで、三次元成分【笑】を存分に補給したからには
実家に帰ったら『居眠り磐音』の終盤近くを読み返してみようかな
ひとり暮らしするときに全巻置いてきてしまいましたから【泣笑】
――ということで、今年も一つよろしくお願いいたしますm(_ _)m
あくまで平常運行ということで【笑】
書きたいと思ったことを出し惜しみしないというのも
今年の目標の一つですから。
ということで、今年の新年の数少ない楽しみだったのが
『陽炎の辻 完結編』。シーズン2からでしたが
毎週楽しみに見ていましたし、そこから原作に流れて
結局全51巻をコンプリートw ただやっぱり原点がこっちなもので
それでも、もう山本磐音は見られないものと諦めていましたが
これが最後とはいえまたその姿を見ることができて
店主にとって嬉しいお年玉になりました♪
が……やはりせっせと原作を読んでいた母が
文句ぶーぶー言ってるだろうなぁと
手にとるように想像できて、思わず苦笑い。
というのも先日放送されたTVシリーズ総集編でも
「おこんさんとの馴れ初めが違う!」とこぼしてましたから。
でもそこを原作どおりやってたら、おそらく冗長になってたはず。
ドラマは尺が決まってますし、ある程度テンポよくいかないと
視聴者が喰いついてこないというのもあるでしょうし、ねぇ。
今回も「磐音とおこんとの間に息子の空也しか出てこない」と
言ってくるでしょうけど、それに対する店主の答えとしては
「娘の睦月ちゃんは出番が無いでしょ」
あのプロットとしては出てきても後景になるだけ。
その辺が、作者の筆(今なら、佐伯先生もだけど「キータッチ」か)一つで
何十人とキャラクターを登場させられる小説と
その一人ひとりのキャスティングを考え、ギャラを払わなければならない【笑】
お芝居や映像との大きな違い・その1かと。
おそらく制作サイドは原作を、どの人物を省けるか
どれとどれはまとめられるか考えながら読んでるんじゃないでしょうか。
現に、完結編でも登場した鰻屋の職人・松吉は
ドラマでは目明し・地蔵の親分の下働きもしている設定。
確かにそれらが別々の人物である必要性はないですよね。
今回も、原作では三味線職人・鶴吉の役目だった
田沼邸へのスパイは、TVシリーズレギュラーだった柳次郎に。
レギュラーとはいいながら、原作では後半は
いまいち出番が少なかったので、ドラマから入った口としては
結構嬉しいアレンジでした
でも、そうやってTVシリーズではリストラ【泣笑】した
元隠密の弥助が、このエピソードでは登場させざるを得ないので
……こういう役柄で、というのは苦肉の策だよなぁw
その一方で、奈緒や鉄五郎親方
そして「師匠」幸吉(!)など、おなじみの登場人物には
短いながらも印象的な出番も用意してあって
その辺のファンサービスも抜かりなし。
ついでに言えば、整理しなければならないのはキャラクターだけでなく
プロットも同様かと。TV版『陽炎ノ辻』は2010年の新年SP『海の母』以来ですが
原作だとそれから、意知暗殺が描かれる『失意ノ方』まで
19巻分の時間と出来事が集積されているわけですけれど
その間の出来事を原作と忠実に描く必要は
原作読者以外に対してはありませんよね、
ナレーションと説明台詞というやり方でも。
せいぜい、家基さまの不審な死と佐々木道場の没落という
要所さえ抑えていればいいわけで、わざわざ”こっち”の磐音一家を
流浪の旅に出す必然性はないはず。
結局、映像版にとって原作というのは
「叩き台」と言っては語弊があるかもしれませんが
でも要は「リライト」なのかと。
それを元に、何を削って何を付け加えれば
ストーリーがより判りやすく、良くなるか。
もちろんその“正解”は一つだけではありませんし
だから名作と呼ばれる文学作品は繰り返し映像化されているわけで
(店主が卒論としてそういうテーマを取り上げられるほど;笑)
“本質”さえ捉えてあればいいんですよ、と個人的には
かーなーりストライクゾーン広めに設定してますけどね
AHのときもそうでしたがw
さて、予告編の時点から印象的だったのは
いよいよ登場のラスボス・田沼意次に
長塚京三というキャスティング。
まず思ったのが「やっぱりドラマとしてやるからには
ポスト『剣客商売』の意次にならざるを得ないか」ということ。
歴史研究的にも、意次の先見性というのは
ある程度評価されているようですし、その辺のところも
調べた上で脚本にも書き込んでありましたしね。
余談ですが、その意次の息のかかった剣術家役に
山口馬木也さんってのは、ある意味それをふまえてだったのかも。
藤田版『剣客商売』後期の大五郎役でしたからw
そして、本編を見た後ではそれに加えて
最後の、子を亡くした父の悲嘆というところから
逆算してのキャスティングだったと腑に落ちました。
「二次元」と「三次元」の、文字どおりでの大きな違いは
「奥行き」、といえば何だそのとおりじゃん、なのですが
ドラマで生身の俳優が意次役を演じるにあたり
加わったもの、加えなければならなかったのが
その「奥行き」だったんだなと。
原作では良くも悪くも黒幕、ラスボスという
平べったい人物像に過ぎませんでしたが
長塚さん演じる意次は、確かに磐音を愚弄するなど
嫌な奴ではありましたが、彼には彼なりの“正義”があったんだと
思えるだけの人間的なキャラクターになっていました。
意知なんて純粋な斬られ役【泣】だったのが
ちゃんと「二世」の苦悩を抱えた人物に描かれてましたし。
個人的に嬉しかったのが、おこんも
そういう人間的なふくらみ、奥行きが感じられたこと。
やきもきしながら原作を読み続けていた頃から
奈緒さまではなくおこんさん推しでしたから【笑】
でも磐音と祝言を挙げてからは、店主の好きだった
活き活きとしたキャラクターが見受けられず
「妻」「母」という“役割”に終始したイメージに。
でも中越典子さん演じるおこんは、ちゃんと
空也の母上で、金兵衛さんの娘で、そして
磐音さまの身の上を誰よりも案じながら
その宿命をじっと見届けようとする
店主の大好きなおこんさんでした。
特に終盤、息子ともども敵の人質となりながら
救出後に磐音に「平気だったか」と訊かれ
「これくらい平気です」と気丈に言った後に
夫の胸に泣き崩れたギャップがっっっ!!!
――カオリストだったら、判っていただけると思います【爆】
つくづく、店主が好きだったのは、ドラマ『陽炎ノ辻』フィルターを通した
『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズだったんだなと改めて気づきました。
本で読む前にそっちから入ったというのもありますし
おかげで読みながら、そのキャストで登場人物を動かしてしまいますから。
けど金兵衛役の小松政夫さんって
原作の金兵衛さんも充分面白い人なんだけど
ドラマだとその斜め上を行くアドリブ入れてくるからなぁw
さすがは親分さん
当然ながらドラマには出てこない登場人物も山ほどいますが
彼らを想像でキャスティングするのも読む楽しみのうち
(槍折れの平助どのは、なぜか小倉久寛さんなんだよなぁw)
そんなわけで、三次元成分【笑】を存分に補給したからには
実家に帰ったら『居眠り磐音』の終盤近くを読み返してみようかな
ひとり暮らしするときに全巻置いてきてしまいましたから【泣笑】
――ということで、今年も一つよろしくお願いいたしますm(_ _)m
ちょうど拙作『Promise~遠い過去、そして未来~』
と同じころの警察ネタだよなぁと思って
今さらながら考証の事後検証のつもりでした。
映画『砂の器』とか、いろいろ確かめる術もあったのに
それをやらずに見切り発車してしまったので
いろいろ不安もあったのですよ。
車も当時のものをどこからあんなに持ってきたんだ?というほど
細かいところまでかなり作り込んでいた様子だったので
「あの当時って道路に車があんな感じに疎らだったんだー」などと
読み返す際のイメージがためにもなりました。
ちょうど、主人公の落合刑事の家族環境も
その頃の槇村家と近いものがありましたし。
ちょうどそのころ団地に越してきたというのも
(マイCH設定では)同じ、長男の齢は槇兄より下だろうけど
開会式の日生まれの娘は1965年3月31日生まれの香とはちょうど同学年。
でも、見ているうちにCH云々よりも
自分の環境として身につまされるものがありました。
母方の祖父は福島の農家でしたが、冬の間は東京に出稼ぎに出て
「首都高速を建てた」というのは家族の自慢でもありました。
一番偉いのは、実際に働いたじぃちゃんたちなんだと。
ときどき、周期的にやってくる昭和30年代ブームですが
店主にとってはそのノスタルジーにどこか違和感がありました。
母の子供時代の話は「もはや戦後ではない」どころか
戦前そのままというかむしろ江戸時代?というくらいで
『三丁目の夕日』なんてのはあくまで東京なんかでの話
まるで別の時代を生きているくらい
都会と地方での格差があの当時はあったのだと思います。
そんな、以前から思っていたのに誰も言ってくれなかったことを
はっきり言ってくれたのがこの小説でありドラマだったのではないでしょうか。
だからといって、島崎のようにその頃の
地方を犠牲にせざるをえなかった高度成長を
まるっきり否定する気にはなれないのですよ。
それは現在の、その後の成り行きを知っているからこその
視点に過ぎないのかもしれませんが、
作中で、出稼ぎ中に亡くなった夫の遺骨を引き取りに来た妻が
都見物に上った東京タワーで初めて食べたソフトクリームに
涙を流すシーン、あれを見てふっと祖母が重なりました。
もちろん祖父は(身体は丈夫でなかったものの)
無事出稼ぎから帰り、孫の顔を見届けてからこの世を去りましたが
そんな理由で東京に出る機会の無かった祖母が
(あ、でも自分が働きには行ってたんだよね実は:苦笑)
地元でソフトクリームを食べられるようになったのは
いつのときだったんだろうと。
今では福島の母の実家でも、相変わらずの山の中ですが
電子レンジもIH調理器も、PCも地デジも入ってます。
車で1時間足らずのショッピングモールで
東京と同じものを手に入れることもできます。
それを画一化だ何だといちゃもんつけることもできますが
都会同様の豊かな生活を地方でも送ることができる
その一点だけでも日本の戦後は間違ってなかったなと思うのですよ
その恩恵を受けてきた、豊かになりつつあった地方で育った
田舎者であるからなおさら。今は東京の外縁住まいですが
それでも田舎者が抜けないんですけどねw
と同じころの警察ネタだよなぁと思って
今さらながら考証の事後検証のつもりでした。
映画『砂の器』とか、いろいろ確かめる術もあったのに
それをやらずに見切り発車してしまったので
いろいろ不安もあったのですよ。
車も当時のものをどこからあんなに持ってきたんだ?というほど
細かいところまでかなり作り込んでいた様子だったので
「あの当時って道路に車があんな感じに疎らだったんだー」などと
読み返す際のイメージがためにもなりました。
ちょうど、主人公の落合刑事の家族環境も
その頃の槇村家と近いものがありましたし。
ちょうどそのころ団地に越してきたというのも
(マイCH設定では)同じ、長男の齢は槇兄より下だろうけど
開会式の日生まれの娘は1965年3月31日生まれの香とはちょうど同学年。
でも、見ているうちにCH云々よりも
自分の環境として身につまされるものがありました。
母方の祖父は福島の農家でしたが、冬の間は東京に出稼ぎに出て
「首都高速を建てた」というのは家族の自慢でもありました。
一番偉いのは、実際に働いたじぃちゃんたちなんだと。
ときどき、周期的にやってくる昭和30年代ブームですが
店主にとってはそのノスタルジーにどこか違和感がありました。
母の子供時代の話は「もはや戦後ではない」どころか
戦前そのままというかむしろ江戸時代?というくらいで
『三丁目の夕日』なんてのはあくまで東京なんかでの話
まるで別の時代を生きているくらい
都会と地方での格差があの当時はあったのだと思います。
そんな、以前から思っていたのに誰も言ってくれなかったことを
はっきり言ってくれたのがこの小説でありドラマだったのではないでしょうか。
だからといって、島崎のようにその頃の
地方を犠牲にせざるをえなかった高度成長を
まるっきり否定する気にはなれないのですよ。
それは現在の、その後の成り行きを知っているからこその
視点に過ぎないのかもしれませんが、
作中で、出稼ぎ中に亡くなった夫の遺骨を引き取りに来た妻が
都見物に上った東京タワーで初めて食べたソフトクリームに
涙を流すシーン、あれを見てふっと祖母が重なりました。
もちろん祖父は(身体は丈夫でなかったものの)
無事出稼ぎから帰り、孫の顔を見届けてからこの世を去りましたが
そんな理由で東京に出る機会の無かった祖母が
(あ、でも自分が働きには行ってたんだよね実は:苦笑)
地元でソフトクリームを食べられるようになったのは
いつのときだったんだろうと。
今では福島の母の実家でも、相変わらずの山の中ですが
電子レンジもIH調理器も、PCも地デジも入ってます。
車で1時間足らずのショッピングモールで
東京と同じものを手に入れることもできます。
それを画一化だ何だといちゃもんつけることもできますが
都会同様の豊かな生活を地方でも送ることができる
その一点だけでも日本の戦後は間違ってなかったなと思うのですよ
その恩恵を受けてきた、豊かになりつつあった地方で育った
田舎者であるからなおさら。今は東京の外縁住まいですが
それでも田舎者が抜けないんですけどねw
最近、大河ドラマを見なくて後悔することが多いです。
キャストや時代設定等、好き嫌いで見るか見ないか
判断してしまいますが、たとえ自分の見たいような
大河でなくても、見れば何かしら勉強になったのでは等々。
例えば『篤姫』は過去の大河の中ではわりと
幕末の公家社会について突っ込んで描いていたと思いますし
『龍馬伝』はここ近年のラインナップと比べてマシだったかと。
昨年の『平清盛』も、平安時代の末期という
“マイナー”な時代でしたので、戦国・幕末に飽き飽きしていた
店主としては見るべきだったのではないかと反省しきり。
そんなわけで今年の『八重の桜』
復興支援が見え透いているのが嫌だったのですが
ネタで会津弁を多少なりとも習得したかったのと
別ネタですが、明治初期の京都について勉強したかったので
とりあえず初回は見てみることにしました。
キャストについては事前にあまりチェックしてませんでしたが
久々に大河らしいキャスティングのような。
周りを抑えているのはある程度しっかりした役者さんですし
初出演組も長谷川博己や綾野剛など、云わばNHK出身者【苦笑】
そして西田敏行などと言った大河の常連というべきベテランが
要所をきっちり締めるという安定感ある構図。
それも主役の綾瀬はるかが過去作品でも
格上の競演陣としっかり渡り合えた実績があるからかと。
でもなぁ……だったらキャッチフレーズのハートは勘弁してくれ【泣】
それ以上にOP、髪下ろしてると八重というより
中の人にしか見えないのですが。
で、「桜」とタイトルに入っているからなんでしょうけど
最初に出てくるの、あれ三春の滝桜だと一発で判りましたが
かえってそれに違和感を覚えてしまいました。
どこの県も同じだと思いますが、福島でも各地方ごとに
対抗意識までは言わないのですが、バラバラなんですよね。
言葉にしたって、店主の母は中通り出身なのですが
会津は「聞き取れない」、浜通りは「ケンカしてるみたい」だそうです。
滝桜のある三春町は中通り、母の実家の隣町です。
それと会津を関連付けるのもなぁ……
店主は生まれは福島なので(ただ単に母が里帰り出産)
愛着はあるのですが、それは中通り限定なんだなぁと実感しました。
三春はホームの範疇だけど、会津若松はアウェーというか。
それに、会津の描かれ方が「The 古き良き日本」というか……
浅田次郎が好きそうというか、ふと自民党のCMを思い出してしまいました
「日本を取り戻す」というアレ。
ああいう無条件に「昔は良かった」と言っている輩は
悪かった昔のことには目をつぶって
結果としてその悪かったものを改めてきた歴史を
否定しているんじゃないかと思ってしまうのです。
振り返るヒマがあったら前を向いていこうよと。
というか「ならぬものはならぬのです」ってのが嫌いなのかも。
駄目なものは駄目、という理由も根拠もない押しつけが。
何で駄目なのか、どうして駄目なのか
じゃあどこをどうすれば駄目ではなくなるのか
その明確な説明が無ければ納得して従えないという
面倒な性格なもので。
「鰻と梅干」みたいな、今ではもうそれを守る
科学的理由が解消されてしまったタブーもありますし。
まぁ、会津戦争で女だてらに鉄砲を持って戦った
八重の存在自体、そんな掟を真っ向から否定してますが。
なのでこれから、むしろ戊辰戦争以降の
幕藩体制というくびきから脱した八重たち
会津の女性たちの姿が描かれる後半が
今から楽しみです、なんて言うと
フェミニズム史観だなんて謗られかねませんが。
キャストや時代設定等、好き嫌いで見るか見ないか
判断してしまいますが、たとえ自分の見たいような
大河でなくても、見れば何かしら勉強になったのでは等々。
例えば『篤姫』は過去の大河の中ではわりと
幕末の公家社会について突っ込んで描いていたと思いますし
『龍馬伝』はここ近年のラインナップと比べてマシだったかと。
昨年の『平清盛』も、平安時代の末期という
“マイナー”な時代でしたので、戦国・幕末に飽き飽きしていた
店主としては見るべきだったのではないかと反省しきり。
そんなわけで今年の『八重の桜』
復興支援が見え透いているのが嫌だったのですが
ネタで会津弁を多少なりとも習得したかったのと
別ネタですが、明治初期の京都について勉強したかったので
とりあえず初回は見てみることにしました。
キャストについては事前にあまりチェックしてませんでしたが
久々に大河らしいキャスティングのような。
周りを抑えているのはある程度しっかりした役者さんですし
初出演組も長谷川博己や綾野剛など、云わばNHK出身者【苦笑】
そして西田敏行などと言った大河の常連というべきベテランが
要所をきっちり締めるという安定感ある構図。
それも主役の綾瀬はるかが過去作品でも
格上の競演陣としっかり渡り合えた実績があるからかと。
でもなぁ……だったらキャッチフレーズのハートは勘弁してくれ【泣】
それ以上にOP、髪下ろしてると八重というより
中の人にしか見えないのですが。
で、「桜」とタイトルに入っているからなんでしょうけど
最初に出てくるの、あれ三春の滝桜だと一発で判りましたが
かえってそれに違和感を覚えてしまいました。
どこの県も同じだと思いますが、福島でも各地方ごとに
対抗意識までは言わないのですが、バラバラなんですよね。
言葉にしたって、店主の母は中通り出身なのですが
会津は「聞き取れない」、浜通りは「ケンカしてるみたい」だそうです。
滝桜のある三春町は中通り、母の実家の隣町です。
それと会津を関連付けるのもなぁ……
店主は生まれは福島なので(ただ単に母が里帰り出産)
愛着はあるのですが、それは中通り限定なんだなぁと実感しました。
三春はホームの範疇だけど、会津若松はアウェーというか。
それに、会津の描かれ方が「The 古き良き日本」というか……
浅田次郎が好きそうというか、ふと自民党のCMを思い出してしまいました
「日本を取り戻す」というアレ。
ああいう無条件に「昔は良かった」と言っている輩は
悪かった昔のことには目をつぶって
結果としてその悪かったものを改めてきた歴史を
否定しているんじゃないかと思ってしまうのです。
振り返るヒマがあったら前を向いていこうよと。
というか「ならぬものはならぬのです」ってのが嫌いなのかも。
駄目なものは駄目、という理由も根拠もない押しつけが。
何で駄目なのか、どうして駄目なのか
じゃあどこをどうすれば駄目ではなくなるのか
その明確な説明が無ければ納得して従えないという
面倒な性格なもので。
「鰻と梅干」みたいな、今ではもうそれを守る
科学的理由が解消されてしまったタブーもありますし。
まぁ、会津戦争で女だてらに鉄砲を持って戦った
八重の存在自体、そんな掟を真っ向から否定してますが。
なのでこれから、むしろ戊辰戦争以降の
幕藩体制というくびきから脱した八重たち
会津の女性たちの姿が描かれる後半が
今から楽しみです、なんて言うと
フェミニズム史観だなんて謗られかねませんが。
恋すらできないハエ女
2012年11月27日 TV コメント (2)基本的に23:00までTV→それから入浴という店主が
この日ばかりは生活習慣を変えてまで見ているドラマが
NHK『恋するハエ女』
人生ことなかれ主義で、フィアンセに振られて仕事も謹慎中の
アラサー女性教師が謎の男に振り回され
生き方を無理やり変えさせられる羽目に、という
今までの展開が何だか今の自分にかぶってしまい
なかなか心穏やかに見ることのできないドラマではありますが
筧ちゃんの指示だったらなんだって聞いちゃうよ、店主は【泣笑】
このドラマのお目当ては「謎の男(元・エリート官僚)」を
演じる筧利夫さんだったりします。
高校時代『第三舞台』ファンだった店主としては
今回の筧ちゃんの弾けっぷりは胸がすきますね。
やっぱり彼の持ち味はあの静かなるハイテンション【笑】
本格的にTVに出てきたのは『踊る』のTVSPからでしたが
舞台での彼を知っている店主としては、新城管理官の役柄が
あまりにもキャラとかけ離れていたのがびっくりでした。
でも今回はスマホ越しに朗々とヒロインを煽り立てる口調といい
たとえ話の小芝居といい、筧ちゃん炸裂しております【爆】
そして『第三舞台』ファンとして嬉しかったのが
筧ちゃんの元・直属の上司役で「コスちゃん」こと
小須田康人さんが出演してらっしゃること。
劇団の先輩後輩繋がりじゃないですかぁw
やはり第三舞台の看板役者でいらした大高洋夫さんは
ときどきTVでお顔を拝見しますが(『相棒』の犯人役もしてましたし)
小須田さんはなかなかお見受けする機会が少なかったので
『救命病棟24時』第3シリーズで議員秘書役で出演したときには
かーなーり嬉しかったのを覚えています。
でもそれからもなかなか映像の方ではお見かけしないのですが……
さて、前回の放送分になるのですが
自立した「大人の女」になるために
筧ちゃんがヒロインに課したミッションですが
「一人カラオケ」は少々ハードルは高いかもしれませんが(でもやった)
「一人牛丼」はそんなに難しいものか?
店主、大学生のときにすでにクリア済みですが。
そもそも一人飯ってのは牛丼やラーメンなどの
カウンター式の席でないと少々きついんですよねぇ。
喫茶店はコーヒーダメだから別の意味で敷居が高いし。
「一人飲み」は、飲むとダークサイドに堕ちる可能性があるから
なるべく監視役がいるところでしか飲まないようにしているのでパス
(でも先日飲んだボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーは
美味しかったなぁ。美味しすぎて嫌なこと考えられないくらい)
「一人フレンチ」は……実は、近所にフレンチのお店があるので
一度行ってみたいと思うんですが、お値段もお値段だしねぇ
どうせ一緒に行ってくれる人もいないでしょうから
行くとしたらそのときは「一人フレンチ」デビューになるのかも。
もちろん、何か奮発する理由があればの話ですが。
――翻って我が身を思い起こせば
やはり奴の些細な一言に煽られている自分がいるわけで。
やれ化粧くらいしろ、やれ少しは女らしい格好をしろ。
しかも、同じように奴の真意が那辺にあるのか全く見えません【泣】
こんな女に手を出して、いったい何が目当てなのやら。
別に店主はこんな人生、変えたくもなかったんですけどねぇ。
それでも買ってこないと、Tシャツと言い逃れできるババシャツ【爆】
何で恋愛にはこんなに金がかかるのか。
……こっちの日記と地下との住み分け基準、また考え直さないと。
この日ばかりは生活習慣を変えてまで見ているドラマが
NHK『恋するハエ女』
人生ことなかれ主義で、フィアンセに振られて仕事も謹慎中の
アラサー女性教師が謎の男に振り回され
生き方を無理やり変えさせられる羽目に、という
今までの展開が何だか今の自分にかぶってしまい
なかなか心穏やかに見ることのできないドラマではありますが
筧ちゃんの指示だったらなんだって聞いちゃうよ、店主は【泣笑】
このドラマのお目当ては「謎の男(元・エリート官僚)」を
演じる筧利夫さんだったりします。
高校時代『第三舞台』ファンだった店主としては
今回の筧ちゃんの弾けっぷりは胸がすきますね。
やっぱり彼の持ち味はあの静かなるハイテンション【笑】
本格的にTVに出てきたのは『踊る』のTVSPからでしたが
舞台での彼を知っている店主としては、新城管理官の役柄が
あまりにもキャラとかけ離れていたのがびっくりでした。
でも今回はスマホ越しに朗々とヒロインを煽り立てる口調といい
たとえ話の小芝居といい、筧ちゃん炸裂しております【爆】
そして『第三舞台』ファンとして嬉しかったのが
筧ちゃんの元・直属の上司役で「コスちゃん」こと
小須田康人さんが出演してらっしゃること。
劇団の先輩後輩繋がりじゃないですかぁw
やはり第三舞台の看板役者でいらした大高洋夫さんは
ときどきTVでお顔を拝見しますが(『相棒』の犯人役もしてましたし)
小須田さんはなかなかお見受けする機会が少なかったので
『救命病棟24時』第3シリーズで議員秘書役で出演したときには
かーなーり嬉しかったのを覚えています。
でもそれからもなかなか映像の方ではお見かけしないのですが……
さて、前回の放送分になるのですが
自立した「大人の女」になるために
筧ちゃんがヒロインに課したミッションですが
「一人カラオケ」は少々ハードルは高いかもしれませんが(でもやった)
「一人牛丼」はそんなに難しいものか?
店主、大学生のときにすでにクリア済みですが。
そもそも一人飯ってのは牛丼やラーメンなどの
カウンター式の席でないと少々きついんですよねぇ。
喫茶店はコーヒーダメだから別の意味で敷居が高いし。
「一人飲み」は、飲むとダークサイドに堕ちる可能性があるから
なるべく監視役がいるところでしか飲まないようにしているのでパス
(でも先日飲んだボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーは
美味しかったなぁ。美味しすぎて嫌なこと考えられないくらい)
「一人フレンチ」は……実は、近所にフレンチのお店があるので
一度行ってみたいと思うんですが、お値段もお値段だしねぇ
どうせ一緒に行ってくれる人もいないでしょうから
行くとしたらそのときは「一人フレンチ」デビューになるのかも。
もちろん、何か奮発する理由があればの話ですが。
――翻って我が身を思い起こせば
やはり奴の些細な一言に煽られている自分がいるわけで。
やれ化粧くらいしろ、やれ少しは女らしい格好をしろ。
しかも、同じように奴の真意が那辺にあるのか全く見えません【泣】
こんな女に手を出して、いったい何が目当てなのやら。
別に店主はこんな人生、変えたくもなかったんですけどねぇ。
それでも買ってこないと、Tシャツと言い逃れできるババシャツ【爆】
何で恋愛にはこんなに金がかかるのか。
……こっちの日記と地下との住み分け基準、また考え直さないと。
あなたも店主もサイボーグ?
2012年11月24日 TV
せっかくの3連休なんですが、昨日出かけてしまったので
残り2日間は基本的に家で過ごそうと思ってます。
で、掃除等に1日充てるとして、今日一日は
溜まってしまったNHKオンデマンドの見たい番組を
できるだけ消化してしまおうかと。
ウチの録画もできるTV兼用PCは1チューナーで
裏番組の録画はできないので、NHKはどうしても後回し
その代わりにオンデマンドの見逃し視聴(1ヶ月1000円未満!)で
見られるのですが、2週間の期限付きなので早く見ないと。
しかもここ最近BSがスペシャルウィークなのか
面白そうな番組が目白押しだったのでかなり大変です。
そんな中、偶然「もうすぐ配信終了」の番組の中から目に留まったのが
ETVの『スーパープレゼンテーション』から
「僕はサイボーグ(I listen to colors)」。
生まれつき色覚障害でモノクロの世界しか知らなかった
ニール・ハービソンがあるとき、色を音で認識する機械を身につけたことで
世界が広がった経験をプレゼンしたものでした。
その中で、機械を付けていない夢の中でも
色を識別する音が聞こえてきた、という点に妙に納得してしまいました。
ああ、そういえば自分も夢は矯正視力で見ているよなと。
サイボーグ、という言葉に最近過敏に反応してしまうのは
なにもゼロナイ映画化だけではないと思います。
山中教授のノーベル賞受賞も、iPS細胞が実用化されれば
人工臓器=人体の機能をプラマイゼロに「補完」するという形での
サイボーグ技術は必要なくなるのではと思いましたし、
また、少し前にTVで見た義足のランナー
ピストリウス選手のドキュメンタリーでは
オリンピックに出場するため義足が生身の脚と比べて
有利ではないと証明しなくてはならなかった経緯が紹介されていましたが
云わばそれは自分が「サイボーグではない」ことを
証明しなくてはならなかったのでは、と。
サイボーグといえばそれこそゼロナイや攻殻機動隊なのですが
ダナ・ハラウェイなんかはもうちょっと幅広く定義していたような。
『サイボーグ・フェミニズム』を読んだのは
ゼロナイにハマってすぐだったので【笑】もうよく覚えていないのですが。
でも「テクノロジーを使って人体の機能を拡張する」という
めちゃくちゃ広義の定義に則れば
光学技術を使って視覚を拡張している店主はまさしく「サイボーグ」では。
ニールのパスポート写真は異例なことに、そのセンサーも一緒に
写すことを許されたそうですが、確かに眼鏡ユーザーはパスポートだからと
眼鏡を外して写真は撮りませんよね。それだけ彼の身体の一部なのかと。
もっとよりサイバーな例を挙げるとしたら、電話番号
昔は自宅以外にもいくつか覚えていられたと思いますが
今は自分の携帯の番号すらとっさに言えないのでは、皆さま。
(店主は言えますよ、かなりキリのいい番号なのでw)
それも携帯の電話帳が記憶という人間の脳の機能を
補完・拡張しているケースと言えなくないですし、
もっと突き詰めてしまえば人間が文字を持った瞬間から
サイボーグ化は始まっているのでは、
書かれたデータが人間の記憶を補完するという形で。
ちなみに、本題に戻りますがハービソン氏
センサーの機能そのものを拡張させて
今では人間の目に映る色だけでなく
紫外線、赤外線も認識できるようにしたとのこと。
これを聞いてまんま003・フランソワーズだと思ったのは
店主だけではあるまいて【笑】
彼女は主に聴覚に重点を置いてはいますが
生身の人間の耳には聞こえないような微細な音、遠くの音も
聞こえるように「拡張」されているわけですから。
さらに氏は「人間のサイボーグ化を促進する」NPOを立ち上げたそうで
……拡張してみたいですかね、皆さま?
でも、再生医療の発展によって「補完」から「拡張」へと
サイボーグ技術のテーマが変わらざるをえなくなっている現在だからこそ
描ける新たなサイボーグ像ってのがあるのかもしれませんね。
って、今は浮気するエネルギーはありませんが【笑】
残り2日間は基本的に家で過ごそうと思ってます。
で、掃除等に1日充てるとして、今日一日は
溜まってしまったNHKオンデマンドの見たい番組を
できるだけ消化してしまおうかと。
ウチの録画もできるTV兼用PCは1チューナーで
裏番組の録画はできないので、NHKはどうしても後回し
その代わりにオンデマンドの見逃し視聴(1ヶ月1000円未満!)で
見られるのですが、2週間の期限付きなので早く見ないと。
しかもここ最近BSがスペシャルウィークなのか
面白そうな番組が目白押しだったのでかなり大変です。
そんな中、偶然「もうすぐ配信終了」の番組の中から目に留まったのが
ETVの『スーパープレゼンテーション』から
「僕はサイボーグ(I listen to colors)」。
生まれつき色覚障害でモノクロの世界しか知らなかった
ニール・ハービソンがあるとき、色を音で認識する機械を身につけたことで
世界が広がった経験をプレゼンしたものでした。
その中で、機械を付けていない夢の中でも
色を識別する音が聞こえてきた、という点に妙に納得してしまいました。
ああ、そういえば自分も夢は矯正視力で見ているよなと。
サイボーグ、という言葉に最近過敏に反応してしまうのは
なにもゼロナイ映画化だけではないと思います。
山中教授のノーベル賞受賞も、iPS細胞が実用化されれば
人工臓器=人体の機能をプラマイゼロに「補完」するという形での
サイボーグ技術は必要なくなるのではと思いましたし、
また、少し前にTVで見た義足のランナー
ピストリウス選手のドキュメンタリーでは
オリンピックに出場するため義足が生身の脚と比べて
有利ではないと証明しなくてはならなかった経緯が紹介されていましたが
云わばそれは自分が「サイボーグではない」ことを
証明しなくてはならなかったのでは、と。
サイボーグといえばそれこそゼロナイや攻殻機動隊なのですが
ダナ・ハラウェイなんかはもうちょっと幅広く定義していたような。
『サイボーグ・フェミニズム』を読んだのは
ゼロナイにハマってすぐだったので【笑】もうよく覚えていないのですが。
でも「テクノロジーを使って人体の機能を拡張する」という
めちゃくちゃ広義の定義に則れば
光学技術を使って視覚を拡張している店主はまさしく「サイボーグ」では。
ニールのパスポート写真は異例なことに、そのセンサーも一緒に
写すことを許されたそうですが、確かに眼鏡ユーザーはパスポートだからと
眼鏡を外して写真は撮りませんよね。それだけ彼の身体の一部なのかと。
もっとよりサイバーな例を挙げるとしたら、電話番号
昔は自宅以外にもいくつか覚えていられたと思いますが
今は自分の携帯の番号すらとっさに言えないのでは、皆さま。
(店主は言えますよ、かなりキリのいい番号なのでw)
それも携帯の電話帳が記憶という人間の脳の機能を
補完・拡張しているケースと言えなくないですし、
もっと突き詰めてしまえば人間が文字を持った瞬間から
サイボーグ化は始まっているのでは、
書かれたデータが人間の記憶を補完するという形で。
ちなみに、本題に戻りますがハービソン氏
センサーの機能そのものを拡張させて
今では人間の目に映る色だけでなく
紫外線、赤外線も認識できるようにしたとのこと。
これを聞いてまんま003・フランソワーズだと思ったのは
店主だけではあるまいて【笑】
彼女は主に聴覚に重点を置いてはいますが
生身の人間の耳には聞こえないような微細な音、遠くの音も
聞こえるように「拡張」されているわけですから。
さらに氏は「人間のサイボーグ化を促進する」NPOを立ち上げたそうで
……拡張してみたいですかね、皆さま?
でも、再生医療の発展によって「補完」から「拡張」へと
サイボーグ技術のテーマが変わらざるをえなくなっている現在だからこそ
描ける新たなサイボーグ像ってのがあるのかもしれませんね。
って、今は浮気するエネルギーはありませんが【笑】
もうダンスは踊れない
2012年9月14日 TV
せっかくの失業生活、これくらいの贅沢はいいだろと
(何か口調が和久さんくさいな;笑)
毎日『踊る大捜査線』TVシリーズの再放送を
楽しみにしています、というのは前にも書きましたが。
繰り返しになりますが、やっぱりこの辺りは
今見ても伝説的に面白いのです。
ちゃんと毎回記憶に残ってるんですよね
再放送を見たわけでも、ノベライズを読んだわけでもなく
青島くん留置場で人質になるの巻だとか
すみれさんのストーカーの話だとか。
これってすごいですよ、相棒だって意外と忘れてますから。
でもやっぱり15年前の話なんだよなぁという描写も
あちこちにあるんですよね。
例えば青島がよく煙草咥えてるのなんか
最近のドラマじゃ自己規制の対象じゃないかと。
ファッションもやっぱり90年代だなぁという感じですし
その辺は貴重な資料として参考にさせてもらってます。
また、キャスティングにしてもよーく目を凝らすと
2000年代以降のドラマに欠かせない人たちが
意外とちょい役で出演してるんですよ。
年末SPで伊藤英明がすみれさんの彼氏役で出てるのは
有名な話だと思いますが、それ以外でも
高橋克実が室井さんの部下役、そして確か
仲間由紀恵が殺人事件の遺族役だったかと。
秋SPとごっちゃになっているかもしれませんが。
撮り方のせいなのか、それとも本人の資質なのか
オーラがまだないというか思いっきり埋没してるんですよね。
でも声を聞くとああ、本人だと。
らすとのキャスト&スタッフロールでも端役扱いでしたし。
TVシリーズでも昨日の第4話では本庁捜査一課の刑事役で田中哲司
今日の5話では援助交際の女子高生役で小池栄子が
やはりその他大勢として出ていました。
他にも刑事B・C、女子高生C・D役の人もいたのに
15年後に至る分かれ道はいったいどこだったんでしょうね……。
でも、先日のThe Last TVを見て思ったのですが
もう踊るの役目は終わってしまったんじゃないかと。
もちろん、踊る大捜査線あってこその
後の相棒はじめテレ朝水9ルネッサンスだったわけですし
媒体を超えて横山秀夫などの和製警察小説があったと思います。
だけど、もう踊ってる場合じゃないんですよ。
すでに相棒TVシリーズが始まった時点で
さらにエピソードを特定するならば
シーズン1の『下着泥棒と生きていた死体』によって
踊る的な世界は引導を渡されてしまったんじゃないでしょうか。
あの、放送直後に全く同じような不祥事が発覚したという
初期における伝説話です。
もう、お役所としての警察をネタとして笑えないのですよ
それは紛れもない現実であると同時に、あってはならないことなのですから。
でも見に行きますよ、The FINAL『新たなる希望』
ええ、これは祭りですから
劇場版1から映画館で見てきた人間にとっては。
でも、とりあえずは今月分の家計簿締めてみて
残額に余裕があったら、ですが。
===================================
いろいろご心配をかけてしまったようですが
メール&空拍手含めてありがとうございますm(_ _)m
Rサマ、お返事が届きませんでしたのでこの場をお借りして。
原作穴埋めというか、存在はしているんだけど
コマ中で描かれなかったキャラに心惹かれるんですよね。
どんな人なんだろうといろいろ想像してみたり。
なので、野上ファミリーとか香の実・養両親など
これからもいろいろ書いていくと思います。
定点観測upしました。
桃ネタは前々から書いてみたかったんですよね(じゅる)w
(何か口調が和久さんくさいな;笑)
毎日『踊る大捜査線』TVシリーズの再放送を
楽しみにしています、というのは前にも書きましたが。
繰り返しになりますが、やっぱりこの辺りは
今見ても伝説的に面白いのです。
ちゃんと毎回記憶に残ってるんですよね
再放送を見たわけでも、ノベライズを読んだわけでもなく
青島くん留置場で人質になるの巻だとか
すみれさんのストーカーの話だとか。
これってすごいですよ、相棒だって意外と忘れてますから。
でもやっぱり15年前の話なんだよなぁという描写も
あちこちにあるんですよね。
例えば青島がよく煙草咥えてるのなんか
最近のドラマじゃ自己規制の対象じゃないかと。
ファッションもやっぱり90年代だなぁという感じですし
その辺は貴重な資料として参考にさせてもらってます。
また、キャスティングにしてもよーく目を凝らすと
2000年代以降のドラマに欠かせない人たちが
意外とちょい役で出演してるんですよ。
年末SPで伊藤英明がすみれさんの彼氏役で出てるのは
有名な話だと思いますが、それ以外でも
高橋克実が室井さんの部下役、そして確か
仲間由紀恵が殺人事件の遺族役だったかと。
秋SPとごっちゃになっているかもしれませんが。
撮り方のせいなのか、それとも本人の資質なのか
オーラがまだないというか思いっきり埋没してるんですよね。
でも声を聞くとああ、本人だと。
らすとのキャスト&スタッフロールでも端役扱いでしたし。
TVシリーズでも昨日の第4話では本庁捜査一課の刑事役で田中哲司
今日の5話では援助交際の女子高生役で小池栄子が
やはりその他大勢として出ていました。
他にも刑事B・C、女子高生C・D役の人もいたのに
15年後に至る分かれ道はいったいどこだったんでしょうね……。
でも、先日のThe Last TVを見て思ったのですが
もう踊るの役目は終わってしまったんじゃないかと。
もちろん、踊る大捜査線あってこその
後の相棒はじめテレ朝水9ルネッサンスだったわけですし
媒体を超えて横山秀夫などの和製警察小説があったと思います。
だけど、もう踊ってる場合じゃないんですよ。
すでに相棒TVシリーズが始まった時点で
さらにエピソードを特定するならば
シーズン1の『下着泥棒と生きていた死体』によって
踊る的な世界は引導を渡されてしまったんじゃないでしょうか。
あの、放送直後に全く同じような不祥事が発覚したという
初期における伝説話です。
もう、お役所としての警察をネタとして笑えないのですよ
それは紛れもない現実であると同時に、あってはならないことなのですから。
でも見に行きますよ、The FINAL『新たなる希望』
ええ、これは祭りですから
劇場版1から映画館で見てきた人間にとっては。
でも、とりあえずは今月分の家計簿締めてみて
残額に余裕があったら、ですが。
===================================
いろいろご心配をかけてしまったようですが
メール&空拍手含めてありがとうございますm(_ _)m
Rサマ、お返事が届きませんでしたのでこの場をお借りして。
原作穴埋めというか、存在はしているんだけど
コマ中で描かれなかったキャラに心惹かれるんですよね。
どんな人なんだろうといろいろ想像してみたり。
なので、野上ファミリーとか香の実・養両親など
これからもいろいろ書いていくと思います。
定点観測upしました。
桃ネタは前々から書いてみたかったんですよね(じゅる)w
身につまされてしまった……
2012年9月3日 TV
神戸くんver.の相棒は見る気はしなかったんだけど
これだけは見ておきたいと思ってました
Season9『ボーダーライン』
現代の貧困層の悲劇を鋭く暴いた社会派の名作回として
Y新聞番組投書欄で異例の1エピソード特集を組み
さらには反貧困ジャーナリズムの年度賞を受賞した一話。
ですが……失業中の身空で見る回じゃねぇよ【泣】
ストーリーは端折る。あちこちでネタバレレポがあるので
ググって見てください。というか説明するだけでもう鬱。
確かに今の自分は職こそないものの
被害者(と敢えて言ってしまおう)よりはマシかもしれない。
家はある、だからこうしてTV見てネットもできる。
お金も今のところ失業給付は貰えるし
(あと1ヶ月、プチ贅沢すらできないけれど)
いざとなったら1年2ヶ月溜めこんだ貯金もある、
いつかマンションの頭金にしたいんだけどね。
それすら全部失ってしまっても
「食えなくなったら帰っておいで」と言ってくれる親がいる
……キーボード打ってて涙出てきたよ【実話】
昨日電話で「どうしても帰らなきゃダメ?」って我が儘言ってごめん
でもなるべくは帰りたくないんだよ。
だけど、一歩間違えば……というか数ヶ月後の自分が
そうなっていないという保証はどこにも無い。
云わば、同じ氷河期世代の端くれ
院生だったというのは言い訳に過ぎず、碌な職歴もなし
現に再就職では書類選考にも引っかからず
未経験者可を狙ってても、どうせ経験者が来れば
そっち優遇なんだろうと嘆くしかない。
(編集っていっても企画・取材できないから応募できないし)
自分が何になれるのか、本当は何になりたいのかすら判らない。
確かに転職サイトにも、ハローワークにも求人はたくさんあるけど
そのどれにも心が動かないってのは贅沢なんだろうか?
職業選択の自由は国民の権利だろうに。
ちなみに放映当時は就活しながらバイトしてました。
だから水曜9時は仕事で見れなかったんですよ。
でも、見てなくて良かったのかもしれない
その当時も切実な問題だったから。
確か紹介サービス頼みになって鬱になりかけてた頃かもしれない【泣】
見た後、急いで転職サイト開いて
まだどこから結果が来ていないか確かめました。
あまりにもお祈りメールが多すぎて
いちいち把握してませんでしたので。
ハロワの紹介含めて5社、うち2社が面接の結果待ち。
……まだ大丈夫、だと思いたい。
これだけは見ておきたいと思ってました
Season9『ボーダーライン』
現代の貧困層の悲劇を鋭く暴いた社会派の名作回として
Y新聞番組投書欄で異例の1エピソード特集を組み
さらには反貧困ジャーナリズムの年度賞を受賞した一話。
ですが……失業中の身空で見る回じゃねぇよ【泣】
ストーリーは端折る。あちこちでネタバレレポがあるので
ググって見てください。というか説明するだけでもう鬱。
確かに今の自分は職こそないものの
被害者(と敢えて言ってしまおう)よりはマシかもしれない。
家はある、だからこうしてTV見てネットもできる。
お金も今のところ失業給付は貰えるし
(あと1ヶ月、プチ贅沢すらできないけれど)
いざとなったら1年2ヶ月溜めこんだ貯金もある、
いつかマンションの頭金にしたいんだけどね。
それすら全部失ってしまっても
「食えなくなったら帰っておいで」と言ってくれる親がいる
……キーボード打ってて涙出てきたよ【実話】
昨日電話で「どうしても帰らなきゃダメ?」って我が儘言ってごめん
でもなるべくは帰りたくないんだよ。
だけど、一歩間違えば……というか数ヶ月後の自分が
そうなっていないという保証はどこにも無い。
云わば、同じ氷河期世代の端くれ
院生だったというのは言い訳に過ぎず、碌な職歴もなし
現に再就職では書類選考にも引っかからず
未経験者可を狙ってても、どうせ経験者が来れば
そっち優遇なんだろうと嘆くしかない。
(編集っていっても企画・取材できないから応募できないし)
自分が何になれるのか、本当は何になりたいのかすら判らない。
確かに転職サイトにも、ハローワークにも求人はたくさんあるけど
そのどれにも心が動かないってのは贅沢なんだろうか?
職業選択の自由は国民の権利だろうに。
ちなみに放映当時は就活しながらバイトしてました。
だから水曜9時は仕事で見れなかったんですよ。
でも、見てなくて良かったのかもしれない
その当時も切実な問題だったから。
確か紹介サービス頼みになって鬱になりかけてた頃かもしれない【泣】
見た後、急いで転職サイト開いて
まだどこから結果が来ていないか確かめました。
あまりにもお祈りメールが多すぎて
いちいち把握してませんでしたので。
ハロワの紹介含めて5社、うち2社が面接の結果待ち。
……まだ大丈夫、だと思いたい。
俺たちゃBuddy♪
2012年8月28日 TV
あぶ刑事DVDマガジン、欲しいです……【泣】
http://abudeka.com/
隔週で¥790、全25巻
って2巻以降は倍なのか【泣笑】
収入があれば手を出せなくもないお値段なのですが
こんなときに限って無職なのが口惜しい。
就職してからバックナンバーまとめ買いってのも
意外とかかるからなぁ(CH完全版で経験済み)
つーか、CHだったら無職だろうが絶対買うんですが。
そんなわけで、前々から気になってたんですが
ふと『バディ・ムービー』の定義を知りたくて
グーグル先生に訊いてみました。
手元にあるリーダース先生@ワードタンクでは
「(二人の)男の友情を扱った映画」としかなくて
だったら『テルマ&ルイーズ』はどうなんだと。
まぁ、女同士のバディムービーってそれくらいしかないですが
日本のドラマだと男女のバディって定番ですし。
バディムービーというのは読んで字のごとく
直訳すれば「相棒映画」
つまり性別を問わず主人公がコンビであれば
すなわちバディものと言えるわけなのですが
映画好きの皆さまが挙げるバディものの
必要条件というわけではないのですが
言うなれば十分条件ともいうべきものが
「性格が水と油の二人が何の因果かコンビを組まされ
次第にお互いを認め合いながら事件を追っていく」
これだけで普通にTVで映画を楽しんでるだけの人でも
10本はタイトルが浮かぶはずかと。
店主の大好きな『リーサルウェポン』なんてまさにそうですし
『ラッシュアワー』『48時間』とかもそう。
また、シュワちゃん単独主演という扱いではありますが
『レッドブル』だってドラマツルギーとしてはバディものですよね。
一方、眼を日本に移せば『トリック』のウエヤマは
典型的バディの条件に当てはまりますし
その手の「相棒以上恋人未満」だけでなく
二時間ドラマの例えば『おとり捜査官』シリーズのような
疑似父娘的バディも日本では鉄板パターンかも。
もっと端的に、自分の使い慣れた言葉でいうならば
バディとは『ツンデレ』であるといえるのではないでしょうか。
だとすれば旧来バディものと思われていた作品も
ツンデレという条件に当てはまらないものは数多くあるのでは。
あぶ刑事だってそうですよね、似た者同士の仲良しコンビ。
『相棒』の度重なる相棒交代劇も
ツンデレ感が無くなったときが潮時なのかもしれません。
確かにプレシーズンの頃の二人はまさに正反対ではありましたが
シーズン4辺りからの、長年コンビを組んできたからゆえの
息の合ったところも捨てがたかったのに……【泣】
また、いよいよファイナルを迎える『踊る』でも
青島のバディは誰かというと、すみれさんでも故・和久さんでもなく
室井さんなんですよね、水と油という点からすると。
で、視点を我らがCHに移して
撩と槇村(と冴子)のファーストコンタクト・ネタは
だいたいの荒筋はできているのですが、もうちょっとライトに
それこそハリウッド・バディムービーのノリで
やっても面白いんじゃないかと思ったり。
この二人も水と油ですからねぇ、というか
『リーサル』の二人をちょっとずつずらせば撩と槇兄になりそうな。
リッグス:戦場帰りのトラウマ野郎
→の素顔を女好きの仮面で隠す遊び人=撩
マータフ:家族思いのマイホームパパ
→妹命のシスコン兄貴=槇村
ねっ?
というか、性格はともかく立場的には全く違う二人がコンビを組んで……
というのはスピンオフで書いたような気がする。
そう、槇村&冴子の親父さんたちの話です。
そこで無意識のうちにバディものの文法を持ち出したというのが
やっぱり好きというか、血肉になってるんだなぁ。
そして、そもそもCH自体が壮大なバディものでしょう。
普段は美人にモッコリしてばかりの撩&そんなヤツにハンマーをくらわす香は
まさにバディものの十分条件を満たしていますし
その二人が、男女なので恋愛という形になりますが
さまざまな事件を潜り抜ける中で次第に惹かれ合い
最後は(一応)ハッピーエンド、なんですから。
でも、原作以上では一気にラヴラヴ、というのではなく
(あんまり想像できないけど、AHの二人はそうなのかも)
相変わらずのツンデレでい続けてほしいものです。
香も年に一度、というか月に一度くらい←一気に12倍
「何でこんな男に純情を捧げちゃったんだろう」と悩んでほしい【爆】
だけどなんだかんだいって流されちゃう
というか惚れ直しちゃうんでしょうけどね。
撩は態度には表さないものの、香ちゃんにぞっこんで【笑】
この辺の温度差もツンデレかと。
===================================
定点観測upしました。
http://abudeka.com/
隔週で¥790、全25巻
って2巻以降は倍なのか【泣笑】
収入があれば手を出せなくもないお値段なのですが
こんなときに限って無職なのが口惜しい。
就職してからバックナンバーまとめ買いってのも
意外とかかるからなぁ(CH完全版で経験済み)
つーか、CHだったら無職だろうが絶対買うんですが。
そんなわけで、前々から気になってたんですが
ふと『バディ・ムービー』の定義を知りたくて
グーグル先生に訊いてみました。
手元にあるリーダース先生@ワードタンクでは
「(二人の)男の友情を扱った映画」としかなくて
だったら『テルマ&ルイーズ』はどうなんだと。
まぁ、女同士のバディムービーってそれくらいしかないですが
日本のドラマだと男女のバディって定番ですし。
バディムービーというのは読んで字のごとく
直訳すれば「相棒映画」
つまり性別を問わず主人公がコンビであれば
すなわちバディものと言えるわけなのですが
映画好きの皆さまが挙げるバディものの
必要条件というわけではないのですが
言うなれば十分条件ともいうべきものが
「性格が水と油の二人が何の因果かコンビを組まされ
次第にお互いを認め合いながら事件を追っていく」
これだけで普通にTVで映画を楽しんでるだけの人でも
10本はタイトルが浮かぶはずかと。
店主の大好きな『リーサルウェポン』なんてまさにそうですし
『ラッシュアワー』『48時間』とかもそう。
また、シュワちゃん単独主演という扱いではありますが
『レッドブル』だってドラマツルギーとしてはバディものですよね。
一方、眼を日本に移せば『トリック』のウエヤマは
典型的バディの条件に当てはまりますし
その手の「相棒以上恋人未満」だけでなく
二時間ドラマの例えば『おとり捜査官』シリーズのような
疑似父娘的バディも日本では鉄板パターンかも。
もっと端的に、自分の使い慣れた言葉でいうならば
バディとは『ツンデレ』であるといえるのではないでしょうか。
だとすれば旧来バディものと思われていた作品も
ツンデレという条件に当てはまらないものは数多くあるのでは。
あぶ刑事だってそうですよね、似た者同士の仲良しコンビ。
『相棒』の度重なる相棒交代劇も
ツンデレ感が無くなったときが潮時なのかもしれません。
確かにプレシーズンの頃の二人はまさに正反対ではありましたが
シーズン4辺りからの、長年コンビを組んできたからゆえの
息の合ったところも捨てがたかったのに……【泣】
また、いよいよファイナルを迎える『踊る』でも
青島のバディは誰かというと、すみれさんでも故・和久さんでもなく
室井さんなんですよね、水と油という点からすると。
で、視点を我らがCHに移して
撩と槇村(と冴子)のファーストコンタクト・ネタは
だいたいの荒筋はできているのですが、もうちょっとライトに
それこそハリウッド・バディムービーのノリで
やっても面白いんじゃないかと思ったり。
この二人も水と油ですからねぇ、というか
『リーサル』の二人をちょっとずつずらせば撩と槇兄になりそうな。
リッグス:戦場帰りのトラウマ野郎
→の素顔を女好きの仮面で隠す遊び人=撩
マータフ:家族思いのマイホームパパ
→妹命のシスコン兄貴=槇村
ねっ?
というか、性格はともかく立場的には全く違う二人がコンビを組んで……
というのはスピンオフで書いたような気がする。
そう、槇村&冴子の親父さんたちの話です。
そこで無意識のうちにバディものの文法を持ち出したというのが
やっぱり好きというか、血肉になってるんだなぁ。
そして、そもそもCH自体が壮大なバディものでしょう。
普段は美人にモッコリしてばかりの撩&そんなヤツにハンマーをくらわす香は
まさにバディものの十分条件を満たしていますし
その二人が、男女なので恋愛という形になりますが
さまざまな事件を潜り抜ける中で次第に惹かれ合い
最後は(一応)ハッピーエンド、なんですから。
でも、原作以上では一気にラヴラヴ、というのではなく
(あんまり想像できないけど、AHの二人はそうなのかも)
相変わらずのツンデレでい続けてほしいものです。
香も年に一度、というか月に一度くらい←一気に12倍
「何でこんな男に純情を捧げちゃったんだろう」と悩んでほしい【爆】
だけどなんだかんだいって流されちゃう
というか惚れ直しちゃうんでしょうけどね。
撩は態度には表さないものの、香ちゃんにぞっこんで【笑】
この辺の温度差もツンデレかと。
===================================
定点観測upしました。
もう一つの『相棒』の続き
2012年6月12日 TV一人暮らしを始めてから、すっかり2時間ドラマ好きになってしまいました。
王道の旅情ミステリーにはあまり興味は無いのですが
最近では人気作家の小説やベストセラーの映像化も多いですし
上川隆也やササクラ氏など店主の好きな世代の役者さんが
各局でシリーズを持つようになったというのも理由の一つでもあります。
もともと『相棒』だって土ワイでしたし
推理もの好きとしては、その延長上でというのもありましたが
あまり若い娘の見るものでもないですし
実家では親の眼をはばかっていましたが
その点、一人暮らしだったらね♪
まぁ、そんなわけですが
寺脇さんが出てるってだけで見てしまうなんて
どんだけ“薫ちゃん”が足りてないんだ【苦笑】
というわけで見てました、TBS・月曜ゴールデン
『守護神・ボディーガード進藤輝』
寺脇さん演じる進藤は「物腰が柔らか」というか
誰に対しても敬語なんですよね。
って絶対右京さん意識してるだろ。
その設定を決めたのは制作陣であり脚本家なんでしょうけど
演じる上で寺脇さんが水谷さんを意識しなかったはずがない。
もちろんシーズン5『監禁』のような右京さんモノマネではなく
寺脇さんなりに消化したうえなんだと思うけど……
でも絶対、見てる側とすればかぶりますよね
その辺は確信犯じゃないんでしょうか。
さて、そこまで重なるのならやっぱりキャストも探してしまうもの。
というわけで、同じ劇団&事務所の先輩でもある小倉久寛さんは
シーズン4『桜田門内の変』の驫木警部だし
ボディーガードの後輩の柏原弟はシーズン6の元旦SPで
特命係がカシオペアで北海道まで送り届けた証人
依頼人役の原沙知絵さんは右京さんの“姪”の杉下花。
しかも、ボディーガードの一番下っ端の彼
どこかで見たことがあると思ったら、最後のクレジットで気づきました
シーズン1『目撃者』の小学生!! うわぁ、大きくなったなぁ。
でもそれは同時に、あれからずいぶん長い時間が経ったということ
もう10年前だよ……立派な役者さんにもなるわけだ。
ここまでキャストがかぶると、現場や楽屋で
『相棒』トークしててほしいな、というのは
ファンの勝手な願望でしょうか?
寺脇さん以外はみんなゲスト出演ではありますが
芸能界にもファンは多いですし、中には
自分を出してくれと売り込んだ例もあるようですから。
さてさて、そんなわけで『相棒』卒業後の寺脇さんを
追い続けているといっても過言ではない店主ですが
やっぱり“青年刑事”亀山巡査部長からは一皮むけた感じがしますね。
年齢が年齢ですし、今回の役なんて特にそうですが
次第に右京さんサイドに近づきつつあるのかなと。
そういえば水谷さんだって『傷だらけの天使』では
ショーケンの弟分役だったわけですし
だったらそろそろ、寺脇さんが兄貴分というか
右京さんのように、若き熱血刑事の手綱を締めるような
そんな新たなバディもののシリーズが見てみたいですね。
それこそが『相棒』を卒業した意味だと思うので。
王道の旅情ミステリーにはあまり興味は無いのですが
最近では人気作家の小説やベストセラーの映像化も多いですし
上川隆也やササクラ氏など店主の好きな世代の役者さんが
各局でシリーズを持つようになったというのも理由の一つでもあります。
もともと『相棒』だって土ワイでしたし
推理もの好きとしては、その延長上でというのもありましたが
あまり若い娘の見るものでもないですし
実家では親の眼をはばかっていましたが
その点、一人暮らしだったらね♪
まぁ、そんなわけですが
寺脇さんが出てるってだけで見てしまうなんて
どんだけ“薫ちゃん”が足りてないんだ【苦笑】
というわけで見てました、TBS・月曜ゴールデン
『守護神・ボディーガード進藤輝』
寺脇さん演じる進藤は「物腰が柔らか」というか
誰に対しても敬語なんですよね。
って絶対右京さん意識してるだろ。
その設定を決めたのは制作陣であり脚本家なんでしょうけど
演じる上で寺脇さんが水谷さんを意識しなかったはずがない。
もちろんシーズン5『監禁』のような右京さんモノマネではなく
寺脇さんなりに消化したうえなんだと思うけど……
でも絶対、見てる側とすればかぶりますよね
その辺は確信犯じゃないんでしょうか。
さて、そこまで重なるのならやっぱりキャストも探してしまうもの。
というわけで、同じ劇団&事務所の先輩でもある小倉久寛さんは
シーズン4『桜田門内の変』の驫木警部だし
ボディーガードの後輩の柏原弟はシーズン6の元旦SPで
特命係がカシオペアで北海道まで送り届けた証人
依頼人役の原沙知絵さんは右京さんの“姪”の杉下花。
しかも、ボディーガードの一番下っ端の彼
どこかで見たことがあると思ったら、最後のクレジットで気づきました
シーズン1『目撃者』の小学生!! うわぁ、大きくなったなぁ。
でもそれは同時に、あれからずいぶん長い時間が経ったということ
もう10年前だよ……立派な役者さんにもなるわけだ。
ここまでキャストがかぶると、現場や楽屋で
『相棒』トークしててほしいな、というのは
ファンの勝手な願望でしょうか?
寺脇さん以外はみんなゲスト出演ではありますが
芸能界にもファンは多いですし、中には
自分を出してくれと売り込んだ例もあるようですから。
さてさて、そんなわけで『相棒』卒業後の寺脇さんを
追い続けているといっても過言ではない店主ですが
やっぱり“青年刑事”亀山巡査部長からは一皮むけた感じがしますね。
年齢が年齢ですし、今回の役なんて特にそうですが
次第に右京さんサイドに近づきつつあるのかなと。
そういえば水谷さんだって『傷だらけの天使』では
ショーケンの弟分役だったわけですし
だったらそろそろ、寺脇さんが兄貴分というか
右京さんのように、若き熱血刑事の手綱を締めるような
そんな新たなバディもののシリーズが見てみたいですね。
それこそが『相棒』を卒業した意味だと思うので。
店主が相棒で見たかったもの
2012年5月13日 TV
ども、花粉症の薬を止めようとして
今日一日、某大佐のように
「鼻が、鼻がぁっ!」と呻いていたゆーめいです【爆】
もうそろそろヒノキも終わった頃なんですが
店主の場合、麦などのイネ科も持っていて
でもこっちじゃ近所に畑もないから出ないだろうと思っていたら……
案外、原因は部屋のハウスダストなのかも【泣笑】
さて、今日は『相棒』の再放送「閣下の城」がやるというので
一日家事&お留守番デーにしました。
劇場版を2週連続見てしまってからというものの
薫ちゃん欠乏症に陥ってしまったようです【笑】
シーズン4はシリーズ中でも脂の乗り切った時期ですが
その中でもこの初回SPは全シリーズ通しても傑作なのではないかと。
やっぱりまず挙げられるのは『閣下』役の長門氏の“怪演”でしょう。
あのラストの修復したビデオの映像、あれは誰がアイデアを出したんでしょうか?
それにしてもよくまぁアレをあんなノリノリで演じられたこと。
そして『閣下』と『瀬戸山元法相』とのガチンコ兄弟バトル!
あのお二人が並ぶシーンでついついニヤニヤしてしまったのは
店主だけではないでしょう。
でも、その閣下もすでにこの世にはおられず……
長門氏の訃報に接したとき、まず思ったのが「閣下が……」ということでした。
それくらい、店主の中では強烈なキャラクターでもありました。
改めて、この場でご冥福をお祈りします。
また、今となっては懐かしいのが『相棒』定番のディテールですよね【涙】
それらは総て、今の相棒では失われてしまったこと。
「特命係の亀山ぁ」しかり、『花の里』での4人のやりとりしかり。
ちょうどシーズン4は美和子ちゃんが鹿手袋と別れて
薫ちゃんとやり直していこうというシリーズでもありますので、
「元カノ以上今カノ未満」の関係がたまらなく萌え~というか
だって薫ちゃん、美和子ちゃんのことをぎゅっと抱きしめちゃうんだもんw
ここまでちゃんと「恋愛」してる二人って、全シリーズ通しても無かったような。
蒸し返してしまうようですが、『相棒』の魅力って
ロジックとキャラクターが車の両輪なんですよね。
だから薫ちゃん卒業以降はずっと片輪走行のような気が。
しかも、そのような「らしさ」をすべて否定してしまった後
新たな「らしさ」を求めて迷走してしまっているんじゃないかと。
先週の劇場版2の神戸くんのシャワーシーン(!!!)に
誰得!?と驚き通り越して呆れてしまいましたもの。
その神戸くんも特命係を去って、いったい『相棒』はこれからどうなるのか。
ここまで相棒を取っ替え引っ替えしてしまうと
『相棒』というタイトルそのものさえ
虚しくなってしまうように思えてなりません。
二人のコンビを改めて見ると、総てが噛み合ってるんですよ。
クールな頭脳労働担当と、熱血肉体労働担当
常に英国調のスーツと、フライトジャケットにアーミーパンツ
それがシリーズも4まで重ねれば息もぴったり。
決してそういう意味ではありませんが、この二人はもはや『運命』ですよね。
薫ちゃんなんて免許センターと所轄と、二度も異動になっているにもかかわらず
結局、特命係に戻ってきたんですから。
これから誰が右京さんと組んでも、誰も彼を越えられませんよ
薫ちゃんのいない相棒など、香ちゃんのいないCHと同じですから。
……でも、この心のもやもやはどこにぶつければいいんだ?
もはや「自分で書く」という選択肢しかないのかもしれません、オリジナル含めて。
そうか、店主が書きたいのはラヴじゃなくてバディなんだよね、うん。
今日一日、某大佐のように
「鼻が、鼻がぁっ!」と呻いていたゆーめいです【爆】
もうそろそろヒノキも終わった頃なんですが
店主の場合、麦などのイネ科も持っていて
でもこっちじゃ近所に畑もないから出ないだろうと思っていたら……
案外、原因は部屋のハウスダストなのかも【泣笑】
さて、今日は『相棒』の再放送「閣下の城」がやるというので
一日家事&お留守番デーにしました。
劇場版を2週連続見てしまってからというものの
薫ちゃん欠乏症に陥ってしまったようです【笑】
シーズン4はシリーズ中でも脂の乗り切った時期ですが
その中でもこの初回SPは全シリーズ通しても傑作なのではないかと。
やっぱりまず挙げられるのは『閣下』役の長門氏の“怪演”でしょう。
あのラストの修復したビデオの映像、あれは誰がアイデアを出したんでしょうか?
それにしてもよくまぁアレをあんなノリノリで演じられたこと。
そして『閣下』と『瀬戸山元法相』とのガチンコ兄弟バトル!
あのお二人が並ぶシーンでついついニヤニヤしてしまったのは
店主だけではないでしょう。
でも、その閣下もすでにこの世にはおられず……
長門氏の訃報に接したとき、まず思ったのが「閣下が……」ということでした。
それくらい、店主の中では強烈なキャラクターでもありました。
改めて、この場でご冥福をお祈りします。
また、今となっては懐かしいのが『相棒』定番のディテールですよね【涙】
それらは総て、今の相棒では失われてしまったこと。
「特命係の亀山ぁ」しかり、『花の里』での4人のやりとりしかり。
ちょうどシーズン4は美和子ちゃんが鹿手袋と別れて
薫ちゃんとやり直していこうというシリーズでもありますので、
「元カノ以上今カノ未満」の関係がたまらなく萌え~というか
だって薫ちゃん、美和子ちゃんのことをぎゅっと抱きしめちゃうんだもんw
ここまでちゃんと「恋愛」してる二人って、全シリーズ通しても無かったような。
蒸し返してしまうようですが、『相棒』の魅力って
ロジックとキャラクターが車の両輪なんですよね。
だから薫ちゃん卒業以降はずっと片輪走行のような気が。
しかも、そのような「らしさ」をすべて否定してしまった後
新たな「らしさ」を求めて迷走してしまっているんじゃないかと。
先週の劇場版2の神戸くんのシャワーシーン(!!!)に
誰得!?と驚き通り越して呆れてしまいましたもの。
その神戸くんも特命係を去って、いったい『相棒』はこれからどうなるのか。
ここまで相棒を取っ替え引っ替えしてしまうと
『相棒』というタイトルそのものさえ
虚しくなってしまうように思えてなりません。
二人のコンビを改めて見ると、総てが噛み合ってるんですよ。
クールな頭脳労働担当と、熱血肉体労働担当
常に英国調のスーツと、フライトジャケットにアーミーパンツ
それがシリーズも4まで重ねれば息もぴったり。
決してそういう意味ではありませんが、この二人はもはや『運命』ですよね。
薫ちゃんなんて免許センターと所轄と、二度も異動になっているにもかかわらず
結局、特命係に戻ってきたんですから。
これから誰が右京さんと組んでも、誰も彼を越えられませんよ
薫ちゃんのいない相棒など、香ちゃんのいないCHと同じですから。
……でも、この心のもやもやはどこにぶつければいいんだ?
もはや「自分で書く」という選択肢しかないのかもしれません、オリジナル含めて。
そうか、店主が書きたいのはラヴじゃなくてバディなんだよね、うん。
やっぱりこっちにしました
2012年1月19日 TV コメント (2)基本的に同じクールで、刑事ものや医者ものなど
同じジャンルのドラマがやっていたら、どれか一つに絞るようにしています。
なのでこの冬は正直けっこう悩みました
『ストロベリーナイト』にしようか『ダーティ・ママ!』にしようか
それとも両方やめて『相棒』を見ようか。
特に前者二つはどちらも女刑事ものということでネタかぶりまくり
『ストロベリーナイト』は人気小説のドラマ化ですし
『ダーティ・ママ!』はたまたま近所でロケがやってた
というのが見ようと思った最大のきっかけだったりする【笑】
なので、とりあえず初回は両方見ました
そのうちどっちかに絞ろうと。
そんなことが前にあったなぁ、と思ったら
『アリアドネの弾丸』と『ブルドクター』のときだ。
両方とも医者もの、しかも法医学ネタ。
結局、バチスタコンビは今回も捨てがたかったし
一方の『ブルドクター』も脇役に引きつけられて
どっちも最後まで見てしまいましたとさ。
で、今回もそうなるのかと思いきや
やめました、『ストロベリーナイト』。
世間ではこっちの方が評判が良くて
一方の『ダーティ・ママ!』では子連れ出勤の女刑事に
「んなやつぁいねぇだろ」との声が多いにもかかわらず。
でも、リアルだからこそ細部に違和感があってはいけないし
荒唐無稽だからこそ描ける真実もあるのでは。
====================================
『ストロベリーナイト』で感じた最も大きな違和感は
これは店主も嵌った落とし穴だったんですが
ヒロイン・姫川玲子の過去のトラウマ。
――あそこまで復活できて、しかも刑事までやれてしまうのかと。
もちろん克服の度合いは人によってさまざまで
前に某所で紹介した、ライターとしてその問題と向き合っている方もいれば
未だに男性と話すこともできないという人もいる。
もちろんドラマの中でも、未だにそれに苦しみ続ける玲子のシーンがありますが
それが唐突というか脈絡がないというか。
そもそもこの作者は他にも『ジウ』や『武士道シックスティーン』シリーズなど
女性を主人公にした作品が多く、そのどれもが売り文句として
「ヒロインが活き活きと描かれている」とあるのですが、
実際にドラマ改善に原作を手に取った身としては、ホントにそうか?と。
「活き活き」といっても女性読者が共感できる「活き活き」というより……
何というか、あくまでCEの三姉妹のような気が。
男目線で描かれた『強い女性』像、
それは決してCHの槇村香ではないというか。
『ジウ』はドラマでしか見ませんでしたが
二人のヒロインがものの見事に紋切り型の対称形【爆】
“白”にしても“黒”にしても(名前すら忘れた)
「んな女、実際にはいねぇよ」と思いましたもん。
で、気になってプロフィールをちょこっと読んだら
デビューはラノベだったんですね、何だか納得。
普通の小説とラノベではキャラクター造形の仕方が違いますから。
云わば、絵画とイラストの違いのようなものでしょうか。
絵の場合、目の前にある対象物をありのままに描くのが基本
でもイラストは単純化かつデフォルメされたパーツの組み合わせ。
それが何百、何千というパーツの中から選ぶのであれば
モンタージュのようにリアルに描けるのかもしれませんが
そもそもの方法論がまるっきり違うわけで。
もしかしたら作者は、「有能だが心の奥底に弱さを隠した女刑事」
というキャラクターを造形するうえで、その「弱さ」を
どれがいいかな、と数ある候補の中からランダムに選んだのではなかろうか。
そういうトラウマを軽々しく扱ってほしくはないし
『姫川玲子』という人物の全体像の中でも
彼女の過去が宙ぶらりんなように思えてしまうのですが。
当然それは一生消えない傷を心に残す出来事ですから
その事件が良くも悪くも玲子という人物像の核になるはず。
でも、彼女の刑事としての際立った特性である『女のヤマ勘』
それも犯人の心理・行動まで予測してしまう読みの鋭さは
結びつかないどころか全く正反対ではないでしょうか。
自らも犯罪被害者である玲子にとって、犯罪者は憎むべき敵
しかも相手を同じ人間と見做さないところまで貶めて
やっと心の整理がつくぐらいの経験をしたはずなのだから
彼らと共感し合える余地はないのでは。
――それと、玲子の決め台詞である
「このヤマ、取るわよ」がどうも納得がいかない。
彼女にとって事件とは、上司やライバルたちを
出し抜くためのものなのだろうか。
刑事にとってはそれがメシの種であり日常なのだが
不運にも事件に巻き込まれてしまった被害者やその家族にとって
それは全くの非日常であり一生に一度あればいい
いや、一度も無い方がいいくらいの出来事なのだ。
それを刑事同士の勝負の点数チップに使っていいはずがない。
実際、被害者だった玲子にそれが判っているはず。
刑事ドラマというより『警察ドラマ』としてのリアルさに
こだわりたかったのかもしれないが、だからこそ
ヒロインのリアリティの無さがあまりにも救いようがなかった。
なので、初回で止めてしまいました。
本当は西島秀俊目当てでしたが、あまりフィーチャーされてませんでしたし。
====================================
一方の『ダーティ・ママ!』
確かにありえない、現場に息子(1歳)を連れてくる女刑事。
でも「ありえない」を最初に打ち出してしまえば
そこから先はどんな嘘だってつけてしまえるわけで。
だってリアリティを追及しようがないですもん、最初の設定からして。
そして、「嘘」がつけるからこそ
「真実」がよりはっきりと描き出せるわけで。
風刺文学、というのは日本ではあまりメジャーではありませんが
要は荒唐無稽な奇想をもって今の現実を批判する、というもの。
一番判りやすいのは『ガリヴァー旅行記』でしょうか
あれは決して子供向けの読み物ではありません。
小人国も巨人国も実は当時のイギリス社会の鏡像
かの店主も大好きな冒険アニメのモチーフとなった空飛ぶ島は
頭でっかちなアカデミズムを誇張したものですし
その後の馬の国にいたっては、人間は馬より愚かな動物として描かれています。
また、作者のスウィフトは母国アイルランドの
人口増加及び食糧問題の改善のために
「貧しい子供を肥育して食用に供すべし」
とも書いています。もちろん本気でそう思っているわけではありませんが
そこまで極端なことを書かなければ、誰も植民地アイルランドの窮状に
耳を傾けてくれないという現実があったわけです。
で、『ダーティ・ママ!』
主人公・丸岡高子が子連れ出勤という暴挙に出た背景には
この国の子育て支援の不備があるわけで
実際、共働きのフルタイムでも母親の収入は
まるまる保育所とシッター代に消えるというケースも。
こうなると子育てしながら働くことはもはや『道楽』ですよね【泣】
それを無視して「ありえねぇ」とか言うな、特に男っ!!
もちろん「ありえねぇ」からこその嘘の尽き放題というわけで
最近の「組織としての警察」を描く『警察ドラマ』ではできないような
やりたい放題の違法捜査がかえって新鮮というか痛快というか
昔の『刑事ドラマ』ってこうだったじゃない、あぶ刑事とか。
それで余計なことを考えずに楽しめるってだけでもwinner。
ただ、銃を軽々しく携行するのは店主的にちょっとNG
『踊る~』の携行許可シーンの様式美に燃えてしまうと、ね。
====================================
となると、水曜はデカ刑事になってしまうので
『相棒』もお休みだなぁ。
昨年はバイトで結局見ませんでしたし。
やっぱり薫ちゃんがいなくなってモチベが落ちた【泣】
右京さんより薫ちゃんの方が好きでしたから。
やっぱり「冷静・頭脳派・英国紳士」の右京さんの相棒は
「熱血・肉体派・ミリカジ」の薫ちゃんしかいないでしょう!
そうやって二人がうまく噛み合い補い合いしてたんですから。
それに、右京さんを「右京さん」と呼ばない相棒は『相棒』じゃないです。
なので、かつてはそれがあるから1週間生きていられるというドラマでしたが
今は普通に面白いと思うだけになってしまいました。
それでも、他のドラマと比べても見たいと思えるだけのものはありますよ
でも昔あんなに好きだったのと比べると、どうしても見劣りしてしまいます。
とはいうものの、今週はあの「ついてない女」月本幸子再々登場で
まんまとテレ朝と東映の策略にのせられてしまいましたが
来週は『ダーティ・ママ!』と天秤にかけてまで
見たいと思えるようなものじゃなかったんだよなぁ
……薫ちゃんじゃなきゃダメなんだよ。
同じジャンルのドラマがやっていたら、どれか一つに絞るようにしています。
なのでこの冬は正直けっこう悩みました
『ストロベリーナイト』にしようか『ダーティ・ママ!』にしようか
それとも両方やめて『相棒』を見ようか。
特に前者二つはどちらも女刑事ものということでネタかぶりまくり
『ストロベリーナイト』は人気小説のドラマ化ですし
『ダーティ・ママ!』はたまたま近所でロケがやってた
というのが見ようと思った最大のきっかけだったりする【笑】
なので、とりあえず初回は両方見ました
そのうちどっちかに絞ろうと。
そんなことが前にあったなぁ、と思ったら
『アリアドネの弾丸』と『ブルドクター』のときだ。
両方とも医者もの、しかも法医学ネタ。
結局、バチスタコンビは今回も捨てがたかったし
一方の『ブルドクター』も脇役に引きつけられて
どっちも最後まで見てしまいましたとさ。
で、今回もそうなるのかと思いきや
やめました、『ストロベリーナイト』。
世間ではこっちの方が評判が良くて
一方の『ダーティ・ママ!』では子連れ出勤の女刑事に
「んなやつぁいねぇだろ」との声が多いにもかかわらず。
でも、リアルだからこそ細部に違和感があってはいけないし
荒唐無稽だからこそ描ける真実もあるのでは。
====================================
『ストロベリーナイト』で感じた最も大きな違和感は
これは店主も嵌った落とし穴だったんですが
ヒロイン・姫川玲子の過去のトラウマ。
――あそこまで復活できて、しかも刑事までやれてしまうのかと。
もちろん克服の度合いは人によってさまざまで
前に某所で紹介した、ライターとしてその問題と向き合っている方もいれば
未だに男性と話すこともできないという人もいる。
もちろんドラマの中でも、未だにそれに苦しみ続ける玲子のシーンがありますが
それが唐突というか脈絡がないというか。
そもそもこの作者は他にも『ジウ』や『武士道シックスティーン』シリーズなど
女性を主人公にした作品が多く、そのどれもが売り文句として
「ヒロインが活き活きと描かれている」とあるのですが、
実際にドラマ改善に原作を手に取った身としては、ホントにそうか?と。
「活き活き」といっても女性読者が共感できる「活き活き」というより……
何というか、あくまでCEの三姉妹のような気が。
男目線で描かれた『強い女性』像、
それは決してCHの槇村香ではないというか。
『ジウ』はドラマでしか見ませんでしたが
二人のヒロインがものの見事に紋切り型の対称形【爆】
“白”にしても“黒”にしても(名前すら忘れた)
「んな女、実際にはいねぇよ」と思いましたもん。
で、気になってプロフィールをちょこっと読んだら
デビューはラノベだったんですね、何だか納得。
普通の小説とラノベではキャラクター造形の仕方が違いますから。
云わば、絵画とイラストの違いのようなものでしょうか。
絵の場合、目の前にある対象物をありのままに描くのが基本
でもイラストは単純化かつデフォルメされたパーツの組み合わせ。
それが何百、何千というパーツの中から選ぶのであれば
モンタージュのようにリアルに描けるのかもしれませんが
そもそもの方法論がまるっきり違うわけで。
もしかしたら作者は、「有能だが心の奥底に弱さを隠した女刑事」
というキャラクターを造形するうえで、その「弱さ」を
どれがいいかな、と数ある候補の中からランダムに選んだのではなかろうか。
そういうトラウマを軽々しく扱ってほしくはないし
『姫川玲子』という人物の全体像の中でも
彼女の過去が宙ぶらりんなように思えてしまうのですが。
当然それは一生消えない傷を心に残す出来事ですから
その事件が良くも悪くも玲子という人物像の核になるはず。
でも、彼女の刑事としての際立った特性である『女のヤマ勘』
それも犯人の心理・行動まで予測してしまう読みの鋭さは
結びつかないどころか全く正反対ではないでしょうか。
自らも犯罪被害者である玲子にとって、犯罪者は憎むべき敵
しかも相手を同じ人間と見做さないところまで貶めて
やっと心の整理がつくぐらいの経験をしたはずなのだから
彼らと共感し合える余地はないのでは。
――それと、玲子の決め台詞である
「このヤマ、取るわよ」がどうも納得がいかない。
彼女にとって事件とは、上司やライバルたちを
出し抜くためのものなのだろうか。
刑事にとってはそれがメシの種であり日常なのだが
不運にも事件に巻き込まれてしまった被害者やその家族にとって
それは全くの非日常であり一生に一度あればいい
いや、一度も無い方がいいくらいの出来事なのだ。
それを刑事同士の勝負の点数チップに使っていいはずがない。
実際、被害者だった玲子にそれが判っているはず。
刑事ドラマというより『警察ドラマ』としてのリアルさに
こだわりたかったのかもしれないが、だからこそ
ヒロインのリアリティの無さがあまりにも救いようがなかった。
なので、初回で止めてしまいました。
本当は西島秀俊目当てでしたが、あまりフィーチャーされてませんでしたし。
====================================
一方の『ダーティ・ママ!』
確かにありえない、現場に息子(1歳)を連れてくる女刑事。
でも「ありえない」を最初に打ち出してしまえば
そこから先はどんな嘘だってつけてしまえるわけで。
だってリアリティを追及しようがないですもん、最初の設定からして。
そして、「嘘」がつけるからこそ
「真実」がよりはっきりと描き出せるわけで。
風刺文学、というのは日本ではあまりメジャーではありませんが
要は荒唐無稽な奇想をもって今の現実を批判する、というもの。
一番判りやすいのは『ガリヴァー旅行記』でしょうか
あれは決して子供向けの読み物ではありません。
小人国も巨人国も実は当時のイギリス社会の鏡像
かの店主も大好きな冒険アニメのモチーフとなった空飛ぶ島は
頭でっかちなアカデミズムを誇張したものですし
その後の馬の国にいたっては、人間は馬より愚かな動物として描かれています。
また、作者のスウィフトは母国アイルランドの
人口増加及び食糧問題の改善のために
「貧しい子供を肥育して食用に供すべし」
とも書いています。もちろん本気でそう思っているわけではありませんが
そこまで極端なことを書かなければ、誰も植民地アイルランドの窮状に
耳を傾けてくれないという現実があったわけです。
で、『ダーティ・ママ!』
主人公・丸岡高子が子連れ出勤という暴挙に出た背景には
この国の子育て支援の不備があるわけで
実際、共働きのフルタイムでも母親の収入は
まるまる保育所とシッター代に消えるというケースも。
こうなると子育てしながら働くことはもはや『道楽』ですよね【泣】
それを無視して「ありえねぇ」とか言うな、特に男っ!!
もちろん「ありえねぇ」からこその嘘の尽き放題というわけで
最近の「組織としての警察」を描く『警察ドラマ』ではできないような
やりたい放題の違法捜査がかえって新鮮というか痛快というか
昔の『刑事ドラマ』ってこうだったじゃない、あぶ刑事とか。
それで余計なことを考えずに楽しめるってだけでもwinner。
ただ、銃を軽々しく携行するのは店主的にちょっとNG
『踊る~』の携行許可シーンの様式美に燃えてしまうと、ね。
====================================
となると、水曜はデカ刑事になってしまうので
『相棒』もお休みだなぁ。
昨年はバイトで結局見ませんでしたし。
やっぱり薫ちゃんがいなくなってモチベが落ちた【泣】
右京さんより薫ちゃんの方が好きでしたから。
やっぱり「冷静・頭脳派・英国紳士」の右京さんの相棒は
「熱血・肉体派・ミリカジ」の薫ちゃんしかいないでしょう!
そうやって二人がうまく噛み合い補い合いしてたんですから。
それに、右京さんを「右京さん」と呼ばない相棒は『相棒』じゃないです。
なので、かつてはそれがあるから1週間生きていられるというドラマでしたが
今は普通に面白いと思うだけになってしまいました。
それでも、他のドラマと比べても見たいと思えるだけのものはありますよ
でも昔あんなに好きだったのと比べると、どうしても見劣りしてしまいます。
とはいうものの、今週はあの「ついてない女」月本幸子再々登場で
まんまとテレ朝と東映の策略にのせられてしまいましたが
来週は『ダーティ・ママ!』と天秤にかけてまで
見たいと思えるようなものじゃなかったんだよなぁ
……薫ちゃんじゃなきゃダメなんだよ。
結局こっちにしました
2012年1月16日 TV月曜8時はずっと『世界まる見えTV特捜部』だったんですが
ここ最近は盤石の座が少しずつ揺らぎつつあるような。
その裏はかつては『水戸黄門』だったんですが
それと『ハンチョウ』が交互にやるようになってからが悩みの種。
(Hey!×3?問題外。TUBE出るなら別だけど)
刑事好きだしササクラちゃん好きだし……
そしてとうとう水戸黄門完結、その後釜がハンチョウかというと
更に店主の好きな宮部みゆきの『ステップファーザー・ステップ』
しかも主演が上川さんだなんて、まさに店主ホイホイ【爆】
ですが……やっぱりまる見え見ることにしました。
だってドラマは後で必ずDVD化されますが
まる見えは今日やったネタは一期一会ですので。
あ、ウチではPCがTV兼用ですが裏録りできませんので悪しからず。
その今日のまる見えでぜひとも見たかったのが
BESTの『Kids with Guns』
CH書き、特にお子ネタ書きとしては見ておかないと。
やっぱり思い出したのはミックですね
子供の頃、父親に銃を教えてもらい狩りに連れて行ってもらったことを
嬉しそうに懐かしそうに語っていましたので。
なので、ウチのミックは同じことを息子にもしてやっているわけですよ。
アメリカ人(白人保守層)の父子にとって銃は
キャッチボールと同じことなんでしょうねぇ。
それに、弓道をやっていた人間としましては
射撃場で銃を撃つことと自分のそれが何が違うのかと。
どっちにしても、一歩間違えば人を殺せるというのは同じこと。
それは入部したときに徹底して教え込まれましたね
矢を取りに行くときは必ず声をかけてからと。
毎年必ず事故は起きているそうです。
しかも高校では演劇部だったんですが、これもけっこうネタにしてますが
緞帳や照明を上下させるスイッチ、または取付のネジが甘いだけで
落下したら死にますよ。これも叩きこまれました。
まーそう考えると危険はどこにでもあるもの。
それに、けっこう前に小学生にナイフの使い方を教えるという話が
いいニュースとして新聞に出ていました。
そんなことしなくてもいずれは調理実習や彫刻刀で
刃物の危なさ痛さを学ぶものですが(両方やった;泣)
危ないからといって遠ざけているだけでは
かえって危険でしょうから、30過ぎの初恋と同じで【謎爆】
ただ、銃と他の武器との大きな違いは
北条センセも前にどこかで言っていたと思いますが
人差し指一本で軽々と人が殺せるということ。
弓道ってあれ、弓引くのけっこう筋力要りますよ。
かける労力と心理的ハードルって正比例すると思う。
だから軽い気持ちで銃爪を引けてしまうのではないでしょうか。
番組では、子供に銃の使い方を教える教室を取り上げていましたが
そこで実際に銃を向けられるというプロセスを
必修にしたらいいんじゃないだろうか、と勝手に提案。
もちろん弾丸は抜いておきますが、でもそれは子供には教えずに。
銃=おもちゃの感覚で平然としている子には持つ資格なし
実際にビビった経験がある種の抑止力になりうるんじゃないでしょうか。
その点、ひかりは銃を持つ前から向けられまくりだからなぁ
だけどあまりにまくりすぎて感覚がマヒしかけてるかも【苦笑】
あと、銃が生活の一部になっていると聞くと恐ろしいかもしれませんが
昔の武士なんて刀がそれこそ体の一部だったようなもの。
そう考えると何となく納得してしまえそうなものですが
ただ、江戸時代でも武士は人口の数%だったはず。
だからこそ彼らには高いプライドがあったわけで
銃社会アメリカのような乱れっぷりにはならなかったのでは。
小説なんか読んでるとけっこう辻斬りとか出てきますが【泣】
それは武道の精神として現在に受け継がれているわけであって
弓道部員は決して人に弓を向けないのです。
というか、そういう場に普通は弓矢は無いと思うけど【苦笑】
でも、自由の国アメリカは銃を持つのも自由
ノーブレス・オブリージュが何たるか知らない下々すら
武器を持っているからああなるわけで
銃を使っているつもりが銃に使われてしまっているんだろうな。
アメリカから銃を失くせないという現実的な前提に立てば
求められるのは単なる銃規制ではなく、銃を持つ資格づけなのでは。
それは年齢とか犯罪歴の有無などという書類的なものではなく
もっと、人間的というか
「サムライたりえるか」というか。
……その辺のことはいずれネタとして書くつもり。
====================================
その後は超久々に月9です。
ラヴストーリーじゃない月9って『ルーキー』以来じゃないでしょうか
ミムラ主演の司法修習生の群像劇、あれは面白かった月9らしくなくて。
探偵ネタって70年代は『探偵物語』や『傷だらけの天使』とか
数々の名作がありましたが、やっぱり雰囲気的に意識はしてるんでしょうか。
それをあくまで月9らしくカネかけてやっているというか。
個人的には母親役の岡江久美子さんでどうしても
『探偵レミントン・スティール』のヒロインを思い出してしまいます【爆】
主演はP.ブロスナンだったんだけど神谷さんの吹替えだったんだよなぁ
しかも未来のボンドなのに二枚目半(ほぼ三?)という
いかにもな神谷キャラっぷりw
ボンドなブロスナンは槇兄の声がぴったりなんですけどね。
あー見たいわ、レミントン・スティール
早くDVD化してくれないものでしょうか。
ここ最近は盤石の座が少しずつ揺らぎつつあるような。
その裏はかつては『水戸黄門』だったんですが
それと『ハンチョウ』が交互にやるようになってからが悩みの種。
(Hey!×3?問題外。TUBE出るなら別だけど)
刑事好きだしササクラちゃん好きだし……
そしてとうとう水戸黄門完結、その後釜がハンチョウかというと
更に店主の好きな宮部みゆきの『ステップファーザー・ステップ』
しかも主演が上川さんだなんて、まさに店主ホイホイ【爆】
ですが……やっぱりまる見え見ることにしました。
だってドラマは後で必ずDVD化されますが
まる見えは今日やったネタは一期一会ですので。
あ、ウチではPCがTV兼用ですが裏録りできませんので悪しからず。
その今日のまる見えでぜひとも見たかったのが
BESTの『Kids with Guns』
CH書き、特にお子ネタ書きとしては見ておかないと。
やっぱり思い出したのはミックですね
子供の頃、父親に銃を教えてもらい狩りに連れて行ってもらったことを
嬉しそうに懐かしそうに語っていましたので。
なので、ウチのミックは同じことを息子にもしてやっているわけですよ。
アメリカ人(白人保守層)の父子にとって銃は
キャッチボールと同じことなんでしょうねぇ。
それに、弓道をやっていた人間としましては
射撃場で銃を撃つことと自分のそれが何が違うのかと。
どっちにしても、一歩間違えば人を殺せるというのは同じこと。
それは入部したときに徹底して教え込まれましたね
矢を取りに行くときは必ず声をかけてからと。
毎年必ず事故は起きているそうです。
しかも高校では演劇部だったんですが、これもけっこうネタにしてますが
緞帳や照明を上下させるスイッチ、または取付のネジが甘いだけで
落下したら死にますよ。これも叩きこまれました。
まーそう考えると危険はどこにでもあるもの。
それに、けっこう前に小学生にナイフの使い方を教えるという話が
いいニュースとして新聞に出ていました。
そんなことしなくてもいずれは調理実習や彫刻刀で
刃物の危なさ痛さを学ぶものですが(両方やった;泣)
危ないからといって遠ざけているだけでは
かえって危険でしょうから、30過ぎの初恋と同じで【謎爆】
ただ、銃と他の武器との大きな違いは
北条センセも前にどこかで言っていたと思いますが
人差し指一本で軽々と人が殺せるということ。
弓道ってあれ、弓引くのけっこう筋力要りますよ。
かける労力と心理的ハードルって正比例すると思う。
だから軽い気持ちで銃爪を引けてしまうのではないでしょうか。
番組では、子供に銃の使い方を教える教室を取り上げていましたが
そこで実際に銃を向けられるというプロセスを
必修にしたらいいんじゃないだろうか、と勝手に提案。
もちろん弾丸は抜いておきますが、でもそれは子供には教えずに。
銃=おもちゃの感覚で平然としている子には持つ資格なし
実際にビビった経験がある種の抑止力になりうるんじゃないでしょうか。
その点、ひかりは銃を持つ前から向けられまくりだからなぁ
だけどあまりにまくりすぎて感覚がマヒしかけてるかも【苦笑】
あと、銃が生活の一部になっていると聞くと恐ろしいかもしれませんが
昔の武士なんて刀がそれこそ体の一部だったようなもの。
そう考えると何となく納得してしまえそうなものですが
ただ、江戸時代でも武士は人口の数%だったはず。
だからこそ彼らには高いプライドがあったわけで
銃社会アメリカのような乱れっぷりにはならなかったのでは。
小説なんか読んでるとけっこう辻斬りとか出てきますが【泣】
それは武道の精神として現在に受け継がれているわけであって
弓道部員は決して人に弓を向けないのです。
というか、そういう場に普通は弓矢は無いと思うけど【苦笑】
でも、自由の国アメリカは銃を持つのも自由
ノーブレス・オブリージュが何たるか知らない下々すら
武器を持っているからああなるわけで
銃を使っているつもりが銃に使われてしまっているんだろうな。
アメリカから銃を失くせないという現実的な前提に立てば
求められるのは単なる銃規制ではなく、銃を持つ資格づけなのでは。
それは年齢とか犯罪歴の有無などという書類的なものではなく
もっと、人間的というか
「サムライたりえるか」というか。
……その辺のことはいずれネタとして書くつもり。
====================================
その後は超久々に月9です。
ラヴストーリーじゃない月9って『ルーキー』以来じゃないでしょうか
ミムラ主演の司法修習生の群像劇、あれは面白かった月9らしくなくて。
探偵ネタって70年代は『探偵物語』や『傷だらけの天使』とか
数々の名作がありましたが、やっぱり雰囲気的に意識はしてるんでしょうか。
それをあくまで月9らしくカネかけてやっているというか。
個人的には母親役の岡江久美子さんでどうしても
『探偵レミントン・スティール』のヒロインを思い出してしまいます【爆】
主演はP.ブロスナンだったんだけど神谷さんの吹替えだったんだよなぁ
しかも未来のボンドなのに二枚目半(ほぼ三?)という
いかにもな神谷キャラっぷりw
ボンドなブロスナンは槇兄の声がぴったりなんですけどね。
あー見たいわ、レミントン・スティール
早くDVD化してくれないものでしょうか。
City Hunter without Python?
2011年12月18日 TV
実はめちゃくちゃ楽しみにしてたんですよね
スペシャルドラマ『愛・命~新宿歌舞伎町駆け込み寺』
玄秀盛さんの活動については前々から聞き及んではいました。
新宿で「もう後がない」人たちの最後の頼みの綱となる
云わば『パイソンを持っていないシティーハンター』
あ、だったらむしろ香の役目か【笑】
実際、香ちゃんだったらトラブってるホストクラブに
ダンプで突っ込むぐらいのことはしてそうな。
撩だったらそうはしませんよね、もっとスマートに
パイソン片手に乗り込んでいきゃ済む話なので。
ユニオン相手では装甲車で突っ込んだこともありましたが
それにしても、あれは演出なのか実話なのか。
その実話をもとに我が愛しの謙さまが企画、主演とくれば
LOVEなものの相乗効果で期待しないわけにはいかないでしょう。
南果歩さんが別居中の妻役で共演ということも話題になりましたが
(果歩さんも好きな女優さんの一人です)
……あたしの2時間20分を返せ【泣】
何で結局ベタなラヴストーリーになっちゃうかなぁ。
あれを見てご本人はいったいどう思ったんだろうか。
もちろんOKが出たからこそこうして放映されたんでしょうけれど
渋々、というように思えてならないのですが。
それに、ファンとしましてはあの脚色が
どれほど謙さまの意図を組んだものだったのかが知りたいです。
確かに、ドラマ化するにあたって
視聴者の分身となるキャラクターは必要だとは思いますよ。
でも、あくまで視点代わりに徹して
もう少しニュートラルな心の交流というような
描き方をしてくれた方が良かったんじゃないでしょうか。
昨日、あっちであんなことを書いたからというのもあるんでしょうけど
男と女が出逢えばくっつけさせようという魂胆に反吐が出る。
むしろ、視聴者が期待していたのは
彼に救いを求めてきた人たちの事情とその顛末だったのでは。
これはもしかしたら自分自身のわがままなのかもしれませんが
ドラマを通じてCHの世界に触れたかったんだよぉ【泣】
あと、最後の東日本大震災に絡んだ絡みは完全に蛇足。
謙さま自身、今度の震災に思い入れがあるというのは
ファンとして重々承知なので、
あれはご本人自身の意向で入れたんでしょうけれども
「気仙沼」という地名が出てきた時点で嫌な予感がしてたんだよ……
結局、収穫としてはロケハンの労力が省けたというくらい【爆】
玄さん自身の活動とその実像を知りたいのだったら
素直に著書を読んだ方が早かったかもね。
そういう意味では出版社にとっては美味しい話だったのかも
印税の入るご本人とNPOにとっても【轟爆】
スペシャルドラマ『愛・命~新宿歌舞伎町駆け込み寺』
玄秀盛さんの活動については前々から聞き及んではいました。
新宿で「もう後がない」人たちの最後の頼みの綱となる
云わば『パイソンを持っていないシティーハンター』
あ、だったらむしろ香の役目か【笑】
実際、香ちゃんだったらトラブってるホストクラブに
ダンプで突っ込むぐらいのことはしてそうな。
撩だったらそうはしませんよね、もっとスマートに
パイソン片手に乗り込んでいきゃ済む話なので。
ユニオン相手では装甲車で突っ込んだこともありましたが
それにしても、あれは演出なのか実話なのか。
その実話をもとに我が愛しの謙さまが企画、主演とくれば
LOVEなものの相乗効果で期待しないわけにはいかないでしょう。
南果歩さんが別居中の妻役で共演ということも話題になりましたが
(果歩さんも好きな女優さんの一人です)
……あたしの2時間20分を返せ【泣】
何で結局ベタなラヴストーリーになっちゃうかなぁ。
あれを見てご本人はいったいどう思ったんだろうか。
もちろんOKが出たからこそこうして放映されたんでしょうけれど
渋々、というように思えてならないのですが。
それに、ファンとしましてはあの脚色が
どれほど謙さまの意図を組んだものだったのかが知りたいです。
確かに、ドラマ化するにあたって
視聴者の分身となるキャラクターは必要だとは思いますよ。
でも、あくまで視点代わりに徹して
もう少しニュートラルな心の交流というような
描き方をしてくれた方が良かったんじゃないでしょうか。
昨日、あっちであんなことを書いたからというのもあるんでしょうけど
男と女が出逢えばくっつけさせようという魂胆に反吐が出る。
むしろ、視聴者が期待していたのは
彼に救いを求めてきた人たちの事情とその顛末だったのでは。
これはもしかしたら自分自身のわがままなのかもしれませんが
ドラマを通じてCHの世界に触れたかったんだよぉ【泣】
あと、最後の東日本大震災に絡んだ絡みは完全に蛇足。
謙さま自身、今度の震災に思い入れがあるというのは
ファンとして重々承知なので、
あれはご本人自身の意向で入れたんでしょうけれども
「気仙沼」という地名が出てきた時点で嫌な予感がしてたんだよ……
結局、収穫としてはロケハンの労力が省けたというくらい【爆】
玄さん自身の活動とその実像を知りたいのだったら
素直に著書を読んだ方が早かったかもね。
そういう意味では出版社にとっては美味しい話だったのかも
印税の入るご本人とNPOにとっても【轟爆】
お前、どんだけ上川隆也好きなんだ【爆】
2011年11月3日 TVということで、NHKスペシャル・未解決事件
『グリコ・森永事件』見ながら書いています。
これ見たかったんですが見逃してしまったんですよ。
でも運よく休み前日だったので、真夜中起きて見てます。
2部構成で第1部は実際の映像を交えた再現ドラマだったのですが
そんじょそこらの民放の再現Vと一緒にすることなかれ
上川さんはじめ大杉漣、宅麻伸というビッグネーム
そして升毅、石丸謙二郎、眞島秀和というNHKらしい渋いとこまで
まぁキャストが地味に豪華【笑】
そんな中、上川さんの役柄は大阪府警番の新聞記者。
実在の人物を演じる上でご本人に合わせないといけないわけですが
関西弁もよく似合ってました、八王子出身なのに。
そして昭和の黒縁メガネと昭和のリーマンスーツ
じっくり見ているうちに……槇兄に見えてきた【爆】
先日『隠蔽捜査』で北条さんからのお花見かけたときから
引きずっているのかもしれません、
CHキャラだったら撩よりも槇ちゃんだろうなぁと。
しかも、84~85年ですからちょうどほぼ同時代。
それにしても、すごいタイミングの終結宣言だったんだなぁ
85年の8月といったら、世は御巣鷹山一色だったでしょうから
それが無ければ一面トップで続報の嵐だったんでしょうが
その陰にすっぽり隠れてしまったというか。
店主自身も、自分が生まれる前の事件と思ってたくらいです
……ええ、そんな年齢ですよ。
さて、今週末は『火車』だ。
久しぶりにデカな寺脇さんも見れるので楽しみにしています。
先日の『魔術はささやく』があいたたた……だったからなぁ。
『グリコ・森永事件』見ながら書いています。
これ見たかったんですが見逃してしまったんですよ。
でも運よく休み前日だったので、真夜中起きて見てます。
2部構成で第1部は実際の映像を交えた再現ドラマだったのですが
そんじょそこらの民放の再現Vと一緒にすることなかれ
上川さんはじめ大杉漣、宅麻伸というビッグネーム
そして升毅、石丸謙二郎、眞島秀和というNHKらしい渋いとこまで
まぁキャストが地味に豪華【笑】
そんな中、上川さんの役柄は大阪府警番の新聞記者。
実在の人物を演じる上でご本人に合わせないといけないわけですが
関西弁もよく似合ってました、八王子出身なのに。
そして昭和の黒縁メガネと昭和のリーマンスーツ
じっくり見ているうちに……槇兄に見えてきた【爆】
先日『隠蔽捜査』で北条さんからのお花見かけたときから
引きずっているのかもしれません、
CHキャラだったら撩よりも槇ちゃんだろうなぁと。
しかも、84~85年ですからちょうどほぼ同時代。
それにしても、すごいタイミングの終結宣言だったんだなぁ
85年の8月といったら、世は御巣鷹山一色だったでしょうから
それが無ければ一面トップで続報の嵐だったんでしょうが
その陰にすっぽり隠れてしまったというか。
店主自身も、自分が生まれる前の事件と思ってたくらいです
……ええ、そんな年齢ですよ。
さて、今週末は『火車』だ。
久しぶりにデカな寺脇さんも見れるので楽しみにしています。
先日の『魔術はささやく』があいたたた……だったからなぁ。
なんで今期のドラマは同じようなネタが多いんだろう? その2
2011年9月19日 TV
法医学以上に今期目立ったネタかぶりは、そう。男装。
民放だけで『美男(イケメン)ですね』『花ざかりの君たちへ2011』
『桜蘭高校ホスト部』の3本。
医療とか刑事とかなどの定番ではない、いわばイロモノ商品が
ここまでかぶってるとなると、何だかなぁ。
ちなみに店主自身も男装萌えではありますが
そういう萌えって現代設定では成り立たないんじゃないでしょうか。
ベルばらのオスカルやアニメ三銃士のアラミス、風光るのおセイちゃんなど
女であることによって行動を制限されている社会において
それに刃向ってでも自分の生き方を貫くためのツールが男装でないと。
でも今は、スカート穿いてようが髪が長かろうが
自分の夢を追うことができるし男と伍して働くことができる。
だとしたらもはや男装をする意味が無いんじゃないでしょうか。
そういう意味では今クールで見るべき男装ドラマって
NHK‐BSの『テンペスト』だけのような気が。
仲間ちゃんの男言葉、好きでした@TRICK
むしろ現代設定で男装をやる場合、現代ならではの
別の観点が描かれていないと明らかに片手落ちでしょう。
トランスセクシャルなどのセクシャルマイノリティを
抜きにして語れないんじゃないかと。
その点、『IS』がそんなもやもやにどストライクしてくれました。
テーマはインターセクシャルというセクシャルマイノリティ中のマイノリティ
(『四巨頭会談』でもスルーされてましたし、新井祥がいるのに)
でも見た感じ主人公の春は男装少女にしか見えない【苦笑】
でも本当は、心は男・体は……?、なのに
戸籍上は女であるために女子として高校に通わないといけない
というわけで、初回なんかとくに
自分とは違うジェンダーを演じるための葛藤が
真正面から描かれてました。
こういうのってほかの男装ネタだとラブコメに走られちゃうんだろうなぁ
女なのに男と一緒に着替えなきゃならないとか。
にしても……そこで描かれている女性というジェンダーの
何と作り物くさいこと【苦笑】
春の同級生の女子3人組なんて、女子校育ちの店主にしたら
共学の女子ってこんなものなのかとぞっとしてしまいますし、
女子として高校生活を送らなければならない春が
必死で彼女たちを同じように振る舞おうとするところなんか
「そこまでしなくてもいいんだよぉ」と言ってやりたくなりました。
また、実は同じISの美和子のあのひらひら加減は……
彼女は普通に女の子として育ったわけですから
家のインテリア同様、母親の趣味でしょうね
あの女の子 of the 女の子ぶりは。
演じる剛力彩芽ちゃんはもともとショートヘアなのを
ロングのかつらをかぶってたから、よけいに不自然さが出ていたのかも。
セキスイハイムのCMでは地毛の彼女が見られますよ。
結局のところ、この手の安易な男装ネタって
BLの延長上のような気がしてならないのですが。
ラヴとはいかないまでも、腐女子って男同士の関係性
いわゆるホモソーシャルな絆に萌えるんですよね。
判りやすくいえば『TEAM男子』
普通の腐女だったらそれを読者という外側の目線で鑑賞するんでしょうけど
究極的にはその中に割って入りたくなる、
でも女である以上はTEAM男子に入れない、
だったら男(装女子)として入ってしまえ、と。
店主もかつてはそういうドラマツルギーでやってたときもありました。
だいたい小学生くらいのときでしょうか【苦笑】
でも今は、TEAM男子をいかに『TEAM女子』『TEAM男女』にするか
というのを自分の書き手としてのミッションにしています。
特に最近は、ヲタ業界がタイバニで盛り上がってたり
非ヲタ業界が『探偵はBarにいる』で盛り上がってたりする中
「男と女の間に相棒関係は成り立つのか」と。
そして、CHだったらそれが書けると思うんです
少なくとも、あの最終回の延長上にあり得るんじゃないかと
ああいうウェットでドライな関係が。
そもそもCHって少年マンガのくせに基本ユニットが
TEAM男子じゃなくて男女のバディで
しかもどれも恋愛関係ありですから
いわゆる「女はすっこんでろ」的なノリが通用しない。
というかレギュラーメンバーでもむしろ女子余り【苦笑】
香だったら、すぐとはいかなくてもゆくゆくは
そういうハードボイルドな、対等でなくても1:0.8ぐらいの
パートナーになれると固く信じてます
もちろんカラダの関係込みで【爆】
やっぱり店主の書きたいものを書くためには必要なんですよ、
CHという枠組みが。
ところで、男装萌え的に大穴だったのが『日はまた昇る』
簑島部長の命令口調に……萌えw
初回の「警察学校をなめるな!」で既に撃ち抜かれてしまいました。
ああいう言葉遣いの女性って萌えツボなんですよ。
思わず「南雲隊長!」と敬礼したくなりました@パトファン
いくら不自然と言われようが……萌え属性というのは
ある意味記号なんですから、というと
もしかしてオレ、男装ドラマのことをとやかく言えない?
====================================
定点観測up済みです。
民放だけで『美男(イケメン)ですね』『花ざかりの君たちへ2011』
『桜蘭高校ホスト部』の3本。
医療とか刑事とかなどの定番ではない、いわばイロモノ商品が
ここまでかぶってるとなると、何だかなぁ。
ちなみに店主自身も男装萌えではありますが
そういう萌えって現代設定では成り立たないんじゃないでしょうか。
ベルばらのオスカルやアニメ三銃士のアラミス、風光るのおセイちゃんなど
女であることによって行動を制限されている社会において
それに刃向ってでも自分の生き方を貫くためのツールが男装でないと。
でも今は、スカート穿いてようが髪が長かろうが
自分の夢を追うことができるし男と伍して働くことができる。
だとしたらもはや男装をする意味が無いんじゃないでしょうか。
そういう意味では今クールで見るべき男装ドラマって
NHK‐BSの『テンペスト』だけのような気が。
仲間ちゃんの男言葉、好きでした@TRICK
むしろ現代設定で男装をやる場合、現代ならではの
別の観点が描かれていないと明らかに片手落ちでしょう。
トランスセクシャルなどのセクシャルマイノリティを
抜きにして語れないんじゃないかと。
その点、『IS』がそんなもやもやにどストライクしてくれました。
テーマはインターセクシャルというセクシャルマイノリティ中のマイノリティ
(『四巨頭会談』でもスルーされてましたし、新井祥がいるのに)
でも見た感じ主人公の春は男装少女にしか見えない【苦笑】
でも本当は、心は男・体は……?、なのに
戸籍上は女であるために女子として高校に通わないといけない
というわけで、初回なんかとくに
自分とは違うジェンダーを演じるための葛藤が
真正面から描かれてました。
こういうのってほかの男装ネタだとラブコメに走られちゃうんだろうなぁ
女なのに男と一緒に着替えなきゃならないとか。
にしても……そこで描かれている女性というジェンダーの
何と作り物くさいこと【苦笑】
春の同級生の女子3人組なんて、女子校育ちの店主にしたら
共学の女子ってこんなものなのかとぞっとしてしまいますし、
女子として高校生活を送らなければならない春が
必死で彼女たちを同じように振る舞おうとするところなんか
「そこまでしなくてもいいんだよぉ」と言ってやりたくなりました。
また、実は同じISの美和子のあのひらひら加減は……
彼女は普通に女の子として育ったわけですから
家のインテリア同様、母親の趣味でしょうね
あの女の子 of the 女の子ぶりは。
演じる剛力彩芽ちゃんはもともとショートヘアなのを
ロングのかつらをかぶってたから、よけいに不自然さが出ていたのかも。
セキスイハイムのCMでは地毛の彼女が見られますよ。
結局のところ、この手の安易な男装ネタって
BLの延長上のような気がしてならないのですが。
ラヴとはいかないまでも、腐女子って男同士の関係性
いわゆるホモソーシャルな絆に萌えるんですよね。
判りやすくいえば『TEAM男子』
普通の腐女だったらそれを読者という外側の目線で鑑賞するんでしょうけど
究極的にはその中に割って入りたくなる、
でも女である以上はTEAM男子に入れない、
だったら男(装女子)として入ってしまえ、と。
店主もかつてはそういうドラマツルギーでやってたときもありました。
だいたい小学生くらいのときでしょうか【苦笑】
でも今は、TEAM男子をいかに『TEAM女子』『TEAM男女』にするか
というのを自分の書き手としてのミッションにしています。
特に最近は、ヲタ業界がタイバニで盛り上がってたり
非ヲタ業界が『探偵はBarにいる』で盛り上がってたりする中
「男と女の間に相棒関係は成り立つのか」と。
そして、CHだったらそれが書けると思うんです
少なくとも、あの最終回の延長上にあり得るんじゃないかと
ああいうウェットでドライな関係が。
そもそもCHって少年マンガのくせに基本ユニットが
TEAM男子じゃなくて男女のバディで
しかもどれも恋愛関係ありですから
いわゆる「女はすっこんでろ」的なノリが通用しない。
というかレギュラーメンバーでもむしろ女子余り【苦笑】
香だったら、すぐとはいかなくてもゆくゆくは
そういうハードボイルドな、対等でなくても1:0.8ぐらいの
パートナーになれると固く信じてます
もちろんカラダの関係込みで【爆】
やっぱり店主の書きたいものを書くためには必要なんですよ、
CHという枠組みが。
ところで、男装萌え的に大穴だったのが『日はまた昇る』
簑島部長の命令口調に……萌えw
初回の「警察学校をなめるな!」で既に撃ち抜かれてしまいました。
ああいう言葉遣いの女性って萌えツボなんですよ。
思わず「南雲隊長!」と敬礼したくなりました@パトファン
いくら不自然と言われようが……萌え属性というのは
ある意味記号なんですから、というと
もしかしてオレ、男装ドラマのことをとやかく言えない?
====================================
定点観測up済みです。
2時間ドラマを侮るなかれ
2011年9月17日 TV
何の予定もない土曜日、たまたまやってた再放送の
『隠蔽操作2 果断』を見た。
ぶっちゃけ、陣内孝則目当てです【苦笑】
今の店主の中では陣内さん=小五郎のおっちゃん、なもので。
でもうってかわっての2時間シリアスな役
同じテレ朝の『交渉人』でもそうでしたが
この振れ幅が陣内さんなんだよなぁ、
だからこそ、最初に小栗旬主演でコナンの実写が決まったとき
小五郎役が陣内さんだと聞いて、素直に納得できました。
こう言っちゃなんだが、実写界の神谷明でしょう【爆】
前作の『隠蔽操作』を見ていないので
多少判りづらいところもありましたが、
それでも陣内さん演じる竜崎の署長っぷりには惹きつけられました。
『踊る』以来、支店=所轄は本庁のパシリ
署長とはいえ所詮は中間管理職、というイメージが
刑事ドラマ業界全体に定着してしまったような。
でも「支店」とはいえ一国一城の主、
やりようによってはこうしてトップとしてのリーダーシップを発揮して
署全体を動かすこともできるんじゃないかと目からウロコでした。
もちろん、いくら刑事ヲタとはいえ店主も
実際の警察のことは何もよく判らないですけどね。
でも、何でそんなところに眼をつけたかというと――
CH’でちょろっと「東新宿署」署長の冴子姐さんを出してるので
もしかしたら姐さんもこういう強権を発揮していたんじゃないかと。
何かあっても(前)総監の娘という葵ならぬ「桜の印籠」もありますし。
本庁の上の人間は女、しかも自分たちよりも年下の人間が
しゃしゃり出てくるのを面白くは思っていないでしょうけど
『野上冴子親衛隊』【笑】な署員たちを手足として使いながら
(もちろんその背後には撩や槇村らの見えないサポートもありつつ)
本庁とは別口で真相に迫っていく、なんてかっこいいわなぁ。
ってますは、どんな事件かってことを考えないといけないですが
AHでは冴子に化けたカメレオンがそんなことやってましたが、
CHだったら本物でもそれくらいのことはやってるはず。
そういえばこの『果断捜査』シリーズ
今度はやはりテレ朝制作で舞台化ですってね。
しかも主演は上川隆也。
近江谷太朗さんも共演ということでキャラメル繋がりなんですが
演出が高橋いさをって……久々にお名前を聞きました。
劇団ショーマの主宰にして脚本・演出を手掛ける
と聞いても80~90年代の小劇場シーンを知らない方には
誰だそりゃなんですけど、あの『相棒』のイタミンこと
川原和久さん所属の劇団と聞けば、ああと思われるかと。
劇作家としてはいわゆるメタフィクション的な作風なんですが
高校の演劇部でやたらといさを氏の舞台を上演してましたよ
『けれどスクリーンいっぱいの星』とか
『ある日、ぼくらは夢の中で出会う』などなど。
そういう視点に高校生の時点で親しんだことが
後の研究およびヲタ批評に結びついているのかもしれません【苦笑】
でも、演出家としてのいさを氏ってのはあまり印象に無かったからなぁ
これは見に行かねば!
『隠蔽操作2 果断』を見た。
ぶっちゃけ、陣内孝則目当てです【苦笑】
今の店主の中では陣内さん=小五郎のおっちゃん、なもので。
でもうってかわっての2時間シリアスな役
同じテレ朝の『交渉人』でもそうでしたが
この振れ幅が陣内さんなんだよなぁ、
だからこそ、最初に小栗旬主演でコナンの実写が決まったとき
小五郎役が陣内さんだと聞いて、素直に納得できました。
こう言っちゃなんだが、実写界の神谷明でしょう【爆】
前作の『隠蔽操作』を見ていないので
多少判りづらいところもありましたが、
それでも陣内さん演じる竜崎の署長っぷりには惹きつけられました。
『踊る』以来、支店=所轄は本庁のパシリ
署長とはいえ所詮は中間管理職、というイメージが
刑事ドラマ業界全体に定着してしまったような。
でも「支店」とはいえ一国一城の主、
やりようによってはこうしてトップとしてのリーダーシップを発揮して
署全体を動かすこともできるんじゃないかと目からウロコでした。
もちろん、いくら刑事ヲタとはいえ店主も
実際の警察のことは何もよく判らないですけどね。
でも、何でそんなところに眼をつけたかというと――
CH’でちょろっと「東新宿署」署長の冴子姐さんを出してるので
もしかしたら姐さんもこういう強権を発揮していたんじゃないかと。
何かあっても(前)総監の娘という葵ならぬ「桜の印籠」もありますし。
本庁の上の人間は女、しかも自分たちよりも年下の人間が
しゃしゃり出てくるのを面白くは思っていないでしょうけど
『野上冴子親衛隊』【笑】な署員たちを手足として使いながら
(もちろんその背後には撩や槇村らの見えないサポートもありつつ)
本庁とは別口で真相に迫っていく、なんてかっこいいわなぁ。
ってますは、どんな事件かってことを考えないといけないですが
AHでは冴子に化けたカメレオンがそんなことやってましたが、
CHだったら本物でもそれくらいのことはやってるはず。
そういえばこの『果断捜査』シリーズ
今度はやはりテレ朝制作で舞台化ですってね。
しかも主演は上川隆也。
近江谷太朗さんも共演ということでキャラメル繋がりなんですが
演出が高橋いさをって……久々にお名前を聞きました。
劇団ショーマの主宰にして脚本・演出を手掛ける
と聞いても80~90年代の小劇場シーンを知らない方には
誰だそりゃなんですけど、あの『相棒』のイタミンこと
川原和久さん所属の劇団と聞けば、ああと思われるかと。
劇作家としてはいわゆるメタフィクション的な作風なんですが
高校の演劇部でやたらといさを氏の舞台を上演してましたよ
『けれどスクリーンいっぱいの星』とか
『ある日、ぼくらは夢の中で出会う』などなど。
そういう視点に高校生の時点で親しんだことが
後の研究およびヲタ批評に結びついているのかもしれません【苦笑】
でも、演出家としてのいさを氏ってのはあまり印象に無かったからなぁ
これは見に行かねば!
なんで今期のドラマは同じようなネタが多いんだろう? その1
2011年9月15日 TV
同一クールで同じジャンルのドラマは
見ないことに決めているんですが、
結局この2つは最後まで見ることになるかと
『アリアドネの弾丸』と『ブルドクター』。
後者は昨日、一足先に最終回を迎えましたが
ドラマ全体の出来となるとやっぱりあっちですかねぇ。
どちらも『死因不明社会』という問題意識が出発点ですが
『ブルドクター』の方はそれに対する解決策が
何でもいいから提示されていない、
あるのは一人の医師の非現実的な活躍だけ。
もちろんAi(死亡時画像診断)というシステムが
実効性があるのかは判りませんが。
しかも『アリアドネの弾丸』、実は原作の方は未読なんですが
こっちは北山参事官の事件までの話ですよね。
一応『松崎事件』というのはバックグラウンドとして出てくるんですが
――何このどこかで聞いたような話。
って店主の地元ですよ。まるっきり地元というわけではないのですが
被害にあった子たちはほぼ同世代でした。
しかも実は事件は1つだけではなかった、というのも
こっそり事実を意識していませんか?
足利事件でもその前後十数年にわたって
足利・太田両市で幼い女の子が殺害、または行方不明になっています。
こっちが連続事件とされなかったのは、両市が隣町ながら
県境をまたいでいるという管轄の違いによるものですが
そういう点でも結末が気になります。
だいたい、プロットの中心が松崎事件に移った途端
甲本雅裕だったり升毅だったり、微妙に豪華な
途中参加にはちょっと贅沢なようなキャストが加わってるのが気になります。
というか、普通のドラマだとわりと胡散くさい役メインですよね【苦笑】
これがただのオトリとは思えないのですが……
はてさて、死因究明制度としてのAiはどれだけ優秀なのか。
ドラマの中でも「実際に切ってみないと判らない」ということは
何度も描かれているように、決して万能ではないでしょうけど
少なくとも今までは見逃されていた不審死を
掘り起こす役割は果たし得るんじゃないでしょうか。
怪しい遺体があれば司法解剖に回せばいいわけですし
警察の検視官がみな倉石@『臨場』ばりの凄腕ならば苦労は無いんですがね。
原作者の海堂氏の出身大学である千葉大をはじめ
今では各地の大学病院でも広がっているようですが
確か、『ブルドクター』の法医学監修も千葉大の先生だったような。
頑張っていますね、千葉大医学部法医学教室。
もしかしたら同じ東京に隣接していながら
監察医制度を持つ神奈川・横浜への対抗意識だったりして。
そして、店主が一番受けたネタは
初回だけ出てきた藤原看護師がハマっている法医学ドラマ
『法医学教室のアリアドネ』【爆】
……そうだよ、この人で法医学といったらねぇ
「旦那さんは刑事」だし。
====================================
定点観測upしました。
見ないことに決めているんですが、
結局この2つは最後まで見ることになるかと
『アリアドネの弾丸』と『ブルドクター』。
後者は昨日、一足先に最終回を迎えましたが
ドラマ全体の出来となるとやっぱりあっちですかねぇ。
どちらも『死因不明社会』という問題意識が出発点ですが
『ブルドクター』の方はそれに対する解決策が
何でもいいから提示されていない、
あるのは一人の医師の非現実的な活躍だけ。
もちろんAi(死亡時画像診断)というシステムが
実効性があるのかは判りませんが。
しかも『アリアドネの弾丸』、実は原作の方は未読なんですが
こっちは北山参事官の事件までの話ですよね。
一応『松崎事件』というのはバックグラウンドとして出てくるんですが
――何このどこかで聞いたような話。
って店主の地元ですよ。まるっきり地元というわけではないのですが
被害にあった子たちはほぼ同世代でした。
しかも実は事件は1つだけではなかった、というのも
こっそり事実を意識していませんか?
足利事件でもその前後十数年にわたって
足利・太田両市で幼い女の子が殺害、または行方不明になっています。
こっちが連続事件とされなかったのは、両市が隣町ながら
県境をまたいでいるという管轄の違いによるものですが
そういう点でも結末が気になります。
だいたい、プロットの中心が松崎事件に移った途端
甲本雅裕だったり升毅だったり、微妙に豪華な
途中参加にはちょっと贅沢なようなキャストが加わってるのが気になります。
というか、普通のドラマだとわりと胡散くさい役メインですよね【苦笑】
これがただのオトリとは思えないのですが……
はてさて、死因究明制度としてのAiはどれだけ優秀なのか。
ドラマの中でも「実際に切ってみないと判らない」ということは
何度も描かれているように、決して万能ではないでしょうけど
少なくとも今までは見逃されていた不審死を
掘り起こす役割は果たし得るんじゃないでしょうか。
怪しい遺体があれば司法解剖に回せばいいわけですし
警察の検視官がみな倉石@『臨場』ばりの凄腕ならば苦労は無いんですがね。
原作者の海堂氏の出身大学である千葉大をはじめ
今では各地の大学病院でも広がっているようですが
確か、『ブルドクター』の法医学監修も千葉大の先生だったような。
頑張っていますね、千葉大医学部法医学教室。
もしかしたら同じ東京に隣接していながら
監察医制度を持つ神奈川・横浜への対抗意識だったりして。
そして、店主が一番受けたネタは
初回だけ出てきた藤原看護師がハマっている法医学ドラマ
『法医学教室のアリアドネ』【爆】
……そうだよ、この人で法医学といったらねぇ
「旦那さんは刑事」だし。
====================================
定点観測upしました。
真夜中のコナン見ます
2011年7月7日 TV
木曜日はそうでなくてもテレビ見まくってるんですけどね。
アンビリにタイムスクープハンターに
テレ朝の警察学校ネタも気になるんですが
『ジウ』とジャンルが微妙にかぶるからなぁ、
ってテレ朝まさかデカネタばっかですか、また!?
今日はアンビリじゃなくてNHK見ましたが。
だって新宿駅で駅員体験密着24時ですよ!
東口は今回取り上げた私鉄じゃなくてJRでしょうけど
新宿の駅員さんもコマには登場しなくても
立派なCH世界の脇役さんなんですから。
彼らがあってこその駅の伝言板なんですから、ご苦労様です。
さてさて、ファンにとっては賛否両論
というかむしろ「賛」より「否」の方が多いのかもしれない
このドラマですが、実は楽しみにしています。
コナンというよりドラマなんで新一の話なんですけどね。
でも溝端淳平なんて正直どうでもいいんです。
お目当ては陣内孝則演じる小五郎のおっちゃん!
二枚目半好きとしては外せない役者さんでしょう、陣内さんは
硬軟両方のキャラを演じられますし、神谷さん同様。
英理さん@大塚寧々も登場しますし
コゴエリの絡みも楽しみだ♪
アニメの方はあんなことがあってから見られなくなってしまったので
ドラマの方で萌えを補給させていただきます。
VIVAオヤジ萌え【笑】
――そういや、ここずっと神谷さん絡みのネタで盛り上がってるな自分。
三銃士だって、アニ三でアトスの声が神谷さんじゃなければ
ここまでハマったりしませんでしたし。
アンビリにタイムスクープハンターに
テレ朝の警察学校ネタも気になるんですが
『ジウ』とジャンルが微妙にかぶるからなぁ、
ってテレ朝まさかデカネタばっかですか、また!?
今日はアンビリじゃなくてNHK見ましたが。
だって新宿駅で駅員体験密着24時ですよ!
東口は今回取り上げた私鉄じゃなくてJRでしょうけど
新宿の駅員さんもコマには登場しなくても
立派なCH世界の脇役さんなんですから。
彼らがあってこその駅の伝言板なんですから、ご苦労様です。
さてさて、ファンにとっては賛否両論
というかむしろ「賛」より「否」の方が多いのかもしれない
このドラマですが、実は楽しみにしています。
コナンというよりドラマなんで新一の話なんですけどね。
でも溝端淳平なんて正直どうでもいいんです。
お目当ては陣内孝則演じる小五郎のおっちゃん!
二枚目半好きとしては外せない役者さんでしょう、陣内さんは
硬軟両方のキャラを演じられますし、神谷さん同様。
英理さん@大塚寧々も登場しますし
コゴエリの絡みも楽しみだ♪
アニメの方はあんなことがあってから見られなくなってしまったので
ドラマの方で萌えを補給させていただきます。
VIVAオヤジ萌え【笑】
――そういや、ここずっと神谷さん絡みのネタで盛り上がってるな自分。
三銃士だって、アニ三でアトスの声が神谷さんじゃなければ
ここまでハマったりしませんでしたし。