一応、CH参考文献……かな?
2016年6月12日 読書
ずいぶん前に読んだ本ですが、今さらブックレヴュー【笑】
というのも、日本で中米関係の本となると
どうしてもスペイン侵略以前の文明についてのものが
ある程度の割合を占めてしまうというのもあります。
それに、撩たちの隣人であったであろう先住民について知る上で
やはりその当時の歴史や文化も知っていた方がいいだろうし
もしかしたら彼もジャングルの中で、緑に埋もれた遺跡を目にしたり
そこをバリケード代わりにドンパチもやっていたかもしれない……
などなど、一言でいえば「知っておくに越したことはない」に
尽きてしまうんでしょうけど。
でも、マヤ文明の遺跡が点在しているジャングルは
どちらかといえば現在、人口がまばらな地域で
そこが内戦の舞台になったかというと……うーん
今度は現代史の勉強もしておかないとなぁ。
というわけで、実は案外軽ーい気持ちで手に取ったこの新書
開いてみると目からウロコでした。
えっ、遺跡って神殿しかなかったんじゃないの?
絵文字って解読されてたんだっけ?
生贄って勝者が捧げられてたんじゃなかった?etc etc……
と、どうやらここ20年ほどでぐっと研究が進んで
記述もだいぶ書き換えられてきたそうな。
一方、店主のマヤ文明についての基本的知識は
20年近く前の学校図書館の本からで、そういうところは
平気でそれよりも10年以上古い本が並んでいたりするので
研究者でなくても一通りのことは知りたいという場合
ジャンルにもよりますが、なるべく新しい本で
最新版の知識を仕入れなければならないよなぁと
今回、切に実感しました。マヤ文明については特に。
でも一方で、このジャンルでは今も横行しているのは
『マヤ暦の世界終末説』とか『クリスタルスカル』などの
「謎に満ちた超古代文明」としてのマヤ文明観。
そういうのに筆者はうんざりしているご様子。
ただ「マヤ文明本」としてそういうのが大きな顔して
書店に並んでいたりするので、注意しなければ……
あくまで「ネタ」として面白半分で読む分にはいいんだけど
決して真に受けてはいけませんので。
(クリスタルスカルも真っ赤な偽物だったとか)
……というわけで「仰るとおりだなぁ、うんうん」と
素直にページをめくっていたら、今度はその矛先が
店主自身にも向けられることに【冷汗】
筆者は教科書等の概説的な記述で中南米の古代文明
つまりマヤ、アステカ、インカを一緒くたに扱われることを
「縄文時代から室町時代の日本列島の文化、古代中国文明、
アンコールワットに象徴されるクメール文明を
一括するかのような粗悪な記述」として断罪しています。
まぁさすがに店主も南米・現在のペルーを中心とした
インカ文明とごっちゃにしたりはしませんが……
すいません、CHネタのモチーフとしてアステカ神話使っちゃってます【泣】
こっちの方がわりと日本でも体系立った本が出てたりして
神様や個々のエピソードも知られているというのもありますし
ネタ元として美味しいキャラクターもいるんですよ【苦笑】
破壊の神・テスカトリポカなんて実は片脚ありませんので。
これが左脚だったらドンピシャだったんですけどねぇw
――現在はどちらもメキシコ国内ですけど、アステカは
現メキシコシティーを中心とした中央高地の乾燥地帯
一方のマヤはユカタン半島からグァテマラ、ホンジュラスまでも含む地域
よく見てみると、間に国境があってもおかしくないくらい距離もあったり。
もっとも、この2つの文明はまったく別個に存在していたというわけではなく
多少は影響を与え合っていたようではあるとのこと。
だったらそれくらいは許容範囲ですよね!?
って、ただのイメージソースにすぎませんし。
さてさて、そういうことで調べなきゃならないことはまだまだ山のようにあります。
こういうストーリー全体のバックボーンになるところだけでなく
一つのエピソードだけでも知っておきたいものはありますし。
もちろんその知識が全部が全部、駄文中に反映されるかというと
大部分のディテールは「そこまでは要らないかな」という程度。
それでも、細かいところまで押さえておいたからこそ
浮かんでくるイメージもあるわけですので
非効率的な勉強はまだまだ続きそうです【苦笑】
==================================
定点観測、更新済みです。
というのも、日本で中米関係の本となると
どうしてもスペイン侵略以前の文明についてのものが
ある程度の割合を占めてしまうというのもあります。
それに、撩たちの隣人であったであろう先住民について知る上で
やはりその当時の歴史や文化も知っていた方がいいだろうし
もしかしたら彼もジャングルの中で、緑に埋もれた遺跡を目にしたり
そこをバリケード代わりにドンパチもやっていたかもしれない……
などなど、一言でいえば「知っておくに越したことはない」に
尽きてしまうんでしょうけど。
でも、マヤ文明の遺跡が点在しているジャングルは
どちらかといえば現在、人口がまばらな地域で
そこが内戦の舞台になったかというと……うーん
今度は現代史の勉強もしておかないとなぁ。
というわけで、実は案外軽ーい気持ちで手に取ったこの新書
開いてみると目からウロコでした。
えっ、遺跡って神殿しかなかったんじゃないの?
絵文字って解読されてたんだっけ?
生贄って勝者が捧げられてたんじゃなかった?etc etc……
と、どうやらここ20年ほどでぐっと研究が進んで
記述もだいぶ書き換えられてきたそうな。
一方、店主のマヤ文明についての基本的知識は
20年近く前の学校図書館の本からで、そういうところは
平気でそれよりも10年以上古い本が並んでいたりするので
研究者でなくても一通りのことは知りたいという場合
ジャンルにもよりますが、なるべく新しい本で
最新版の知識を仕入れなければならないよなぁと
今回、切に実感しました。マヤ文明については特に。
でも一方で、このジャンルでは今も横行しているのは
『マヤ暦の世界終末説』とか『クリスタルスカル』などの
「謎に満ちた超古代文明」としてのマヤ文明観。
そういうのに筆者はうんざりしているご様子。
ただ「マヤ文明本」としてそういうのが大きな顔して
書店に並んでいたりするので、注意しなければ……
あくまで「ネタ」として面白半分で読む分にはいいんだけど
決して真に受けてはいけませんので。
(クリスタルスカルも真っ赤な偽物だったとか)
……というわけで「仰るとおりだなぁ、うんうん」と
素直にページをめくっていたら、今度はその矛先が
店主自身にも向けられることに【冷汗】
筆者は教科書等の概説的な記述で中南米の古代文明
つまりマヤ、アステカ、インカを一緒くたに扱われることを
「縄文時代から室町時代の日本列島の文化、古代中国文明、
アンコールワットに象徴されるクメール文明を
一括するかのような粗悪な記述」として断罪しています。
まぁさすがに店主も南米・現在のペルーを中心とした
インカ文明とごっちゃにしたりはしませんが……
すいません、CHネタのモチーフとしてアステカ神話使っちゃってます【泣】
こっちの方がわりと日本でも体系立った本が出てたりして
神様や個々のエピソードも知られているというのもありますし
ネタ元として美味しいキャラクターもいるんですよ【苦笑】
破壊の神・テスカトリポカなんて実は片脚ありませんので。
これが左脚だったらドンピシャだったんですけどねぇw
――現在はどちらもメキシコ国内ですけど、アステカは
現メキシコシティーを中心とした中央高地の乾燥地帯
一方のマヤはユカタン半島からグァテマラ、ホンジュラスまでも含む地域
よく見てみると、間に国境があってもおかしくないくらい距離もあったり。
もっとも、この2つの文明はまったく別個に存在していたというわけではなく
多少は影響を与え合っていたようではあるとのこと。
だったらそれくらいは許容範囲ですよね!?
って、ただのイメージソースにすぎませんし。
さてさて、そういうことで調べなきゃならないことはまだまだ山のようにあります。
こういうストーリー全体のバックボーンになるところだけでなく
一つのエピソードだけでも知っておきたいものはありますし。
もちろんその知識が全部が全部、駄文中に反映されるかというと
大部分のディテールは「そこまでは要らないかな」という程度。
それでも、細かいところまで押さえておいたからこそ
浮かんでくるイメージもあるわけですので
非効率的な勉強はまだまだ続きそうです【苦笑】
==================================
定点観測、更新済みです。
考証マニアの活字中毒
2015年3月6日 読書
先日のコメントではすっかり自分ばっかり
教えてちゃんになってしまい、反省しきりです。
ということで、最近なんクリ読もうかなぁとか思っています。
『なんとなく、クリスタル』言わずと知れた元・長野県知事のデビュー作
当時の女子大生のマテリアル・ライフを膨大な注釈つきで描写した
一種の風俗小説なんでしょうけれども、1980年発表なので
まだバブルといわれる時代の前夜、CH的にいうと
むしろ冴子姐さん世代のお話でしょうか。
そういや最近、ヒロインの今を描いた続編が出版されて
遡ってこっちの方も話題になっているとかいないとか。
できればそっちも合わせて押さえておきたいところ。
といっても店主、めったに小説の類は読まないんですよねぇ【苦笑】
本好き通り越して『活字中毒』自称してるわりには
先日図書館で借りた本のラインナップを見てみても
・モッズ(音楽&カルチャー)の本
・アウトドアでのロープの結び方の本
・狩猟&登山についての本
・イギリスのティールームの本
・アーツ&クラフトについての本
という具合に、文芸書の類は一冊も無し!
この品揃えは現在、CH’とは別に
まだ下調べ段階ですが取りかかっているアイディアの
取材に関わるものだったりしますが、そうでなくても
ほぼ実用書、ときどき学術書という感じです。
もちろん小説は読むのも好きですが……
何で手が出ないかというと
余りの膨大さにしり込みしてしまうというか、
図書館だって「9」の棚が最大勢力ですもんねぇ。
しかも、商業レベルで採算に乗っているわけですから
どの本もそれなりに面白い。
でも及第点レベルから一歩進んで
自分好みの作家・本に出逢おうとすると
いったいどこから手を付けていいのやら、
まるで地図も無しに道なきジャングルを突進していくようなもの。
まぁ、自分で選ばなくて済むのなら喜んで手に取りますが。
実家にいたときは母の借りてきた本を勝手に読んでましたし。
それに、小説だと読み終わったときに
「あ~面白かった」だけしか残らないのがもったいないというか
その点、実用・学術書の場合は読んだだけその内容が
(さすがに残るのは一握りですがw)身についたという
確かな実感と充実感が残ります
また一つお利口になったな~、というか
また新たな世界が開けたな~、というか。
……何なんだろうなぁ、やっぱり
知識を身につけることが自分にとって
一番の楽しみなのかもしれません。
その身につけた知識はほぼ実用には還元されませんが【苦笑】
ただ、実用書で身につけた知識というのは単なる「情報」にすぎず
店主のように取材目的だと、その「情報」の周囲に漂う
「雰囲気」というのも合わせて掴んでおかないといけないわけで
こういうときに必要なのが、まさに小説なのですよ。
例えば時代小説を書こうと思ったら
当然江戸時代の歴史的な資料も必要ですが
同時に藤沢周平なり池波正太郎なり(他でもいいですが)
読んで、そういう空気感も描けるようにならないと。
まさに最近読んだ小説が
ヴィタ・サックヴィル=ウェストの『エドワーディアンズ』
20世紀初頭の英国貴族の内幕ものという
ネタ拾い根性透け透けのチョイス【苦笑】
また、ドラマですけど『ダウントン・アビー』を
(日曜出勤も少なくないので)
毎回録画してまで見ているのも同じ魂胆。
こういう「面白くて、ためになる」お話は
一石二鳥、一挙両得で見るのが楽しみです。
ブクオフでも最近はもっぱら「お仕事もの」のマンガばかり
立ち読みしては執筆の参考にならないかと思ったり、
って最近行ってないなぁ、行きたいなぁ【泣笑】
なので、同じ「本の虫」だからといっても
世の読書好きの方と店主とでは
果たして話が合うのかなぁと思うこともしばしばです。
いわゆるベストセラー小説はおろか
『車輪の下』や『人間失格』というような
読書家にとっての「はしか」みたいな本すら
読んだことはありませんからねぇ【爆】
教えてちゃんになってしまい、反省しきりです。
ということで、最近なんクリ読もうかなぁとか思っています。
『なんとなく、クリスタル』言わずと知れた元・長野県知事のデビュー作
当時の女子大生のマテリアル・ライフを膨大な注釈つきで描写した
一種の風俗小説なんでしょうけれども、1980年発表なので
まだバブルといわれる時代の前夜、CH的にいうと
むしろ冴子姐さん世代のお話でしょうか。
そういや最近、ヒロインの今を描いた続編が出版されて
遡ってこっちの方も話題になっているとかいないとか。
できればそっちも合わせて押さえておきたいところ。
といっても店主、めったに小説の類は読まないんですよねぇ【苦笑】
本好き通り越して『活字中毒』自称してるわりには
先日図書館で借りた本のラインナップを見てみても
・モッズ(音楽&カルチャー)の本
・アウトドアでのロープの結び方の本
・狩猟&登山についての本
・イギリスのティールームの本
・アーツ&クラフトについての本
という具合に、文芸書の類は一冊も無し!
この品揃えは現在、CH’とは別に
まだ下調べ段階ですが取りかかっているアイディアの
取材に関わるものだったりしますが、そうでなくても
ほぼ実用書、ときどき学術書という感じです。
もちろん小説は読むのも好きですが……
何で手が出ないかというと
余りの膨大さにしり込みしてしまうというか、
図書館だって「9」の棚が最大勢力ですもんねぇ。
しかも、商業レベルで採算に乗っているわけですから
どの本もそれなりに面白い。
でも及第点レベルから一歩進んで
自分好みの作家・本に出逢おうとすると
いったいどこから手を付けていいのやら、
まるで地図も無しに道なきジャングルを突進していくようなもの。
まぁ、自分で選ばなくて済むのなら喜んで手に取りますが。
実家にいたときは母の借りてきた本を勝手に読んでましたし。
それに、小説だと読み終わったときに
「あ~面白かった」だけしか残らないのがもったいないというか
その点、実用・学術書の場合は読んだだけその内容が
(さすがに残るのは一握りですがw)身についたという
確かな実感と充実感が残ります
また一つお利口になったな~、というか
また新たな世界が開けたな~、というか。
……何なんだろうなぁ、やっぱり
知識を身につけることが自分にとって
一番の楽しみなのかもしれません。
その身につけた知識はほぼ実用には還元されませんが【苦笑】
ただ、実用書で身につけた知識というのは単なる「情報」にすぎず
店主のように取材目的だと、その「情報」の周囲に漂う
「雰囲気」というのも合わせて掴んでおかないといけないわけで
こういうときに必要なのが、まさに小説なのですよ。
例えば時代小説を書こうと思ったら
当然江戸時代の歴史的な資料も必要ですが
同時に藤沢周平なり池波正太郎なり(他でもいいですが)
読んで、そういう空気感も描けるようにならないと。
まさに最近読んだ小説が
ヴィタ・サックヴィル=ウェストの『エドワーディアンズ』
20世紀初頭の英国貴族の内幕ものという
ネタ拾い根性透け透けのチョイス【苦笑】
また、ドラマですけど『ダウントン・アビー』を
(日曜出勤も少なくないので)
毎回録画してまで見ているのも同じ魂胆。
こういう「面白くて、ためになる」お話は
一石二鳥、一挙両得で見るのが楽しみです。
ブクオフでも最近はもっぱら「お仕事もの」のマンガばかり
立ち読みしては執筆の参考にならないかと思ったり、
って最近行ってないなぁ、行きたいなぁ【泣笑】
なので、同じ「本の虫」だからといっても
世の読書好きの方と店主とでは
果たして話が合うのかなぁと思うこともしばしばです。
いわゆるベストセラー小説はおろか
『車輪の下』や『人間失格』というような
読書家にとっての「はしか」みたいな本すら
読んだことはありませんからねぇ【爆】
最近、片っ端からイギリス関連の本を読んでいます。
(きっかけ、理由はまたの機会に)
もともと大学で英文学を専攻するほどのイギリス好きだったので
林望氏のエッセイなどは高校のときから読んだことはありましたが
この本の直前に読んだのが高尾慶子氏の『イギリス人はおかしい』
〈http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167123093〉
だったせいか、無条件なイギリス礼賛ではなく
むしろツッコミを入れながら読み進めていた、というか
ツッコミどころが満載だったというか何というか。
確かに新築時をピークに後は価値が落ちる一方という
日本の住宅システムは如何なものかと思う。
(自分もそのうち実家売らなきゃならないんだよなぁ
既に築24年、それプラス少なくとも十数年後になるだろうけど
更地にする費用も売主負担だとしたらなぁ……)
でも、同じようなことが震災後の今
三陸沿岸のあの風景を見た後でも言えるだろうか。
ただでさえ日本は天変地異が多すぎる
地震の無いイギリスと単純に比較ができるわけがない。
せっかく建てたところで災害で失われてしまうこともある
それも込みなのが日本の家なのだ。
もちろんこの国にだって築100年以上の古民家もある。
今まで残っている以上、当然ながら大工さんたちが
しっかりと丈夫に作ってくれたのだ、たとえ災害の多い日本であっても。
でも、そもそも基本材質が木と土と紙、家事にはめっぽう弱い。
匠の粋を集めて立派なものを造ったとしても
それが永久に残るわけではないという「諸行無常」感は
おそらく日本人の根底にあるものなのだろう。
さらに式年遷宮まで視野に入れれば
これはもう『文化』なのだというしかない【苦笑】
加えて、戦後の建物に限るのかもしれないが
古いものにはあまり信頼がおけないというのもある。
確かに赤プリとかあんな立派な建築物を
壊して建て替えてしまうのかというもったいなさはある。
でも「耐震強度が……」と言われれば素直に納得してしまうのも
日本人なんだろうなぁ。ともかく
古い建築基準の建物なんて怖くて住めたもんじゃない
新しければ新しいほど技術も進んでより安全になる。
それか、矛盾しているようだけど築100年クラスの古民家の方が
その建物そのものが何よりの証拠だから「安心」ではある【笑】
筆者が文中でチャールズ皇太子の言葉を引用しているように
イギリスの建物の魅力が“natural grown(自然に根差した)”ものであるなら
日本にとって最も魅力的なのはイギリスの真似をすることでなく
日本の古き良き建物を活かすことなのかもしれない。
実際、作者も谷根千の風情は評価しているものの
「杉並区や中野区」の住宅密集地は
消防車も入ってこられないとこき下ろしている。
おいおい、それって谷中近辺だって同じじゃないの?
ただ、それはどっちも「イギリスは古い街並みを大事にしている」だの
「ロンドンは大火後の都市計画で道幅を広げるという先見の明があった」
だのと、大好きなイギリスを持ち上げるための方便に過ぎない【爆】
それに――「古き良き」を礼賛する論調の中に
「田舎」に対する勝手な憧れに似たものを感じてしまうのだ。
都会の人間は「田舎」にノスタルジーを抱く一方で
そこにイ●ンなんかできると「地方文化の破壊だ!」などと目くじらを立てる。
「田舎」は、都会の人間のテーマパークじゃないんです
自分ばっかり便利な生活を満喫しておいて
気の向いたときにそこでの「不便」を
アトラクション的に楽しもうというのは
虫のいい話じゃありませんか?
テーマパークならそこにいるのは「キャスト」であり
「夢の国」を全力で演出しますし、それがお仕事ですが
ただの田舎だったらそれはそこに普通に生活してる地元民なんですから。
そもそも、本当に「古き良き」なんてものはあるんですかねぇ?
それが「良き」ものであったらそのままで残り続けているわけで
良くないからこそ改良して全く新しいものになったはず。
古民家だってあれは夏を旨にした造りで
冬のことなんてあんまり考えてないから
それなりにアップデートさせなければ快適に過ごせないわけですよ。
今の日本の家ですらヒートショック問題もありますし。
だとしたら、もはや古いものに戻るというのは
非現実的な選択なのではないでしょうか。
――この本の一番の欠点は「じゃあ、だったらどうすればいいのよ!」
という具体的な答えがはっきりと書かれていないところ。
まぁ、作者の趣旨としては「英国風にすれば万事解決」なのかもしれませんが
日本の風土・社会制度を無視してそれを突き進むのはKYってもの。
もちろん、このままじゃダメだよなというのは
この本を読んで作者も思いましたよ。
だとしたら進むべき道は、現状維持でもなく
伝統回帰でも、もちろんイギリス万歳でもなく
それぞれのいいところをちょっとづつつまみ食いした
ハイブリッド感あふれるもの、にならざるをえないでしょうね。
というか、それこそ日本の得意分野ですし【笑】
ある意味で、日仏ハーフの滝沢クリステルが
フランス語のスピーチの中に挟んだ「O・MO・TE・NA・SHI」
(with 合掌&お辞儀のポーズ)的なものこそ
これからの日本のあるべき姿なのかもしれませんw
(きっかけ、理由はまたの機会に)
もともと大学で英文学を専攻するほどのイギリス好きだったので
林望氏のエッセイなどは高校のときから読んだことはありましたが
この本の直前に読んだのが高尾慶子氏の『イギリス人はおかしい』
〈http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167123093〉
だったせいか、無条件なイギリス礼賛ではなく
むしろツッコミを入れながら読み進めていた、というか
ツッコミどころが満載だったというか何というか。
確かに新築時をピークに後は価値が落ちる一方という
日本の住宅システムは如何なものかと思う。
(自分もそのうち実家売らなきゃならないんだよなぁ
既に築24年、それプラス少なくとも十数年後になるだろうけど
更地にする費用も売主負担だとしたらなぁ……)
でも、同じようなことが震災後の今
三陸沿岸のあの風景を見た後でも言えるだろうか。
ただでさえ日本は天変地異が多すぎる
地震の無いイギリスと単純に比較ができるわけがない。
せっかく建てたところで災害で失われてしまうこともある
それも込みなのが日本の家なのだ。
もちろんこの国にだって築100年以上の古民家もある。
今まで残っている以上、当然ながら大工さんたちが
しっかりと丈夫に作ってくれたのだ、たとえ災害の多い日本であっても。
でも、そもそも基本材質が木と土と紙、家事にはめっぽう弱い。
匠の粋を集めて立派なものを造ったとしても
それが永久に残るわけではないという「諸行無常」感は
おそらく日本人の根底にあるものなのだろう。
さらに式年遷宮まで視野に入れれば
これはもう『文化』なのだというしかない【苦笑】
加えて、戦後の建物に限るのかもしれないが
古いものにはあまり信頼がおけないというのもある。
確かに赤プリとかあんな立派な建築物を
壊して建て替えてしまうのかというもったいなさはある。
でも「耐震強度が……」と言われれば素直に納得してしまうのも
日本人なんだろうなぁ。ともかく
古い建築基準の建物なんて怖くて住めたもんじゃない
新しければ新しいほど技術も進んでより安全になる。
それか、矛盾しているようだけど築100年クラスの古民家の方が
その建物そのものが何よりの証拠だから「安心」ではある【笑】
筆者が文中でチャールズ皇太子の言葉を引用しているように
イギリスの建物の魅力が“natural grown(自然に根差した)”ものであるなら
日本にとって最も魅力的なのはイギリスの真似をすることでなく
日本の古き良き建物を活かすことなのかもしれない。
実際、作者も谷根千の風情は評価しているものの
「杉並区や中野区」の住宅密集地は
消防車も入ってこられないとこき下ろしている。
おいおい、それって谷中近辺だって同じじゃないの?
ただ、それはどっちも「イギリスは古い街並みを大事にしている」だの
「ロンドンは大火後の都市計画で道幅を広げるという先見の明があった」
だのと、大好きなイギリスを持ち上げるための方便に過ぎない【爆】
それに――「古き良き」を礼賛する論調の中に
「田舎」に対する勝手な憧れに似たものを感じてしまうのだ。
都会の人間は「田舎」にノスタルジーを抱く一方で
そこにイ●ンなんかできると「地方文化の破壊だ!」などと目くじらを立てる。
「田舎」は、都会の人間のテーマパークじゃないんです
自分ばっかり便利な生活を満喫しておいて
気の向いたときにそこでの「不便」を
アトラクション的に楽しもうというのは
虫のいい話じゃありませんか?
テーマパークならそこにいるのは「キャスト」であり
「夢の国」を全力で演出しますし、それがお仕事ですが
ただの田舎だったらそれはそこに普通に生活してる地元民なんですから。
そもそも、本当に「古き良き」なんてものはあるんですかねぇ?
それが「良き」ものであったらそのままで残り続けているわけで
良くないからこそ改良して全く新しいものになったはず。
古民家だってあれは夏を旨にした造りで
冬のことなんてあんまり考えてないから
それなりにアップデートさせなければ快適に過ごせないわけですよ。
今の日本の家ですらヒートショック問題もありますし。
だとしたら、もはや古いものに戻るというのは
非現実的な選択なのではないでしょうか。
――この本の一番の欠点は「じゃあ、だったらどうすればいいのよ!」
という具体的な答えがはっきりと書かれていないところ。
まぁ、作者の趣旨としては「英国風にすれば万事解決」なのかもしれませんが
日本の風土・社会制度を無視してそれを突き進むのはKYってもの。
もちろん、このままじゃダメだよなというのは
この本を読んで作者も思いましたよ。
だとしたら進むべき道は、現状維持でもなく
伝統回帰でも、もちろんイギリス万歳でもなく
それぞれのいいところをちょっとづつつまみ食いした
ハイブリッド感あふれるもの、にならざるをえないでしょうね。
というか、それこそ日本の得意分野ですし【笑】
ある意味で、日仏ハーフの滝沢クリステルが
フランス語のスピーチの中に挟んだ「O・MO・TE・NA・SHI」
(with 合掌&お辞儀のポーズ)的なものこそ
これからの日本のあるべき姿なのかもしれませんw
モダンエイジのハイ&ロー・ファッション
2013年10月11日 読書
こんな夜中にこんばんわ【笑】
シアーズ・ローバック・カタログが遠路はるばるアメリカから
届きましたよー!ということで
本体価格が中古でざっと$20、送料が$25
なんてことは日本でもアマゾンの1円古本なんかでよくあること。
一足先に届いていた写真の本なのですが
この手の本で¥1,680はお買い得!
いわゆるファッションプレートの本は図書館などで
よく見かけたりしますが、ハードカバーなのもあるんでしょうけど
同じくらいの厚さで倍はしますもの【泣】
ちょうどこの本を書店で見かけたのは、板橋の美術館でやってた
やはりファッションプレートの展覧会の帰りでした。
図録も興味があったのですが、時代が19世紀からのも含めてだったので
半分以上は要らないかなと思ったのと、やはり値段が……
仕方なく、気に入ったイラストの絵ハガキを厳選して
自分へのお土産にしましたが、それ10枚ちょっとのお値段で
この本1冊買えるんですから、結構なコスパw
でも、アールデコと言いながら2/3近くが
1910年代の、いわばモダンガール以前のもの。
まぁ、コルセットの否定というパラダイムシフトがあって
それが20年代のスタイルに繋がっているのだから無視はできないのですが
やっぱりフラッパー・モードと比べるとなんか違和感が。
といってもこれらは現代でいえば『VOGUE』的なもので
それを実際に当時の一般の女性たちが着ていたかというと
今年のパリコレをそのままストリートの流行と早合点するようなものw
その点が判るかなと思ったのがシアーズのカタログだったわけなのですが
こっちは30年代なのですけれど、1930年発行の婦人服のページが
20年代の流行を引きずった感じなのが妙に納得。
そこからまたそれとは違った30年代のモードになっていくのですが
それ以外にも、家具や自転車、子供のおもちゃなど
その当時の家の中にあったであろうものが網羅されているのを見ると
ちょうど今、サム・スペードものを読んでいたりするのですが
それだけでもイメージがより鮮明になってきます。
しかも、洗濯機(!)とか冷蔵庫(!!)とかまで載っているんですから
これ戦前ですよ!どこまで庶民に手の届くものなのか
ちょっとお値段の数字を比較してみなければ判らないのですけど
やっぱりアメリカ豊かだなぁと思い知らされました。
そんな中でも変遷という点で気になったのが女性用下着【笑】
ブラジャーが掲載されたのは1931年から、って
あくまでダイジェスト版なので30年のに載っていても
敢えて収録はされていなかったのかもしれませんが
少なくとも、その年のコルセットのページでは
上半身はキャミソールっぽいのだけなので、やはりこの年が
ブラジャーの紀元ということでしょうね。
ただ……コルセット(というか腰まで覆うウエストニッパーというか
クロッチさえつけばもう一歩でロングウエストのガードルというか)
は30年代をほぼ通して販売されていたようですが
あれってお手洗いのときどうしていたんでしょうね?
腰まで覆われていて、なおかつガーターベルトの代わりもしているので
用を足すときはストッキング止めのクリップを外して
コルセットを捲り上げてパンツ(というか当時はズロース?)
を下ろしていたのでしょうか?うーむ……
ちなみにパンツは36年になって初めて登場。
それ以前もカタログには載っていたのに割愛されていたのか
それとも商品としては取り扱っていなかったんでしょうか?
それよりも、全ページを通して記述が無かったのは男性用下着。
実はそっちの方が自分としてはより知りたかったり。
文献が無いんですよねぇ、意外と。
なので一次資料から当たってみたかったんですが
これまた扱ってなかったのか、それともこの本の編者が
「こんなもん見たかないだろ」と勝手に載せなかったのか。
それは先述の文献の少なさと同じ理由なんでしょうけど
女性の下着は「見られるもの」であるがゆえに
「語られるもの」なんでしょうけど
男性のそれはそういう視線から免れてる気が、
と思うのは少々フェミニスト的ですかねぇ。
女性下着研究者はもっぱら女性なんですけれども
それも、男性のフェティッシュの眼に晒されていたものを
自分たちの手に取り戻そうというリブ的な目的も無きにしも非ず。
でも男たちはずっと「見る」主体であったわけで
それゆえ彼らが身につけていた下着も
当然ながらその視野には入らなかったわけで。
『マルタの鷹』ではサム・スペードがユニオンスーツ
(要するにロンパース;爆)を身につけている記述があって
それに結構萎えてしまったのですが、ちょうど上下が分離する
ぎりぎりの時代だったようですね、当時は
Wikipediaで調べた程度なのですが。
それだけでは埒が明かないので、仕方なく調べようがあるものをと
当時の日本の状況などをwikiで跳びながら見てみましたが
すでに戦前から猿股がメジャーだったようです、
兵隊にとられると褌が制服だったようですが。
猿股といってもぴんと来ないかもしれませんが
股引の短いやつというか、お祭りで法被の下に穿いている
アレといえばお判りかと(締め込みじゃない方;笑)
現在はかなりボクサーパンツが優勢になってきていますが
実は先祖返りしているだけのように思うのは店主だけでしょうかw
シアーズ・ローバック・カタログが遠路はるばるアメリカから
届きましたよー!ということで
本体価格が中古でざっと$20、送料が$25
なんてことは日本でもアマゾンの1円古本なんかでよくあること。
一足先に届いていた写真の本なのですが
この手の本で¥1,680はお買い得!
いわゆるファッションプレートの本は図書館などで
よく見かけたりしますが、ハードカバーなのもあるんでしょうけど
同じくらいの厚さで倍はしますもの【泣】
ちょうどこの本を書店で見かけたのは、板橋の美術館でやってた
やはりファッションプレートの展覧会の帰りでした。
図録も興味があったのですが、時代が19世紀からのも含めてだったので
半分以上は要らないかなと思ったのと、やはり値段が……
仕方なく、気に入ったイラストの絵ハガキを厳選して
自分へのお土産にしましたが、それ10枚ちょっとのお値段で
この本1冊買えるんですから、結構なコスパw
でも、アールデコと言いながら2/3近くが
1910年代の、いわばモダンガール以前のもの。
まぁ、コルセットの否定というパラダイムシフトがあって
それが20年代のスタイルに繋がっているのだから無視はできないのですが
やっぱりフラッパー・モードと比べるとなんか違和感が。
といってもこれらは現代でいえば『VOGUE』的なもので
それを実際に当時の一般の女性たちが着ていたかというと
今年のパリコレをそのままストリートの流行と早合点するようなものw
その点が判るかなと思ったのがシアーズのカタログだったわけなのですが
こっちは30年代なのですけれど、1930年発行の婦人服のページが
20年代の流行を引きずった感じなのが妙に納得。
そこからまたそれとは違った30年代のモードになっていくのですが
それ以外にも、家具や自転車、子供のおもちゃなど
その当時の家の中にあったであろうものが網羅されているのを見ると
ちょうど今、サム・スペードものを読んでいたりするのですが
それだけでもイメージがより鮮明になってきます。
しかも、洗濯機(!)とか冷蔵庫(!!)とかまで載っているんですから
これ戦前ですよ!どこまで庶民に手の届くものなのか
ちょっとお値段の数字を比較してみなければ判らないのですけど
やっぱりアメリカ豊かだなぁと思い知らされました。
そんな中でも変遷という点で気になったのが女性用下着【笑】
ブラジャーが掲載されたのは1931年から、って
あくまでダイジェスト版なので30年のに載っていても
敢えて収録はされていなかったのかもしれませんが
少なくとも、その年のコルセットのページでは
上半身はキャミソールっぽいのだけなので、やはりこの年が
ブラジャーの紀元ということでしょうね。
ただ……コルセット(というか腰まで覆うウエストニッパーというか
クロッチさえつけばもう一歩でロングウエストのガードルというか)
は30年代をほぼ通して販売されていたようですが
あれってお手洗いのときどうしていたんでしょうね?
腰まで覆われていて、なおかつガーターベルトの代わりもしているので
用を足すときはストッキング止めのクリップを外して
コルセットを捲り上げてパンツ(というか当時はズロース?)
を下ろしていたのでしょうか?うーむ……
ちなみにパンツは36年になって初めて登場。
それ以前もカタログには載っていたのに割愛されていたのか
それとも商品としては取り扱っていなかったんでしょうか?
それよりも、全ページを通して記述が無かったのは男性用下着。
実はそっちの方が自分としてはより知りたかったり。
文献が無いんですよねぇ、意外と。
なので一次資料から当たってみたかったんですが
これまた扱ってなかったのか、それともこの本の編者が
「こんなもん見たかないだろ」と勝手に載せなかったのか。
それは先述の文献の少なさと同じ理由なんでしょうけど
女性の下着は「見られるもの」であるがゆえに
「語られるもの」なんでしょうけど
男性のそれはそういう視線から免れてる気が、
と思うのは少々フェミニスト的ですかねぇ。
女性下着研究者はもっぱら女性なんですけれども
それも、男性のフェティッシュの眼に晒されていたものを
自分たちの手に取り戻そうというリブ的な目的も無きにしも非ず。
でも男たちはずっと「見る」主体であったわけで
それゆえ彼らが身につけていた下着も
当然ながらその視野には入らなかったわけで。
『マルタの鷹』ではサム・スペードがユニオンスーツ
(要するにロンパース;爆)を身につけている記述があって
それに結構萎えてしまったのですが、ちょうど上下が分離する
ぎりぎりの時代だったようですね、当時は
Wikipediaで調べた程度なのですが。
それだけでは埒が明かないので、仕方なく調べようがあるものをと
当時の日本の状況などをwikiで跳びながら見てみましたが
すでに戦前から猿股がメジャーだったようです、
兵隊にとられると褌が制服だったようですが。
猿股といってもぴんと来ないかもしれませんが
股引の短いやつというか、お祭りで法被の下に穿いている
アレといえばお判りかと(締め込みじゃない方;笑)
現在はかなりボクサーパンツが優勢になってきていますが
実は先祖返りしているだけのように思うのは店主だけでしょうかw
大上海時空タイムトラベルガイド
2013年10月1日 読書
ども、さっそく1冊届きました太っ腹なゆーめいです。
5点のうち2冊が上海モノというハマりっぷり。
行く予定なんてまーったくないんですけどね
というか行きたくても行けないし、いろんな意味で。
でもなんで、これほどまでに店主が上海に
ハマってしまったかというか……
PC入院期間を挟んでしまったのが厄介なのですが
ずいぶん前に「モガなカオリンが書きたい~っ!」と
騒いでいたのをご記憶の方もおられるかと。
その参考ついでに『マルタの鷹』なんて読んでしまったものだから
CHパラレルとは別に、その時代でドンパチネタを
やりたいと思ってしまったのですよ。
そうなったらオリジナルでやってしまうのが一番手っ取り早い。
でも、そこで問題になるのは地理的な舞台。
CHも二次創作ながら新宿という街にこだわってこそ
昭和初期の新宿もなかなか面白いのですが
(だからこそパラレルで書きたかったというか)
それに匹敵するスリルとサスペンス、そしてロマンスが
似合いそうな1920’s~30’sの街というと……
世界規模でいえば「魔都」上海なんていーんじゃないのと思ったのは
書店の文芸書新刊売り場で平積みになった話題作の表紙の
サブリミナル効果があったからとは限りませんが【苦笑】
そんなわけで、CH二次を本格的に始めるにあたって
新宿本を買い揃えたノリで、上海本に手を出している状況です。
どうしてもまずそこから始まってしまうんですよねぇ……
二次の場合は原作本&関連書籍一式というのは当然なのですが
そこにCH当時は銃の本3冊&その他無数を立ち読みして基礎知識get
新宿関連本も現時点で4冊買いましたからねぇ、もっとも
馴染みのない舞台で土地勘を持ってるように振る舞うためにも
ガイドブックは基本中の基本なのですが。
その点、今回の場合は普通に「地●の歩き方」とかでは×なわけで
というのも土地勘が欲しいのは現在の上海ではなく
いわゆる『租界』当時の上海なのですから。
(あ、ちなみにまるっきりその街を舞台にするというよりは
他の要素もあれこれ突っ込んだ架空の都市を作り上げて
逃げるというのがオリジナルで店主のよくやる手;笑)
まずは基礎知識をつけるために、それそのものの
なるべくシンプルな題の親書を見つけてくるのが
一番簡単な出発点ではないでしょうか。
今回写真で挙げた本はまさにそこにおいて
期待どおりというかそれ以上というか、
少なくともお値段以上の価値はありました。
構成としては租界時代の上海に住んでいた人々の生活を
国籍ごとに描いていくという縦割りなのですが
だからといってブツ切れになっているというわけでなく
『イギリス人』の章で租界の歴史や「工部局」といった
行政システムについて、『アメリカ人』の章で
4大デパートといった当時の消費文化
『ロシア人』の章で亡命者たちがもたらした文明などといった
キーワードをかなりくまなく拾っている感がありました。
もっとも、キーワードと概説に留まってしまっている点も
無きにしも非ずですが、そもそも新書はこんなもの
よりマニアックな文献をあさる上での基礎知識および
検索にかけるためのキーワードさえ押さえてあれば申し分なし。
他の上海関連本の記述と重複する箇所もありますが
要は先行書をダイジェスト的に抑えてあるわけなので
これ1冊読んでおけばまずは間違いのないところ。
ただ、新書なので残念なところは図版が少ない点ですが
そこを補って余りあるのが河出書房の『図説 上海』
〈http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309725802/〉
このシリーズとか新潮の『ランプの本』とか
平凡社の『コロナブックス』などは「絵で見る新書」として
絶大な信頼を置いてまして、この手の本で上海モノがあればなぁと
思ってたらありましたね、ただし古いので書店では見かけませんでしたが。
それでも知りたいのは戦前の上海なので90年代の出版でも無問題。
しかも建物等だけでなく。ホーローマニアが泣いて喜ぶような
モダン上海のカレンダーガール、なんてものまであってこれまたお得。
もちろんテキストも読みやすくかつ専門的。
できればもいっちょ、現代での観光にも使えるやつをお求めなら
旅名人ブックスの『 上海歴史散歩』もよさげなのですが
〈http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/K00226.html〉
もうちょっと皮膚感覚かつキャッチーな感じのがよければ
その名も『大上海 時空旅行ガイド』
〈http://www.4jc.co.jp/books/detail.asp?id=2055〉
も買いかと。つーか買っちゃったし【笑】
「上海のおばあちゃんが作るボルシチレシピ」なんて記述は
どこの旅行ガイドにも載っていないはず。
本を選ぶ際には、なるべく少ない冊数で情報を最大限補えて
なおかつ重複箇所を最小に抑えられるよう心掛けてはいるのですが
それでも一から勉強しようと思えば
やはりそれなりの冊数にはなってしまうもの。
しかも、その当時のファッションだったり生活だったりと
細かいとこまで知っておかないと世界は形作れませんし
(そのためのシアーズ・ローバック・カタログだったりする)
……はぁ、1シリーズ書き上げるために
いったい何冊買えばいいんでしょうか?
5点のうち2冊が上海モノというハマりっぷり。
行く予定なんてまーったくないんですけどね
というか行きたくても行けないし、いろんな意味で。
でもなんで、これほどまでに店主が上海に
ハマってしまったかというか……
PC入院期間を挟んでしまったのが厄介なのですが
ずいぶん前に「モガなカオリンが書きたい~っ!」と
騒いでいたのをご記憶の方もおられるかと。
その参考ついでに『マルタの鷹』なんて読んでしまったものだから
CHパラレルとは別に、その時代でドンパチネタを
やりたいと思ってしまったのですよ。
そうなったらオリジナルでやってしまうのが一番手っ取り早い。
でも、そこで問題になるのは地理的な舞台。
CHも二次創作ながら新宿という街にこだわってこそ
昭和初期の新宿もなかなか面白いのですが
(だからこそパラレルで書きたかったというか)
それに匹敵するスリルとサスペンス、そしてロマンスが
似合いそうな1920’s~30’sの街というと……
世界規模でいえば「魔都」上海なんていーんじゃないのと思ったのは
書店の文芸書新刊売り場で平積みになった話題作の表紙の
サブリミナル効果があったからとは限りませんが【苦笑】
そんなわけで、CH二次を本格的に始めるにあたって
新宿本を買い揃えたノリで、上海本に手を出している状況です。
どうしてもまずそこから始まってしまうんですよねぇ……
二次の場合は原作本&関連書籍一式というのは当然なのですが
そこにCH当時は銃の本3冊&その他無数を立ち読みして基礎知識get
新宿関連本も現時点で4冊買いましたからねぇ、もっとも
馴染みのない舞台で土地勘を持ってるように振る舞うためにも
ガイドブックは基本中の基本なのですが。
その点、今回の場合は普通に「地●の歩き方」とかでは×なわけで
というのも土地勘が欲しいのは現在の上海ではなく
いわゆる『租界』当時の上海なのですから。
(あ、ちなみにまるっきりその街を舞台にするというよりは
他の要素もあれこれ突っ込んだ架空の都市を作り上げて
逃げるというのがオリジナルで店主のよくやる手;笑)
まずは基礎知識をつけるために、それそのものの
なるべくシンプルな題の親書を見つけてくるのが
一番簡単な出発点ではないでしょうか。
今回写真で挙げた本はまさにそこにおいて
期待どおりというかそれ以上というか、
少なくともお値段以上の価値はありました。
構成としては租界時代の上海に住んでいた人々の生活を
国籍ごとに描いていくという縦割りなのですが
だからといってブツ切れになっているというわけでなく
『イギリス人』の章で租界の歴史や「工部局」といった
行政システムについて、『アメリカ人』の章で
4大デパートといった当時の消費文化
『ロシア人』の章で亡命者たちがもたらした文明などといった
キーワードをかなりくまなく拾っている感がありました。
もっとも、キーワードと概説に留まってしまっている点も
無きにしも非ずですが、そもそも新書はこんなもの
よりマニアックな文献をあさる上での基礎知識および
検索にかけるためのキーワードさえ押さえてあれば申し分なし。
他の上海関連本の記述と重複する箇所もありますが
要は先行書をダイジェスト的に抑えてあるわけなので
これ1冊読んでおけばまずは間違いのないところ。
ただ、新書なので残念なところは図版が少ない点ですが
そこを補って余りあるのが河出書房の『図説 上海』
〈http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309725802/〉
このシリーズとか新潮の『ランプの本』とか
平凡社の『コロナブックス』などは「絵で見る新書」として
絶大な信頼を置いてまして、この手の本で上海モノがあればなぁと
思ってたらありましたね、ただし古いので書店では見かけませんでしたが。
それでも知りたいのは戦前の上海なので90年代の出版でも無問題。
しかも建物等だけでなく。ホーローマニアが泣いて喜ぶような
モダン上海のカレンダーガール、なんてものまであってこれまたお得。
もちろんテキストも読みやすくかつ専門的。
できればもいっちょ、現代での観光にも使えるやつをお求めなら
旅名人ブックスの『 上海歴史散歩』もよさげなのですが
〈http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/K00226.html〉
もうちょっと皮膚感覚かつキャッチーな感じのがよければ
その名も『大上海 時空旅行ガイド』
〈http://www.4jc.co.jp/books/detail.asp?id=2055〉
も買いかと。つーか買っちゃったし【笑】
「上海のおばあちゃんが作るボルシチレシピ」なんて記述は
どこの旅行ガイドにも載っていないはず。
本を選ぶ際には、なるべく少ない冊数で情報を最大限補えて
なおかつ重複箇所を最小に抑えられるよう心掛けてはいるのですが
それでも一から勉強しようと思えば
やはりそれなりの冊数にはなってしまうもの。
しかも、その当時のファッションだったり生活だったりと
細かいとこまで知っておかないと世界は形作れませんし
(そのためのシアーズ・ローバック・カタログだったりする)
……はぁ、1シリーズ書き上げるために
いったい何冊買えばいいんでしょうか?
本が欲しい、本が欲しい、本が欲しい
2013年10月1日 読書
ということで5冊Amazonでオトナ買いです。
って、うち1つはカレンダーなんで「冊」じゃないかw
しばらくカートに入れっぱなしにしていたのですが
「在庫あと1冊」ばかりで品切れになるんじゃないかと
ずっとひやひやしていました。といっても先立つものが無ければ
身請けしてやりたくてもできないのが痛いところ。
でも、月末に家計簿を締めてみて意外と残っていたので
勢いでレジに持っていってしまいました。
(PC修理代?そんなの別枠にしたに決まってるじゃない;爆)
それでも、店主の心配が当たってしまったんですよね
1冊だけ、『Seas Roebuck Catalogue’s of 1930’s』だけが。
シアーズといえばアメリカ史に詳しい人なら
そうでなくてもアメリカン・ヴィンテージ好きな方だったら
ご存知かと思いますが、あまりにも広大すぎてお店が近くに無いという
アメリカならではのニーズを受けて、19世紀末から始めた
いわば通信販売の元祖ともいうべき業者。
今は実店舗の方がメインな感じですけどね。
そんなわけで古いシアーズのカタログには
その当時のアメリカの暮らしがぎゅぎゅっと濃縮されているのですよ。
服でもファッションプレートのような最先端のモードではなく
その頃普通に着られていたようなリアルクローズだったり
もちろん靴やバッグ、下着などそれに付随する小物も。
(女性用下着の歴史はわりと文献も多いのですが
男性用となると見かけないので一次資料に当たるしか;苦笑)
それ以外の生活雑貨も当然載っていますし
なんと家まで通販で売っているとは!それもけっこうな豪邸らしい
……さすがUSA。
そんな1930年代シアーズカタログの復刻ダイジェスト本が
¥1,500也というかーなーり手頃なお値段で売りに出されていて
これは買うしかないだろう!とポチっとしたんですが……
(何でこの本が欲しいのかはまた日を改めて)
その業者からは売り切れ、別のところからだと
古本でも6000円オーバーという何とも厳しいところ。
でも、洋書なんだから日本が無理なら外国よ!というわけで
検索かけたら米ネット通販のe-bayにありました。
しかもおよそ$16という当初の予算どおり!
(先週末のレートで$1≒¥99といったところ)
ですが……海外発送お断りorz ホワイ?
しょうがないので本家Amazon.comで海外OKの業者から
送料込みで日本円で約¥5,000で注文。それだって
国内業者からより1000円はお得だもん【泣】
そしたらいきなりe-bayの出品者からメールが!
$25上乗せすれば海外発送可だとのこと。
それだと結局、だいたい¥4,000で済むことに
現時点で一番安上がりなので、Amazonの業者には
拙い英語でキャンセル&侘びの連絡を入れ、こっちにお願いしました。
まーそんなこんなで昨夜は4時就寝でしたよ【爆】 翌日仕事なのに。
で、思ったのは英語の勘が落ちたなーと。
もちろん辞書も例文も見ずに英語のビジネスメールを
元からすらすらと書けたわけではないですが
だいたい勘所というか構成は判っていたような。
その辺のところまで、英語を「使って」いなかったので
すっかり忘れてしまっていました。
それは日本語でも外向けのメールなどを
出さなくなったというのもあるかもしれません。
今の仕事は全部身内のコミュニケーションで事足りてしまうので。
さて、そんなわけでこれから品切れになっていなければ
続々と本が届くわけで、店主も楽しみです。
それ以外にも図書館で借りてくるのもあるし
直接定価で買ってくるのもあるだろうし……
うわぁ、どこから語ってきゃいいだろう【泣笑】
まだ読んだ本の感想で書いてないのもあるっていうのに。
って、うち1つはカレンダーなんで「冊」じゃないかw
しばらくカートに入れっぱなしにしていたのですが
「在庫あと1冊」ばかりで品切れになるんじゃないかと
ずっとひやひやしていました。といっても先立つものが無ければ
身請けしてやりたくてもできないのが痛いところ。
でも、月末に家計簿を締めてみて意外と残っていたので
勢いでレジに持っていってしまいました。
(PC修理代?そんなの別枠にしたに決まってるじゃない;爆)
それでも、店主の心配が当たってしまったんですよね
1冊だけ、『Seas Roebuck Catalogue’s of 1930’s』だけが。
シアーズといえばアメリカ史に詳しい人なら
そうでなくてもアメリカン・ヴィンテージ好きな方だったら
ご存知かと思いますが、あまりにも広大すぎてお店が近くに無いという
アメリカならではのニーズを受けて、19世紀末から始めた
いわば通信販売の元祖ともいうべき業者。
今は実店舗の方がメインな感じですけどね。
そんなわけで古いシアーズのカタログには
その当時のアメリカの暮らしがぎゅぎゅっと濃縮されているのですよ。
服でもファッションプレートのような最先端のモードではなく
その頃普通に着られていたようなリアルクローズだったり
もちろん靴やバッグ、下着などそれに付随する小物も。
(女性用下着の歴史はわりと文献も多いのですが
男性用となると見かけないので一次資料に当たるしか;苦笑)
それ以外の生活雑貨も当然載っていますし
なんと家まで通販で売っているとは!それもけっこうな豪邸らしい
……さすがUSA。
そんな1930年代シアーズカタログの復刻ダイジェスト本が
¥1,500也というかーなーり手頃なお値段で売りに出されていて
これは買うしかないだろう!とポチっとしたんですが……
(何でこの本が欲しいのかはまた日を改めて)
その業者からは売り切れ、別のところからだと
古本でも6000円オーバーという何とも厳しいところ。
でも、洋書なんだから日本が無理なら外国よ!というわけで
検索かけたら米ネット通販のe-bayにありました。
しかもおよそ$16という当初の予算どおり!
(先週末のレートで$1≒¥99といったところ)
ですが……海外発送お断りorz ホワイ?
しょうがないので本家Amazon.comで海外OKの業者から
送料込みで日本円で約¥5,000で注文。それだって
国内業者からより1000円はお得だもん【泣】
そしたらいきなりe-bayの出品者からメールが!
$25上乗せすれば海外発送可だとのこと。
それだと結局、だいたい¥4,000で済むことに
現時点で一番安上がりなので、Amazonの業者には
拙い英語でキャンセル&侘びの連絡を入れ、こっちにお願いしました。
まーそんなこんなで昨夜は4時就寝でしたよ【爆】 翌日仕事なのに。
で、思ったのは英語の勘が落ちたなーと。
もちろん辞書も例文も見ずに英語のビジネスメールを
元からすらすらと書けたわけではないですが
だいたい勘所というか構成は判っていたような。
その辺のところまで、英語を「使って」いなかったので
すっかり忘れてしまっていました。
それは日本語でも外向けのメールなどを
出さなくなったというのもあるかもしれません。
今の仕事は全部身内のコミュニケーションで事足りてしまうので。
さて、そんなわけでこれから品切れになっていなければ
続々と本が届くわけで、店主も楽しみです。
それ以外にも図書館で借りてくるのもあるし
直接定価で買ってくるのもあるだろうし……
うわぁ、どこから語ってきゃいいだろう【泣笑】
まだ読んだ本の感想で書いてないのもあるっていうのに。
いろんな意味で“元祖”ではある
2013年8月2日 読書
ども、遅番続きでどうしようもなくて
とうとう眠くなるお薬に手を出してしまったゆーめいです【爆】
寝つきが悪くて困っていたのは前にも書きましたが
薬に頼る前に、もうちょっと身体に優しい手段を
試してみるべきだったのかもしれません、アロマテラピーとかね。
でも、自分にとって効くかどうかギャンブルなものよりは
ある程度科学的データの蓄積があるものの方が確かだし、
意外とそっちの方が高くついてしまいますし【苦笑】
使っているのはマイスリーという睡眠導入剤
前述のとおり「眠くなる」だけのお薬で
効果は基本的に長引かないタイプ(ハルシオンもそうらしい)
しかも、副作用もそんなに無いそうな。
それでも半錠づついつものアレロックと飲んでますが
(そういや抗アレルギー剤飲んでも眠くならないんだよねぇ……)
始めたその日からすとんと眠れるようになりました。
もちろん、布団の中であれやこれや考えることはありますが
気がつけば寝落ちしている、という以前とほぼ同じ状態。
とりあえず遅番が続く間はこれにお願いすることにして
また早番になったら控えてみるようにしてみます。
って、本題はこれじゃないんだわ【笑】
そんなどうしようもない日々の数少ない楽しみが読書なわけですが
最近、暇つぶしで手に取ったのがダシール・ハメット『マルタの鷹』
とあるコラムで「ハードボイルドの元祖」として
取り上げられていたので、CH二次書きと端くれとして
ジャンルに敬意を表さねばと思い、手を出してみました。
まさに元祖というだけあって、これ以後の
「ザ・ハードボイルド」というものの定型は
ほぼこの中に現れているのではないでしょうか。
敵か味方か判らない、謎めいた依頼人の美女しかり
(でも後世思い描く“ファム・ファタール”的キャラとは
少々毛色が違うので面喰うかもしれない)
主人公が彼女を美味しく頂いちゃうのもしかり【爆】
けれども一方で、この作品が嚆矢のはずなのに
それ以後ジャンルとして受け継がれてはいない「伝統」も。
『マルタの鷹』のヒロインは決してその依頼人の美女
ブリジットではないのですよ。
むしろ探偵サム・スペードの忠実にして有能なる秘書
エフィ・ピライン嬢であると声を大にして言いたい!
まぁ、カプ萌えカオリストの先入観ありありで
読み進めていったのは事実ではあります。
細身で日に焼けた健康的な、そしてどこかボーイッシュ。
作中では殺された相棒(といっても槇兄のような親友ではなく
さっさとパートナーを解消したいと思っているような)の妻に
夫の死を“代わりに”伝えるよう頼まれたり、
隠れ家を嗅ぎつけられたブリジットを匿うようお願いされたりと
いろいろ重要なことを頼まれたりもしています。
そして何より萌えたのは、スペードが悪人に一服盛られて
12時間もの間昏倒させられていたにもかかわらず、
その間連絡があるまで留守番していてくれとの言いつけを守って
朝まで事務所で、自分のコートの上に彼のコートを羽織って
寝落ちしてしまいながらも彼を待ち続けたエフィ嬢でしょう【泣】
CH二次ならド定番の萌えツボですから、ここは!
それでも一般読者にとってはただのパセリ扱いだろと覚悟していました。
ブリジットのことをすんなりと信じてしまうし
そういう「おつむの足りないカワイ子ちゃん」キャラなんだろうと。
スペードもエフィのことをたびたび「天使さん」だの
「僕の可愛い人」などと呼んでいますけれども、
英語でそう呼ぶシチュエーションを考えてみると
逆に軽くそう言われているような気がして。
でも、コアなミステリファンの間でも
彼女は決して添え物ではないようなのですよね。
その一例として、↓を読んでいただければその愛情が判るかと
http://luj.g.ribbon.to/html/articles20_secretary.html
でも「探偵と“部下以上恋人未満”な美人助手」というパターンは
それ以後決して定着したとはいえないのが個人的に残念ではあります。
現代ハードボイルドを代表するスペンサー・シリーズでも
ヒロインのスーザンはどちらかといえば独立した女性ですし
敢えて言えば、ハードボイルドじゃないですが
弁護士ペリー・メイスンシリーズの秘書のデラが近いのかな。
それが何の因果か80年代の日本の少年マンガにおいて
少々邪道なハードボイルド・ラヴコメディで復活してしまったというか【笑】
もっとも、日本におけるその手のカップリングの系譜は
ブラックジャック辺りにまで遡るまた別の流れがあって、と
話せば長くなりそうなのですがw
サム・スペードシリーズの長編はこの1本だけなのですが
短編集にもエフィは登場しますし
その前日譚といえる、いわゆるパスティーシュ作品である
ジョー・ゴアズ『スペード&アーチャー探偵事務所』では
彼女が採用される経緯が描かれた短編も。
これは「エフィたん萌え」【笑】としては併せて読まねば。
――そういえば、CH昭和モダンパラレルでは
敢えて苦手としていた「オフィスラヴもの」に挑戦しようと思ったのだけど
この時代ってアメリカではまさにハードボイルドの時代だったんですよねぇ。
『マルタの鷹』は1930年、フィリップ・マーロウはほぼその10年後ですし……
とうとう眠くなるお薬に手を出してしまったゆーめいです【爆】
寝つきが悪くて困っていたのは前にも書きましたが
薬に頼る前に、もうちょっと身体に優しい手段を
試してみるべきだったのかもしれません、アロマテラピーとかね。
でも、自分にとって効くかどうかギャンブルなものよりは
ある程度科学的データの蓄積があるものの方が確かだし、
意外とそっちの方が高くついてしまいますし【苦笑】
使っているのはマイスリーという睡眠導入剤
前述のとおり「眠くなる」だけのお薬で
効果は基本的に長引かないタイプ(ハルシオンもそうらしい)
しかも、副作用もそんなに無いそうな。
それでも半錠づついつものアレロックと飲んでますが
(そういや抗アレルギー剤飲んでも眠くならないんだよねぇ……)
始めたその日からすとんと眠れるようになりました。
もちろん、布団の中であれやこれや考えることはありますが
気がつけば寝落ちしている、という以前とほぼ同じ状態。
とりあえず遅番が続く間はこれにお願いすることにして
また早番になったら控えてみるようにしてみます。
って、本題はこれじゃないんだわ【笑】
そんなどうしようもない日々の数少ない楽しみが読書なわけですが
最近、暇つぶしで手に取ったのがダシール・ハメット『マルタの鷹』
とあるコラムで「ハードボイルドの元祖」として
取り上げられていたので、CH二次書きと端くれとして
ジャンルに敬意を表さねばと思い、手を出してみました。
まさに元祖というだけあって、これ以後の
「ザ・ハードボイルド」というものの定型は
ほぼこの中に現れているのではないでしょうか。
敵か味方か判らない、謎めいた依頼人の美女しかり
(でも後世思い描く“ファム・ファタール”的キャラとは
少々毛色が違うので面喰うかもしれない)
主人公が彼女を美味しく頂いちゃうのもしかり【爆】
けれども一方で、この作品が嚆矢のはずなのに
それ以後ジャンルとして受け継がれてはいない「伝統」も。
『マルタの鷹』のヒロインは決してその依頼人の美女
ブリジットではないのですよ。
むしろ探偵サム・スペードの忠実にして有能なる秘書
エフィ・ピライン嬢であると声を大にして言いたい!
まぁ、カプ萌えカオリストの先入観ありありで
読み進めていったのは事実ではあります。
細身で日に焼けた健康的な、そしてどこかボーイッシュ。
作中では殺された相棒(といっても槇兄のような親友ではなく
さっさとパートナーを解消したいと思っているような)の妻に
夫の死を“代わりに”伝えるよう頼まれたり、
隠れ家を嗅ぎつけられたブリジットを匿うようお願いされたりと
いろいろ重要なことを頼まれたりもしています。
そして何より萌えたのは、スペードが悪人に一服盛られて
12時間もの間昏倒させられていたにもかかわらず、
その間連絡があるまで留守番していてくれとの言いつけを守って
朝まで事務所で、自分のコートの上に彼のコートを羽織って
寝落ちしてしまいながらも彼を待ち続けたエフィ嬢でしょう【泣】
CH二次ならド定番の萌えツボですから、ここは!
それでも一般読者にとってはただのパセリ扱いだろと覚悟していました。
ブリジットのことをすんなりと信じてしまうし
そういう「おつむの足りないカワイ子ちゃん」キャラなんだろうと。
スペードもエフィのことをたびたび「天使さん」だの
「僕の可愛い人」などと呼んでいますけれども、
英語でそう呼ぶシチュエーションを考えてみると
逆に軽くそう言われているような気がして。
でも、コアなミステリファンの間でも
彼女は決して添え物ではないようなのですよね。
その一例として、↓を読んでいただければその愛情が判るかと
http://luj.g.ribbon.to/html/articles20_secretary.html
でも「探偵と“部下以上恋人未満”な美人助手」というパターンは
それ以後決して定着したとはいえないのが個人的に残念ではあります。
現代ハードボイルドを代表するスペンサー・シリーズでも
ヒロインのスーザンはどちらかといえば独立した女性ですし
敢えて言えば、ハードボイルドじゃないですが
弁護士ペリー・メイスンシリーズの秘書のデラが近いのかな。
それが何の因果か80年代の日本の少年マンガにおいて
少々邪道なハードボイルド・ラヴコメディで復活してしまったというか【笑】
もっとも、日本におけるその手のカップリングの系譜は
ブラックジャック辺りにまで遡るまた別の流れがあって、と
話せば長くなりそうなのですがw
サム・スペードシリーズの長編はこの1本だけなのですが
短編集にもエフィは登場しますし
その前日譚といえる、いわゆるパスティーシュ作品である
ジョー・ゴアズ『スペード&アーチャー探偵事務所』では
彼女が採用される経緯が描かれた短編も。
これは「エフィたん萌え」【笑】としては併せて読まねば。
――そういえば、CH昭和モダンパラレルでは
敢えて苦手としていた「オフィスラヴもの」に挑戦しようと思ったのだけど
この時代ってアメリカではまさにハードボイルドの時代だったんですよねぇ。
『マルタの鷹』は1930年、フィリップ・マーロウはほぼその10年後ですし……
いつの間にかYahoo!ブックマークの
サービス終了が撤回されていました。
ネットを初めて10年以上、大変お世話になっていたので
すわ一大事と慌ててGoogleブックマークに移しましたが
結局その必要はありませんでしたね。
でもまぁ、手間はともかく2つあっても無駄ではないので
いいスペアができたと考えましょうか。
Yahooのブクマにはもっぱら調べもの系のサイトを
いろいろ入れていましたが、ここ最近に限っては
それもあんまり頼りにならないかなぁという状況でした。
というのも、今店主が調べたいものについては
ネットよりも本の方が情報量としては多そうなので。
で、何について調べたいかというと
以前もここで書きました「CHパラレル@昭和モダン」編。
好きなあたりの時代ではありますが
当時を舞台に書けるほど知悉しているわけでもないので
その辺はしっかりお勉強しておかないと。
でも図書館や書店の昭和史コーナーって
なぜか戦争関連の本しか置いてないんですよねぇ。
短いながらも平和だった戦前の生活について
なかなか取り上げている本というのは少ないような。
というわけで、図書館で探し当てて借りてきましたうちの1冊。
主に「物の値段」を通じて戦前の「生活感覚」を
描いている本なのですが、その冒頭で挙げられているのが
昭和初期への時間旅行の為替レート【笑】
「(当時の)1円=(現在の)2000円」
なので、書名にもなっている「月給百円」は
現在の価値にするとおおよそ月収20万円
感覚として平均的なサラリーマンの収入かと。
このレートを知っているだけでも描ける世界の
リアリティが違うというか何というか。
お金の話以外にも、戦前の今と比べると
複雑怪奇な学校制度を、そのシステムだけでなく
そこを出た人はどれくらいのエリートかという感覚まで
しっかり押さえられているので、当時の社会を知る上での
一番取っ掛かりの入門書として良い拾いものをしたようなw
自分にとっていまいち馴染みのないことについて調べる際に
こういう、何も知らない読者を対象として
広く浅く、ただしそれを深く知る上での入り口となる
知識を与えてくれる本に巡り合えるかどうかというのは
そこからより専門的なところに進めるか
それともまず入り口で挫折してしまうかを
大きく左右してしまうことになると思います。
ただ、当時の男性のライフコースに偏ってしまっている点もあるので
その辺は斉藤美奈子『モダンガール論』
〈http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167656874〉
辺りで補えれば、「平和なモダン昭和」世界へのカギにはなるかと。
===================================
でも、こういう半分学術系入っている調べものでも
ネットが全く役に立たないというわけではないのですよね。
というのも、学会の紀要なんかがPDFで流通しているので
あわよくば専門的な論文がタダで手に入るということも。
それを読み解くためにもその道の初歩的な知識を
本で手に入れておかなければならないのですが【汗】
おかげで、アパートで有名な同潤会が実は
木造の賃貸&分譲建築も手掛けていたり、
某有名私大専門部の戦前のカリキュラム、なんてものまで
手に入れることができてしまったりw
もっとも、全部が全部タダというわけではなくて
大手はしっかり課金してきます【泣】
「新宿アパートメントハウスについて」なんて
ちょっとヨダレが出そうな論文も見つけてしまったのですが
それだけで1050円も取られてしまうのですよ……
それだけの値打ちがあるかどうなのか、中身見てから買えないしなぁ。
サービス終了が撤回されていました。
ネットを初めて10年以上、大変お世話になっていたので
すわ一大事と慌ててGoogleブックマークに移しましたが
結局その必要はありませんでしたね。
でもまぁ、手間はともかく2つあっても無駄ではないので
いいスペアができたと考えましょうか。
Yahooのブクマにはもっぱら調べもの系のサイトを
いろいろ入れていましたが、ここ最近に限っては
それもあんまり頼りにならないかなぁという状況でした。
というのも、今店主が調べたいものについては
ネットよりも本の方が情報量としては多そうなので。
で、何について調べたいかというと
以前もここで書きました「CHパラレル@昭和モダン」編。
好きなあたりの時代ではありますが
当時を舞台に書けるほど知悉しているわけでもないので
その辺はしっかりお勉強しておかないと。
でも図書館や書店の昭和史コーナーって
なぜか戦争関連の本しか置いてないんですよねぇ。
短いながらも平和だった戦前の生活について
なかなか取り上げている本というのは少ないような。
というわけで、図書館で探し当てて借りてきましたうちの1冊。
主に「物の値段」を通じて戦前の「生活感覚」を
描いている本なのですが、その冒頭で挙げられているのが
昭和初期への時間旅行の為替レート【笑】
「(当時の)1円=(現在の)2000円」
なので、書名にもなっている「月給百円」は
現在の価値にするとおおよそ月収20万円
感覚として平均的なサラリーマンの収入かと。
このレートを知っているだけでも描ける世界の
リアリティが違うというか何というか。
お金の話以外にも、戦前の今と比べると
複雑怪奇な学校制度を、そのシステムだけでなく
そこを出た人はどれくらいのエリートかという感覚まで
しっかり押さえられているので、当時の社会を知る上での
一番取っ掛かりの入門書として良い拾いものをしたようなw
自分にとっていまいち馴染みのないことについて調べる際に
こういう、何も知らない読者を対象として
広く浅く、ただしそれを深く知る上での入り口となる
知識を与えてくれる本に巡り合えるかどうかというのは
そこからより専門的なところに進めるか
それともまず入り口で挫折してしまうかを
大きく左右してしまうことになると思います。
ただ、当時の男性のライフコースに偏ってしまっている点もあるので
その辺は斉藤美奈子『モダンガール論』
〈http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167656874〉
辺りで補えれば、「平和なモダン昭和」世界へのカギにはなるかと。
===================================
でも、こういう半分学術系入っている調べものでも
ネットが全く役に立たないというわけではないのですよね。
というのも、学会の紀要なんかがPDFで流通しているので
あわよくば専門的な論文がタダで手に入るということも。
それを読み解くためにもその道の初歩的な知識を
本で手に入れておかなければならないのですが【汗】
おかげで、アパートで有名な同潤会が実は
木造の賃貸&分譲建築も手掛けていたり、
某有名私大専門部の戦前のカリキュラム、なんてものまで
手に入れることができてしまったりw
もっとも、全部が全部タダというわけではなくて
大手はしっかり課金してきます【泣】
「新宿アパートメントハウスについて」なんて
ちょっとヨダレが出そうな論文も見つけてしまったのですが
それだけで1050円も取られてしまうのですよ……
それだけの値打ちがあるかどうなのか、中身見てから買えないしなぁ。
本が買いたい、のですが……
2013年6月28日 読書
昨日はちょっと嫌なことがあったので
ここで愚痴ってやろうかと思いましたが
家に帰ってTV見ているうちに
どうでもよくなってしまいました。
書けば先方をこちらの意図以上に
叩いてしまうことになりかねませんし
それが巡り巡って店主叩きになりうるわけで。
ただ、言わせてもらえば
店主の交通費と時間を返しやがれーっ!
かといってより有意義に使えたかというと
疑問ではありますが。
さて、先日浴衣をニコニコ現金払いで買ってしまったので
半幅帯の結び方を習得せねばならず
急いで着つけの本を買いました。
一重太鼓も夏の間に練習をさぼっていると
忘れてしまいそうな気もしましたので。
前々から着つけの本は本屋や図書館で
どれがいいかあさってはいましたんですけどね。
結局、近所の図書館で延滞するまで借りたこれが
一番内容として過不足は無かったです。
「ひとりでできる」というだけあって
あくまで自分で自分に着つけるための方法だけ。
一重太鼓のやり方もほぼ自分が教わったとおりだったし
着つけプラス畳み方や手入れの方法、半襟の縫いつけ方など
これ一冊あればまず必要なだけの知識は手に入る、という感じです。
なんですが、本棚の空きスペースが無い……
引っ越してから買ったものではありますが
ほぼ実家から持ってきた本で埋まっています。
文庫サイズの棚はまだ増える余地はあるのですが
単行本となると整理が必要になってしまいます。
思えば中高生の頃は怖いもの知らずに買いまくっていましたねぇ
本や雑誌で月3000円とか使っていたこともありましたし
大学に入ると少しは教養とやらを身につけようと
文庫本は面白そうだと思ったら片っ端から手に入れてました。
新●社のパンダグッズも集めてましたのでw
考えてみれば、お金を稼ぐ苦労を知らなかったからこその
愚挙だったのかもしれません。
で、働き始めてからは優先順位が食費や仕事用の服などに押され
あれよあれよと下がっていき、ついに失業中は
「贅沢品」として仕分けの対象に、
そして再就職を果たしたものの前職よりは収入が減り
本代については失業中のまま、現在に至るというわけ。
今の仕事はまさに「活字」に囲まれた職場なので
その点はけっこう間に合ってはいたのですが
遅番勤務だと空き時間が多いので
その無聊を慰めるのはやはり本が一番手っ取り早いだろうと。
ついでに言えば、先日の「モガなカオリン」妄想で
過去の時代の話となると、資料集めはネットより
本の方がかなり得意なジャンルになってしまうわけで
1920年代のスポーツカーなんていっても
Google先生ではかなり漠然としか教えてくれないのですよ【苦笑】
もちろん、銃関係や新宿絡みといった
シリーズ全体を通して必要な知識は買って
手元に置いておいた方がいいんですが
そういう1エピソード限定の資料だったら
図書館で必要な間だけ借りるという手もあるわけで
実家にいるときよりはアクセスしやすくなりましたしね。
でも、ちくま文庫の『考現学』シリーズなど
文庫本であるのなら買ってしまってもいいかなぁと。
少々文庫本にしてはお高いですが
大学生のときならそうしてたでしょうし。
それに、同潤会アパートの本とか前々から狙ってましたが
買っちゃおっかなぁ、マーケットプレイスで安くなってたら。
着つけの本も本体価格は1円でしたし【爆】
でも、買ってしまっても文庫本ならともかく
単行本ならスペースがない、で振り出しに戻る【泣】
断捨離本などでよくいうことには
買ったら捨てる、とのことですが
どれもこれも自分にとって必要な本なので
捨てようがないのですよ。
古雑誌とかはさすがに要らないのは
あるのかもしれませんけれども
一度、捨ててしまったばっかりに
「あー、あれとっておけばよかったぁ!」
ってこともありうるのが資料の常だったりしますので。
片づけ本には「いつか役に立つかもしれないという物も
絶対にその『いつか』は来ない」とよくありますけれども
来るんですよ、その『いつか』が
案外、思わぬところから【涙】
で、さてどうすればいいだろう?
とりあえず今日はいろいろ片づけてから
図書館に行ってこようと思います。
そこで借りて一読すれば済むのであれば
わざわざ身銭切って買うまでもありませんし
読んで、手元に置いておきたいと思ったら
そのときに買えばいいこと、この着つけの本のように。
あと、大型書店で立ち読みしたい病でうずうずしてるのですが
なかなかこの勤務体系だと時間がなぁ……【泣】
ここで愚痴ってやろうかと思いましたが
家に帰ってTV見ているうちに
どうでもよくなってしまいました。
書けば先方をこちらの意図以上に
叩いてしまうことになりかねませんし
それが巡り巡って店主叩きになりうるわけで。
ただ、言わせてもらえば
店主の交通費と時間を返しやがれーっ!
かといってより有意義に使えたかというと
疑問ではありますが。
さて、先日浴衣をニコニコ現金払いで買ってしまったので
半幅帯の結び方を習得せねばならず
急いで着つけの本を買いました。
一重太鼓も夏の間に練習をさぼっていると
忘れてしまいそうな気もしましたので。
前々から着つけの本は本屋や図書館で
どれがいいかあさってはいましたんですけどね。
結局、近所の図書館で延滞するまで借りたこれが
一番内容として過不足は無かったです。
「ひとりでできる」というだけあって
あくまで自分で自分に着つけるための方法だけ。
一重太鼓のやり方もほぼ自分が教わったとおりだったし
着つけプラス畳み方や手入れの方法、半襟の縫いつけ方など
これ一冊あればまず必要なだけの知識は手に入る、という感じです。
なんですが、本棚の空きスペースが無い……
引っ越してから買ったものではありますが
ほぼ実家から持ってきた本で埋まっています。
文庫サイズの棚はまだ増える余地はあるのですが
単行本となると整理が必要になってしまいます。
思えば中高生の頃は怖いもの知らずに買いまくっていましたねぇ
本や雑誌で月3000円とか使っていたこともありましたし
大学に入ると少しは教養とやらを身につけようと
文庫本は面白そうだと思ったら片っ端から手に入れてました。
新●社のパンダグッズも集めてましたのでw
考えてみれば、お金を稼ぐ苦労を知らなかったからこその
愚挙だったのかもしれません。
で、働き始めてからは優先順位が食費や仕事用の服などに押され
あれよあれよと下がっていき、ついに失業中は
「贅沢品」として仕分けの対象に、
そして再就職を果たしたものの前職よりは収入が減り
本代については失業中のまま、現在に至るというわけ。
今の仕事はまさに「活字」に囲まれた職場なので
その点はけっこう間に合ってはいたのですが
遅番勤務だと空き時間が多いので
その無聊を慰めるのはやはり本が一番手っ取り早いだろうと。
ついでに言えば、先日の「モガなカオリン」妄想で
過去の時代の話となると、資料集めはネットより
本の方がかなり得意なジャンルになってしまうわけで
1920年代のスポーツカーなんていっても
Google先生ではかなり漠然としか教えてくれないのですよ【苦笑】
もちろん、銃関係や新宿絡みといった
シリーズ全体を通して必要な知識は買って
手元に置いておいた方がいいんですが
そういう1エピソード限定の資料だったら
図書館で必要な間だけ借りるという手もあるわけで
実家にいるときよりはアクセスしやすくなりましたしね。
でも、ちくま文庫の『考現学』シリーズなど
文庫本であるのなら買ってしまってもいいかなぁと。
少々文庫本にしてはお高いですが
大学生のときならそうしてたでしょうし。
それに、同潤会アパートの本とか前々から狙ってましたが
買っちゃおっかなぁ、マーケットプレイスで安くなってたら。
着つけの本も本体価格は1円でしたし【爆】
でも、買ってしまっても文庫本ならともかく
単行本ならスペースがない、で振り出しに戻る【泣】
断捨離本などでよくいうことには
買ったら捨てる、とのことですが
どれもこれも自分にとって必要な本なので
捨てようがないのですよ。
古雑誌とかはさすがに要らないのは
あるのかもしれませんけれども
一度、捨ててしまったばっかりに
「あー、あれとっておけばよかったぁ!」
ってこともありうるのが資料の常だったりしますので。
片づけ本には「いつか役に立つかもしれないという物も
絶対にその『いつか』は来ない」とよくありますけれども
来るんですよ、その『いつか』が
案外、思わぬところから【涙】
で、さてどうすればいいだろう?
とりあえず今日はいろいろ片づけてから
図書館に行ってこようと思います。
そこで借りて一読すれば済むのであれば
わざわざ身銭切って買うまでもありませんし
読んで、手元に置いておきたいと思ったら
そのときに買えばいいこと、この着つけの本のように。
あと、大型書店で立ち読みしたい病でうずうずしてるのですが
なかなかこの勤務体系だと時間がなぁ……【泣】
そうだ、京都行き……たい
2011年11月18日 読書
ということで、前の前の記事の続きというか
関連本を読み漁っているうちに
ロケハン病を発症してしまいました。
店主、実は建物関係がすごく好きで(で、マドリストw)
ネタ書くときはまず住んでる家とか
ムダに設定したくなるのですが
どうせなら実際に見に行った方がいいに決まっている
行って行けない場所でもないんだから。
で、どこに行きたいかというと……
まず定番の京町家。それも町家を改装して、じゃなくて
そのままの姿が保存されているところが
確か何軒か一般公開されていたはず。
そして、マイナーなところで上賀茂の社家
つまり上賀茂神社の神官の旧宅。
冷泉さんちを除けば、ここが一番お公家さんの暮らしを
現代に伝えてくれるかなと。
天皇家なんてある意味、日本一の神主さん一家なわけだし【爆】
件の冷泉家住宅も秋に4日間だけ公開(有料)されているそうな。
あと修学院か桂離宮も実際に見てみたいし
何といっても忘れちゃいけないのが京都御所!!
春と秋に一般公開されるから、その日に合わせて……
なんて、2日やそこらで回りきれないやん【汗】
となると、エリアを絞って通うしかないかなぁ
あんまり見て回りすぎると印象が薄れそうだし。
行くんだったら絶対一人だよなぁ
親つれてったら本来の目的達成できないだろうし。
(京都で今まで行きたいところに行けたためしなし@修学旅行)
前々から、次の目標は『一人旅』だと思ってました。
でもこれがけっこう難易度高い【苦笑】
もともと出不精ってのもあるし
一人で知らない土地ってのも不安というか。
でも、学会とか試験とかで泊りがけで行ったことはありますし
それが観光目的になっただけ。
京都だったら手頃なお宿も交通機関もある。
あとは勇気だけ、ってゼロナイやん実は【笑】がんばろう石巻!
というわけで、たしか京町家関係の文庫本があったよなぁと
思って買ってきたのが写真の本。
かつて呉服商を営んでいた杉本家では
毎年の行事などの仔細を遺した覚書があるそうで
商家とはやっぱり違うとは思いますが
同じ江戸時代の京に住んでいた同士として、参考までに。
この杉本家住宅には今も主一家が住みながら保存しているんですが
〈http://www.sugimotoke.or.jp/〉
年に何回か一般公開している以外は会員制なんですよねぇ……
しかも、間取りをネットで調べてみて驚いた。
全然『うなぎの寝床』じゃないじゃん!
奥行きもあるけど間口も同じくらいある、ほぼ正方形
ある意味、豪商クラスのお屋敷かと。
それよりは、図書館で借りてきた
やはり住みながら保存・公開している秦家住宅は
こっちは典型的な『うなぎの寝床』
〈http://www.hata-ke.jp/〉
立派さとしては上の中くらいでしょうか。
杉本家よりもけっこう気さくに公開してらっしゃるようですし
(もちろんお金は取られますが)
店主、メジャーなところにはわりと反感持つタイプなので【笑】
ぜひとも今度伺わせてくださいますようお願いいたします。
====================================
関係ないんですが、定点観測upしました。
関連本を読み漁っているうちに
ロケハン病を発症してしまいました。
店主、実は建物関係がすごく好きで(で、マドリストw)
ネタ書くときはまず住んでる家とか
ムダに設定したくなるのですが
どうせなら実際に見に行った方がいいに決まっている
行って行けない場所でもないんだから。
で、どこに行きたいかというと……
まず定番の京町家。それも町家を改装して、じゃなくて
そのままの姿が保存されているところが
確か何軒か一般公開されていたはず。
そして、マイナーなところで上賀茂の社家
つまり上賀茂神社の神官の旧宅。
冷泉さんちを除けば、ここが一番お公家さんの暮らしを
現代に伝えてくれるかなと。
天皇家なんてある意味、日本一の神主さん一家なわけだし【爆】
件の冷泉家住宅も秋に4日間だけ公開(有料)されているそうな。
あと修学院か桂離宮も実際に見てみたいし
何といっても忘れちゃいけないのが京都御所!!
春と秋に一般公開されるから、その日に合わせて……
なんて、2日やそこらで回りきれないやん【汗】
となると、エリアを絞って通うしかないかなぁ
あんまり見て回りすぎると印象が薄れそうだし。
行くんだったら絶対一人だよなぁ
親つれてったら本来の目的達成できないだろうし。
(京都で今まで行きたいところに行けたためしなし@修学旅行)
前々から、次の目標は『一人旅』だと思ってました。
でもこれがけっこう難易度高い【苦笑】
もともと出不精ってのもあるし
一人で知らない土地ってのも不安というか。
でも、学会とか試験とかで泊りがけで行ったことはありますし
それが観光目的になっただけ。
京都だったら手頃なお宿も交通機関もある。
あとは勇気だけ、ってゼロナイやん実は【笑】がんばろう石巻!
というわけで、たしか京町家関係の文庫本があったよなぁと
思って買ってきたのが写真の本。
かつて呉服商を営んでいた杉本家では
毎年の行事などの仔細を遺した覚書があるそうで
商家とはやっぱり違うとは思いますが
同じ江戸時代の京に住んでいた同士として、参考までに。
この杉本家住宅には今も主一家が住みながら保存しているんですが
〈http://www.sugimotoke.or.jp/〉
年に何回か一般公開している以外は会員制なんですよねぇ……
しかも、間取りをネットで調べてみて驚いた。
全然『うなぎの寝床』じゃないじゃん!
奥行きもあるけど間口も同じくらいある、ほぼ正方形
ある意味、豪商クラスのお屋敷かと。
それよりは、図書館で借りてきた
やはり住みながら保存・公開している秦家住宅は
こっちは典型的な『うなぎの寝床』
〈http://www.hata-ke.jp/〉
立派さとしては上の中くらいでしょうか。
杉本家よりもけっこう気さくに公開してらっしゃるようですし
(もちろんお金は取られますが)
店主、メジャーなところにはわりと反感持つタイプなので【笑】
ぜひとも今度伺わせてくださいますようお願いいたします。
====================================
関係ないんですが、定点観測upしました。
浮気の虫が騒ぎだす【苦笑】
2011年11月6日 読書
先日行った赤羽のブクオフで『公家侍秘録』を
見つけてしまったのが運の尽き。
ネタ魂が再燃してしまって資料集めに奔走しております。
江戸時代の京都、それもお公家さんに興味があって
オリジナルで書きたいと思ってるんですよねぇ、
店主お得意のゴーストバスター的な感じで。
(そっち関係のネタ本はけっこう揃えてあります)
当然ストライクゾーンの澤田ふじ子
『土御門家陰陽事件簿』シリーズも買い揃えていますが
江戸期の京都を舞台にした時代小説って
すっかり氏の専売特許となっている感が。
先述の陰陽師・占い師のみならず公事宿や御附武士など
切り口は数多くあるのに、ぜーんぶそれ一人を
澤田氏一人で書いているんですから、誰か追随者はいないものか。
(同じように、江戸期の大坂にこだわっているのが
『浪花の華』としてドラマ化もされた築山桂ですが)
たまーに文庫本で「公家の姫が何ちゃら」とか書いてあって
手に取ると官能時代小説だったりしますorz
で、何で江戸期の公家に興味を持ったかというと
きっかけは大学の図書館で見かけた服飾史の本。
そこに被衣をかぶった公家の姫の外出姿の再現写真があって
時代劇で目にする武家娘や町人とは違った風情に心を奪われてしまいました。
そして、いつかこれで何か書くぞと。
髪型や着物の着方も独特なんですよね、
かといって未だに十二単を着てるわけじゃなし。
でも……二次資料が圧倒的に少ない【泣】
江戸時代の生活に関する本はほとんど江戸限定で
同時代の京や大阪の様子については華麗にスルー。
服飾史だってよほど詳しい本でもない限り
江戸期の公家はエアポケットになっているんですよね。
ぶっちゃけ、フィクションの世界でも
幕末までほとんど忘れ去られていますし。
なのでどうしても絡めてから、というふうにならざるを得ないわけで
お公家さん関係だったら冷泉家の本がけっこう出ていますし
多少なりとも風習の違いはあるでしょうが
町家の中には昔からの習慣を今も守り続けているところもあるので
そういったところの本が少しは参考になるのかも。
あと、建物関係だと京都御所や桂離宮でしょうねぇ
まぁあれは公家の中でも『豪邸』の部類でしょうけど。
……御所の一般公開に行きたい
桂はムリでも修学院離宮に行ってみたい
でも『御所』であり『離宮』であるから
宮内庁への事前申し込みが面倒なんですけど。
そんなわけで市の中央図書館に行ってきて
めぼしい資料の何冊かを借りあさってきたわけですが、
服飾史関係はやっぱり大学の方がよかったかな、女子大なんで。
今度、OG特権で久々に行ってこようか
職場から2駅なのに全然ご無沙汰してますし。
見つけてしまったのが運の尽き。
ネタ魂が再燃してしまって資料集めに奔走しております。
江戸時代の京都、それもお公家さんに興味があって
オリジナルで書きたいと思ってるんですよねぇ、
店主お得意のゴーストバスター的な感じで。
(そっち関係のネタ本はけっこう揃えてあります)
当然ストライクゾーンの澤田ふじ子
『土御門家陰陽事件簿』シリーズも買い揃えていますが
江戸期の京都を舞台にした時代小説って
すっかり氏の専売特許となっている感が。
先述の陰陽師・占い師のみならず公事宿や御附武士など
切り口は数多くあるのに、ぜーんぶそれ一人を
澤田氏一人で書いているんですから、誰か追随者はいないものか。
(同じように、江戸期の大坂にこだわっているのが
『浪花の華』としてドラマ化もされた築山桂ですが)
たまーに文庫本で「公家の姫が何ちゃら」とか書いてあって
手に取ると官能時代小説だったりしますorz
で、何で江戸期の公家に興味を持ったかというと
きっかけは大学の図書館で見かけた服飾史の本。
そこに被衣をかぶった公家の姫の外出姿の再現写真があって
時代劇で目にする武家娘や町人とは違った風情に心を奪われてしまいました。
そして、いつかこれで何か書くぞと。
髪型や着物の着方も独特なんですよね、
かといって未だに十二単を着てるわけじゃなし。
でも……二次資料が圧倒的に少ない【泣】
江戸時代の生活に関する本はほとんど江戸限定で
同時代の京や大阪の様子については華麗にスルー。
服飾史だってよほど詳しい本でもない限り
江戸期の公家はエアポケットになっているんですよね。
ぶっちゃけ、フィクションの世界でも
幕末までほとんど忘れ去られていますし。
なのでどうしても絡めてから、というふうにならざるを得ないわけで
お公家さん関係だったら冷泉家の本がけっこう出ていますし
多少なりとも風習の違いはあるでしょうが
町家の中には昔からの習慣を今も守り続けているところもあるので
そういったところの本が少しは参考になるのかも。
あと、建物関係だと京都御所や桂離宮でしょうねぇ
まぁあれは公家の中でも『豪邸』の部類でしょうけど。
……御所の一般公開に行きたい
桂はムリでも修学院離宮に行ってみたい
でも『御所』であり『離宮』であるから
宮内庁への事前申し込みが面倒なんですけど。
そんなわけで市の中央図書館に行ってきて
めぼしい資料の何冊かを借りあさってきたわけですが、
服飾史関係はやっぱり大学の方がよかったかな、女子大なんで。
今度、OG特権で久々に行ってこようか
職場から2駅なのに全然ご無沙汰してますし。
今日、初めて図書館で借りてきた本。
・『ファッションプレート全集』I
服飾史の本が見たくて見たくてしかたがなかった店主にとって
まさにお悩み直球解決な一冊。
第1巻では17~18世紀とずいぶん大きく括ってまして
メインは18世紀末のフランス革命前夜
「マリー・アントワネットなんかがこんな派手なドレスばっか着てたら
そりゃ民衆が怒って立ち上がるのも当然だわな」という感じ【苦笑】
でも、最初の方にはまさに三銃士!な服も。
そしてラストを飾るのは革命後の疑似・古代ギリシア風様式。
ということはブルボン王朝の興亡をずいぶん駆け足で端折っちゃったのね。
まぁ、まだこの当時はファッションプレート
(最先端のファッションを描いた銅版画。今の雑誌の写真みたいなもの)
そのものがまだ普及していなかったってこともあるでしょうし
むしろまだこの頃から最先端のファッションを紹介する絵が
あったということの方が店主にとって驚きかも。
・オスプレイ メン・アット・アームズ・シリーズ
『ルイ14世の軍隊』
服飾史でも軍服に絞ったこのシリーズはミリタリ好きならずとも
制服、特に軍服萌えの女子は一度は手に取ったことがあるかと。
特にこの一冊は、三銃士好きにとっては必見でしょう!
もちろん原作メインの第1部はおとーさんのルイ13世時代ですが
挿絵の説明書きの「銃士」の字にいちいち手が止まってしまうこと間違いなし。
まだその当時は「制服」という概念が希薄で
アニメのとおり、普段はみんな思い思いの格好で
正装のときにあの青いカソック(というんです)を上に着るだけ。
それよりはきちっとした制服のある時代の方が
それをどう着崩すか、というので個性が見えるような気がするんですが
どうでしょ?というのが現代の元・高校生の考えだわな【笑】
襟元のクラバット(ネクタイの原型になったもの)をどう結ぶか
腰は革ベルトかそれともサッシュか、エトセトラetc。
・桐生操『本当はこわい宮廷の物語』
この方の著作を一通り読んでおけば、西洋史ネタなら
ディテール上で大きなミスは犯さないだろう、といえる
今や西洋下ネタ史の大家・桐生氏【爆】
と言っては失礼ですが、そういうキャッチ―なところから
知識の幅を広げてくれる、こう切り口の本は初心者にはありがたいです。
こういうところから得た知識を元手に
今度は専門書にも飛び込んでいけるんですから。
副題に『西洋の「大奥」』とあるように
王と王妃と公式寵姫の永遠の三角関係を取り上げています。
この『公式寵姫』というのがまぁフランス的というか何というか
その名のとおり国家公認の愛人なわけですよ。
一番有名なのがパン屋でおなじみ【笑】ポンパドゥール侯爵夫人。
そういえばルイ15世のお妃って誰だっけ、というくらい
正式な王妃以上に宮廷のさまざまな権力を握っていた様子。
その先代の14世は、さすが太陽王
いろいろ取っ替え引っ替えしていたようです。
一方でルイ13世にはそういう存在はいなかったのですが
……ゲイだったそうです。wikiにもそう分類してあったし
嗚呼、三銃士の世界がぁ……orz
嫌だよ、隊士喰ったり喰われたりしてるのは
特にアトス、あのキャスティングじゃあなぁ……【号泣】
とまぁ、すっかり頭の中は三銃士ネタ一色になってます。
その他にも『下着の歴史』なんて本を見つけておぉっ!となったり
フランスやドイツの街並みの写真集を見ながら
心は遠くどっかに飛んで行っていたり
もちろん三銃士はフランスのお話なのですが
自ネタとして書くんだったら、ドイツ語だったら多少は操れますし
それにあの辺は当時は群雄割拠でしたから
一個や二個聞いたことのない国があっても平気かと。
フランスでもパリは14世以降大改造がされてしまい
三銃士時代の面影は探しづらいのかもしれませんが
地方都市なんかの方がむしろ脳内背景化しやすいですね【笑】
漫然と片っ端から面白そうな本を手に取るのもいいですが
こうやって読みたい対象があるってときは
痒いところに手の届く的な満足感があります。
本好きを自称していますが、小説などはほとんど読まず
小さい頃からもっぱらこの手の資料的なものばかり読んでいます。
何が楽しいって、やっぱり知識が増えていくことに尽きるでしょうね
それは書きたいネタの資料集めばかりではなく。
だから書くと決めたら下調べには抜かりはないですよ。
二次創作だったら原作一式だけでなく
例えばCHだったら銃の本、新宿ガイドブックなどなど。
逆に明らかに何も知らないで書いてるだろ!ってのにはガッカリしますね。
アニ三サイトでバレンタインネタとか出てくると……
イベント女の自己満足としか思えん【黒爆】
だいたい、ノエル(クリスマス)だって
あっちでは家族と過ごす日であって
恋人と過ごすのは大晦日の方だってのは
ハリウッドの映画見てても判るだろ!と。
好きだったら、もっとその時代のいろいろなことに興味を持って
調べた上で書く、ということではないんでしょうかねぇ?
そんなわけで、CH限りなく停滞中です。
やっぱりここは一度資料にあたったほうがいいのか……
というわけで、新宿歴史資料館の同行者募集中です。
・『ファッションプレート全集』I
服飾史の本が見たくて見たくてしかたがなかった店主にとって
まさにお悩み直球解決な一冊。
第1巻では17~18世紀とずいぶん大きく括ってまして
メインは18世紀末のフランス革命前夜
「マリー・アントワネットなんかがこんな派手なドレスばっか着てたら
そりゃ民衆が怒って立ち上がるのも当然だわな」という感じ【苦笑】
でも、最初の方にはまさに三銃士!な服も。
そしてラストを飾るのは革命後の疑似・古代ギリシア風様式。
ということはブルボン王朝の興亡をずいぶん駆け足で端折っちゃったのね。
まぁ、まだこの当時はファッションプレート
(最先端のファッションを描いた銅版画。今の雑誌の写真みたいなもの)
そのものがまだ普及していなかったってこともあるでしょうし
むしろまだこの頃から最先端のファッションを紹介する絵が
あったということの方が店主にとって驚きかも。
・オスプレイ メン・アット・アームズ・シリーズ
『ルイ14世の軍隊』
服飾史でも軍服に絞ったこのシリーズはミリタリ好きならずとも
制服、特に軍服萌えの女子は一度は手に取ったことがあるかと。
特にこの一冊は、三銃士好きにとっては必見でしょう!
もちろん原作メインの第1部はおとーさんのルイ13世時代ですが
挿絵の説明書きの「銃士」の字にいちいち手が止まってしまうこと間違いなし。
まだその当時は「制服」という概念が希薄で
アニメのとおり、普段はみんな思い思いの格好で
正装のときにあの青いカソック(というんです)を上に着るだけ。
それよりはきちっとした制服のある時代の方が
それをどう着崩すか、というので個性が見えるような気がするんですが
どうでしょ?というのが現代の元・高校生の考えだわな【笑】
襟元のクラバット(ネクタイの原型になったもの)をどう結ぶか
腰は革ベルトかそれともサッシュか、エトセトラetc。
・桐生操『本当はこわい宮廷の物語』
この方の著作を一通り読んでおけば、西洋史ネタなら
ディテール上で大きなミスは犯さないだろう、といえる
今や西洋下ネタ史の大家・桐生氏【爆】
と言っては失礼ですが、そういうキャッチ―なところから
知識の幅を広げてくれる、こう切り口の本は初心者にはありがたいです。
こういうところから得た知識を元手に
今度は専門書にも飛び込んでいけるんですから。
副題に『西洋の「大奥」』とあるように
王と王妃と公式寵姫の永遠の三角関係を取り上げています。
この『公式寵姫』というのがまぁフランス的というか何というか
その名のとおり国家公認の愛人なわけですよ。
一番有名なのがパン屋でおなじみ【笑】ポンパドゥール侯爵夫人。
そういえばルイ15世のお妃って誰だっけ、というくらい
正式な王妃以上に宮廷のさまざまな権力を握っていた様子。
その先代の14世は、さすが太陽王
いろいろ取っ替え引っ替えしていたようです。
一方でルイ13世にはそういう存在はいなかったのですが
……ゲイだったそうです。wikiにもそう分類してあったし
嗚呼、三銃士の世界がぁ……orz
嫌だよ、隊士喰ったり喰われたりしてるのは
特にアトス、あのキャスティングじゃあなぁ……【号泣】
とまぁ、すっかり頭の中は三銃士ネタ一色になってます。
その他にも『下着の歴史』なんて本を見つけておぉっ!となったり
フランスやドイツの街並みの写真集を見ながら
心は遠くどっかに飛んで行っていたり
もちろん三銃士はフランスのお話なのですが
自ネタとして書くんだったら、ドイツ語だったら多少は操れますし
それにあの辺は当時は群雄割拠でしたから
一個や二個聞いたことのない国があっても平気かと。
フランスでもパリは14世以降大改造がされてしまい
三銃士時代の面影は探しづらいのかもしれませんが
地方都市なんかの方がむしろ脳内背景化しやすいですね【笑】
漫然と片っ端から面白そうな本を手に取るのもいいですが
こうやって読みたい対象があるってときは
痒いところに手の届く的な満足感があります。
本好きを自称していますが、小説などはほとんど読まず
小さい頃からもっぱらこの手の資料的なものばかり読んでいます。
何が楽しいって、やっぱり知識が増えていくことに尽きるでしょうね
それは書きたいネタの資料集めばかりではなく。
だから書くと決めたら下調べには抜かりはないですよ。
二次創作だったら原作一式だけでなく
例えばCHだったら銃の本、新宿ガイドブックなどなど。
逆に明らかに何も知らないで書いてるだろ!ってのにはガッカリしますね。
アニ三サイトでバレンタインネタとか出てくると……
イベント女の自己満足としか思えん【黒爆】
だいたい、ノエル(クリスマス)だって
あっちでは家族と過ごす日であって
恋人と過ごすのは大晦日の方だってのは
ハリウッドの映画見てても判るだろ!と。
好きだったら、もっとその時代のいろいろなことに興味を持って
調べた上で書く、ということではないんでしょうかねぇ?
そんなわけで、CH限りなく停滞中です。
やっぱりここは一度資料にあたったほうがいいのか……
というわけで、新宿歴史資料館の同行者募集中です。
正真正銘の反則ブックレヴュー
2011年6月17日 読書
……だってそもそもこの本
書店で手に取ったことすらないですから。
えっとぉ、ごめんなさいごめんなさい。
XYZ、もとい依頼のあったCH時代劇は
ぼちぼち書き進めてますが
(平日は思うように執筆時間が取れません)
最近は三銃士ネタにハマってます【爆】
あ、これはCHパラレルってわけじゃないです
純然たるオリジナル……でもないわな【苦笑】
前にも言いましたが店主、オリジナル書きを自称しながら
○○っぽいパクリを量産して世を渡ってきたわけで、
だって仕方ないじゃない、何かのネタにハマってると
思いつくキャラがその登場人物っぽくなってしまうんですから。
そもそもこの三銃士話も、確か三谷氏の『新・三銃士』が始まって
「アトスはやっぱり神谷さんだろ!」と息巻いてた頃
原作か三谷版だかで彼がそれほど清廉潔白というでもなく
むしろチョイワルな過去の持ち主だったということを知り、
「……これって撩でもアリだろ」なんて思ったのがきっかけ。
それに、アニメ三銃士のキャスティングの豪華さ!
槇兄が国王陛下だし海ちゃんが銃士隊の隊長で
このポジションにCHの人間関係当てはめても面白いなとか思ってるうちに
だったらダルタニアン役は男装の美少女だろ、と【轟爆】
まぁ、実際そんな設定の三銃士っぽい話もあるんですけどね↑
昔懐かし『アニメ三銃士』だとアラミスが男装だったんですよねぇ。
そんなわけで、店主の頭の中ではちょっと撩っぽいやさぐれアトス(仮)と
ちょっと香っぽいおてんばダルタニアン(仮)がぐるぐるしています。
……ヤバい、ちゃんとCH書けよ【泣】
書店で手に取ったことすらないですから。
えっとぉ、ごめんなさいごめんなさい。
XYZ、もとい依頼のあったCH時代劇は
ぼちぼち書き進めてますが
(平日は思うように執筆時間が取れません)
最近は三銃士ネタにハマってます【爆】
あ、これはCHパラレルってわけじゃないです
純然たるオリジナル……でもないわな【苦笑】
前にも言いましたが店主、オリジナル書きを自称しながら
○○っぽいパクリを量産して世を渡ってきたわけで、
だって仕方ないじゃない、何かのネタにハマってると
思いつくキャラがその登場人物っぽくなってしまうんですから。
そもそもこの三銃士話も、確か三谷氏の『新・三銃士』が始まって
「アトスはやっぱり神谷さんだろ!」と息巻いてた頃
原作か三谷版だかで彼がそれほど清廉潔白というでもなく
むしろチョイワルな過去の持ち主だったということを知り、
「……これって撩でもアリだろ」なんて思ったのがきっかけ。
それに、アニメ三銃士のキャスティングの豪華さ!
槇兄が国王陛下だし海ちゃんが銃士隊の隊長で
このポジションにCHの人間関係当てはめても面白いなとか思ってるうちに
だったらダルタニアン役は男装の美少女だろ、と【轟爆】
まぁ、実際そんな設定の三銃士っぽい話もあるんですけどね↑
昔懐かし『アニメ三銃士』だとアラミスが男装だったんですよねぇ。
そんなわけで、店主の頭の中ではちょっと撩っぽいやさぐれアトス(仮)と
ちょっと香っぽいおてんばダルタニアン(仮)がぐるぐるしています。
……ヤバい、ちゃんとCH書けよ【泣】
綿矢りさ『勝手にふるえてろ』
2010年7月23日 読書
大好きな本屋に行っても、ふと立ち読みする気が萎えかけました。
ここには、自分の共感できる本がないんじゃないかと。
もちろん店主もいろんな要素の寄せ集めであり
その要素によっては「うんうん、そうそう」と思える本もありますが
少なくとも『魔法使いの弟子』に関しては皆無【泣】
出版業界でも我々の存在は黙殺されている様子。
どこかコミックエッセイかブログ本として取り上げてくれないですかねぇ。
この手のジャンルは「こういう人も世の中にいるんだ」という
ある種の啓発本になりますからねぇ、
うつ病だったりセクシャルマイノリティだったり。
なかなかカミングアウトできない話題でしょうけど
誰かが勇気を持って書いてくれれば
それだけで社会的な認知度は増すと思うんですが。
そんなわけで、今月号の『文学界』は目を通しておきたかった。
新聞の文学評で見たときからチェックしておきたかったので、
綿矢りさ『勝手にふるえてろ』
池袋リ○ロに本は数あれど、『魔法使いの弟子』を取り上げたのはこの一冊だけかと。
ただ、評の「頭でっかちな恋愛観を覆される場面が鮮やかだ。」って
これ以上高齢処女を虐めないでくれますか【泣】
そりゃ実経験がなければ頭でっかちにもなりますよ。
そうやって自分でがんじがらめになって、結局踏み出せないんですから。
確かに恋愛ってのは理屈じゃない、まずは行動あるのみっていうのは
店主にだってよく判ります。
でも、こういうのはエレベーター式のバンジージャンプみたいなもので
どんどん飛び降り地点が上がっていってしまうものなんですから
しかるべき時に、しかるべき相手と、しかるべき事を致せた人間には判るまい【涙】
むしろ店主にとっては、産休育休はあるのに独身は休めないという不満や
処女なのに産休届を出して勝手に会社を休んでしまうという
プチ・テロリズムの方が痛快というか、思いっきり頷いてしまったというか。
あまり彼女の小説には縁がなかったですが、「綿矢、処女?」と【爆】
ただし、これは26歳のお話ではありませんね。
作者が26というのもあるんでしょうが、
どっちかといえば30に手の届きそうになったというか
実際に三十路に達してしまった年齢の話でしょう。
26で未経験だったらまだオクテで通りますし
結婚も出産も焦る年齢じゃないはず、店主と違って。
当事者としましては、これに続く作品が
フィクション、ノンフィクションを問わずに出てきてほしいのですが
出てこないとなると、店主自身が声を上げ続けるしかないですかね【苦笑】
たぶん、別ブログ立ち上げたらそっちで主に叫ぶと思いますが。
社会的ムーブメントにするなら、やっぱり最近流行りの子宮頚がんワクチンですか。
一部でいいから、全年齢向けに公費補助を!
この問題を中高生だけのものにはできませんから。
ここには、自分の共感できる本がないんじゃないかと。
もちろん店主もいろんな要素の寄せ集めであり
その要素によっては「うんうん、そうそう」と思える本もありますが
少なくとも『魔法使いの弟子』に関しては皆無【泣】
出版業界でも我々の存在は黙殺されている様子。
どこかコミックエッセイかブログ本として取り上げてくれないですかねぇ。
この手のジャンルは「こういう人も世の中にいるんだ」という
ある種の啓発本になりますからねぇ、
うつ病だったりセクシャルマイノリティだったり。
なかなかカミングアウトできない話題でしょうけど
誰かが勇気を持って書いてくれれば
それだけで社会的な認知度は増すと思うんですが。
そんなわけで、今月号の『文学界』は目を通しておきたかった。
新聞の文学評で見たときからチェックしておきたかったので、
綿矢りさ『勝手にふるえてろ』
池袋リ○ロに本は数あれど、『魔法使いの弟子』を取り上げたのはこの一冊だけかと。
ただ、評の「頭でっかちな恋愛観を覆される場面が鮮やかだ。」って
これ以上高齢処女を虐めないでくれますか【泣】
そりゃ実経験がなければ頭でっかちにもなりますよ。
そうやって自分でがんじがらめになって、結局踏み出せないんですから。
確かに恋愛ってのは理屈じゃない、まずは行動あるのみっていうのは
店主にだってよく判ります。
でも、こういうのはエレベーター式のバンジージャンプみたいなもので
どんどん飛び降り地点が上がっていってしまうものなんですから
しかるべき時に、しかるべき相手と、しかるべき事を致せた人間には判るまい【涙】
むしろ店主にとっては、産休育休はあるのに独身は休めないという不満や
処女なのに産休届を出して勝手に会社を休んでしまうという
プチ・テロリズムの方が痛快というか、思いっきり頷いてしまったというか。
あまり彼女の小説には縁がなかったですが、「綿矢、処女?」と【爆】
ただし、これは26歳のお話ではありませんね。
作者が26というのもあるんでしょうが、
どっちかといえば30に手の届きそうになったというか
実際に三十路に達してしまった年齢の話でしょう。
26で未経験だったらまだオクテで通りますし
結婚も出産も焦る年齢じゃないはず、店主と違って。
当事者としましては、これに続く作品が
フィクション、ノンフィクションを問わずに出てきてほしいのですが
出てこないとなると、店主自身が声を上げ続けるしかないですかね【苦笑】
たぶん、別ブログ立ち上げたらそっちで主に叫ぶと思いますが。
社会的ムーブメントにするなら、やっぱり最近流行りの子宮頚がんワクチンですか。
一部でいいから、全年齢向けに公費補助を!
この問題を中高生だけのものにはできませんから。
店主の日本語の半分以上はJ-popで出来ている・・・/反則ブックレビュー
2010年7月6日 読書
こういう本があると我らがTUBEは載ってないかと
ついついめくってしまいます。
同じくマンガ系の本ならCHを求めて【笑】
J-popの歌詞のよくある決まり文句が満載な一冊なんですが
どれもどこかで聞いたことがあるような・・・
この10年以上、たった一つのバンドしか
追っかけてないにもかかわらず【爆】
ぶっちゃけ、この手のフレーズをメロディに合わせて切り貼りするだけで
J-popってのは完成してしまうのかorz
そしてそれはTUBEも例外ではないということ【泣】
・・・ってことは、ずいぶん前に俳句を詠むAIというのが開発されましたが
当然クリエイティヴィティなんてものは無く
5・7・5の形とよくあるパターンをインプットして
それの組み合わせによってそれっぽい句を作るというだけ
J-popもロボットでも作れてしまうということに【鬱】
官能小説も半ばそうやって機械的に書けるんじゃないかと思ったことがありますが
それはまた別の機会に。
そして、それ以上に店主をがっかりさせたのは
店主の創作のベースがこのような陳腐な決まり文句の嵐に過ぎないということ【号泣】
歌ネタはまさしくそのとおりなんですが
それ以外にもセリフやキャラクター造形そのものまで
歌詞からインスピレーションを大いに受けていますから。
ということは思考停止の結果のベタな類型に陥ってしまっているということか。
それに、このオビにあるようなことは当たり前のようにやってますし【苦笑】
たとえば作中でも「身体」を「からだ」、「生命」を「いのち」、
「幸福」を「しあわせ」というように読ませてますから。(なので読んでください;笑)
これをやってしまうと言い換えの候補がそれだけ減るんですけどねぇ
でもやめられないJ-popモノ書きのサガ。
ちなみに、TUBEですが『あの夏』の項目にちらっと言及されてましたよ。
さすが夏歌の帝王。
ついついめくってしまいます。
同じくマンガ系の本ならCHを求めて【笑】
J-popの歌詞のよくある決まり文句が満載な一冊なんですが
どれもどこかで聞いたことがあるような・・・
この10年以上、たった一つのバンドしか
追っかけてないにもかかわらず【爆】
ぶっちゃけ、この手のフレーズをメロディに合わせて切り貼りするだけで
J-popってのは完成してしまうのかorz
そしてそれはTUBEも例外ではないということ【泣】
・・・ってことは、ずいぶん前に俳句を詠むAIというのが開発されましたが
当然クリエイティヴィティなんてものは無く
5・7・5の形とよくあるパターンをインプットして
それの組み合わせによってそれっぽい句を作るというだけ
J-popもロボットでも作れてしまうということに【鬱】
官能小説も半ばそうやって機械的に書けるんじゃないかと思ったことがありますが
それはまた別の機会に。
そして、それ以上に店主をがっかりさせたのは
店主の創作のベースがこのような陳腐な決まり文句の嵐に過ぎないということ【号泣】
歌ネタはまさしくそのとおりなんですが
それ以外にもセリフやキャラクター造形そのものまで
歌詞からインスピレーションを大いに受けていますから。
ということは思考停止の結果のベタな類型に陥ってしまっているということか。
それに、このオビにあるようなことは当たり前のようにやってますし【苦笑】
たとえば作中でも「身体」を「からだ」、「生命」を「いのち」、
「幸福」を「しあわせ」というように読ませてますから。(なので読んでください;笑)
これをやってしまうと言い換えの候補がそれだけ減るんですけどねぇ
でもやめられないJ-popモノ書きのサガ。
ちなみに、TUBEですが『あの夏』の項目にちらっと言及されてましたよ。
さすが夏歌の帝王。
Ben Jonsonで証明済み
2010年6月17日 読書
おお・・・カウンタが・・・カウンタが・・・
15,000hit目前だったのに『業務の見直し』ですかorz
ちゃんとこれからも利用できるんでしょうねぇ?
複数個使えてなおかつ無料っていうのはそうそう無いんですし【泣】
閑話休題、いま学校のゼミでジョンソンの『錬金術師』を読んでいます。
彼はシェイクスピアの同時代というか後輩に当たる人で
なので作風も慣れ親しんだ沙翁とは少し違ってくるんですが、さておき。
錬金術師とタイトルにありながら、実は詐欺師の話。
男女3人の詐欺師たちが一くせも二くせもあるカモから
錬金術を騙って金を巻き上げていくんだけど・・・という劇なのですが
劇中でしばしば、カモを信用させ、なおかつ煙に巻くために
専門用語の洪水になるシーンが何度も登場します。
まぁこれが翻訳泣かせなんですが
これが錬金術的に正しいかどうかはともかく(そもそも錬金術自体「正しい」のか?)
これを聞いた観客のいったいどれだけがその言葉の意味を理解していたんでしょうか。
むしろこれらの言葉の応酬は、意味を伝達するというより
この訳ワカメな響きで舞台を包み込むことによって
いかにもそれらしいい雰囲気を作り上げる、というのが主目的なのかも。
そういう作家、現代にもいるよなぁとふと浮かんだのが海堂尊。
あの『チーム・バチスタ』シリーズでおなじみの兼業作家ですが
さすが現役医師らしく、作中にしばしば矢継ぎ早で
薬品名や医療ジャーゴンなど専門用語が飛び交っていますね。
当然、素人の店主のような読者はそれらの意味などわかりませんし
作者も作者で最初から説明する意思など皆無。
つまりこれも言葉の洪水で読者を一気に治療の現場のど真ん中に立たせるという
本職ならではのマジック。いわば医療系ドラマで飛び交う専門用語と同じ。
でも、それが果たしてフェアな表現方法なのかどうか。
そのようなスタイルは一歩間違えば知識を無駄にひけらかす
ペダンチシズムに堕してしまう可能性も。
自分の持っている知識、調べた結果をここぞと披露したいのも判りますが
それがストーリーの展開上必要無いものであれば脱線に他なりませんし
その間、読者としては訳ワカメな長広舌に付き合わされるというもの。
あくまで言葉というのは意味を伝えるのが第一義なんですから。
それに、知識なんてのは意図しなくても
自ずと現れるべき場所に現れてくれますから。
とはいえ、店主もこの手のひけらかしをしょっちゅうやってしまうので
自戒のためにここに記しておくことにしましょう。
=====================================
試験範囲ですが、明日を自主休講にして何とか終わる・・・かな【苦笑】
残るは経済分野で一番暗記で何とかなりそうな財政学のみ。
政治分野4教科はある程度現社の知識&社会人としての一般常識でいけそうですし
同じく法律分野も憲法だけは新規で覚えることが少なそうなのでセーフ。
あと英語が2教科あるのでそこはあえて手をつけずに。
でも・・・やっぱり文学系はハンデが大きいなぁと改めて思います。
社会科学系の学部・学科ならそんなこと改めて勉強する必要もないんでしょうし。
それは行政分野以外の専門職で受ける人たちも同じ。
ずるいよなぁ、学校で勉強したことが出るんだから【泣】
あとは、小論文で店主が語れるテーマが出てくることを祈ります。
最悪、前日泊まり込みのホテルの部屋で追い込みです【爆】
ですがその日はよりによってvsオランダ戦なんですよねぇ。しかも8時から。
ロビーでパブリックビューイングに興じるべきか、いやはや。
定点観測up済みです。
15,000hit目前だったのに『業務の見直し』ですかorz
ちゃんとこれからも利用できるんでしょうねぇ?
複数個使えてなおかつ無料っていうのはそうそう無いんですし【泣】
閑話休題、いま学校のゼミでジョンソンの『錬金術師』を読んでいます。
彼はシェイクスピアの同時代というか後輩に当たる人で
なので作風も慣れ親しんだ沙翁とは少し違ってくるんですが、さておき。
錬金術師とタイトルにありながら、実は詐欺師の話。
男女3人の詐欺師たちが一くせも二くせもあるカモから
錬金術を騙って金を巻き上げていくんだけど・・・という劇なのですが
劇中でしばしば、カモを信用させ、なおかつ煙に巻くために
専門用語の洪水になるシーンが何度も登場します。
まぁこれが翻訳泣かせなんですが
これが錬金術的に正しいかどうかはともかく(そもそも錬金術自体「正しい」のか?)
これを聞いた観客のいったいどれだけがその言葉の意味を理解していたんでしょうか。
むしろこれらの言葉の応酬は、意味を伝達するというより
この訳ワカメな響きで舞台を包み込むことによって
いかにもそれらしいい雰囲気を作り上げる、というのが主目的なのかも。
そういう作家、現代にもいるよなぁとふと浮かんだのが海堂尊。
あの『チーム・バチスタ』シリーズでおなじみの兼業作家ですが
さすが現役医師らしく、作中にしばしば矢継ぎ早で
薬品名や医療ジャーゴンなど専門用語が飛び交っていますね。
当然、素人の店主のような読者はそれらの意味などわかりませんし
作者も作者で最初から説明する意思など皆無。
つまりこれも言葉の洪水で読者を一気に治療の現場のど真ん中に立たせるという
本職ならではのマジック。いわば医療系ドラマで飛び交う専門用語と同じ。
でも、それが果たしてフェアな表現方法なのかどうか。
そのようなスタイルは一歩間違えば知識を無駄にひけらかす
ペダンチシズムに堕してしまう可能性も。
自分の持っている知識、調べた結果をここぞと披露したいのも判りますが
それがストーリーの展開上必要無いものであれば脱線に他なりませんし
その間、読者としては訳ワカメな長広舌に付き合わされるというもの。
あくまで言葉というのは意味を伝えるのが第一義なんですから。
それに、知識なんてのは意図しなくても
自ずと現れるべき場所に現れてくれますから。
とはいえ、店主もこの手のひけらかしをしょっちゅうやってしまうので
自戒のためにここに記しておくことにしましょう。
=====================================
試験範囲ですが、明日を自主休講にして何とか終わる・・・かな【苦笑】
残るは経済分野で一番暗記で何とかなりそうな財政学のみ。
政治分野4教科はある程度現社の知識&社会人としての一般常識でいけそうですし
同じく法律分野も憲法だけは新規で覚えることが少なそうなのでセーフ。
あと英語が2教科あるのでそこはあえて手をつけずに。
でも・・・やっぱり文学系はハンデが大きいなぁと改めて思います。
社会科学系の学部・学科ならそんなこと改めて勉強する必要もないんでしょうし。
それは行政分野以外の専門職で受ける人たちも同じ。
ずるいよなぁ、学校で勉強したことが出るんだから【泣】
あとは、小論文で店主が語れるテーマが出てくることを祈ります。
最悪、前日泊まり込みのホテルの部屋で追い込みです【爆】
ですがその日はよりによってvsオランダ戦なんですよねぇ。しかも8時から。
ロビーでパブリックビューイングに興じるべきか、いやはや。
定点観測up済みです。
今夜は新大久保辺りは夜通し祭りでしょうね【笑】
4年に一度の、国歌が高らかに歌われる季節がやってまいりました。
君が代を一番大きな声で歌ってるのは
卒業式ではなくサッカー代表戦のスタンドでしょうから。
そういえば、中国でのアジアカップのとき
『赤旗』あたりは何と言ってたんでしょうね【爆】
店主も昨日は「心はヒダリ」なんてことを言ってましたが
五輪で真ん中に日の丸が揚がって、バックに君が代が流れたりしたら
無条件で感動が込み上げてしまいます。
コレばかりはイデオロギー関係なしの刷り込みですからねぇ。
そんなことをいったら「サヨクのスポーツ好き」なんてのは成り立つのかと【苦笑】
そんな言動不一致な自分にどう折り合いをつけるか迷っていたところ
手に取ってみたのがこの本。
国旗・国歌関係というとどうしてもミギかヒダリかのプロパガンダになりがちですが
これはそんなのとは無縁の庶民的ノンポリな視点から書かれた
そういう意味では今まで無かった、そして本当に読みたかった本です。
世界各国の国歌事情がいろいろと載せられてましたが
ラ・マルセイエーズの話は確かに前にも聞いたことがあったような。
アルベールビル五輪のときに、開会式で女の子が歌ったんですが
女の子の声と血なまぐさい歌詞のギャップに今さらながら
フランス国内で紛糾したんだとか。
もともとあの歌はフランス革命時の革命軍の軍歌だったわけで
そういう成り立ちの国歌は他にも多いですよね、中国もそうですし。
でも、読み進めているうちに店主の頭に浮かんでしまったのは
Jリーグ開幕戦、前田さんの君が代独唱でした【爆】
あれほど歌い手を選ぶ歌もそうそう無いですよねぇ。
クラシック畑の人か、そうじゃなければ声量と張りがある人じゃないと。
その点、当時の前田さんの高音の伸びは絶頂でしたから。
なのでTUBEファンとしては絶対に君が代を否定できません【笑】
それでも抵抗感が残るというなら、「君」の意味を限定しなければいいんですよ。
五輪やサッカーのときは二人称の「You」の意味が
一番しっくりくると思いますし、
それ以外の何かのセレモニーでも、限りなく「We」に近い
二人称複数だったらサヨク的にも受け入れられるかと。
・・・なんていうと店主、実はけっこうアンチ天皇制?【苦笑】
まぁ、雅子さまや愛子さまの近況を聞けばそう思いたくもなりますよ、
そこまで彼女たちを追い詰めなければ成り立たない皇室なんてと。
この間も学校にいかつい黒塗りの国産車が来てて、「ああ」と思いましたもん。
4年に一度の、国歌が高らかに歌われる季節がやってまいりました。
君が代を一番大きな声で歌ってるのは
卒業式ではなくサッカー代表戦のスタンドでしょうから。
そういえば、中国でのアジアカップのとき
『赤旗』あたりは何と言ってたんでしょうね【爆】
店主も昨日は「心はヒダリ」なんてことを言ってましたが
五輪で真ん中に日の丸が揚がって、バックに君が代が流れたりしたら
無条件で感動が込み上げてしまいます。
コレばかりはイデオロギー関係なしの刷り込みですからねぇ。
そんなことをいったら「サヨクのスポーツ好き」なんてのは成り立つのかと【苦笑】
そんな言動不一致な自分にどう折り合いをつけるか迷っていたところ
手に取ってみたのがこの本。
国旗・国歌関係というとどうしてもミギかヒダリかのプロパガンダになりがちですが
これはそんなのとは無縁の庶民的ノンポリな視点から書かれた
そういう意味では今まで無かった、そして本当に読みたかった本です。
世界各国の国歌事情がいろいろと載せられてましたが
ラ・マルセイエーズの話は確かに前にも聞いたことがあったような。
アルベールビル五輪のときに、開会式で女の子が歌ったんですが
女の子の声と血なまぐさい歌詞のギャップに今さらながら
フランス国内で紛糾したんだとか。
もともとあの歌はフランス革命時の革命軍の軍歌だったわけで
そういう成り立ちの国歌は他にも多いですよね、中国もそうですし。
でも、読み進めているうちに店主の頭に浮かんでしまったのは
Jリーグ開幕戦、前田さんの君が代独唱でした【爆】
あれほど歌い手を選ぶ歌もそうそう無いですよねぇ。
クラシック畑の人か、そうじゃなければ声量と張りがある人じゃないと。
その点、当時の前田さんの高音の伸びは絶頂でしたから。
なのでTUBEファンとしては絶対に君が代を否定できません【笑】
それでも抵抗感が残るというなら、「君」の意味を限定しなければいいんですよ。
五輪やサッカーのときは二人称の「You」の意味が
一番しっくりくると思いますし、
それ以外の何かのセレモニーでも、限りなく「We」に近い
二人称複数だったらサヨク的にも受け入れられるかと。
・・・なんていうと店主、実はけっこうアンチ天皇制?【苦笑】
まぁ、雅子さまや愛子さまの近況を聞けばそう思いたくもなりますよ、
そこまで彼女たちを追い詰めなければ成り立たない皇室なんてと。
この間も学校にいかつい黒塗りの国産車が来てて、「ああ」と思いましたもん。
聖地巡礼といえば最近では埼玉県某町の『ら○☆すた』フィーバーが
一般メディアからやや冷笑気味に報じられていたりしますが、
なにもそれは最近に限ったことではないはず。
CHファンにとって聖地=新宿!
アニメやコミックがリアルタイムでやっていた頃から
新宿駅東口の伝言板目指してファンが全国から集まったはず。
ということで、CHが載ってないかと思ってめくってみたら
ありました、1Pだけ【苦笑】
『聖地』として挙げられてたのはルミネエスト(旧MyCity)と
都庁をはじめとする西新宿のビル群だけでしたが
ファンにとっては新宿の街全体が聖地ですから。
「ああ、ここに撩と香が暮らしてるんだなぁ」と思うだけで
妄想意欲がむくむくと湧いてきますから【笑】
でも、だからといって新宿にすみたいかと思うと
話は別。そもそも家賃バカ高だし
慣れてしまったら感動も薄れますし、聖地じゃなくなってしまいます。
せいぜい「通える」程度にとどめておくのが一番かもしれません。
今の店主にとってのブクロのように。
定点観測にスパムが湧いたorz
まさかマイぷれすにまで迷惑カキコがはびこるとは・・・【泣】
中国の人気モデルのヌード流出なんてどうでもいいんだよっ!
携帯からいつものようにチェックして
店主のあとがき以外のコメントが入ってると思ったら・・・【号泣】
心身ともに疲れ果ててる店主をぬか喜びさせた罪は万死に値する。
そろそろ当店の創立記念日ということで
試験の翌日ですが、一応小規模に改装を計画中です。
それに合わせて一部コンテンツを増設するかも。
まぁ、当日のお楽しみということで。
一般メディアからやや冷笑気味に報じられていたりしますが、
なにもそれは最近に限ったことではないはず。
CHファンにとって聖地=新宿!
アニメやコミックがリアルタイムでやっていた頃から
新宿駅東口の伝言板目指してファンが全国から集まったはず。
ということで、CHが載ってないかと思ってめくってみたら
ありました、1Pだけ【苦笑】
『聖地』として挙げられてたのはルミネエスト(旧MyCity)と
都庁をはじめとする西新宿のビル群だけでしたが
ファンにとっては新宿の街全体が聖地ですから。
「ああ、ここに撩と香が暮らしてるんだなぁ」と思うだけで
妄想意欲がむくむくと湧いてきますから【笑】
でも、だからといって新宿にすみたいかと思うと
話は別。そもそも家賃バカ高だし
慣れてしまったら感動も薄れますし、聖地じゃなくなってしまいます。
せいぜい「通える」程度にとどめておくのが一番かもしれません。
今の店主にとってのブクロのように。
定点観測にスパムが湧いたorz
まさかマイぷれすにまで迷惑カキコがはびこるとは・・・【泣】
中国の人気モデルのヌード流出なんてどうでもいいんだよっ!
携帯からいつものようにチェックして
店主のあとがき以外のコメントが入ってると思ったら・・・【号泣】
心身ともに疲れ果ててる店主をぬか喜びさせた罪は万死に値する。
そろそろ当店の創立記念日ということで
試験の翌日ですが、一応小規模に改装を計画中です。
それに合わせて一部コンテンツを増設するかも。
まぁ、当日のお楽しみということで。
ケツに火がついてるというのに(だからこそ?)
最近ずいぶんとAmazonのお世話になっております。
この本以外にも、警察マニアにはたまらない本や、
CHではある意味必要な知識には違いない
撩の大好きなアレの本などいろいろ買ってしまいました。
後者の方はちょっとこの場でレビューできませんが。
ちなみにこの本は、ずいぶん前に池袋リブロの
自由価格本市で見かけたときに感動したのですが買いそびれ、
しかもタイトルすらうろ覚えだったもので探すに探せず
つい最近ジュンク堂で発見してその場でお買い上げ・・・ではなく
Amazonのマーケットプレイスで買ってきました。
これさえあれば運動音痴のあなたにも格闘シーンが書ける【笑】
当然、資料になりそうな本は他にもいろいろ探してましたが
基本的に競技別、中には技の種類別に分けられてるのもあって
だったらじゃあ何冊買えばいいんだ、てな感じでした【泣】
でもこの『格闘技 技の大事典』なら
ムエタイからブラジリアン柔術、テコンドーまで
さまざまな格闘技の必殺技が連続写真で説明してあるのでこの1冊でOK。
すでに何回か登場させてますが、ひかりの必殺技は
ハンマーともう一つ、一撃必殺の蹴りですが ほら、モデルがモデルだからさ【笑】
それだけでも空手やカポイエラ(なんか嫌な記憶が・・・)など
だいぶバリエーションを稼げそうです。
まぁ、アクションシーンで微に入り細を穿ち過ぎると
冗長になるのでその辺は気をつけないといけませんが。
・・・なんて嬉々として書いていても
結局は経験者の実感のこもった言葉には敵わないんだよなぁと
軽く落ち込んでみたり。
でも、店主にはこれしかやりようがないですから。
小さい頃から自分の可能性の限界を感じ
成長するにつれてそれがはっきりと見えてきて
かといって好奇心だけは一丁前に旺盛で
だったらどうやってそれを満たすかといったら
本を通じて、経験ではなく知識として身につけるしかありませんでしたから。
銃も撃ったことがなければ、免許を取って以来
車で100km/h以上出したこともない店主が書いたものですが
それなりに楽しんでいただければ幸いです。
最近ずいぶんとAmazonのお世話になっております。
この本以外にも、警察マニアにはたまらない本や、
CHではある意味必要な知識には違いない
撩の大好きなアレの本などいろいろ買ってしまいました。
後者の方はちょっとこの場でレビューできませんが。
ちなみにこの本は、ずいぶん前に池袋リブロの
自由価格本市で見かけたときに感動したのですが買いそびれ、
しかもタイトルすらうろ覚えだったもので探すに探せず
つい最近ジュンク堂で発見してその場でお買い上げ・・・ではなく
Amazonのマーケットプレイスで買ってきました。
これさえあれば運動音痴のあなたにも格闘シーンが書ける【笑】
当然、資料になりそうな本は他にもいろいろ探してましたが
基本的に競技別、中には技の種類別に分けられてるのもあって
だったらじゃあ何冊買えばいいんだ、てな感じでした【泣】
でもこの『格闘技 技の大事典』なら
ムエタイからブラジリアン柔術、テコンドーまで
さまざまな格闘技の必殺技が連続写真で説明してあるのでこの1冊でOK。
すでに何回か登場させてますが、ひかりの必殺技は
ハンマーともう一つ、一撃必殺の蹴りですが ほら、モデルがモデルだからさ【笑】
それだけでも空手やカポイエラ(なんか嫌な記憶が・・・)など
だいぶバリエーションを稼げそうです。
まぁ、アクションシーンで微に入り細を穿ち過ぎると
冗長になるのでその辺は気をつけないといけませんが。
・・・なんて嬉々として書いていても
結局は経験者の実感のこもった言葉には敵わないんだよなぁと
軽く落ち込んでみたり。
でも、店主にはこれしかやりようがないですから。
小さい頃から自分の可能性の限界を感じ
成長するにつれてそれがはっきりと見えてきて
かといって好奇心だけは一丁前に旺盛で
だったらどうやってそれを満たすかといったら
本を通じて、経験ではなく知識として身につけるしかありませんでしたから。
銃も撃ったことがなければ、免許を取って以来
車で100km/h以上出したこともない店主が書いたものですが
それなりに楽しんでいただければ幸いです。
GWいかがお過ごしでしょうか?
店主は昨日、日帰りで吹割の滝まで行ってきました。
そこで美味しくないうどんを食べ【苦笑】
日帰り温泉に入って、無料マッサージ体験で猫背と指摘され
GWらしいGWを満喫してきました。
今日は年に一度の恒例のワックスがけ。
PC周りなど普段ほとんど掃除しないところを片づけたら
埃まみれでくしゃみが止まりませんでした←ハウスダストアレルギー
店主の連休は、定点観測の冴羽家同様
日帰りのプチ遠出と大掃除で終わってしまいそうです。
閑話休題。
少なくとも一次試験が終わるまではそれどころじゃないでしょうけど
一段落したらゆっくり本を読んでみたいなと思ってます、
・・・今、話題の『1Q84』を【爆】
べっ、別にベストセラーだから読みたいってわけじゃないですよ!!
むしろ「一生読むかっ!」と唾を吐きかけて終わりです。
時代背景が1984年というのもありますが
一番はカルト教団が物語のモチーフの一つになっていることですね。
村上春樹は『アンダーグラウンド』でノンフィクションという形で
オウム事件について書いていますが、あれから今年で15年
どのようにあの出来事をフィクションという形で消化しているか
非常に気になるんです、これは物書きの端くれとして。
ヒロインがどうやら撩と似た業種らしいってのもありますし【笑】
以前にも日記で書いたと思いますが、CH’でひかりの生年月日を
1995年3月26日と設定して以来、どうも話がそっち方面に引きずられる感があります。
サブリミナルの一件も、長官狙撃のパイソンも、その9ヶ月前に起きたもう一つのサリン事件も。
たぶんこのまま読まずに書いたら、パクリと言われかねませんからね【苦笑】
それを避けるためにも読んでおかないと。
でもやっぱりベストセラーってのは、マイナーを自認する店主には気が引けますね。
なのでとりあえずは今さらながら『アンダーグラウンド』と
同じく1Q95、もとい1995年に起きた阪神大震災をイメージソースとした
短編集『神の子供たちはみな踊る』は読みたいなと思ってます。
どっちも地元の図書館にあるみたいですし
もっとじっくり読みたいなと思ったら、ブクオフで探してくるかも。
=====================================
定点観測up済みです。
店主は昨日、日帰りで吹割の滝まで行ってきました。
そこで美味しくないうどんを食べ【苦笑】
日帰り温泉に入って、無料マッサージ体験で猫背と指摘され
GWらしいGWを満喫してきました。
今日は年に一度の恒例のワックスがけ。
PC周りなど普段ほとんど掃除しないところを片づけたら
埃まみれでくしゃみが止まりませんでした←ハウスダストアレルギー
店主の連休は、定点観測の冴羽家同様
日帰りのプチ遠出と大掃除で終わってしまいそうです。
閑話休題。
少なくとも一次試験が終わるまではそれどころじゃないでしょうけど
一段落したらゆっくり本を読んでみたいなと思ってます、
・・・今、話題の『1Q84』を【爆】
べっ、別にベストセラーだから読みたいってわけじゃないですよ!!
むしろ「一生読むかっ!」と唾を吐きかけて終わりです。
時代背景が1984年というのもありますが
一番はカルト教団が物語のモチーフの一つになっていることですね。
村上春樹は『アンダーグラウンド』でノンフィクションという形で
オウム事件について書いていますが、あれから今年で15年
どのようにあの出来事をフィクションという形で消化しているか
非常に気になるんです、これは物書きの端くれとして。
ヒロインがどうやら撩と似た業種らしいってのもありますし【笑】
以前にも日記で書いたと思いますが、CH’でひかりの生年月日を
1995年3月26日と設定して以来、どうも話がそっち方面に引きずられる感があります。
サブリミナルの一件も、長官狙撃のパイソンも、その9ヶ月前に起きたもう一つのサリン事件も。
たぶんこのまま読まずに書いたら、パクリと言われかねませんからね【苦笑】
それを避けるためにも読んでおかないと。
でもやっぱりベストセラーってのは、マイナーを自認する店主には気が引けますね。
なのでとりあえずは今さらながら『アンダーグラウンド』と
同じく1Q95、もとい1995年に起きた阪神大震災をイメージソースとした
短編集『神の子供たちはみな踊る』は読みたいなと思ってます。
どっちも地元の図書館にあるみたいですし
もっとじっくり読みたいなと思ったら、ブクオフで探してくるかも。
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定点観測up済みです。