定点観測upしました。
というか、それの延々と長い続きのあとがき。

ネットで炎上しているという歌『あたし おかあさんだから』
母親ですらない店主に論じる資格はないんでしょうけど
そもそもコミュ障の哀しい性で
いかんせんサンプル数が圧倒的に足りない【泣】

(1)店主本人:アラフォーに手が届きかけているというのに
 自分の面倒すら見きれない未熟者=絶対親になっちゃいけないヤツ
 先日も、夜中の編み物が止められなくて
 結局翌朝起きられなくて、お弁当が作れませんでした。
(2)ここでもたびたび登場している、店主の母
 世代もあるだろうけど、この歌にある「おかあさん」を
 何の迷いもなく実践できている(であろう)人。
 本業は看護師、お世話のプロフェッショナル
もちろんナースといっても千差万別だろうけれど、根本的に
「人の面倒を見る」ことが苦じゃない人じゃないとできないと思う。
例えば、誰かがコップを倒してしまったとしたら
とっさに駆けつけて「大丈夫ですか?」と
持っていたポケットティッシュ(標準装備)をばすばすと抜いて
机の上なりその人の服なりを拭こうとする、そういう人。
一方の店主はというと、騒ぎになっている頃に気がついて
どうしたらいいのか、そもそも何かをしていいものか判らなくて
ただただ遠くから注視しながら何もできないでいる人、なので。

そして我らがカオリンは、もちろん前者なんだろうな。

まぁ、要はそういうことなんだと思うよ
おなじ「おかあさん」でもどこまでしてあげられるか
してあげたいと思うか、せずにはいられないのかは人それぞれ
うちの母はともかくとして、香の場合は
元からそういうキャラだったから、というだけですよねw

この歌に香を重ね合わせたときのぞわぞわは
CHに向き合い始めの頃にも感じたものでした。
見た目や言動のボーイッシュさとは裏腹に
香と撩のパートナーシップは、結果的に
「性別分業的」なものに納まった感があったので。
いくらパートナーとして認められても香は自らの手を汚せない
求められ、許されているのはざっくり言えば「内助の功」
それがジェンダー系的には納得がいきませんでした。
でもどうやって自分の中で折り合いをつけたかというと
香がそういう立場に納まったのは、彼女が女だからではなく
一個人としてそういうキャラクターだったから、と結論づけたから。
だからCH’では、そうじゃない女性として
冴子や美樹さんたちもしっかり描く必要があったし
一方で、男性でありながら香と同じキャラクターを持つ
『理想の兼業主夫にしてイクメン』の槇兄を
地獄の底から【苦笑】引きずり出さねばならなかったわけですよw

余談ですが、同じようなことを『ちりとてちん』のラストでも感じました。
貫地谷ちゃん主演ということで店主史上最もドハマりした朝ドラでしたが
落語家を引退して「徒然亭のお母ちゃんになる」という
ヒロインの選択に、店主の半年を返せ!という思いでした。
けどそれは、彼女に女性全般を代表させるからそう思うだけで
35億【笑】いる女性の中のあくまで一人の選択であるなら
まぁ、それは人それぞれだよね
それがダイバーシティってやつだよね、と。
でもその次の朝ドラが内助の功バンザイな『ゲゲゲの女房』で
おかげで専業主婦回帰だったりゆるキャリ志向だったりで
それ以降バックラッシュ的な流れが来てるんで
余計に風当たりきついんですけどね【泣笑】
(けどそれは働き方改革の問題でもあるし、とりあえず置いといて)

むしろ、当店の冴羽家的に言えば
「おれ おとうさんだから」の方がしっくりくるような【笑】
だってカオリンは原作そのままで良いママになれそうですし
親になるにあたってドラスティックな変化が必要だったのは
当然ながら撩の方だったでしょうから。なので
おれ おとうさんだから、煙草の本数は減らすし
(でも完全にはやめないw)
おれ おとうさんだから、母乳以外の面倒は見る
(依頼の無いときは家にいるんだから、当然でしょう)
おれ おとうさんだから、家族の食い扶持分の仕事は
 文句言いつつちゃんとやるし
おれ おとうさんだから、チャンネル権は8時になるまで子供のもの
(だって、もっこりお姉さんが出てくるにはまだ早い時間だものw)
そして、カオリンが譲ってくれた餃子のラスト1個も
母親譲りの上目遣いで見つめられたら
喜んで娘に暮れちゃうんだろうな、親バカ撩はww
それがウチの撩の幸福なんだと、店主は固く信じております【苦笑】

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