その夜の出来事

2017年12月8日
この時期、終電近くなるとそろそろ忘年会帰りのお客も多くなる頃。
こっちはくったくたに疲れて、しかもシラフで
そういう人と電車で一緒になると「なんだかなぁ」になってしまうのだけど。

たまたま座れた帰りの電車。でも視線を上げると
真ん前で吊革につかまっている人の様子が何かおかしい。
ふらふらと重心が定まらず、吊り革に全体重を預けるように
ぐっと前のめりになってはハッと姿勢を正す、の繰り返し。
そう、立ったまま寝ちゃいそうになってるんですよね
飲んだ帰りか、それとも残業だったのかは判りませんが。
一方の店主は今日も昼起き【苦笑】の、自分にとっては
これからがアフター5というような時間。なので
まだ少しは余力が残った状態なのにぬくぬくと座っていながら
目の前にそういう人を立たせているのが居たたまれなくなってしまい
そそくさと席を譲ったわけなのですが――

そりゃ店主だって電車ではできれば座りたい
行きはじっくり新聞に目を通しながら、というのが日課ですので。
でも、自分に課していることは「席に座っている」というのは
あくまで「席を譲らないような横柄な乗客に座られないように
その席をキープしている」ということに過ぎなくて
目の前に困っていそうな人がいたら、すかさずその
キープしておいた席を譲らなければならない、ということ。
けど、譲ってあげたい人は意外と向かい側だったりで
その真正面に座っている人はというと
ずーっとスマホとご対面だったりするのが
歯がゆくて仕方がなかったりするのですが【泣】

けれども今日はちゃんと良いことができたと
満足して席を離れて立っていると
店主が立った席の向かい側、さっきうつらうつらしていた人が
立っていた吊革に、また同じようにうつらうつらする人が【泣笑】
当然ながらその真向いには、さっき店主が席を譲ってあげた人が
気持ちよさそうに目をつぶって白河夜船……
「なんか、悪いことしちゃったかなぁ」と
その“うつらうつら2号”さんを見ながらモヤっとしてしまいましたw

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