壊れた時計は……

前回、憤りに任せてあんな記事を書いておいて
それから一向に更新が無いのを
ご心配された方もいるかもしれませんが（多分いない）
例の予約したマッサージに行ったら、まさかの全快
――とはいかないものの、背中の痛みは
「ピキッ」から「ズシッ」に格下げに（なった語感はないけれどw）
要は、元の背中の凝りが重くなった程度には緩和されました
おかげで今はほとんど気にならなくなりましたね。
あの後、もしかしたらマッサージ程度で何とかなるものじゃないんじゃないか
整骨院とかのお世話になるべきなんじゃないかとも思いましたが
予想を裏切る効果にこっちもびっくり。これからもメンテナンスがてらに
２ヶ月に1度くらいでも通おうかなと考えてます。

メンテナンスをしないといけないのは身体ばかりではなくて
定点で書きましたが、ただ今腕時計のオーバーホール中
なんて言うと、さも高級なものを大事に使っている感はありますが
店主愛用のは自動巻ながら２万もしない安物ですけどねｗ
それが、最近なんだか遅れがちなのでそろそろと
“定期健診”を兼ねて修理に出すことに。
すると先日、出した店から連絡があって
部品交換が必要な上に、ガラスの傷のせいで
防水がダメになっているとのこと。
しかも、そのガラスがすでに在庫が無いので
防水無しでも構いませんか？との確認。

そっかぁ、あの特徴的なスターカットのガラスは
交換パーツすらもう残ってないのか……

とはいえ、店主が初めて腕時計を貰った頃は
まだ生活防水というものが普及していなかったので
（というと齢がバレる；苦笑）手を洗ったりするたびに
いちいち時計を外していました。
それだけ大事にしてましたよ、ずっと憧れでしたから。
だから、その頃に戻ればいいだけのこと。
トイレに行ったり、水仕事をしたりするたびに
外してポケットに入れておけばいいだけ。
いくら自動巻とはいえ、それくらい外していただけで
止まるほどヤワな仕掛けじゃないはず。
それは確かに不便かもしれないけれど
四半世紀前はそんなもんだったんですから。

もともと店主、モノはそれ本来の機能が
最低限果たせればそれでいいと思っています。
ペンは書ければ、包丁は切れればそれで充分
それ以外の「あればいいな」の便利機能も
無くても済むなら無いに越したことはないし
その付加価値分高くなるなら、最低限の機能だけで
その分安くなっているものの方がよっぽどお得。
というわけで、身の回りのものの100均率はどんどん高くなる一方【笑】
でもフリクションだとか消える色鉛筆だとか
そんな+αの機能にときどきやたらとこだわったりもしますけどね【苦笑】

そうやって、物の量は一向に減らないものの【泣】
せめて質だけはミニマルにと心がけていたはずの店主に
最近、思わぬ落とし穴が二つも。

まず落とし穴その1。
ひとり暮らしも3月を過ぎれば丸６年になりますが
その間ずっと使っていた、えーと……
ク●ックルワイパーの本体といえば判るでしょうか
アレがすっかりヤレてきてしまいまして
そろそろ新しいのにするかと、例に漏れず100均に。
シートやクロスがちゃんと挟めて、スイスイお掃除できれば
それで構わないはずだったんですが……
前のが、前後だけでなく左右にも180°動くタイプで
おかげで狭いところも縦にして楽々キレイに、だったんですけど
今度のは前後にしか動かないので、隙間掃除は
できないわけじゃないんですが……けっこう面倒くさい【泣】
実は前のは自分で選んだのではなく、ひとり暮らしにあたって
親が一式揃えてくれたものの一つ。
で、その便利さにいつの間にか慣れてしまったんですね
他の売ってるワイパーも、100円のじゃなくても
横には動かないものがほとんどだというのに。
なので今は、かつての便利さは＋αのオーバースペックだったと
自分で自分に言い聞かせながら、後釜の融通の利かなさを
それが当たり前だと思って慣れようとしているところです【泣笑】
でも一方で、さっさとコレが壊れないかなぁ、壊れたら
多少高くても前後左右に動くのに買い替えるのにと思いつつ
そういうモノに限ってなかなか壊れないんだよ、経験的に。

さてもう一つの落とし穴は、スタンド式の鍋蓋の取っ手
やはり“嫁入り道具”【爆】の中には蓋付きのフライパンも。
でもその蓋のなぜか取っ手だけが壊れてしまい
けどそれだけで蓋そのものを買い替えるのももったいなく
すると、取っ手だけってのも売ってたんですねぇ。しかも100均にｗ
一つは普通のつまみ型が２つセット
もう一つはそれを付けると蓋が立てられるという便利なもの。
どうせ取り替える蓋は１つだけなので、２個セットを買っても
１個邪魔になるだけだと、そのスタンド式を購入。
そもそも１ルームのキッチンなんて、２口コンロこそ置けるものの
調理台のスペースが無いほどの狭さ。そんな中
かさばるフライパンの蓋をわずかなスペースさえあれば
立てて置いておける便利さにすっかり病み付きになり
一度やはり取っ手が壊れても、同じようなのを買ってきて付けたほど。
そしてまた同じように取っ手だけ壊れて（形状的に折れやすいんだよね）
でも今度はなかなか見つからない。
ようやく見つけたのは寸足らず【泣】
蓋を立てようとしても、後ろにひっくりかえってしまう始末。
仕方ないので、そういう変わった形の蓋の取っ手と思って使っています
けっこうこういう形って持ちやすいですしね。
100均で蓋の口径に合うのがあれば買ってきて
今のが存命であっても付け替えちゃうんですけど
かといって108円以上出してまで……

人間って、一度便利さを覚えてしまうと
それが無かった頃には戻れないのかもしれません。
でも個人的には、前はそれが無くても平気だったものが
無いと不便だ、絶対に必要だ、となってしまうのが
何となく嫌なんですよね。かといって
もうハブダイナモじゃない自転車には乗る気しないです【涙】
それ以前のだと、灯りをつけるとペダルが重くなるし
暗くなったら勝手に点灯してくれることもないですので。
それに、今修理に出してる時計には曜日と日付が表示される
カレンダー機能が付いているんですけど
それを確かめたいときに、つい左手首を見てしまいますもん
代わりに付けているのにはカレンダーは付いてないのに。
おそらく次に買うとしても、その機能は外せないんでしょうね。

そんなわけで、きっと自分も便利さのダウングレードは
無理なんだろうなと薄々思っていました。
でも、その時計が帰ってきたら、それと一緒に
防水無しの不便な生活も楽しめそうな気がします。
それだけのお気に入りだということもありますけどね。
そんなわけで、またずっしりと重いアイツを
左手首に嵌められる日を心待ちにしています♪