あんなこと言いましたけどコメントは別にお断りというわけでなく
来てくれる分にはそれでそれで有難いです。
ということで、この状況は願ったり叶ったりではありますが
一方でそれは“炎上”というのではないだろうか……
んなわけで、今回も燃料投下です【爆】
ついでに言っておきたいことおかなきゃならないことは総て言っておかないと。

突然ですが人工知能の進化、目覚ましいですよね。
ずいぶん前に文学賞に応募して話題になりました
あれはプロットまでは人間が用意しなきゃならないプログラムでしたが。
でも、だったら人工知能が一から小説を書くことができるんでしょうか?
――書けるんじゃないかと店主は思います。
それなりの文章作成能力があるんだったら
あとはお得意のディープラーニングで、そのジャンルの
ありとあらゆる小説を全部頭に叩き込んで
その大雑把な「概念」というのを掴めてしまえれば。
なぜなら、“人工”と“自然”の違いはあれど
店主の書く「恋愛要素」に1ミリも実体験は無く
総てがそのような“ディープラーニング”の成果なんですから。


小1から少女マンガの定期購読を始めて、それ以前から
CHをはじめとする当時の「子供向け」アニメにどっぷりとつかり
色気づき始めた頃には当時最盛期のJ-popの洗礼を受け
ドラマで大人の世界を垣間見て……という少女時代を90年代におくれば
とりたててそっち方面に突っ込んだ興味があったわけでなく
むしろおっとりとした、奥手な子であっても
恋愛っていうのはどういうものかという「形」は判るようになるかと。
例えば……これは全く世代ではないんですが
恋をすると「会いたくて会いたくて震える」もんなんだなとか【爆】
――ただ、「読む」と「する」とじゃ大違い
以前好きだった人は、年に1回逢えるか逢えないかの仲でしたが
それでも一度たりとも震えませんでしたし【笑】
せめて1回が2回、3回にならないものかとも思いませんでした。
それより、その1回を楽しい時間にしようと。
それに、仮に逢えなくてもそれはそれで仕方ないし
次の機会まで、自分の時間を有意義に過ごそうという方でした。

まぁ、そんなわけでその他いろいろ
自分が“二次元”を通じて学んできた「恋愛の常識」が
自身の主観的な感性と相容れないことに気がついたAround 30【苦笑】
それまでずっと10年以上“女の園”でしたし
課外活動で外に積極的に飛び出すこともせず
真面目に勉強にばかり明け暮れてきたその10年間でしたから
自分にとって“恋愛”というのは、あくまで一読者として
二次元の中のお気に入りのカップリングの行く末を
一喜一憂しながら見守り愛でるものでしかありませんでした。
つまり、自分が好いたり好かれたりというのは全くの想定外
それが30歳目前でいきなり実社会――そこには当然男もいる――に
放り込まれて……その結果がこのザマです【泣】

でも、そもそも恋愛感情が無い『ノンセクシュアル』の中には
フィクションの恋愛要素そのものが全く楽しめないという人も少なくないようですが
店主の場合、自分がノンセクかはさておき
楽しめちゃうんですよね、先述のように。
もちろん恋愛小説のようにそれ以外何も無いのはダメですが
そうじゃないジャンルの、あくまでスパイス的な一要素としては大歓迎
(ex.『相棒』第1期の薫×美和子、右京×たまき、みたいな)
CHだって原作やアニメのように香があまりにも
邪険にされてたら面白くないですもん。
だからカプ萌え二次創作にどっぷりつかったわけで
そして、書き手としては読んでて楽しいものを
自分でも書いてみたいと思ってしまうもの。
だからこんなサイトをやってるんですが……
自分がやってていいのか、とときどき不安になってしまいます
なぜなら自分の書く恋愛要素は、いわば血の通った“人間”ではなく
膨大なデータから得られたテンプレをなぞるしか能のない
頭でっかちの“人工知能”が書いたものと同じなのですから。

――ここまで書いてきて、何だか今までの記事と矛盾があるなと【泣笑】
自分の悩みはちゃんとした”恋愛”が書けないことなのか
それとも、そもそも”恋愛”を書きたくないことなのかと。
というのも、自分そのものが2つに分裂してしまっているような気が。
一つは読み手であり、その延長上で書き手でもある店主
先述のように、恋愛というのはあくまで二次元で楽しむもの。
もう一つは、実際に外の社会の人間関係で揉まれる自分
そこで揉みくちゃにされまくった挙句に、こうなったら
もう独りで生きていくべく悟ろうと、もがいている最中【泣】
で、前者の自分が単純に好きなものが
後者の自分を思いっきり裏切ってしまうわけですよ。
「愛は総てを救う」的な、判りやすく回収しやすい結末が
一人でも傷ついた夢を取り戻そうとする自分を。
自分で自分の生き方を否定してしまうことほど惨めなことはないです。
けど、そんな自分を肯定しようとするのは道なき道を突き進むようなもの
既存のテンプレの中には答えは見つかりません。
でも書きたい、書かなきゃいけない。

恋愛を超える何か――ということは「恋愛」も含まれているということ
それこそが自分が書きたい、そしてもしかしたら
自分にしか書けないものなのかもしれません。
それは必ずしもCHの中に探すべきものではないのでしょうけど
でも、CHの中にもきっとその欠片があるような気がしてならないのです。
愛と欲望の地獄巡りを経験してきたであろう撩と
そんな彼に無垢の魂で触れることになる香との間に。

コメント

nophoto
めるみ
2016年9月14日14:49

よく判るわ
確かに自分が経験したことも無いのに説得力があるものを書けるのか?って悩むところだよね

マンガ家さんとかは、ひきこもりな作業を毎日のようにこなすわけですよね
ひきこもりながら、実際に描いているものは、極端な例だと、海賊の大冒険だったり、仲間とのあつい友情だったりするからね・・・・矛盾だよねー

そういう、自分の中に完全な倫理や哲学がある世界を持てるような特殊な才能があるか、ないか、なのかもしれないよね 

クリエイターの矛盾みたいなところとは折り合いがうまくつくといいね


  店主様ほど、力のある人はなかなか居ないと思うよ


恋愛がめんどくさいっていうのは、若い人たちに多い現象みたい

直感的に思った通りのものを上げてみるのも面白いかもね


蛟 游茗
2016年9月15日3:25

以前、同じCH書き仲間さまが言ってたのですが
その方は「自分の引き出しの中に無いものは書かない」そうです。
それを言ったら店主は何も書けません【泣】
新宿こそ行ったことはありますが、決して「庭」ではありませんし
銃も煙草も経験ないですし、お酒も好きではないですし……

まだ「海賊王に俺はなる!」ならいいですよ【苦笑】
読者の99.9%は海賊に逢ったことがありませんからw
むしろこの壁は「引きこもりなのにヤンキー漫画描いてる【泣】」並みですね
ヤンキーだったらそれを読む可能性も大いにありうるので。
恋愛もなぁ……この世のほとんどの人(店主除く)がしてるんですよねぇ
そりゃ迂闊なことは書けませんわ。
ときどき、心が疲れているときは「ここにいる自分以外は
“お付き合い”ってものをしたことがあるんだよなぁ」などと
会社のフロアや電車の中でも疎外感に苛まれてしまいます【涙】
そう考えると既婚の同僚・上司や親(お見合いではない)さえ
自分とは別の世界の人間に思えて。

>直感的に思った通りのもの

うーん、それでCHになるんでしょうか
そもそもちゃんと話としてまとまるんですかねぇ【泣笑】
それでも、お褒めいただきありがとうございますm(_ _)m
おかげで書く勇気が持てたように思えます。

nophoto
ケシです。
2016年9月15日4:06

お久し振りです、便乗でコメントです(*´∀`*)ノシ
今回の日記を拝読して思った事、TUBEって主に恋愛のことばっかり唄ってらっしゃるので(個人的なイメージです)游茗さまがTUBE好きなのが前から不思議だったんですが謎が解けました。
メディアや娯楽でロマンス要素を消費するのは大丈夫だけど、現実世界ではマジ勘弁ってことなんですね。
まあ、理想と現実は違うし、現実の恋愛なんて面倒臭さとの闘いですよ。実際。
自分が経験したことを書かないと本物じゃないってことは無いと思いますよ。
そんな事言い出したら、SFモノやファンタジーなんて誰も書けませんしね。
恋愛観など人によって違うし、正解って無いから、ワタシはこう思うからこう書く、というのを貫けばいいんじゃないでしょうか。
読む側にしてみれば、恋愛の場面が出て来た時に、それが作者の体験に基づいたものかどうかなど実際は結び付けて無い気がします。
むしろ、エロ描写など書いといて、これは実際の体験談です。とか言われた方がキツイものがありますよね(笑)
それよりも、書いてる人がそれまでどんな作品や芸術に触れてきたのか、の方が影響する気がしますけどね。その人の抽斗という意味では。
ワタシなんか今まで恥ずかしい物しか書いてないです。
でも、それが萌えるし面白いと思って書いてるから、まあいいかと思ってます。
読んでる誰かに、正解とか不正解とかジャッジされる筋合いも無いし。

ディープラーニングといえば、世の中全てがディープラーニングでしょ。
何らかのひな型が必ずあるし、ジャンルとか言語とか作風とかいう概念に囚われた世界で何かを表現しようとすれば、文章という限られた方法では限界があると思うし、また何らかの前提となる概念があるからこそ、その文章を読んで共感し合えるということもあるし。悪いことばかりでも無い気がします。

nophoto
めるみ
2016年9月15日11:19

さらにコメする割に、どうでもいい余談です

ヤンキーまんがの話。
おそらく本物の元ヤンキー(どの程度かは知りません)が原案で、絵師が非ヤンキーってのがあるけれど、ちょいちょいヤンキーらしく折り合いが悪くなって、連載がある日ぶっつり終わるっていうのがあるよWW
「ぶっ拓」の続編って多分そうじゃないのかな・・・実際問題、困る
絵師がヤンキーなら、内容おかしくても気合で最後まで行けたかもしれないけれど

相方の趣味で、私は鉄パイプも静香ちっくな女子も苦手ですが、連載終了時の相方の落ち込みようがハンパなかったので、こちらにご報告します

めちゃ、どうでもよくてごめんねー

 店主様の気持ちよく判りますよ・・・フラストレーション持て余してるんですよね
相手がいないことではなく、周囲との疎外感に苦しんでいるのねー
田舎なので独身だと、バカにされるっていう風潮もあって、それこそ疎外感から逃げたく、結婚しました
それが、ここでは書けないけれど、色々あっちゃったから、毎日大変です
疎外感は「普通枠」からはみ出た時にどこまでも付いてきますね
なので、よく判るW

nophoto
別な名無し
2016年9月15日23:45

こんばんは。こちらからコメントします
店主さんの文章は好きですが考え方は苦手です
たとえば「コメントはそれはそれで有り難いです」この文章は普通の人は思ってても書きません
理由は述べるのも馬鹿馬鹿しいほど一般理念かと思います
こういった言葉のチョイスがものすごく癇に障るときがあります
なんででしょうね…
店主さまはいじめられた経験がお有りで人との付き合いが希薄とのこと、過去の文章をみるに、十分に生活に支障をきたしているレベルなんじゃないかと思います
いじめはいじめたほうが悪ですが、三十代になってからも(もしくは二十代?)文章として残すほど心にしこりを残しているのは少し不思議です
友達がいないのは、店主さまはひょっとしたら他から切られたと思っているのでしょうか
文章を拝見している限り、切ったのは店主さまだと感じました
それに気づかない限り、ずっと同じような文章を今後もお書きになるかと思いまして。
思考がずいぶんと同じところを繰り返してらっしゃいます
すこし、病的にも感じます。
あと、文章について、定点観測での文章にいくつか不思議な箇所がありました
帝王切開を決めた初妊婦に「でも命に支障が出るかもしれないのよ」なんて、どんな経緯かも知らないのに友人レベルが口を出すのでしょうか…
「下から出す」も不思議です
その場にいた経産婦や妊婦なら「正常分娩」「普通分娩」という言葉がその後にでも出るんじゃないかなあ…
香はその後も経験することがあるかもしれないし、おせっかいのみなさんなら教えてあげるんじゃないかなあ…と。
別な文章で、生後二ヶ月(うろおぼえ恐縮です)の赤ちゃんをCATSに連れて行くっていうのも、なんだか不思議でした
また別な文章。私は申し訳ないのですが長編未読なので、きっとどこかに書いてあったのかもしれませんが、赤ちゃんを無資格の人に預けて社会復帰はまずファンタジーかと…赤ちゃんを死の危険にさらすようなことを、ガルガル期の母親がやるかなあ…そこが冴子なんでしょうか?
私の中の冴子は、どれだけお金を積んででも信頼の置ける有資格者のところへ預けるイメージでした
また、別な文章。
兄貴の飲んでいる薬はパキシルでしょうか?おそらく、断薬がつらいというのはパキシルかと思いますが、入院してまで断薬を強行する理由がわからなかったです
そこまでひどい禁断症状が出るのであれば、投与を最低限にして様子を見るのがベストかと。
必要なくなったから断薬をするなんて、そんな簡単に判断できないのが精神の病ですから、ちょっと根拠が薄くて説得力がなかったです
今まで店主さまの文章を読んで気になった箇所を書いてみました。
こういった場を設けてくださって感謝申し上げます

蛟 游茗
2016年9月16日3:32

長いレスになりそうだなぁ……まずは

>ケシさま
確かにTUBEって夏!海!恋!のTheリア充の世界なので
それをフィクションとして楽しめる体力があればそこにのめり込めるのですが
精神的に疲れてしまうと受け付けられなくなってしまいます、大好きなのに……
SFやファンタジーだったら、書き手も読者も想像でしか知らない世界なので
共通の「お約束」の中でいくらでも自由に書くことができますが、
恋愛については、店主にとっては”ファンタジー”ですが
他の大多数の読者にとっては“現実”でもあるので
迂闊なことは書けねぇなと思ってしまうわけです【泣】
もちろん恋愛観は人それぞれですけど、それでも分布図でいえば
大多数のばらばらの点が集まる“群れ”ってのがおそらくあるでしょうし
自分はそれとはだいぶかけ離れてるんじゃないかと……
恋愛だけでなく、心理描写って物語の根幹ですからねぇ
その方向性があさっての方向に行っていなければいいなと祈るだけです
でないと、物語が一気に「ありえなく」なってしまいますから。

>めるみさま
ということは、「ヤンキーについて詳しく語れる非ヤンキー」が
書き手としては一番良さそうですね【苦笑】
でもその漫画、鳶職の従兄が持ってましたが
本編の方はけっこう続いたやつですよね……まさかそんなことがw
まぁ疎外感抱えてるのは店主だけじゃないですもんね
こういうことをときどき思い出したようにボヤいてると
そう言われますもん(そして「黙れ」と;笑)
とはいえ、疎外されてるからここでしかボヤきようがないわけですが【泣】

>別な名無しさま
ようこそ、そしてご心配ありがとうございます。
といっても「生活に支障をきたしている」実感は無いですね
30年近くほぼ「ぼっち」で生きてきたので
それが当たり前でしたし、その状態で生きる術を
知らず知らずに身につけているでしょうから。
もちろん普通の人から見れば充分に不便なんでしょうけど。
「切った」「切られた」の定義は言うと長くなるので割愛しますが
おそらく「友達」の定義も人によって幅はあると思います。
年賀状のやりとりが無くても、10年メール交換してなくても
「友達」と思っている人もいるでしょうし、もしかしたら
店主をまだその末席に連ねてくださってる方もいるかもしれません。
けど、その「都合のいい仮定」に甘えたくないのが正直なところです。
定点へのご指摘ありがとうございます。
我田引水が過ぎるかもしれませんが
自分の引き出しに無いもので書くとこのザマですね【泣】
店主自身も、余所さまの作品を“校閲”しながら読んでしまう傾向があります。
(といいつつしょっちゅう誤字脱字スペルミスありますが;涙)
それで勝手な話、自分の限られた知識の範囲ではありますが
考証ミスを見つけてしまうとふっと現実に引き戻されてしまうというか
だから自分の駄文でもこういうことが無いようにと気を付けてはいるのですが……
神経質になって、思い悩んでもコレですもんね。
そもそもネタ元やブレーンになってくれるような友達さえいないわけですから。

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