一応、CH参考文献……かな?
2016年6月12日 読書
ずいぶん前に読んだ本ですが、今さらブックレヴュー【笑】
というのも、日本で中米関係の本となると
どうしてもスペイン侵略以前の文明についてのものが
ある程度の割合を占めてしまうというのもあります。
それに、撩たちの隣人であったであろう先住民について知る上で
やはりその当時の歴史や文化も知っていた方がいいだろうし
もしかしたら彼もジャングルの中で、緑に埋もれた遺跡を目にしたり
そこをバリケード代わりにドンパチもやっていたかもしれない……
などなど、一言でいえば「知っておくに越したことはない」に
尽きてしまうんでしょうけど。
でも、マヤ文明の遺跡が点在しているジャングルは
どちらかといえば現在、人口がまばらな地域で
そこが内戦の舞台になったかというと……うーん
今度は現代史の勉強もしておかないとなぁ。
というわけで、実は案外軽ーい気持ちで手に取ったこの新書
開いてみると目からウロコでした。
えっ、遺跡って神殿しかなかったんじゃないの?
絵文字って解読されてたんだっけ?
生贄って勝者が捧げられてたんじゃなかった?etc etc……
と、どうやらここ20年ほどでぐっと研究が進んで
記述もだいぶ書き換えられてきたそうな。
一方、店主のマヤ文明についての基本的知識は
20年近く前の学校図書館の本からで、そういうところは
平気でそれよりも10年以上古い本が並んでいたりするので
研究者でなくても一通りのことは知りたいという場合
ジャンルにもよりますが、なるべく新しい本で
最新版の知識を仕入れなければならないよなぁと
今回、切に実感しました。マヤ文明については特に。
でも一方で、このジャンルでは今も横行しているのは
『マヤ暦の世界終末説』とか『クリスタルスカル』などの
「謎に満ちた超古代文明」としてのマヤ文明観。
そういうのに筆者はうんざりしているご様子。
ただ「マヤ文明本」としてそういうのが大きな顔して
書店に並んでいたりするので、注意しなければ……
あくまで「ネタ」として面白半分で読む分にはいいんだけど
決して真に受けてはいけませんので。
(クリスタルスカルも真っ赤な偽物だったとか)
……というわけで「仰るとおりだなぁ、うんうん」と
素直にページをめくっていたら、今度はその矛先が
店主自身にも向けられることに【冷汗】
筆者は教科書等の概説的な記述で中南米の古代文明
つまりマヤ、アステカ、インカを一緒くたに扱われることを
「縄文時代から室町時代の日本列島の文化、古代中国文明、
アンコールワットに象徴されるクメール文明を
一括するかのような粗悪な記述」として断罪しています。
まぁさすがに店主も南米・現在のペルーを中心とした
インカ文明とごっちゃにしたりはしませんが……
すいません、CHネタのモチーフとしてアステカ神話使っちゃってます【泣】
こっちの方がわりと日本でも体系立った本が出てたりして
神様や個々のエピソードも知られているというのもありますし
ネタ元として美味しいキャラクターもいるんですよ【苦笑】
破壊の神・テスカトリポカなんて実は片脚ありませんので。
これが左脚だったらドンピシャだったんですけどねぇw
――現在はどちらもメキシコ国内ですけど、アステカは
現メキシコシティーを中心とした中央高地の乾燥地帯
一方のマヤはユカタン半島からグァテマラ、ホンジュラスまでも含む地域
よく見てみると、間に国境があってもおかしくないくらい距離もあったり。
もっとも、この2つの文明はまったく別個に存在していたというわけではなく
多少は影響を与え合っていたようではあるとのこと。
だったらそれくらいは許容範囲ですよね!?
って、ただのイメージソースにすぎませんし。
さてさて、そういうことで調べなきゃならないことはまだまだ山のようにあります。
こういうストーリー全体のバックボーンになるところだけでなく
一つのエピソードだけでも知っておきたいものはありますし。
もちろんその知識が全部が全部、駄文中に反映されるかというと
大部分のディテールは「そこまでは要らないかな」という程度。
それでも、細かいところまで押さえておいたからこそ
浮かんでくるイメージもあるわけですので
非効率的な勉強はまだまだ続きそうです【苦笑】
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定点観測、更新済みです。
というのも、日本で中米関係の本となると
どうしてもスペイン侵略以前の文明についてのものが
ある程度の割合を占めてしまうというのもあります。
それに、撩たちの隣人であったであろう先住民について知る上で
やはりその当時の歴史や文化も知っていた方がいいだろうし
もしかしたら彼もジャングルの中で、緑に埋もれた遺跡を目にしたり
そこをバリケード代わりにドンパチもやっていたかもしれない……
などなど、一言でいえば「知っておくに越したことはない」に
尽きてしまうんでしょうけど。
でも、マヤ文明の遺跡が点在しているジャングルは
どちらかといえば現在、人口がまばらな地域で
そこが内戦の舞台になったかというと……うーん
今度は現代史の勉強もしておかないとなぁ。
というわけで、実は案外軽ーい気持ちで手に取ったこの新書
開いてみると目からウロコでした。
えっ、遺跡って神殿しかなかったんじゃないの?
絵文字って解読されてたんだっけ?
生贄って勝者が捧げられてたんじゃなかった?etc etc……
と、どうやらここ20年ほどでぐっと研究が進んで
記述もだいぶ書き換えられてきたそうな。
一方、店主のマヤ文明についての基本的知識は
20年近く前の学校図書館の本からで、そういうところは
平気でそれよりも10年以上古い本が並んでいたりするので
研究者でなくても一通りのことは知りたいという場合
ジャンルにもよりますが、なるべく新しい本で
最新版の知識を仕入れなければならないよなぁと
今回、切に実感しました。マヤ文明については特に。
でも一方で、このジャンルでは今も横行しているのは
『マヤ暦の世界終末説』とか『クリスタルスカル』などの
「謎に満ちた超古代文明」としてのマヤ文明観。
そういうのに筆者はうんざりしているご様子。
ただ「マヤ文明本」としてそういうのが大きな顔して
書店に並んでいたりするので、注意しなければ……
あくまで「ネタ」として面白半分で読む分にはいいんだけど
決して真に受けてはいけませんので。
(クリスタルスカルも真っ赤な偽物だったとか)
……というわけで「仰るとおりだなぁ、うんうん」と
素直にページをめくっていたら、今度はその矛先が
店主自身にも向けられることに【冷汗】
筆者は教科書等の概説的な記述で中南米の古代文明
つまりマヤ、アステカ、インカを一緒くたに扱われることを
「縄文時代から室町時代の日本列島の文化、古代中国文明、
アンコールワットに象徴されるクメール文明を
一括するかのような粗悪な記述」として断罪しています。
まぁさすがに店主も南米・現在のペルーを中心とした
インカ文明とごっちゃにしたりはしませんが……
すいません、CHネタのモチーフとしてアステカ神話使っちゃってます【泣】
こっちの方がわりと日本でも体系立った本が出てたりして
神様や個々のエピソードも知られているというのもありますし
ネタ元として美味しいキャラクターもいるんですよ【苦笑】
破壊の神・テスカトリポカなんて実は片脚ありませんので。
これが左脚だったらドンピシャだったんですけどねぇw
――現在はどちらもメキシコ国内ですけど、アステカは
現メキシコシティーを中心とした中央高地の乾燥地帯
一方のマヤはユカタン半島からグァテマラ、ホンジュラスまでも含む地域
よく見てみると、間に国境があってもおかしくないくらい距離もあったり。
もっとも、この2つの文明はまったく別個に存在していたというわけではなく
多少は影響を与え合っていたようではあるとのこと。
だったらそれくらいは許容範囲ですよね!?
って、ただのイメージソースにすぎませんし。
さてさて、そういうことで調べなきゃならないことはまだまだ山のようにあります。
こういうストーリー全体のバックボーンになるところだけでなく
一つのエピソードだけでも知っておきたいものはありますし。
もちろんその知識が全部が全部、駄文中に反映されるかというと
大部分のディテールは「そこまでは要らないかな」という程度。
それでも、細かいところまで押さえておいたからこそ
浮かんでくるイメージもあるわけですので
非効率的な勉強はまだまだ続きそうです【苦笑】
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定点観測、更新済みです。
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