香’s Birthday upしました【汗】

って当日駆け込み更新です。情けない……

というわけで、今年の二人のＢＤネタは
「５年前の３月」というのが共通テーマになりました。
ＴＶであるタレントさんが、マスコミでの被災者の取り上げ方について
「辛い状況の中でも健気に頑張っている」という紋切り型に
異議を唱えてたそうですけれど、それは店主も激しく同意です。

自分自身、「遺族」と呼ばれたくありませんでしたから
これからの人生の方が（たぶん）長いわけですし。

なので、妹のことを知らない人に対しては
「14年前に１歳下の妹を亡くしました」なんてことは軽々しく言えないんですよ。
当然かもしれませんけど、でも血液型を訊いてくる気軽さで
「何人兄弟？」なんて言われたって正直返答に困るわけで【泣】
おそらくそのことを、半端に親しい間柄でカミングアウトしてしまうと
「妹を亡くした可哀そうな人」としか思われなくなりかねない。
でもそれは、自分の一側面ではあるけれど
決して“全面”ではないんだよなぁ……

そういう点で撩の遠慮のなさは、個人的にはお手本的な接し方でもあります。
香に対してもかずえさんに対しても、ごくごく自然体で
それはおそらく、冴子さんに対してもそうだったんじゃないかと。
もちろん撩にとって“死”というのは日常と背中合わせで
だからこそ特別扱いするまでもなかったのかもしれませんが、
かえってそれで救われたということもあったと思います
腫物に触れるような扱いをされるよりは。

５年……という月日は果たして長いか短いか
店主にとってはそれくらいの頃には、その“傷跡”も
自分の一部と思えるようになっていたのかなと、
決して真っ新に元どおりとはいきませんけれど。
拙作中の時間も、かずえさん登場から５年
ということは、婚約者を亡くしてからだいたいそれくらいでしょうか。
……というよりも”彼ら”の登場直前といった方が判りやすいかも【苦笑】
シュガーボーイの回ももうすぐ二人の誕生日、という設定でしたから。
　　　（と言いつつ、一連のエピの初回で
　　　香嬢が「91年早々先行きあやしいわ」なんて言ってるのは
　　　掲載時期がおそらくその頃だったから致し方ないんでしょうね。
　　　あれだけの大ネタ、話数は数多く費やしても
　　　作中の時間経過は微々たるものだったでしょうし；泣）
ちなみに、香の場合の「5年目」は……あ、撩と海坊主の決闘当日だ【爆】
それじゃあ「どころじゃなかった」ですね。
でも、それが案外香と撩らしかったのかもしれません。

さてさてようやくイベントシーズンから解放されて
あとはゆったりマイペースで……ともいかないんだな、これが【泣笑】
というわけで、ダメ元で企画、鋭意遂行中です。
あくまでダメ元ですがｗ