「さらば」だなんて関係ないねッ
2016年2月18日 映画
休みが水曜に当たるのをずーっと楽しみにしていました。
あれだけTVで煽られちゃ見に行かないわけにいかないじゃないですか
というわけで、ようやく行ってきました『さらば あぶない刑事』
でもちょっと、不安が無かったと言ったら嘘になります
前作もかなり酷評していたので、自分。
『踊る~』を経由してしまった現在、あぶデカの
今となっては荒唐無稽としか言いようのないドンパチ刑事アクションを
素直に楽しめるのかどうなのか……
楽しめました【笑】
確かに刑事ネタ警察【苦笑】としては「ありえねー」満載ではあります
あの二人が30年間ずっと港署勤務っていうこと自体とか。
序盤に出てくるブラックマーケットだって、あれを例えば
自分がCH’で書くかといったら……いや
あまりにも荒唐無稽で自粛しますよ【冷汗】
でもそこにタカとユージが颯爽と現れるだけで
リアルじゃないにもかかわらずリアリティが感じられるというか
もう、これはこういう世界なんだと没入できるんですよね、
『踊る~』とも『相棒』とも、もちろん現実とも独立した
ある種の並行世界としての“あぶ刑事ワールド”というかw
それは、あえて“港署”を後景にしたのも利いてるのかも。
だって、似合いませんもんあの二人には
明るく小奇麗な、会社のオフィスのような刑事部屋と
そこに詰めているのが揃いも揃ってダークスーツばっかという光景は。
パパさんやナカさんといった先輩刑事方は一足先に退職
“筋肉”谷村刑事も別署に異動(でもおかげで
展開の手助けになっているし、彼自身の出番も出来たわけで)
と、署内で絡まなければならないメンバーも
淋しいけどほとんどいなくなってしまったからこそ
二人の単独行動→アクションに重点を置けたのかなと。
おかげでがっつり堪能させていただきましたよ
久々に「スタイリッシュなアクション」はかくあるべしというのをw
大袈裟にドリフトで交差点を曲がる覆面車に胸アツ!
軽快にステップを踏むユージに「待ってましたっ!」
そして、ハーレーに跨りショットガンを構えるタカに
キタ━━━━━━━━m9( ゚∀゚)━━━━━━━━!!
(あ、店主ユージ派です。あしからず)
ああ、そうそう、これなのよと、すっかりご無沙汰だった
アクション魂に火を点けさせていただきました♪
それと同時に、ここまでがっつりと
ホモソーシャルなバディものってのも久しぶりだなと
(詳しくはグーグル先生かウィキ教授に)
あの「恋多き男」鷹山が年貢を納めようと思った恋人・夏海(菜々緒)ですら
結果的には添え物だったし、彼がユージの窮地に駆けつけるさまは
「結局タカのSweetheartはユージだったか【苦笑】」
という感慨を抱かせるものでありました。
(そーゆーの苦手だからこそ敏感に感じ取ってしまうというか……
でもユージが絶対受けだよね【泣】 ケガするのも攫われるのももっぱらだし)
バディムービーはもちろん始まりは男同士のストーリーではありましたが
日本では90年代以降、男女バディというのが男男に匹敵する
大きな流れになっているんじゃないでしょうか、『トリック』みたいな。
でもそれって、タフなハードボイルド・ウーマンというのが
日本のドラマ/映画界に増えたかというと、決してそうではなくて
反対にハードボイルドさそのものが日本の映画/ドラマから
失われつつあったということなのかもしれません。
(あ、店主の言う「ハードボイルド」というのは、一般的な定義というより
あぶデカ・CH・ルパン三世に共通する“アレ”のことです;笑)
そんな中で久々に「スタイリッシュ」という言葉の似合う
カッコいい男たちを堪能させていただきました。
……女としては悔しいんですけどね【泣】
こういう“ハードボイルド”って、いい女は裏切るか死ぬかという
基本的に女を信用しない世界であって、そこで残れるのは
薫みたいに「女扱いされていない」女だけですから。
こういう世界に触れ、憧れながら同時に
「このカッコよさを傷つけずに、どうすれば女を
この世界の一員として描けるか」というのが
CH’を書く上で常に頭の中にあり続けるテーマですし
それ以前に、店主が物語書きに片足を突っ込んだときからの
永遠の至上命題なんですから。
もちろん女性キャラがカッコよく活躍している作品は
同性として嬉しく思います。でも久々に、ガツンと「ロイター板」になる
カッコいい男たちを目にして、燃えるものがありましたねw
「なにくそ根性」ってのも時には必要ですから。
でも、これで本当に「さらば」というのは淋しすぎるというあなた
いいえ、あぶデカの扉は今開け放たれたばかりです。
TV版全76話、TVSP1本、映画全7作(『さらば』含む)が
あなたを待っていますから。BOXでまとめ買いもよし
かさばるの覚悟でマガジン大人買いもよし
じっくり反芻するだけの手応えはあるはずですよ。
っていう自分もマジでDVD検討中【苦笑】
まだCHだって全話消化できてないのに……
ほとぼりが冷めるまで待つとするか。
冷めなかったらそのときはそのときでw
あれだけTVで煽られちゃ見に行かないわけにいかないじゃないですか
というわけで、ようやく行ってきました『さらば あぶない刑事』
でもちょっと、不安が無かったと言ったら嘘になります
前作もかなり酷評していたので、自分。
『踊る~』を経由してしまった現在、あぶデカの
今となっては荒唐無稽としか言いようのないドンパチ刑事アクションを
素直に楽しめるのかどうなのか……
楽しめました【笑】
確かに刑事ネタ警察【苦笑】としては「ありえねー」満載ではあります
あの二人が30年間ずっと港署勤務っていうこと自体とか。
序盤に出てくるブラックマーケットだって、あれを例えば
自分がCH’で書くかといったら……いや
あまりにも荒唐無稽で自粛しますよ【冷汗】
でもそこにタカとユージが颯爽と現れるだけで
リアルじゃないにもかかわらずリアリティが感じられるというか
もう、これはこういう世界なんだと没入できるんですよね、
『踊る~』とも『相棒』とも、もちろん現実とも独立した
ある種の並行世界としての“あぶ刑事ワールド”というかw
それは、あえて“港署”を後景にしたのも利いてるのかも。
だって、似合いませんもんあの二人には
明るく小奇麗な、会社のオフィスのような刑事部屋と
そこに詰めているのが揃いも揃ってダークスーツばっかという光景は。
パパさんやナカさんといった先輩刑事方は一足先に退職
“筋肉”谷村刑事も別署に異動(でもおかげで
展開の手助けになっているし、彼自身の出番も出来たわけで)
と、署内で絡まなければならないメンバーも
淋しいけどほとんどいなくなってしまったからこそ
二人の単独行動→アクションに重点を置けたのかなと。
おかげでがっつり堪能させていただきましたよ
久々に「スタイリッシュなアクション」はかくあるべしというのをw
大袈裟にドリフトで交差点を曲がる覆面車に胸アツ!
軽快にステップを踏むユージに「待ってましたっ!」
そして、ハーレーに跨りショットガンを構えるタカに
キタ━━━━━━━━m9( ゚∀゚)━━━━━━━━!!
(あ、店主ユージ派です。あしからず)
ああ、そうそう、これなのよと、すっかりご無沙汰だった
アクション魂に火を点けさせていただきました♪
それと同時に、ここまでがっつりと
ホモソーシャルなバディものってのも久しぶりだなと
(詳しくはグーグル先生かウィキ教授に)
あの「恋多き男」鷹山が年貢を納めようと思った恋人・夏海(菜々緒)ですら
結果的には添え物だったし、彼がユージの窮地に駆けつけるさまは
「結局タカのSweetheartはユージだったか【苦笑】」
という感慨を抱かせるものでありました。
(そーゆーの苦手だからこそ敏感に感じ取ってしまうというか……
でもユージが絶対受けだよね【泣】 ケガするのも攫われるのももっぱらだし)
バディムービーはもちろん始まりは男同士のストーリーではありましたが
日本では90年代以降、男女バディというのが男男に匹敵する
大きな流れになっているんじゃないでしょうか、『トリック』みたいな。
でもそれって、タフなハードボイルド・ウーマンというのが
日本のドラマ/映画界に増えたかというと、決してそうではなくて
反対にハードボイルドさそのものが日本の映画/ドラマから
失われつつあったということなのかもしれません。
(あ、店主の言う「ハードボイルド」というのは、一般的な定義というより
あぶデカ・CH・ルパン三世に共通する“アレ”のことです;笑)
そんな中で久々に「スタイリッシュ」という言葉の似合う
カッコいい男たちを堪能させていただきました。
……女としては悔しいんですけどね【泣】
こういう“ハードボイルド”って、いい女は裏切るか死ぬかという
基本的に女を信用しない世界であって、そこで残れるのは
薫みたいに「女扱いされていない」女だけですから。
こういう世界に触れ、憧れながら同時に
「このカッコよさを傷つけずに、どうすれば女を
この世界の一員として描けるか」というのが
CH’を書く上で常に頭の中にあり続けるテーマですし
それ以前に、店主が物語書きに片足を突っ込んだときからの
永遠の至上命題なんですから。
もちろん女性キャラがカッコよく活躍している作品は
同性として嬉しく思います。でも久々に、ガツンと「ロイター板」になる
カッコいい男たちを目にして、燃えるものがありましたねw
「なにくそ根性」ってのも時には必要ですから。
でも、これで本当に「さらば」というのは淋しすぎるというあなた
いいえ、あぶデカの扉は今開け放たれたばかりです。
TV版全76話、TVSP1本、映画全7作(『さらば』含む)が
あなたを待っていますから。BOXでまとめ買いもよし
かさばるの覚悟でマガジン大人買いもよし
じっくり反芻するだけの手応えはあるはずですよ。
っていう自分もマジでDVD検討中【苦笑】
まだCHだって全話消化できてないのに……
ほとぼりが冷めるまで待つとするか。
冷めなかったらそのときはそのときでw
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