※思ったままを直接ぶつけてるので、後で再考・削除の可能性あり

出ましたねぇ最高裁判決。
たまたま休みだったのでリアルタイムでNHK見てました。
とりあえずは開廷順に、再婚禁止期間規定から。

結局は100日というところで落ち着きましたか
四角四面の条文解釈ではなくて
ある程度世の中と折り合いをつけたという形でしょうか。
というか、男も離婚したら100日間結婚できなくすればいいのに。
そうすれば平等じゃないですか。
え、合理性がない?
それをいったら100日だってまだボロはありますよ
婚姻破綻してるのに離婚届が出せない場合だとか。
ただ、泣きを見る人数だけは減るんじゃないでしょうか。

この手のダブルスタンダードで、思い出すことがあります。
それは、学校の校則。「靴下は白以外禁止」
中学はもちろん、高校もそうだったんですよね
(でも白のルーズはゆる具合次第で黙認w)
あるとき、男子高との合同公演ということで
毎日一緒に練習していたんですが、彼らの靴下は色とりどり
考えてみれば長ズボンだから見えないんですよね、基本的に
だから色を規定するのはナンセンス、ということだったんでしょうか。
ただ、中学は共学だったんですけど
男子の見えない靴下を自由化してしまったら
女子に示しがつかないということで
……それって、やっぱり不合理なんでしょうかね?

しかも店主、家に帰れば女2人きょうだいという家族構成で
「娘だけ門限あり」なんていう家庭内ダブスタに
遭った経験もありませんでした。それとは違った環境に育ったら
「まぁ世の中こんなもんだ」と考えるようになったのかもしれませんが
こういうときはやっぱり、どちらか厳しい方に合わせる
それが平等であり公平だということだと店主は思うのですが。

とにかく、こっちは一歩前進ということで良かったのですが……
もう一つの夫婦同姓義務に対する合憲の判断
これはまた頭硬そうなジジイが小躍りしかねないなと
想像するだけでなんだかぞっとします。
ええ、店主には一生関係の無い話ですけどね。

これもまた世の中と折り合いをつけての判決というか
「通称使用がこれだけ広まってるんだから、それで我慢してね」
ということなんですよね、結局は。
でも、世の中戸籍名でしかなんとかならないことも
まだいろいろあるようで(といっても何が何とかなって
何がなんともならないのかは詳しくは知らないのですが。リスト化希望)
その場合、新旧姓の併用では同一人物としての確認が取れず
いろいろ齟齬が出るというケースも多々あるようで。

というか、要はアイデンティティなどという崇高な話ではなくて
とにかく面倒くさいことに尽きるんじゃないでしょうか、デメリットは。
なんて言ったら世の同性の先輩方を敵に回しかねないのですけれど
姓が変わるというだけで変更手続きをしなければならないものが
ごまんとあるわけで、それを男は一切しないですむにもかかわらず
女ばかりが一方的にそれを押しつけられているという現実。
それでも、女性が家庭に入るのが当たり前の時代なら
そういう「持ち物」は少なくて済んだわけですが
今はやれ資格やら財産やら人脈やら、それらもまとめて
「嫁入り道具」として持っていかなければならないわけで……
その手間考えると、確かに二の足踏む人も出てきそうな。

「だったら事実婚でいいじゃない」という人もいますけど
法律婚に比べてまだまだデメリットがあるのもまた事実。
それがもしほぼ同等くらいの保護が受けられるのであれば
選択的別姓を導入する必要もないのかもしれませんけどね。
籍を入れるなら姓も揃える、籍を入れない代わりに別姓のまま
でもどっちも制度的恩恵は同じくらい受けられる、というわけで。
それだと法律婚の優位性がなし崩しになるというのであれば
仏のPACSみたいな「セミ結婚制度」を作りゃいいんじゃないでしょうか
ついでにそれには性別規定もつけなければ
同性パートナーシップも一応は解決できて、一石二鳥ですし。
――え、別姓にせよ事実婚せよ嘆かわしい
これでは日本の伝統的家族像が崩壊の一途だって?
んなもんとっくに崩壊してるんじゃないですかね
それとも最初からそんなものは存在しなかったというか。
ともかく、存在していたとしてもそれはもう
時代に合わなくなっていることは確か。

そもそも「同じ姓を名乗ることによって家族の絆が生まれる」
なんて考えは、一生姓の変わらない男の言い分に過ぎないわけで
じゃああなたの嫁いだ娘は、もうあなたの娘じゃないんですか?
女はたいてい、結婚すれば戸籍の姓は変わります
母の姉妹では3/4が変わりましたが、これでもまだ
世間一般と比べても姓を変えていない方でしょう。
でも、姓が変わっても実家の家族との絆は変わりませんし
ただそこに、夫の両親という新たな家族が加わるというだけのこと。
そんな「家に入る」というような昔の家族制度じゃないんですし。

もはや、姓というものも個人の持ちものなんだと思いますよ
家族という器の象徴というよりは。
だから、家族と姓はもう切り離して考えましょうよ。
それがばらばらだって家族は家族たりえるのだし
逆に、姓は同じでも中身はぐちゃぐちゃ、なんていう
家族の方がよっぽど多いんですから、このご時世。
……これも「女性が輝く社会」のためなんですよ
といったらNoと言えませんよね、ねぇ総理?

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