「にわか」と「筋金入り」と
2015年10月6日コメント (2)ご多分に漏れず、にわかラグビーファンと化してる店主です【苦笑】
まぁ仕事柄、ちょっとは盛り上がらないといけないのですけど
たまたま大学の授業で『タグラグビー』をやったことがあるので
前にボールを投げてはいけない程度にルールは知ってました。
背中に「タグ」と呼ばれる尻尾みたいなのを付けて
タックルの代わりにそれを取る、という簡易版
でも今回のW杯、見てて何が楽しいかというと
日本代表の快進撃やラグビーというスポーツそのものの
面白さはもちろんなんですが、ラグビーの母国イングランド開催ということで
現地の難読地名を日本のマスコミがちゃんと表記している
のが、英文出として正直嬉しかったりします【苦笑】
難読といってもどうせ英語だし
日本のそれと比べてたかが知れてると
お思いの方もいるでしょうが
じゃあ次の2つを発音してみてください。
1)Gloucester
2)Warwick
3)Newcastle
どれも今回の開催都市&キャンプ地。1は日本の次戦会場ですし
2は代表のキャンプ地、3は日本としては気になる
スコットランドvsサモアの会場でもあります。
Answer
1)グロスター
2)ウォリック
3)ニューカッスル
といっても日本語の慣用表記ではありますが
なかなかそれを知っていないと綴りと結びつかないのでは。
特に1,2は店主の場合、地名ではなく人名としてですが
知らなきゃもぐりどころかバカ扱いされかねないので
初見でもパッとそう読めるようにしとかないと……
(グロスター公:後のリチャード3世、
ウォリック公:『キングメーカー』と呼ばれた大貴族)
まーただでさえほかの欧州諸語と比べて
綴り通り読まない、それどころか(仏語と比べても)かなり不規則
なことで定評のある英語なもんですからねぇ。
おそらくは昔は綴りどおり読んでたんでしょうけど
面倒くさくなってしまったので
Gloucesterの‘-ces’は飛ばしてしまったんじゃなかろうか。
ありますよね日本語でも。例えば西の難読新市名の横綱・宍粟
「宍」を「し」、「粟」を「そう」と音読みで読むわけではなくて
「ししあわ」→「ししあう」→「ししおう」→「しそう」、でしょうねきっと
(ちなみに東の横綱・匝瑳は純然たる音読み)
でもあれ、Dionne Warwickは「ワーウィック」だよね
と疑問に思われた方も多いかと。
たぶんその辺は、英語と米語の発音の違いかと。
アメリカ英語は、彼らの祖先が大西洋を渡った頃の
イギリス英語の用法が今も残っているといわれています。
つまりアメリカの方が古い英語というわけ、実は。
例えば日系移民の日本語名も、ヒデオとかハナコとか
本国じゃ死滅しかかっている名前が今もつけられてるみたいに。
きっと、その後の数百年の間にイギリスじゃ
発音がさらに変化して「ウォリック」になってしまったんじゃなかろうか……
3の「ニューカッスル」なんてまさに
英語と米語の発音の違いを端的に表してますよね。
これを「ニューキャッスル」なんて言ってしまったらモグリ
米語で「アとエの中間」で発音される音は
英語だとむしろ「ア」の音になるわけで
つまりcatも「カット」に聞こえることに……なるんだろうなぁ。
といっても、イギリス国内は日本に匹敵するほど
言葉の地域差というのが大きくて、さらに
階級によってもかなり違うというわけなので
実は地名の発音も人それぞれかもしれませんが……
それでも「標準的な発音」というのがありまして
でもそれは、特にこれらの大きな街ともなれば
地元ではなくロンドンの、それも上流階級
(いわゆるクィーンズ・イングリッシュ)のになるかと。
まぁそれでも、新聞や旅行ガイドならともかくとして
一般の本などで、世間的に流用しているのとは異なる表記で
地名が表わされているのを目にすると
「この人ちゃんと調べてるのかなぁ、そもそも
現地の英語をちゃんと理解してるんだろうか?」
と心配になって内容そっちのけになってしまいます。
そんなこといちいち気にしなきゃいいんですけどね
それだけ世の中的に損してるのかもしれませんし。
==================================
定点観測upしました
さっそくノーベル賞おめでとうございます、というわけで。
もちろん他の賞も社会への貢献という点も
評価に入っているんだと思いますけど
特に医学・生理学賞はより密接に我々の命と生活に
結びついているんだよなぁと改めて実感。
店主の場合、胃が良くないので
そのうちマーシャル教授(ピロリ菌の研究で05年受賞)
のお世話になるかもしれませんし
エドワーズ博士(体外受精技術の開発で10年受賞)
の力を借りた方は数多くいるのではないでしょうか。
そういや来週の『よみほっと』(読売新聞日曜別刷り)
にいよいよ上川さんご登場の様子。
……なんでCHじゃねぇんだよ【泣】
まぁ仕事柄、ちょっとは盛り上がらないといけないのですけど
たまたま大学の授業で『タグラグビー』をやったことがあるので
前にボールを投げてはいけない程度にルールは知ってました。
背中に「タグ」と呼ばれる尻尾みたいなのを付けて
タックルの代わりにそれを取る、という簡易版
でも今回のW杯、見てて何が楽しいかというと
日本代表の快進撃やラグビーというスポーツそのものの
面白さはもちろんなんですが、ラグビーの母国イングランド開催ということで
現地の難読地名を日本のマスコミがちゃんと表記している
のが、英文出として正直嬉しかったりします【苦笑】
難読といってもどうせ英語だし
日本のそれと比べてたかが知れてると
お思いの方もいるでしょうが
じゃあ次の2つを発音してみてください。
1)Gloucester
2)Warwick
3)Newcastle
どれも今回の開催都市&キャンプ地。1は日本の次戦会場ですし
2は代表のキャンプ地、3は日本としては気になる
スコットランドvsサモアの会場でもあります。
Answer
1)グロスター
2)ウォリック
3)ニューカッスル
といっても日本語の慣用表記ではありますが
なかなかそれを知っていないと綴りと結びつかないのでは。
特に1,2は店主の場合、地名ではなく人名としてですが
知らなきゃもぐりどころかバカ扱いされかねないので
初見でもパッとそう読めるようにしとかないと……
(グロスター公:後のリチャード3世、
ウォリック公:『キングメーカー』と呼ばれた大貴族)
まーただでさえほかの欧州諸語と比べて
綴り通り読まない、それどころか(仏語と比べても)かなり不規則
なことで定評のある英語なもんですからねぇ。
おそらくは昔は綴りどおり読んでたんでしょうけど
面倒くさくなってしまったので
Gloucesterの‘-ces’は飛ばしてしまったんじゃなかろうか。
ありますよね日本語でも。例えば西の難読新市名の横綱・宍粟
「宍」を「し」、「粟」を「そう」と音読みで読むわけではなくて
「ししあわ」→「ししあう」→「ししおう」→「しそう」、でしょうねきっと
(ちなみに東の横綱・匝瑳は純然たる音読み)
でもあれ、Dionne Warwickは「ワーウィック」だよね
と疑問に思われた方も多いかと。
たぶんその辺は、英語と米語の発音の違いかと。
アメリカ英語は、彼らの祖先が大西洋を渡った頃の
イギリス英語の用法が今も残っているといわれています。
つまりアメリカの方が古い英語というわけ、実は。
例えば日系移民の日本語名も、ヒデオとかハナコとか
本国じゃ死滅しかかっている名前が今もつけられてるみたいに。
きっと、その後の数百年の間にイギリスじゃ
発音がさらに変化して「ウォリック」になってしまったんじゃなかろうか……
3の「ニューカッスル」なんてまさに
英語と米語の発音の違いを端的に表してますよね。
これを「ニューキャッスル」なんて言ってしまったらモグリ
米語で「アとエの中間」で発音される音は
英語だとむしろ「ア」の音になるわけで
つまりcatも「カット」に聞こえることに……なるんだろうなぁ。
といっても、イギリス国内は日本に匹敵するほど
言葉の地域差というのが大きくて、さらに
階級によってもかなり違うというわけなので
実は地名の発音も人それぞれかもしれませんが……
それでも「標準的な発音」というのがありまして
でもそれは、特にこれらの大きな街ともなれば
地元ではなくロンドンの、それも上流階級
(いわゆるクィーンズ・イングリッシュ)のになるかと。
まぁそれでも、新聞や旅行ガイドならともかくとして
一般の本などで、世間的に流用しているのとは異なる表記で
地名が表わされているのを目にすると
「この人ちゃんと調べてるのかなぁ、そもそも
現地の英語をちゃんと理解してるんだろうか?」
と心配になって内容そっちのけになってしまいます。
そんなこといちいち気にしなきゃいいんですけどね
それだけ世の中的に損してるのかもしれませんし。
==================================
定点観測upしました
さっそくノーベル賞おめでとうございます、というわけで。
もちろん他の賞も社会への貢献という点も
評価に入っているんだと思いますけど
特に医学・生理学賞はより密接に我々の命と生活に
結びついているんだよなぁと改めて実感。
店主の場合、胃が良くないので
そのうちマーシャル教授(ピロリ菌の研究で05年受賞)
のお世話になるかもしれませんし
エドワーズ博士(体外受精技術の開発で10年受賞)
の力を借りた方は数多くいるのではないでしょうか。
そういや来週の『よみほっと』(読売新聞日曜別刷り)
にいよいよ上川さんご登場の様子。
……なんでCHじゃねぇんだよ【泣】
コメント
Readingも挙げられます。
なにせ「レディング」と読むのですから。
後から言われれば「確かに」とも思うのですが……
他にもLeicester(レスター)、Marlborough(モールバラ)など
枚挙にいとまがありません。
その上、スコットランドはまた別の発音規則もありますし
ウェールズとなると全く別の言語ですからねぇ。
だからこそ、奥が深いというべきなのかもしれませんが。