いつもの習慣で、ネットを開いてまず
ニューストピックを眺めてたら
たまたまこんな記事に行き当たりました。

「子連れライブはアリなのか?」記者の声に反響
http://dot.asahi.com/life/lifestyle/2015021500001.html

TUBEでもやはり見かけますし、最近目に付くのが
それよりは大きくなった、おそらくはメンバーと同世代の親に
小さい頃から「英才教育」を受けて「生まれながらのTUBEファン」に育った
10代の子供とその親、というような家族連れ。

それってファンとしては理想的なファミリー像なのかもしれませんが
ふと冷静な外部の眼でみたとき、果たしてそれが
幸せなのか? 特にその子供の方が?? と考えてしまいます。

だって子供は当然親とは違う独立した人間なのだから
趣味だって親と違ったって構わないはず。
でも、その趣味を自分の感性で選択できる以前に
そうやって植え付けてしまうのは一種の『洗脳』なのでは?

店主の場合、一家そろって巨人ファン、といったら
一見、その洗脳がうまくいった例と思われるかもしれません。
が、小さい頃は親父の野球中継よりも
アニメが見たいという、いたって普通のお子様でした。
それが小学校高学年で始まったばかりのJリーグにまんまと乗せられ
でも試合が週にたったの2回というのに焦れて
「でも野球だったらほぼ毎日あるじゃねぇか」と
長嶋監督復帰フィーバーと相まって、転んでしまっただけのこと【笑】
まぁ、それでも両親というファンの先達がいてくれたおかげで
インフィールドフライなどの面倒くさいルールも
訊きながら覚えられたというのは有難かったのですが、、
それでも野球を好きになったのは親の影響でも
取ってる新聞の影響【笑】でもなく、自分で選んだ趣味だと思っています。

TUBEだって親は全く関知してませんしね。
子供の頃に聞かされた音楽はというと
アニソンベスト【笑】を卒業した以降は
母親が若かったころの、森山良子とかのカセットだったような……
なので今でも『この広い野原いっぱい』とか歌えますが
だからといって好きだとか興味を持ったとかいうわけでもないです。
そんなわけで、小さい頃から、それこそおなかの中にいるときから
TUBE聴かせ続けたとしたってファンになるとは限らないんですよ【苦笑】
子供が興味持たなかったとしても
お母さん、そんなにがっかりしないで。

確かに、家族で共通の趣味を楽しめるというのは
ある意味で理想的なのかもしれませんけど
その「理想」を追求するあまり
子供に親の趣味を押し付けるのもなぁ、とは思います。
まして小さすぎると選択の余地すらありませんから。
それよりは、その子が将来自分の好きなものを
自由に選んで楽しむことができる
そんな感性と環境作りの方が、将来我が子が
幸せな趣味人生を送る上で大切なような気がします。

例えば、我が家のカラオケ風景――娘がTUBEばかり熱唱してる中
親が懐メロや演歌を黙々と検索してて
誰も自分が知らない曲に対して文句を言わないような。

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