本当に日本にいた、世界一の射撃の名手
2014年12月10日 City Hunter新聞のネットなどには無い長所として
個人的に真っ先に挙げたいのが「一覧性」というもの。
面白そうな記事の隣に面白くなさそうな記事も載っている
でも隣の記事を読んでると、ついつい目に入ってしまう。
中にはただの食わず嫌いなだけで、読んでみたら
意外と面白かったりすることもある。
高校のとき、というとまだ20世紀だったりするのだけれど【笑】
英語の先生が「紙の辞書を引きなさい」と言っていた
理由がまさにこれだったりする。
目的の単語だけでなく、その前後左右にある
派生語なんかも一緒に確認できるから。
新聞記事だとネット配信もされているけど
ネットでは見出しを見るだけでクリックしなかった記事が
新聞で読んでみたら意外と興味深かった
ということは結構あったりします。
「ニュースはネットで見られるから」と
言ってる人はここが落とし穴だったりするわけで
ネットだけだと自分の興味のあることしか
見ないことも多いだろうけれど、新聞の場合
こういう「偶然の出会い」も用意してくれちゃったりするわけで
結果として、世界がほんのちょっとだけ広がるのではなかろうか。
そこで仕入れた浅薄かもしれないムダ知識も
何かの取っ掛かりとしてなら充分役に立つかもしれないし。
とまぁ、前置きは長くなってしまいましたが
店主がふと新聞の社会面を眺めていて
気になったのが、一つの訃報記事。
蒲池猛夫氏(78歳)
ロサンゼルス五輪射撃競技の金メダリスト
意外だったのが、射撃で世界一になった日本人がいたということ。
というのも、スポーツはもっぱら見る方、応援する方ですが
思い入れの多寡はあれ各競技万遍なく目を配っているつもりです。
でも、射撃競技で日本人が活躍しているという
印象は、少なくとも自分が知っているかぎりでは
持っていなかったからでした。
なので――何でCHカテゴリでこんなことを語っているか
判る方にはお判りかとは思いますが【笑】
あのキャラクターも、“ハイパー盲人”海ちゃん並みに
リアリティとはかけ離れた、ご都合主義的な
純然たる想像の産物だと思っていたからです。
深町警部。五輪金メダリストにして
警察No. 1のスナイパー。
麗香の初登場エピソードで彼女、そして撩を狙う
警察側の敵役の一人として出てきましたが
そういえば「ふかまち」と「かまち」
名前も似ていますよね。とはいうものの
片や警察、片や自衛隊。片やライフル、片やピストル(ラピッドファイヤ)
という違いはありますが、もしかしたら
彼をモデルに……ということも考えられなくもないような。
リアルタイムでは経験していなかった世代として
仕方ないこともあるんだろうけれど
意外とCHってその当時の細かいあれやこれやを
細かいところで散りばめている点もちらほら。
最終回の伏線であるラトアニア【笑】のクーデターだって
崩壊直前のソ連の8月クーデターと大まかな構図はよく似ている、
作中では大統領は外遊中だったけど
実際のゴルビーはバカンス中だったくらいで。
まぁもっとも、その辺は細かすぎるので
どこまでが実際の出来事を意識していたのか
どこからがたまたまで勝手なこじつけなのか
後読みの読者としては区別のつけづらいところではあるけれども。
さて、今でこそぱっとしないニッポン射撃界ですが
ローマ、東京、ロス、ソウル、バルセロナと
メダルを獲得していまして
特にロス~バルセロナでは1つずつとはいえ
3大会連続で取っているのは大したもの。
こうしてみると昔はそこそこ強かったのかしら。
特に、まさにCH連載&アニメ放映中の88年ソウル五輪では
女性銀メダリストが誕生、ってどこかで
似たような話があったような、CH作中で……
2で撩が冴子に日本代表のある女子選手(確か警察官)
のコーチを頼まれるというお話でしたが
実際にメダルを取った長谷川智子選手も警察官
こっちは大阪府警なんですが、Wikiによるとその後
「元大阪では人気者となりこの年の
「第39回NHK紅白歌合戦」にも近畿地方代表の審査員で出演。
同僚と結婚が決まった際には夕刊紙で報じられた」とか。
でも実は、当然ながらアニメの方は五輪本番より前
まるで現実の方がアニメのその後を
なぞってしまったかのような展開に【笑】
で、その長谷川選手、その後はどうしているかというと
寿引退を経て97年に復帰、シドニー、アテネ、北京と
3大会連続で五輪に出場されたそう。
1963年生まれだから香なんかとはほぼ同年代、
一番最初に登場した蒲池選手が金メダルを取ったのが
48歳でなので、選手寿命は長い競技なのかもしれません。
それでも、20年以上五輪でのメダルに見放されている
ニッポン射撃界ですが、世界選手権では
神奈川県警所属の松田知幸選手が2010年に
2種目で世界一に輝き、一躍五輪内定第1号に。
ロンドン五輪ではその実力を発揮できず
決勝進出はなりませんでした。
以前、新聞でインタビュー記事を読んだとき
通勤電車では吊革につかまらずにバランス感覚を養う、といった
「射撃選手」としての日常の気の配り方など
CH駄文書きとして参考になることもありました。
(撩はズボラだからそんなこと
いちいち気にしてないだろうけどw)
そんなわけで、またそういうドンパチ漫画の一ファンとして
今後もニッポン射撃界を陰ながら温かく見守っていきたいなと
思っております。リオ、そして東京五輪に向けてがんばれニッポン!
個人的に真っ先に挙げたいのが「一覧性」というもの。
面白そうな記事の隣に面白くなさそうな記事も載っている
でも隣の記事を読んでると、ついつい目に入ってしまう。
中にはただの食わず嫌いなだけで、読んでみたら
意外と面白かったりすることもある。
高校のとき、というとまだ20世紀だったりするのだけれど【笑】
英語の先生が「紙の辞書を引きなさい」と言っていた
理由がまさにこれだったりする。
目的の単語だけでなく、その前後左右にある
派生語なんかも一緒に確認できるから。
新聞記事だとネット配信もされているけど
ネットでは見出しを見るだけでクリックしなかった記事が
新聞で読んでみたら意外と興味深かった
ということは結構あったりします。
「ニュースはネットで見られるから」と
言ってる人はここが落とし穴だったりするわけで
ネットだけだと自分の興味のあることしか
見ないことも多いだろうけれど、新聞の場合
こういう「偶然の出会い」も用意してくれちゃったりするわけで
結果として、世界がほんのちょっとだけ広がるのではなかろうか。
そこで仕入れた浅薄かもしれないムダ知識も
何かの取っ掛かりとしてなら充分役に立つかもしれないし。
とまぁ、前置きは長くなってしまいましたが
店主がふと新聞の社会面を眺めていて
気になったのが、一つの訃報記事。
蒲池猛夫氏(78歳)
ロサンゼルス五輪射撃競技の金メダリスト
意外だったのが、射撃で世界一になった日本人がいたということ。
というのも、スポーツはもっぱら見る方、応援する方ですが
思い入れの多寡はあれ各競技万遍なく目を配っているつもりです。
でも、射撃競技で日本人が活躍しているという
印象は、少なくとも自分が知っているかぎりでは
持っていなかったからでした。
なので――何でCHカテゴリでこんなことを語っているか
判る方にはお判りかとは思いますが【笑】
あのキャラクターも、“ハイパー盲人”海ちゃん並みに
リアリティとはかけ離れた、ご都合主義的な
純然たる想像の産物だと思っていたからです。
深町警部。五輪金メダリストにして
警察No. 1のスナイパー。
麗香の初登場エピソードで彼女、そして撩を狙う
警察側の敵役の一人として出てきましたが
そういえば「ふかまち」と「かまち」
名前も似ていますよね。とはいうものの
片や警察、片や自衛隊。片やライフル、片やピストル(ラピッドファイヤ)
という違いはありますが、もしかしたら
彼をモデルに……ということも考えられなくもないような。
リアルタイムでは経験していなかった世代として
仕方ないこともあるんだろうけれど
意外とCHってその当時の細かいあれやこれやを
細かいところで散りばめている点もちらほら。
最終回の伏線であるラトアニア【笑】のクーデターだって
崩壊直前のソ連の8月クーデターと大まかな構図はよく似ている、
作中では大統領は外遊中だったけど
実際のゴルビーはバカンス中だったくらいで。
まぁもっとも、その辺は細かすぎるので
どこまでが実際の出来事を意識していたのか
どこからがたまたまで勝手なこじつけなのか
後読みの読者としては区別のつけづらいところではあるけれども。
さて、今でこそぱっとしないニッポン射撃界ですが
ローマ、東京、ロス、ソウル、バルセロナと
メダルを獲得していまして
特にロス~バルセロナでは1つずつとはいえ
3大会連続で取っているのは大したもの。
こうしてみると昔はそこそこ強かったのかしら。
特に、まさにCH連載&アニメ放映中の88年ソウル五輪では
女性銀メダリストが誕生、ってどこかで
似たような話があったような、CH作中で……
2で撩が冴子に日本代表のある女子選手(確か警察官)
のコーチを頼まれるというお話でしたが
実際にメダルを取った長谷川智子選手も警察官
こっちは大阪府警なんですが、Wikiによるとその後
「元大阪では人気者となりこの年の
「第39回NHK紅白歌合戦」にも近畿地方代表の審査員で出演。
同僚と結婚が決まった際には夕刊紙で報じられた」とか。
でも実は、当然ながらアニメの方は五輪本番より前
まるで現実の方がアニメのその後を
なぞってしまったかのような展開に【笑】
で、その長谷川選手、その後はどうしているかというと
寿引退を経て97年に復帰、シドニー、アテネ、北京と
3大会連続で五輪に出場されたそう。
1963年生まれだから香なんかとはほぼ同年代、
一番最初に登場した蒲池選手が金メダルを取ったのが
48歳でなので、選手寿命は長い競技なのかもしれません。
それでも、20年以上五輪でのメダルに見放されている
ニッポン射撃界ですが、世界選手権では
神奈川県警所属の松田知幸選手が2010年に
2種目で世界一に輝き、一躍五輪内定第1号に。
ロンドン五輪ではその実力を発揮できず
決勝進出はなりませんでした。
以前、新聞でインタビュー記事を読んだとき
通勤電車では吊革につかまらずにバランス感覚を養う、といった
「射撃選手」としての日常の気の配り方など
CH駄文書きとして参考になることもありました。
(撩はズボラだからそんなこと
いちいち気にしてないだろうけどw)
そんなわけで、またそういうドンパチ漫画の一ファンとして
今後もニッポン射撃界を陰ながら温かく見守っていきたいなと
思っております。リオ、そして東京五輪に向けてがんばれニッポン!
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