定点観測upしました。そのあとがきの補足で
というわけで、先にそっちを読んでいただければ
たいへんありがたいですw
ついでに、ニュース記事へのリンクが
復活してくれればいうことないのですが【苦笑】

イスラム国にエントリーしていたという【違】大学生
今どきサヨクかただのミリヲタか、はたまた
他力本願な自殺志願者かはともかくとして、
一番最後だったら新幹線に飛び込む並みの迷惑だよなぁ……

でも、動機はともかく
日本人が勝手にそういうことをしたら
罪に問われるということを今回初めて知りました。
日本籍の自称「傭兵」なんて結構いますけどねぇ
フィクションの世界ですが、海ちゃんだって
まさしくそうだったわけですし。

さて、その海坊主氏が何で傭兵なんかに
身を投じたのか、というのは
一考の余地のあるトピックでした。
そもそも主人公の撩の来歴が
裏社会の中でも特殊すぎるんでしょうけど
だからこそ他の面々の理由も気になるというか。
特に海ちゃんは、少なくとも日本生まれの日本人が
何でわざわざ傭兵なんかに……と疑問でした。

ただ、一番彼の来歴を雄弁に物語るのが
この「伊集院隼人」という名前なんですよね【笑】
どこまで作者が意識してつけたんだか
他が全く公式設定されていないにもかかわらず
名前だけである程度だけ推測できてしまうというか。

とりあえずルーツは鹿児島、それも結構な名門
(の末流かもしれませんが)
裕福というよりむしろ質実剛健
代々「武人」としての精神を伝えているような。
戦前はもしかしたら軍人だったのかもしれない
(という設定で以前、伊集院家の1945年8月15日を
定点で書いたことあり)
そんな一族で、自らの美称ともいえる
「隼人」の名を付けられた男児に
どのような期待が背負わされていたかは
想像に難くないはず。

でも一方で平和(ボケ)な日本で
丸腰のまま「侍」として生きていくのは
若かりし日の彼にとって大いなる矛盾だったはず。
その正義の「刀」を振るう場所を求めて
日本を飛び出していったのではないだろうか、
というのが以前から考えていた海ちゃんの「動機」。
なので今回はわりとすらすら書けました【笑】
プロットはとーっくの昔にできていて
後はそれをストーリーとしてまとめるだけだったので。

ただ、書くにあたって細かい設定を詰めていくと
次代は1963年、五輪の前年だし
そもそもカオリンまだ生まれていない【爆】
でも、撩なんかより一回り上と考えると
そのくらいの齢なんだよなぁ。
つくづくCHが実は古いマンガだと実感させられます。
実はまだ北爆=アメリカ本格参戦前
すでに「軍事顧問団」を送り込んで
ナパームだの枯葉剤だのどんどんぶちまけてますけどね。
作中に取り上げたようにティック・クアン・ドック師の
焼身自殺などのショッキングなニュースが
アメリカなどで報じられていたようですが
日本ではその時点でどれだけの人が触れていたのか……
65年以降では日本でもベ平連などの活動が盛んになってくるんですが。

コメント

new JPB
new JPB
2014年10月8日22:56

>蛟さん 海坊主懐かしいですね。ちょうとCHを読んでいたのは小学校5、6年生の時のジャンプでした。子供心に、北条司はキャッツアイの最初の頃に比べると、もの凄い絵が上手になったなあ、とかそんなことを生意気にも思っていました。学校に、CHを持ってきたら、先生に、こんな色本持ってきて!と取り上げられました。でも、時代考証すると、確かに、登場人物の世代としては古いですね。

蛟 游茗
2014年10月9日0:56

コメントありがとうございますm(_ _)m
確かに北条氏の画力は、連載開始当初と最終回近辺とで
がらりと違いますからねぇ。特に末期の大ゴマは
「匂い立つような美しさ」すら感じられます。
なのに、最近の絵は当時と比べると劣化しているような……
人間、成長もすれば退化もするんですね。
自分もこれも他山の石としなければ【泣笑】

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