ということで本年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
本来は年明け早々にup予定でしたが、大晦日のアルコールや
元日のテレビの誘惑に屈して、2日の初夢となってしまいました。

はっきり言って、何で着道楽という散財に手を染めてしまったのかという
店主なりの理由というか言い訳というのは、まさに駄文中で
香嬢が口にしたとおりでございます【冷汗】
もちろん店主のような、月によって違うとはいえ
一応は毎月お給料を振り込まれるような身の上と
冴羽家のような一攫千金の月もあれば無収入のときもあるという
見の上とを同一視することはできないとは思いますけど
それでも、ある日突然収入源が経たれる可能性というのは
宮仕えでも同じですので【泣】 でもなぁ……
キモノにさえ手を出してなければ今頃預金通帳の
0が一つ多く――はなってないよなぁw

さて、今回は新年会のおキモノというわけで
ようやく帯揚げ・帯締め付きのフルコーディネートですが
着物は早々と決まった割には、それに合う帯を見つけ出せずに
なかなか苦労しました、というわけで
今回のキモノ語りは着物と帯の組み合わせetcについて。

「染の着物に織の帯/織の着物に染の帯」なんてことは
キモノ界の決まり文句ですが「織」「染」と言われても
何のこっちゃという方もいるのでは。
着物の「染」は友禅などのフォーマルなもので
それに合わせるのは、西陣「織」などのフォーマルな帯
でも着物の「織」は紬などの、どちらかといえばざっくりとした
カジュアルな感じの着物で、それにはワンポイントで
模様を「染め」抜いたようなカジュアルな帯を合わせるという鉄則、
といってもそれが絶対というわけではなくて、要は
カジュアルとフォーマルの見極めをしましょうというのでOKかと。
あくまで「織」「染」は目安ということで。

もう少し具体的には、これは店主個人の勝手なこだわりなのですが
大きな柄には小さな柄というのが言えるのではないかと。
例えば、無地や縞・格子柄、細かい模様の小紋であれば
大きな花柄の帯を合わせて全体のアクセントにするとか、
反対にアンティークのような派手な色柄の着物の場合
帯は亀甲や鱗形のような幾何学模様や、思い切って無地にしてしまうとか。
同じように具象×抽象というようなことも言えますね。
縞の着物に格子の帯では単調になってしまいますし
大胆な柄×柄では収拾がつかなくなりかねないので。

で、今回香嬢が選んだ着物のように、小紋などは
どちらかといえば「中くらいの柄」と言えなくもないですが
その場合、細かい柄の無地感覚の帯の方が無難ではあります。
が、駄文中では敢えて「中くらいの柄」の帯と合わせてみました。
「柄on柄」というのはレトロキモノの醍醐味ではありますが
大きくて派手なものより、これくらいの大きさのが限度かなぁと。
もっとも、これでも充分思い切ったコーディネートなので
着る人を選ばなくはないです。ちなみに店主は選ばれなかった方【泣】
――レトロモダンに憧れてキモノに手を出したというのに
結局自分はそれが似合わないというのですから
理想はあくまで書くことでしか叶えられない宿命なのでしょうか、あーあ。

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