いつの間にかYahoo!ブックマークの
サービス終了が撤回されていました。
ネットを初めて10年以上、大変お世話になっていたので
すわ一大事と慌ててGoogleブックマークに移しましたが
結局その必要はありませんでしたね。
でもまぁ、手間はともかく2つあっても無駄ではないので
いいスペアができたと考えましょうか。
Yahooのブクマにはもっぱら調べもの系のサイトを
いろいろ入れていましたが、ここ最近に限っては
それもあんまり頼りにならないかなぁという状況でした。
というのも、今店主が調べたいものについては
ネットよりも本の方が情報量としては多そうなので。
で、何について調べたいかというと
以前もここで書きました「CHパラレル@昭和モダン」編。
好きなあたりの時代ではありますが
当時を舞台に書けるほど知悉しているわけでもないので
その辺はしっかりお勉強しておかないと。
でも図書館や書店の昭和史コーナーって
なぜか戦争関連の本しか置いてないんですよねぇ。
短いながらも平和だった戦前の生活について
なかなか取り上げている本というのは少ないような。
というわけで、図書館で探し当てて借りてきましたうちの1冊。
主に「物の値段」を通じて戦前の「生活感覚」を
描いている本なのですが、その冒頭で挙げられているのが
昭和初期への時間旅行の為替レート【笑】
「(当時の)1円=(現在の)2000円」
なので、書名にもなっている「月給百円」は
現在の価値にするとおおよそ月収20万円
感覚として平均的なサラリーマンの収入かと。
このレートを知っているだけでも描ける世界の
リアリティが違うというか何というか。
お金の話以外にも、戦前の今と比べると
複雑怪奇な学校制度を、そのシステムだけでなく
そこを出た人はどれくらいのエリートかという感覚まで
しっかり押さえられているので、当時の社会を知る上での
一番取っ掛かりの入門書として良い拾いものをしたようなw
自分にとっていまいち馴染みのないことについて調べる際に
こういう、何も知らない読者を対象として
広く浅く、ただしそれを深く知る上での入り口となる
知識を与えてくれる本に巡り合えるかどうかというのは
そこからより専門的なところに進めるか
それともまず入り口で挫折してしまうかを
大きく左右してしまうことになると思います。
ただ、当時の男性のライフコースに偏ってしまっている点もあるので
その辺は斉藤美奈子『モダンガール論』
〈http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167656874〉
辺りで補えれば、「平和なモダン昭和」世界へのカギにはなるかと。
===================================
でも、こういう半分学術系入っている調べものでも
ネットが全く役に立たないというわけではないのですよね。
というのも、学会の紀要なんかがPDFで流通しているので
あわよくば専門的な論文がタダで手に入るということも。
それを読み解くためにもその道の初歩的な知識を
本で手に入れておかなければならないのですが【汗】
おかげで、アパートで有名な同潤会が実は
木造の賃貸&分譲建築も手掛けていたり、
某有名私大専門部の戦前のカリキュラム、なんてものまで
手に入れることができてしまったりw
もっとも、全部が全部タダというわけではなくて
大手はしっかり課金してきます【泣】
「新宿アパートメントハウスについて」なんて
ちょっとヨダレが出そうな論文も見つけてしまったのですが
それだけで1050円も取られてしまうのですよ……
それだけの値打ちがあるかどうなのか、中身見てから買えないしなぁ。
サービス終了が撤回されていました。
ネットを初めて10年以上、大変お世話になっていたので
すわ一大事と慌ててGoogleブックマークに移しましたが
結局その必要はありませんでしたね。
でもまぁ、手間はともかく2つあっても無駄ではないので
いいスペアができたと考えましょうか。
Yahooのブクマにはもっぱら調べもの系のサイトを
いろいろ入れていましたが、ここ最近に限っては
それもあんまり頼りにならないかなぁという状況でした。
というのも、今店主が調べたいものについては
ネットよりも本の方が情報量としては多そうなので。
で、何について調べたいかというと
以前もここで書きました「CHパラレル@昭和モダン」編。
好きなあたりの時代ではありますが
当時を舞台に書けるほど知悉しているわけでもないので
その辺はしっかりお勉強しておかないと。
でも図書館や書店の昭和史コーナーって
なぜか戦争関連の本しか置いてないんですよねぇ。
短いながらも平和だった戦前の生活について
なかなか取り上げている本というのは少ないような。
というわけで、図書館で探し当てて借りてきましたうちの1冊。
主に「物の値段」を通じて戦前の「生活感覚」を
描いている本なのですが、その冒頭で挙げられているのが
昭和初期への時間旅行の為替レート【笑】
「(当時の)1円=(現在の)2000円」
なので、書名にもなっている「月給百円」は
現在の価値にするとおおよそ月収20万円
感覚として平均的なサラリーマンの収入かと。
このレートを知っているだけでも描ける世界の
リアリティが違うというか何というか。
お金の話以外にも、戦前の今と比べると
複雑怪奇な学校制度を、そのシステムだけでなく
そこを出た人はどれくらいのエリートかという感覚まで
しっかり押さえられているので、当時の社会を知る上での
一番取っ掛かりの入門書として良い拾いものをしたようなw
自分にとっていまいち馴染みのないことについて調べる際に
こういう、何も知らない読者を対象として
広く浅く、ただしそれを深く知る上での入り口となる
知識を与えてくれる本に巡り合えるかどうかというのは
そこからより専門的なところに進めるか
それともまず入り口で挫折してしまうかを
大きく左右してしまうことになると思います。
ただ、当時の男性のライフコースに偏ってしまっている点もあるので
その辺は斉藤美奈子『モダンガール論』
〈http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167656874〉
辺りで補えれば、「平和なモダン昭和」世界へのカギにはなるかと。
===================================
でも、こういう半分学術系入っている調べものでも
ネットが全く役に立たないというわけではないのですよね。
というのも、学会の紀要なんかがPDFで流通しているので
あわよくば専門的な論文がタダで手に入るということも。
それを読み解くためにもその道の初歩的な知識を
本で手に入れておかなければならないのですが【汗】
おかげで、アパートで有名な同潤会が実は
木造の賃貸&分譲建築も手掛けていたり、
某有名私大専門部の戦前のカリキュラム、なんてものまで
手に入れることができてしまったりw
もっとも、全部が全部タダというわけではなくて
大手はしっかり課金してきます【泣】
「新宿アパートメントハウスについて」なんて
ちょっとヨダレが出そうな論文も見つけてしまったのですが
それだけで1050円も取られてしまうのですよ……
それだけの値打ちがあるかどうなのか、中身見てから買えないしなぁ。
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