さてさて、GW皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか?
店主は両親に連れられ銚子の方まで遊びに行ってきました。
親と一緒だと旅費が浮くので助かります【爆】
↑どーせ年金だってアタシより多く貰うんだろうから
もう「うみー、なみー、ざっぱーん!」でしたよw
海無し県民のTUBEファンとしては
泳げなくてもテンション昂ぶりますね。
ましてあの辺はロケーション的にも
CH二次的にも美味しいところでもありますので
その辺もしっかり雰囲気を感じてきました。

さて、道中オヤジのたっての希望で
霞ケ浦の湖畔にある予科練の記念館に寄ってきました。
予科練というのは海軍飛行予科訓練生の略で
予科の名のとおり、パイロット養成のための本課程の前の
予備訓練生ということで、10代の少年たちが飛行機と
「7つボタン」の制服に憧れ志願し、戦時中はその多くが
特攻などで生命を落としていってしまいました。
少年志願兵の悲劇ということで、CH的に
拾えるものがあるのではと思ったのですが
現地で資料を見て感じたのは、そこにあったのは
撩や、アフリカなどの少年兵のような
特異な、残酷なケースというのではなく
年少とはいえ、軍隊のある国にとっては
普遍的なものだったように感じました。

館内で当時、国策として作られていた
予科練を舞台として撮影された映画が流されていたのですが
それと『トップガン』と、さらにぶっちゃけて言えば
『空飛ぶ広報室』と何が変わらないのだろうと。
その手の宣伝映画は正直、どの国だって作っていそうなもの
まぁ露骨に敵兵を殺せだのお国のために死ねとは言いませんが。
むしろそれらがゴジラシリーズしかなかったかつての日本が
おかしいといえばおかしかったのかもしれません。
展示されていた写真の中に映っていたのは
過酷な訓練の向こうに大空への夢を描いていた
どこにでもいる、現代にもいそうな少年たちの姿でした。
彼らの夢が“人殺し”と表裏一体なのは
普遍的な戦争そのものの恐ろしさなのかもしれませんが。

どこで歯車が狂ってしまったかというと
やはり個人的には「特攻」という戦略を
思いついた時点だったように思えてならないのです。
誰が考えたんだよ、採用なんかするんじゃねぇよと。
でも、だからといってそうやって
無駄に生命を散らしていった彼らを
愚かとは呼ぶことはできませんでした。
お国のためというのは馬鹿げていようとも
家族のため、守るべきもののため
生命を引き替えにしたその決断は否定できません
CHやってればなおさら。
(だからこそラストのあの台詞が際立つのですが)

よく「生命は地球よりも重い」なんて言いますけれど
それはただ生命がかけがえのないものだからというよりも
語弊があるかもしれませんが、お金と同じで
ときに何かを、それを投げ出すだけの価値があるものと
思ってしまって、結果として無駄にしてしまう
ということがあり得るからではないでしょうか。
それは何も戦争だけではなく、現代の日本では
例えば多少身体の調子がおかしくても
仕事の方が大事と放っといたまま、手遅れになってしまったり
また、いじめや体罰が原因の自殺でも
そこから解放されることが生きることより
大切なことに思えてしまったからだといえるのでは。
それらは結局、生命の無駄遣いのように思えてなりません。
お金も生命も、取っておけば後から
何にでも使うことができるのですから。
あの世にまでは持っていけないのも同じですが。
もちろん、お金を費やして結果的に
それ以上の価値のものを得られたというケースのように
こういう言い方をしては不謹慎かもしれませんが
割に合った生命の使い方というのもあるはずです。
例えば、命懸けで我が子を凍死から守った
北海道のお父さんのように――

さて、平和記念館は自衛隊の駐屯地に隣接しているほか
霞ケ浦沿岸には防衛省の研究施設などもあり
何だかんだいって旧軍の遺産の上に
今の自衛隊は成り立っているのだなと感じました。
空自の百里基地も戦前の航空部隊の基地だったわけですし。
↑今回初めて知りました

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定点観察upしました。
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