毎日仕事でへとへとですが、それでも日によっては
余裕を持って働けるというか、要はヒマな日もあります。
(それでも帰ってきたらなぜかグッタリなのですが)
そんなときは新聞各紙をタダで比べ読みできるというのが
この業界のいいところだったりします。
やはり同じネタでも会社が違うと、その違いを通して
新聞ごとの傾向というか個性が垣間見えたりします。
朝日は「ああ、やっぱり朝日だな」という感じだったりしますし
意外と東京新聞の方が原発報道に熱かったりとか。
――そういえば、知人が大学の授業で新聞を複数
比べ読むように教わったということを聞きました。
彼女はネットでそれを実践しているようなのですが
「世の中にはいろんな考え方がある」というのが身についたそうな。
でも、それではまだ足りないのではないでしょうか。
神の視点で各紙の論争を足元に見下ろすのではなく
同じレベルで、だったら自分はどう考えるかという独自の意見を
比較検討したうえで身につけるのが本来の目標ではないかと。

店主はもともとジャーナリスト志望というわけでもありませんが
細々ながら自分がこのことについてはこう思っているという意見を
述べたくて、このブログ(なんですかね?)を
やっているというのもあります。
そんなことを言ってはせっかく収まりかけたほとぼりを
蒸し返してしまうというのを覚悟の上で
今まで、そしてこれから自分がここで書いていくことは
あくまでゆーめい個人の一意見、それも
そう考えるのはそうはいないだろうという少数意見であります。
それに賛同するのも反対するのも読む方の自由です。
そして、これからもこの場で意見を表明していくためには
「“自分は”こう考える」ということにとどめて
決して「そう考えないのは間違っている」とか
「だからお前もそう考えろ」ということは
間違っても口に出さないようにすればいいのかなと思うのですが
皆さまどうでしょうか?
……でもなぁ、字面ではそうは言っていなくても
そう取られかねないというのが言葉の怖いところで、
「好きです」という、ただの自分の行為の伝達ですら
「なので付き合ってください」という要請、懇願が
暗に含まれてしまうからなぁ。
そういうの無しで愛の告白ができる言葉ってないですかねぇ?
まぁ、それはともかく。

自分の言葉が意図を離れて、誰かを傷つけてしまう恐れがあるとするなら
ネットという理屈の上では全世界に公開される場ではなく
(といっても一日200アクセスあればいい程度の日記ですが)
チラシの裏にでも書き殴っていれば害は無いのかもしれません。
けれども――特に“あっち”の方で述べている意見は
多くの方にとってはとても賛同できるようなものではないと思います。
それでも自分自身が本やネット等で、常日頃考えていながら
世間一般ではそうみなされていない、むしろ正面切って
否定されるような意見を、誰かが同じように抱いていることに
とても心強い思いがしました。だからもし
大多数の反感を買いながらも、誰か一人でも
同じように考えながらも誰にも判ってもらえなかった人が
ここで同じ意見に巡り合えれば、きっと嬉しいだろうし
自分も同じように嬉しく思います、仲間に出逢えて。
その可能性が、公開の場でおおよそ共感してもらえなさそうな
たわごとを述べ続ける理由なのかもしれません。

自分の意見が絶対の正義だとは毛頭考えていませんし
それを押しつけるつもりもありません、一応は
(そう思ってもらえれば有難いのはやまやまですが)
数ある少数意見の、その中でもキワモノとして
放ってもらえればそれで結構です。
もちろんご意見は幅広く受け付けますし
それに対してできるかぎり誠実に応答したいと思いますので
これからも、どうかよしなに。

コメント

nophoto
美馬
2013年4月26日9:54

二次創作への考えについて反感を買われたのはなぜかわかりますか?
書き手を尊重していないからです。正論を振りかざして相手を見下しているからです。
「資料を準備する」「正しい英語を書く」「てにをはに気をつける」といった、「正しいこと」つまり「正論」は学校に提出する論文では最重要視されることですが創作は違います。
正論を主張するあまりに、楽しんでいる管理人と閲覧者に水をさしているから反感を買われるのです。
反感を買われたあとに「私は自分の意見を言っただけ」と言ってしまうのは、とんでもないディスコミュニケーションです。
コミュニケーションをとりたくないのなら、webにかくべきではない。

人付き合いについて参考になるまとめがありました。
よろしければご一読ください。

自覚はないのに「言い方がキツイ」「上から目線」と言われる原因と対策について考えてみた - Togetter
※アドレスが書きこめないようですので上記で検索ください。すみません。

蛟 游茗
2013年4月26日21:33

まとめ読ませていただきました。
たぶんこれをお勧めになった美馬さまの意図からは
だいぶ離れてしまったかと思いますが……
いやぁ、面白かった【苦笑】
参考になる/ならないというよりも
「感情論派」のダメ出しの前にたじたじになってしまう
「理論派」のあるある的なグチに一つひとつ共感してしまいました。
書き方のベースが学術論文(まず主張、言葉遣いは端的にetc…)なので。
なので、美馬さまの仰る「コミュニケーション」と
自分にとっての「コミュニケーション」すら違うのかもしれません。
もちろんその両者の間の深い溝を埋めようとする努力は必要なことですが。

とりあえず自分のためにメモ
・自覚がなくても上から見ていた
・逆の立場になって初めて気づくことが多い
・相手を全く信用していなかった
・「相手はよく分かってない」前提で考えない
・他人である自分がすぐ思いつくことは、
 当人だったらとっくに思いついている
・「分かってないと思うから教えてあげよう」と思うのは見当はずれ
・諭そうとした時点で下に見ている
・自分を相手より賢いと思わない
・何をどう言ってもダメな時はダメ
・自覚できないのは自分自身に受け皿がないから
・相手を信じること。
・相手の価値観を尊重すること。
・自分の価値観を疑うこと。
・相手のせいにしないこと。
・多様性を許容すること。
・最初から決めつけないこと。
・相手を傷つけないこと。

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