昨日はどうしても『Smile and Peace』が聴きたくて
ウォークマンのプレイリストをアルバム“湘南”にしました。
するとなぜか1曲目の『湘南My Love』からグッときてしまいました。
曲名や歌詞に湘南地域の地名を織り交ぜているものの
そこで歌われている情景は何もそこに限られたものではなく
日本中の海に置き換えることができるんですよね。
まして昨日という日付では、そうして人々を見守りながらも
ときに牙をむく海と、それによって在りし日とは
すっかり変わってしまった海辺の光景、そして
海にすべてを奪われながらも、それでも海を愛していく
人々の思いというものが、歌い手の全く意図しなかった形で
胸に迫ってくるものがありました。
例えば『茅ヶ崎Pipeline』や『Surf Song』は
復興に立ち上がろうとする人々の姿のようでもあり
はよつけ鎌倉』や『泣き濡れてカニと戯る
バトルロイヤルビーチ』
、『ウルトラバイオレットNo. 1
といったおちゃらけソングも、かつて海辺であった
そしてこれから先いつか見られなければならない
バカバカしくも愛おしい「いつもの」光景に思えてなりません。
そんな文脈で、ただでさえ大バラードなんかよりも
店主にとっては泣けてしまう『めぐりくるSeason
なんて聴いたものなら……朝っぱらから電車の中で
化粧が崩れるのも気にせず涙々でした(ToT)
大トリを飾る『十年先のラブストーリー』にいたっては
もちろん……と思いきや、それほど心動かされなかったような【泣笑】
というのも、この曲はかなり野外の噴水バラードで聴いているので
(もしかしたら参戦ライヴの半数近くかもしれない)
歌詞のイメージよりもどちらかといえばそっちの記憶の方が
頭に浮かんできてしまうのですよね。
でも、これはただの男女のラヴソングなのではなく
『海』への変わらぬ愛を歌っているのでは、と思うと
最後のリフレイン近くになって込み上げてくるものがありました。
この先、海が元どおりになるまで10年かかるかもしれないし
福島なんて下手すりゃ「千年先」という言葉も大袈裟ではないかもしれない。
それでもまた、何年先になるか判らなくても
いつか故郷の海で……というのは被災地の多くの方にとって
共通する思いなのかもしれません。

さて、ニュースでは『大震災を風化させないために」
というテーマを取り上げていましたが
そこに寄せられた視聴者コメントの中に
「今日は震災のことが話題にも上りませんでした」
というのがありました。
店主のところは業種柄、そういう話もけっこう出ました
関西に出張に行ってて、1週間帰れなかったとか
実は海外に行ってたとか。
被災地から遠く離れて、日常に追われるうちに
震災のことを忘れてしまうことはあるとは思います。
ただ、せめてそのときその瞬間
何をしていたかは覚えておく、
そしてそれを茶飲み話でもいいので
話題にしてみるだけでも、何か効果はあるのではないでしょうか。
被災地のみならず、ガソリン不足、その他の物資不足など
日本中に何かしらの影響を与えた大震災ですので
誰にとっても一つくらい話せることがあるはず。
そこから何か感じ取ったことがあるはず。
それを折に触れて思い出せれば
それだけで何か違ってくるのでは。

そういえばニュースで、2年が経過して
ボランティア等への寄付が減っているという
現状が報じられていましたが、
へそ曲がりな店主なもので
そろそろ募金に行ってみようかしら。
今もなお、支援は必要なのですから。

定点観測upしました。昨年末ぶりです【爆】
せめてこんな日なんですから、何か書かなければ。

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こちらも超久々 拍手レス
3/11・0:23 ケシさま
さっそくのご感想ありがとうございますm(_ _)m
甘かったですかw ビタースイートしか書けない店主ですが
目指せ、毎日食べられる銀シャリの甘さです【笑】
これからもいろいろとよしなに。

コメント

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