久々のゼロナイネタです
これはサイボーグ009カテじゃないと。

というわけで、さいたま市立漫画会館の企画展
『石ノ森章太郎の萬画ワールド』に行ってきました。
全国にマンガ関係の博物館は数あれど
県内にもあったことはこの企画展があるまで知りませんでした。
なんでも明治期から戦前にかけて活躍した
日本初の職業漫画家・北沢楽天の旧宅跡だそうで
漫画といっても現在の新聞の政治面に載っている
時事ネタ一コマ漫画の元祖といえる方だそうですが、
それがめぐりめぐって戦後『神様』手塚治虫や
石ノ森『御大』に繋がっていったものかと。

さて、大宮のいわゆる盆栽町に来たのは今回が初めてですが
駅からすぐ入ると閑静な住宅街。
関東大震災後、都内の盆栽園が移ってきたことから
この町名がついただけあって、だから一軒一軒の敷地が
広いのかと思ったら、必ずしも盆栽園ばかりではないようで
つまりはこの辺は大宮の高級住宅地ですか。
なかなかこういうハイソなところには縁が無いので
きょろきょろと辺りを見回してしまいました←不審人物

さて、本題の石ノ森章太郎展ですが
やっぱりお目当てはサイボーグ009.
やはり御大の代表作かつライフワークであるだけあって
最も多くの枚数がこちらに貸し出されていました。
もうすでに石巻の萬画館は再オープンしたというのに
何だか申し訳ないような気分です。
さて、60年代からずっと描き続けていただけあって
画風は初期からずいぶんと変化しており
その違いをじっくり見てみるのも面白かったですね。
また、同年代でも少年誌掲載の『ディノニクス編』と
少女誌の『エッダ編』がかなり違ったのも意外でした。
そんな中、店主の中で引っかかったのが
『JUN―章太郎のファンタジーワールド』に掲載された009イラスト。
その中でも巨大な石像の009がところどころ崩れかかっているのを
ジュンが見上げているという絵を見ながら
当時御大はシリーズをどうしたかったんだろうと
ゼロナイファンとして心をざわつかせずにはいられませんでした。

さて、曲がりなりにも一ファンとして気になるのは
神山監督作品の映画版。
見に行かなきゃなーと思ってるんですが……うーん
一時期の熱が冷めちゃったと言ってしまえばそれまでなんですが
設定として「それはどーよ」というのもいろいろありましたので。
でもその辺は同人業界としては冷静に受け止めてるとは思います
TVシリーズだけでも3作あって、それぞれ設定がまちまちなので
要はパラレルとして受け止めていられていますから。
「ウチは新ゼロ」「当店は平成ゼロ」
「この作品は新ゼロ設定、こっちは平ゼロ設定」
などとその辺の区別はちゃんと出来ているので
それに『神山ゼロ』が加わっただけかと。
まぁ、どれだけそっちの設定で書かれる方が出ますやら。

それより大きいのは、御大御自ら原案の『完結編』
いくら後出しだとしても、生みの親によるものである以上
無視できない“聖典”となってしまうわけで。
以前、バ●チでCHのプレストーリーをやるとかいう
話がありましたが、ぶっちゃけその比じゃないですよ。
真の「原作後」を書くのならその『完結編』後でなければなりませんが
ゼロナイほどの大ネタだったら『カタストロフ落ち』もありうるしなぁ
エヴァ劇場版みたいな。
神々との戦いで既存の世界が総て滅んでしまったら
「原作後」というのがそもそもありえませんし【泣】
サイボーグ戦士たちの、それでもきわめて「人間」らしい
なんてことのない日常ネタが好きなんだよぉ……
しかも、聞いた話ではかなり激萎えな設定だそうで
買おうかどうかこの期に及んで迷っています。
せっかく財布の紐も多少は緩められるようになったというのに……

本当は書く方にも手を出したかったんですけどね。
でもF1やらバレエやらベルリンやら
一から身につけなければならない知識がいろいろあったので
それに追われている間にCHとヨリを戻してしまいました【苦笑】
設定とかいろいろ考えついていたんですが……
さーて、またぼちぼちお勉強を始めましょうかねぇ。
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