只今リストラ中

2012年8月7日 TUBE
半分くらいTUBEカテではないような気もするのですが。

ただ今、久しぶりにウォークマンから
昨年、一昨年のアルバムを引っ張り出して
プレイリストから外す曲を検討中です。
90’sアルバムはわりと「好きな歌だけ詰め込んで」なんですよね
00年代ですが店主の中で五本の指に入るお気に入り
〝Soul Surfin’ Crew”ですら、『燃える煙るモナムール』の
オリジナルver.は外しましたし“浪漫の夏”とか“OASIS”とか
よっぽどいいアルバムでないと全曲収録はありませんでした。
それが最近では、野外の予習用に惰性で全曲入れてしまっているので
あまり好きではない曲が入っているというだけで
アルバム全体を聴かないという勿体ないことをしていました。

“Surprise”で気に入らなかったのは
『TUBE世代』に対する過度の肩入れ。
彼らより一回り以上年下の店主にとって
それは疎外感以外の何ものでもありませんでした。
なので『Lady September』や、ちょっと勿体ない気もしますが
『Shaping Up Your Heart In The Summer Breeze』(長っ)はカット。
後者は曲調は好きなんだけどなぁ。
ただ『魔巣華麗奴』はかなり好きなタイプなので
これで心おきなく聴くことができると思います。

“RE-CREATION”は……あまりにも「震災復興」過ぎて
10年後、20年後でも新たな発見があるような
『普遍性』に乏しいのが気になりました。
はっきり言って応援ソングだったら、今年のホールツアーみたいに
TUBE27年間の蓄積がすでにあるわけですし
それらは被災者のみならず、例えば店主のように
他の理由でへたばっている人にも届く普遍性があるはず。
でも“RE-CREATION”のは、歌詞があまりにも限定的で
他の解釈を拒んでしまう意固地さがあるんだよなぁ。
それ以上に思うのは――ちょっと綺麗事すぎやしないか?
そう思うのは、店主が被災地の中でも
福島寄りの人間だからなのかもしれません。
だからか「世界中の涙を集めたら/暖かい光が胸に点る」
(『未来まであと5分』)という歌詞が素直に聴けませんでした。
確かに世界中がこの悲劇に涙を流してくれたでしょうけれど
それと同じくらい日本中から罵詈雑言の嵐でしたから。
「基準値を下回ってるっていっても信用ならない」とか
「福島の農家は他のところに移住するべきだ」などという言葉に対して
店主ができることは、『そう思わない』ボタンを押していくという
地道な、というか地味な工作員活動だけでした。

震災直後、TUBEのメンバーが三陸の被災地に駆けつけてくれたことは
ファンとして誇りに思いますが、被災地の現実はあれだけじゃないんですよ。
福島と三陸とでは全くの別物なんですから。
三陸は、もちろんまだまだ課題は山積でしょうけれども
壊れたもの、流されてしまったものをこれから建て直していけばいい。
でも福島はまだその段階にすら立っていない
被害はまだまだ現在進行形ですらあるんです。
今年、TUBEは三陸の被災地に
今度はライヴという形で駆けつけてくれましたが
できれば福島の方にも来てほしかったなと思います。
相双はムリでも、いわきだったらだいぶ復興は進んでいます。
放射能だって、風向きのせいか地形なのか
世間で思われているほど汚染されているわけではありません。
それに、アクアマリンふくしまや塩屋崎灯台など
福島を代表する海浜リゾート地でもあります。
風評などもあり、観光業の復興はまだまだですが
TUBEが来てくれたならその一助になってくれたんじゃないでしょうか。

さてさて、今年の“SUMMER ADDICTION”
野外が終わっても全曲収録はほぼ確定です。
それくらい、久々の名盤ですね。
また定番が一つ増えたという感じです。
さぁ、そろそろアルバムレヴューを書かねば……

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