店主がとってるG党ご用達新聞にも同じようなことが
日本アーチェリー強化の問題として書かれてました。
確かに小中学校からアーチェリーを始められる環境というのは
今の日本においては数少ないかもしれません。
でもその代わりに、弓道という我が国独自の下地を
活かすことはできないでしょうか?と
中学校で弓道部だった店主が申しております。

地域差はあるのかもしれませんが、店主の地元では
母校をはじめ近隣の中学のほとんどに弓道部がありました。
つまり、和洋の違いを取っ払えば
日本でもけっこう多くの子供たちが
中学から弓を取る環境にあるといえるのでは。
(韓国では小学生から始めているという声もありますが
一歩間違えば死人も出る、しかも毎年必ず事故も起きている競技なだけに
あまり早期から始めるのもいかがなものかと思いますが)
そういう弓道経験者を高校・大学で“準・即戦力”として
その経験を効率的に強化につなげていくノウハウが
蓄積されていればいいのですが……。
和弓の持つ癖というものを強制していく必要もあるとは思いますが
固い弓を引くという筋肉の使い方そのものは
和洋に大きな違いはないはずではありますし
日本のアーチェリーでは弓道の『射法八節』を参考にしているとか。

そもそも韓国の環境と比べるってのもなぁ……
いや、ネトウヨ的なアレではないですよ。
韓国および諸外国で、ウィリアム・テルやロビン・フッドに
憧れた子供たちにとっての選択肢は
アーチェリー以外にはありませんけど
日本の場合、もっと身近に弓道ってのがありますからねぇ。
そういう『弓術』という大ざっぱなカテゴリーで
パイの取り合いをやっているのがこの国の現実かと。
弓道の競技人口はウィキペディアによれば約12万人
他国のアーチェリーの競技人口と比べて……
うーん、具体的な数字が判らないので何とも言いようがないのですが
人口比に対して1000人に1人、結構な弓術大国なのでは。
そのすそ野をちょーっと拝借することはできませんかねぇ【苦笑】

銀メダルを取った古川選手は弓道経験者でこそありませんでしたが
中学の頃、偶然弓道に憧れて、でも進学した高校には
アーチェリー部しかなくて、そこで始めたそうです。
アーチェリーの強豪の高校・大学でも
中学・高校の弓道大会で思わぬ逸材が発掘できるかもしれませんよ。
競技は違いますけど、陸上やり投げの村上選手の
下地を培ったのは野球での遠投だそうですし
そういった、日本独自のスポーツの垣根を超えた強化策というのは
もう少し模索しても面白いような気がするのですが、と
競技関係者が読んでくれるはずもない提言を
こんなところでしてみたりする自分【泣笑】

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