地図を見てもらえれば判るのですが、戸山公園の箱根山地区は
かなり入り組んだ複雑な形となっています。
でもこれは、その周りにある『戸山ハイツ』のアパート群や
それに付随する学校などを含めるとすっきりするかと。
つまり、この辺一帯は「公園の中に街がある」感じ。
これは世界に誇れる都市計画プランかもしれません。

でもこの戸山ハイツ、最近ではもっぱら超高齢化地区として
ニュースなどで取り上げられることが多いのですが
確かに団地の中をうろちょろしてみても、見かけるのはお年寄りばかり。
でもその人気のなさ感は、店主としてはいい感じの『ひっそり』でしたし
団地内の一角の商店スペースは、小奇麗なカフェだったり
(でも座ってるのは近所のおばちゃんたち)
街中にあってもおかしくないようなラーメン屋だったり
それ以外にも花屋、お肉屋、荒物屋、クリーニングなど
ちゃんとそこで生活できるだけのお店がまだ営業している
街自体もまだちゃんと生きているんですよ。
それだけでも充分に百聞は一見に如かずなんですが
箱根山地区の方のアパート群の方が
見ていてそこに高校生の香がいたのが想像できるんですよね。
こっちの方が建物が高いからかもしれません
(CH内のは少なくとも7階建て以上)
目の前の階段から彼女が転がり落ちてきそうな気がして……
なんていう間に、デジカメが電池切れ【泣】
先日、京都に行ったときに充電したきりだったから……
同じことを以前、旧古河庭園でもやらかしたことがありますが
今のデジカメは専用充電知識なので、途中で補充もできず
まぁ、仕方ない。後は心眼に保存することにします。

同じ戸山公園でも、大久保地区と箱根山地区は全然違います。
こっちの箱根山の方はより緑が鬱蒼としていて
それだけ人の気配というのが希薄なんですよね。
それでも、大学の子供研究会らしきサークルが小学生と遊んでいたり
近くの陸上部が練習していたりするんですが
これだけ樹が茂っていると、最近は防犯上危険とみなされがちですが
むしろこの樹がいいんだよなぁ、とよそ者ゆーめいは思ってみたり。
都心でこれほどまでの面積で自然が残っているところってないですよ
そういうよさは、もちろん安全と両立しつつ残してほしいものです。

さて、何でこっち側が箱根山地区というかというと
敷地内に旧尾張藩邸内の築山、通称『箱根山』が残されているから。
ちなみにここ、23区内で一番高い人工山だそうで
それはぜひとも征服しなくては、ということで
登山口(一応ある)からけっこう急な階段を登り
何とか標高44.6mの登頂に成功!
やっぱりお弁当は頂上で食べねば。
でもそこ、日差しを遮るものは何もない円形の広場で
かんかん照りの中チキンタツタで遅いお昼にしました。
でもそこから西新宿の高層ビル群も見えました【萌】

その箱根山のふもとに、赤い屋根の瀟洒な建物が。
正面に回ってみると、教会とその付属幼稚園でした。
教会の幼稚園となると私立だし、午後は見てもらえないので
香ちゃんは団地内の保育園に通っていたんでしょうけれど
クリスマスなんかのイベントのときには来ていたのかもしれません。
でも、それ以上にもしかしたら槇村は
刑事のときやその後、撩と組んでからも
ときどきここを訪れては人知れず心の重荷をおろしていたのかもしれない
しかもそこの牧師さんも実は訳ありの過去の持ち主で……なんて
妄想が浮かぶ浮かぶもう止まらない【爆】
まさかそんなところに教会があるなんて今まで知らなかったし
調べて知っていても、何も思いつかなかったかもしれない。
でもこうして実際に来て見てみることによって
はっきり形になるものってあるんですよね。
これといって特に名所でもないところでも
センサーを最大感度にすれば何かしら必ず拾えるわけで
これこそがロケハンの醍醐味なんです。

暑いさなかのロケハン散歩、もちろん水分補給しながらですが
そうなると出すものを出したくもなるわけで
公園の公衆トイレはあまり使いたくないものも多いですが
戸山公園のある一角のは手入れが行き届いて駅のと変わらないくらい。
ですが……紙が無かったorz
そうなると、余計に生理的欲求が募ってくるもので
いったん公園の外に出て表通りのコンビニに駆け込んだものの
2軒ともトイレが無いんだとか【泣】
東京通いですが長いけど、こっちのコンビニってこんなんだったっけ?
そのとき、通りの向こうにスーパーが見えたのが
まさしく地獄に仏と思いましたよ。
用事を済ませた後、このレジにて2割引きには手が伸びるよなぁなどと
香ちゃん目線でしっかりロケハンもしてきたのは言うまでもありませんでした。

こっちの箱根山地区も、木々に音が吸収されるのか
大久保よりは静かは静かでしたけど
けっこう子供や親子連れなども多かったです。
一方で戸山ハイツは都会の限界集落などと呼ばれているのに
だったらこの人たちはどこから湧いてきたのかというと、
この辺は通りを挟むと、かつてフジテレビのあった若松町や
余丁町なんですよね。そこはちょうど再開発が進んでいて
新しく越してきたファミリーがここを庭にしているのでは。
しかも、二人の住んでいるであろう新宿六丁目も
七丁目を挟みますがすぐそこ、っていえるんでしょうか?
いまいち東京の人たちの距離感覚というのが
未だに判らない田舎者なんですが
(ちょっとの距離でも車に乗っちゃうとこ出身なもので)
こと香ちゃんに限れば、毎日6丁目から新宿駅の伝言板まで
歩いて何往復かしているのだから、けっこうな健脚かと。
地下鉄の駅でいうと2駅分ですからね、ずいぶんありますよ。
ということで、今度はぜひ六丁目まで行ってきて
路地裏をぐるぐるしたり、実際に新宿駅まで歩いてみたいと思います。
あと、今回の戸山団地に興味を持たれた方がおられれば
オフ会形式で行けたらいいなと思います。
そのときはデジカメリベンジしないと。
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