ひょんなことから懐かしい言葉を検索してみた。
演劇やってるorた人なら聞いたことがあるかもしれませんが
『スタニスラフスキー・システム』
アメリカでは『ザ・メソッド』と呼ばれ
その中心となったNY・アクターズスタジオからは
マーロン・ブランドやダスティン・ホフマン
先日オスカーを取ったメリル・ストリープなど
舞台のみならず映画界にも数々のスターを送り出してきました。
それだけでもこのシステムの影響がうかがい知れるというもの。

なんていうと、何やら小難しく聞こえて
田舎の高校の演劇部員にとっては敷居が高いものに思えてきますが
なんてことはない、「役になりきる」ということ。
ただ台本にそう書いてあるから台詞を言うのではなく
前のセリフをその役が受け止め、何かを感じ
それに対して反応したものを台詞として口に出す。
そんなこと今どき学芸会の演出でも言われないほど当たり前かもしれませんけど
今となっては当たり前のことほど、その当時は大きな変革だったはず。
そういや昔、『裏設定発表会』やったなぁ。
自分の演じる登場人物を、台本をひたすら読み込んで
実はこんな奴なんじゃないかと字面に書かれていない設定を突き合わせていく。
そういうバックグラウンドを練り込むことによって
よりリアルなキャラクターを作り上げていくのですが
――今、二次創作書きながらやってることと同じかもしれない。

演じることと書くことはとてもよく似ているかもしれない。
自分の身体こそ必要としないものの、登場人物は
自分の中の引出しを元手に、自分のイマジネーションを駆使して
喋ったり行動したりするものであるからして
自分という『役者』が演じる『役柄』だし、
二次創作という形式だとなおさらそうかもしれません。
『台本』は自由に決めることはできますが
『役』はすでに原作者から与えられていて
それになりきって演じる=書かなければならないのですから。
そのためにはひたすら原作を深読みしないとなりませんが
いくら深読みしても判らないことはどうすればいいか、
調べるしかありません。

そんなわけで、CHに関係ありそうだと思ったら
片っ端から調べましたよ、新宿の街から中南米の現代史に至るまで。
おかげで過去ネタなんかはオリジナル設定が肥大しすぎてしまって
なかなか一般のお客さまにはついてきづらいところがあるのかもしれませんが
それも含めて店主の中でのCHなんですよね、
もはや「CHであってCHではないCH」=“CH’”かもしれないですが。

そんなわけで、店主の中では香の使っている口紅のブランドまで
しっかり設定してあったりします【苦笑】
デパートで売ってるのか、それともドラッグストアかでも
キャラクターって変わってきますから。

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