3月10日の日記

2012年3月10日
そういや今日は東大はじめとする国公立大学前期の合格発表だったんですね。
合格者の皆さま、おめでとうございます。
もう自分は10年以上前になっちまうんですねぇ
今は大学HPでも番号を発表しますが
店主のときは当日にテレックスが届きました。
って今の若い子にはテレックスっていっても判らないんだろうなぁ。
今でも合格者番号が載ったテレックスの紙は捨てずにとってあります。

そして昨日は埼玉の県立高校の合格発表だったわけで
昨年まで出来の悪い中高生を
何とか上の学校に押し込む仕事をしていましたが
以前に他県出身の友人から聞いた県立高校入試制度の
何ともぬるかったこと。
自分の行きたい高校に行けるのは成績上位者だけで
後の残りは家から近い高校に振り分けだとか。
……受験勉強のモチベーション無いだろ【毒】
もっとも、都立高校の学区制が廃止されるのと前後して
全国でもこの手のシステムは姿を消しつつあるそうですが
それに比べると栃木県の県立高校入試制度は
シビアだったんだなぁと改めて思いました。
だからこそ、私立高校=滑り止め(東京の大学の付属校でも)という
県立高校王国だったんですけどね。

栃木の県立高校制度の一番の特色は、受験に関係ないですが
公立の別学校があるということでしょうね。
もともと旧制中学・女学校を母体とする高校で
他県ではGHQの圧力でさっさと共学公にされてしまいましたが
(でも女子学生しか入らない事実上の別学校というのもあるとか)
栃木をはじめ群馬、埼玉、福島などはなぜか生き残りました。
今ではそこも時代の流れかどんどん共学化されていますが
店主の母校はきっと同窓会が猛反対するでしょうね。
それくらい古くさい学校です。
この、成績さえクリアできれば誰でも入れるという公立女子校は
いわゆる『お嬢様学校』な私立女子校とは
全く違うカルチャーがあるとは思いますが
その辺は最近の『女子校研究』には
全く考慮に入れられていないのが残念でならないのですが
それはまた別の機会に。

さて、この古い歴史を持つ別学校というのが
県立高校のヒエラルキーの上位に位置しているわけですよ。
ちなみにこのヒエラルキー、いわゆる偏差値の順かというとさに非ず
もちろん難易度もありますが、プラス親の自慢度などの『大人受け』
これ、後々学校を出てからも地元じゃけっこう大事になってきます。
そしてその後に続くのが後発のそこそこ進学率のいい共学普通科校。
かつて高校生クイズで優勝したI橋高なんて
実績だけなら一部別学校を抜いてるんじゃないでしょうか。
その下にごくごく普通の共学普通科があり
そこに行けなかった子たちが行くのが商業や工業といった
専門高校、という捉え方が一般的になされているような。
もちろんそういう勉強をしたくてその高校に行くという子もいますが
多くが成績で輪切りにされた結果、そこに押し込まれたという感じで
高校のとき、駅のホームで見かけた工業高の男子生徒の
制服の着こなし方がまぁワルかったこと【苦笑】
ちなみに、店主の高校は近所の商業高校の女子と制服が同じだったんですが
スカート丈と靴下(ルーズ全盛期)で見分けがつきました。
で、その底辺に位置するのが「名前を漢字で書ければ入れる」という噂の
店主の地元にあるバカ高校などなどでした。
そこももう再編で廃校になってしまい、今では
ドラマのロケ地として貸し出されているそうです。
でも、そこに入ってしまうと
いくら近くでも『バカ』の烙印を押されてしまうわけで
そうはなりたくないという中学の同級生たちは
それより1ランク上の制服の可愛い高校に行っていました。

いわゆる公立高校の学校群制度なんかは
高校のレベルを均質化することが狙いだったかとは思いますが
栃木県の場合、それとは正反対に
ものの見事にそれぞれの高校が階層化されていました。
一応、普通科の場合は郡を基準に学区制度がありまして
学区外の合格者は何割までと決まっていましたが
実際にそれで落ちたという話は聞いたことはなかったですね。
妹は学区外の高校(でも隣市)に通ってましたし
店主の場合、学区外どころか県外から通っていた子もいましたし。

なので、『名探偵コナン』の新一と蘭のような
小学校から高校までずーっと一緒の幼馴染みという設定が
自分の中で違和感があったんですよね。
確かに中学までは、公立だったら近所に住んでいれば
当然同じ学校に通うわけですが
高校だと成績が違えば受ける高校も違ってくるだろと。
でも、高校でもそういう中学と同じような選抜方法だと
一緒の学校ということになりますわな。
むしろ、とある少女漫画の
「中学校の同級生が高校進学を機にばらばらに……」
という展開の方が、自分の中ではしっくりくるんですが
やけに新鮮に思えました。ってこれ、実は作者
店主の高校の先輩なんですけどね。

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拍手レス
4:15 Emotionさま
ホワイトデーネタにご感想ありがとうございますm(_ _)m
いえいえ、まだまだ大丈夫ですよ。本番前ですし。
撩の場合、プレゼント選びそのものは迷わなかったでしょうけど
迷うとしたら、買うか買わないかでしょうんねぇ【苦笑】
やっぱりそこは、さりげない顔して買ってほしいものですが。

定点観測upしました。

コメント

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