ずいぶん前からいろいろ言われてきましたが
とうとう動き出しましたか、国民総背番号制度。
『マイナンバー』なんて横文字で
親しみやすさをアピールしてるつもりでしょうが
それって以前、電話の何かでありませんでしたっけ?
「管理社会につながる」などとの批判も多々ありますが
使いようによっては便利な制度になるんじゃないでしょうか
特に女性、または婿養子に入る男性にとっては。

結婚によって姓が変わる場合、婚姻届を一つ出せば終わりというわけじゃない。
といっても店主自身は経験したことがないので伝聞なのですが
運転免許やら銀行口座やらあっちこっちで
名前の変更手続きをしないといけない。
特に資格関係の場合、変更し忘れてしまうと
それまでの自分のキャリアもろとも水の泡ですから。
(さーあ、これでも夫婦別姓粉砕と言えるか?同姓原理主義者め;笑)
でもこれらすべてが、少なくとも国が持っているデータの分は
共通番号での管理が可能になれば届け一枚で事足りるかもしれない。
最も郵便なんかは民営化されてしまったので
改めて手続し直さないといけませんが、
それだけでもだいぶ手間は省けるというもの。

もちろんそれは、そういった一連の情報が政府の手の中にあって
共通番号によって容易に関連づけられてしまうということでもありますが
そんなの別に政府関係に限ったものじゃないんじゃないでしょうか、今や。
むしろ住所、名前、課税額≒収入、国家資格の有無などかわいいものでしょう。
それよりはAmazonのヘビーユーザーにとっては
『おすすめ商品』なんてのは自分の頭の中そのものですし
Googleだって検索データからピックアップした個人情報を
いったいどこで何しているやら。

そもそも、国を仮想的にできる人なんてのは幸福なのかもしれない
周囲の“同志”は味方だと信じられるわけですから。
自分にとって本当に恐ろしいのは、どこにでもいる『個人』の悪意
自分以外はみんな敵だと思ってますから【爆】
そういう態度が敵を作るんですけどね
ま、だから嫌われたって痛くもかゆくもないのですが。

先日『世界まる見え』でやってたオランダのTV番組の方が
よっぽどショッキングでした。
SNSやブログなどから個人情報を集めてミッションを果たせ、
というものだったのですが、ハッキングなどしなくても
ネット上の情報を繋ぎ合わせることで
勤務先や自宅住所まで突き止められるという事実に寒気がしました。

確かにHN使用がデフォルトの日本のネット事情と
一概に一緒くたにはできないでしょうけど、
でもすでに事態はそこまで来てしまっているんですよ
政府ではなく一個人が容易に一連の個人情報を手にできるところまで。
こうなってくると、まだ国の方が読めるというか
『黒』か『白』かのどちらかですからね。
個人の方が逆に何をしてくるか全く読めない
いつ、どこで、誰が、何の目的で店主の個人情報を狙っているかなんて。
だから今さらビビるほどのものじゃないと思いますけどね
すでにそのリスクは違う形で我々の生活の中に潜んでいるんですから。

――それよりも個人的に痛烈だったのは
友人に「右寄り」の一言で斬り捨てられたこと。
自分のどこがいったい右寄りだというんだ
まぁ確かにサッカー見ながらでは心の中で「ニッポン」コールですが
右だったら同姓固持派に噛みついたりしないし
あっちでも過激な発言を繰り返したりはしないでしょう。
ネトウヨは敵だと固く思ってますし。
というか、哀しかったのはそうやって「右寄り」の一言で片づけて
相手を自分とは異質なものとしてシャットアウトしてしまうこと。
それじゃ韓国関連ネタは頭ごなしに否定するネトウヨと同じじゃないですか。
そうやってレッテルを貼って排除するのではなく
まずは歩み寄って言葉の応酬を交わすのが先なのではないでしょうか。
たとえコミュニケーションが平行線で終わろうとも。

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