先日行った赤羽のブクオフで『公家侍秘録』を
見つけてしまったのが運の尽き。
ネタ魂が再燃してしまって資料集めに奔走しております。
江戸時代の京都、それもお公家さんに興味があって
オリジナルで書きたいと思ってるんですよねぇ、
店主お得意のゴーストバスター的な感じで。
(そっち関係のネタ本はけっこう揃えてあります)
当然ストライクゾーンの澤田ふじ子
『土御門家陰陽事件簿』シリーズも買い揃えていますが
江戸期の京都を舞台にした時代小説って
すっかり氏の専売特許となっている感が。
先述の陰陽師・占い師のみならず公事宿や御附武士など
切り口は数多くあるのに、ぜーんぶそれ一人を
澤田氏一人で書いているんですから、誰か追随者はいないものか。
(同じように、江戸期の大坂にこだわっているのが
『浪花の華』としてドラマ化もされた築山桂ですが)
たまーに文庫本で「公家の姫が何ちゃら」とか書いてあって
手に取ると官能時代小説だったりしますorz

で、何で江戸期の公家に興味を持ったかというと
きっかけは大学の図書館で見かけた服飾史の本。
そこに被衣をかぶった公家の姫の外出姿の再現写真があって
時代劇で目にする武家娘や町人とは違った風情に心を奪われてしまいました。
そして、いつかこれで何か書くぞと。
髪型や着物の着方も独特なんですよね、
かといって未だに十二単を着てるわけじゃなし。

でも……二次資料が圧倒的に少ない【泣】
江戸時代の生活に関する本はほとんど江戸限定で
同時代の京や大阪の様子については華麗にスルー。
服飾史だってよほど詳しい本でもない限り
江戸期の公家はエアポケットになっているんですよね。
ぶっちゃけ、フィクションの世界でも
幕末までほとんど忘れ去られていますし。
なのでどうしても絡めてから、というふうにならざるを得ないわけで
お公家さん関係だったら冷泉家の本がけっこう出ていますし
多少なりとも風習の違いはあるでしょうが
町家の中には昔からの習慣を今も守り続けているところもあるので
そういったところの本が少しは参考になるのかも。
あと、建物関係だと京都御所や桂離宮でしょうねぇ
まぁあれは公家の中でも『豪邸』の部類でしょうけど。
……御所の一般公開に行きたい
 桂はムリでも修学院離宮に行ってみたい
でも『御所』であり『離宮』であるから
宮内庁への事前申し込みが面倒なんですけど。

そんなわけで市の中央図書館に行ってきて
めぼしい資料の何冊かを借りあさってきたわけですが、
服飾史関係はやっぱり大学の方がよかったかな、女子大なんで。
今度、OG特権で久々に行ってこようか
職場から2駅なのに全然ご無沙汰してますし。

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