7月12日の日記

もともとそういうものかもしれないけれど
最近特にネット世論の右傾化が鼻についてなりません。
ヤフトピのコメント欄でそういうのを目にする分には
ある程度覚悟のようなものの上で見ているからいいんですが
震災以来、皆さま世間に対して一家言を持つようになったのか
普通の趣味のサイトのはずがいつの間にか社会派チックで
読むたびに何だかどよんとしてしまいます
自称ヒダリの人間なので。

かつての『非実在青少年』だって
趣旨としては間違ってはいなかったと思うんですよ
店主自身うんざりしていたところがありましたし。
でも、やり方がよくなかった。
規制があまりにもザルすぎ。
あれじゃ濫用の余地があったから
反対派につけ入る余地を与えかねませんて。
言論取締りになりかねないというんだったら
規制そのものに正面切って反対というのではなく
そうならないために細部を詰めるべきだったのでは。

右って行き着く先はナショナリズムだから
マジョリティ以外切り捨てられる世の中になりうる。
自分は真っ先に排除される人間なんだろうな。
でも左は、実際のところはともかく
理念としては「万国のプロレタリアよ団結せよ」だから。
もちろんそこはブルジョアを排除した団結かもしれないけど
「プロレタリア」は「女性」でも「TUBEファン【笑】」でもいいわけだし
むしろどんどん何にでも置き換えるべき。
ある一点においては互いに排除しあう関係かもしれなくても
他の一点では“同志”かもしれないし。

――愛国心、って何だろうね。
自虐＝愛が無い、ってわけじゃないと思うのは
栃木県人で巨人ファンだからなのかもしれない【苦笑】
そもそも自虐ネタでもネタのある都市民が羨ましかった
自分の育った栃木の小さな町にはネタすらなかったから。
それに、自分にとって巨人ファンであるってことは
どこか後ろめたさのようなものがあったから。
阪神ファンはそういうこと思ったことはないんだろうなぁ。
でも、たとえ何も誇れるものが無くても
それどころか恥でしかなかったとしても
自分にとってたった一つしかない故郷だし
好きなものは好きなんだから、理屈なんかじゃなくて。

そうは言いつつ、自分だって韓流ドラマやＫポップは
好きじゃない、というか興味は無い。
べっつにどうでもいいじゃない、そんなことに目くじら立てんでも。
好きな人は好き、嫌いな人は嫌い
それでいいじゃない。
要は、自分が言いたいことは「みんな違ってみんな良い」
差異を認められない社会、それだけは最低だと思うってこと。