今日に限ってサイトのサーバが落ちているのが心配です。
地震と何か関係があるのではないかと。
そして、DiaryNoteの『ニュースの感想』も
石原出馬で止まってしまっています。
被害が出ていなければいいのですが……。

ふと、1995年1月17日も風がやけに強かったことを思い出しました。
朝のニュースもその日はなぜかスルー
帰ってきてばったばたと倒れている高速道路の高架橋を見て
一瞬、強風で倒れたのではないかと思ってしまいました。
今日も、最初は風が強くなってきたので
家が揺れているのもそのせいかと思いました
――実際、強い日はそれくらい揺れるんですよ。
3時から集中再放送中の『陽炎の辻』を楽しみに
それまで、家に置いていってしまうつもりの『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズを
じっくり読み納めようと、荷造りは今日は休んで下でごろごろしていると
家全体がぐらぐらと、それが数分もずっと。
そのうちこの家がぺちゃんこに潰れてしまうのではないかと
気が気でなくて思わず靴下のまま庭に飛び出てしまいました。

――誰だ、地震の揺れは長くて1分と教えたのは【泣】

すぐにNHKをつけると、国会中継から画面はニューススタジオに
そして画面の右下には邪魔っけな津波注意報・警報が。
数日前にも三陸沖を震源に地震がありましたが
あれだけ大きな揺れだったのだから、それでお終いだと思っていました。
あれがただの前兆だと、誰が思ったでしょうか?

揺れが収まったので我が家の被害を確かめに行くと
台所では、まずは散乱したのど飴【爆】
店主が仕事に持って行っている口の開いた飴の袋が
落ちて辺り一面に散らばった模様。
そしてさらに食器棚の上の荷物が数点落ちていて
積もった埃も一緒に撒き散らしていました。
それを何とか元に戻して、埃は掃除機を持ち出して一掃。
さらに、冷蔵庫がずれていて扉が閉まらないという被害が。
それも非力ながら力づくで元に戻して、次の被害地へ。
廊下の押入れの開き戸が振動で開いて、中の紙袋が地滑り。
2階の店主の部屋は、本棚の上の物が下のベッドに落ちていました。
それ以外は、棚の中身を荷造りで減らしたせいか
それとも荷造りでもともと散らかっていたせいか
それほどの被害はありませんでした。

被害確認が一段落した後、福島の親戚の家に電話。
回線規制がひかれる前か、すんなり繋がりました。
そっちでは神棚の上の物が全部落ちた程度で済んだとか。
データ放送でこっちの震度を確認したところ、5強
当然、店主史上最も大きな震度。
今まで経験した中で一番大きかったのは北海道南西沖
それも遠く離れた震源だったので、夜中こっちも揺れた程度。
でもまさか、三陸のみならず隣の茨城沖でも地震が発生したとは。
震度5強といったら、恐怖を感じ、たいていの人が行動を中断する。
食器棚などの棚の中にあるものが落ちてくる。
テレビもテレビ台から落ちることもある。
一部の戸が外れたり、開閉できなくなる
とか。
まぁ、一番最初のだけは当てはまりますが
震度3でも普通手が止まったりするもの。
ただ、やけに長く続いたからその分大きくなったのでしょうか。
しかし、それからは間断なく続く余震に次ぐ余震。
もちろん店主、余震が来る地震なんて初めてで
震災経験者からしたら笑われるかもしれませんが
お尻の下から突き上げるような揺れを感じるたびに
生きた心地がしませんでした。
店主以上に生きた心地がしなかったのが
我が家の地震計兼飼い犬のナナ。
地面が揺れるたびに怖がって吠えまくっていました。

その後、肝心の『陽炎の辻』もやることなく
ずっと店主はニュースに釘付けになっていました。
――すいません、津波予報に高くくってました。
いつも予想通りの高さなど来なくて数cmの「ちゃぷちゃぷ」程度
もちろん、「ちゃぷちゃぷ」でも被害が出ることもありますが。
しかし、店主がプラズマディスプレイ越しに目にしたのは
スマトラ沖のように、瓦礫を巻き込みながら車や建物に襲いかかる奔流。
それを生中継ながら、どこか現実感なさげに
まるで災害パニック映画のCG映像のように眺めていました。
「あらららら……」しか声が出ませんでした。
その中にもしかしたら人が呑み込まれているのではないかと想像もできずに。
夜の22時に頃に入った「200~300人の遺体」という情報に
初めてあの映像に薄ら寒さを感じました。
あの俯瞰の画の中に、いったい何名もの尊い人命が映っていたのだろうか
押し流される車の中に、燃え盛る市街地の中に。

――今もこっちも余震が続いています。
ここを更新している間にどれだけの被害が明らかになっているのか
朝のニュースで被害者数がどれほど膨れ上がっているか
恐ろしくて報道を目にしたくないほどです。
もちろん失われた命は決してただの数字ではなく
その一つひとつに遺族の方々の耐えがたい悲しみがあることは
店主自身も痛いほど経験していることです。
だからこそ、その悲しみが一つでも少なくありますように。
被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げるとともに
犠牲者の方々、およびそのご家族に心からお悔やみ申し上げます。

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