XXXパンクの世界?
2010年12月14日 映画
面白そうだったので録画しておいたのですが
冒頭から「日曜洋画劇場だけの特別吹替え版」だなんて聞いて
こっそり萎えてましたorz
だって「特別吹替え版」だなんて聞くと
この間の金ローの『トワイライト』みたいに
顔出しの豪華俳優陣を使って……となってしまいがちなもので【泣】
だが、さすが店主のツボをよくわきまえている日曜洋画劇場
これは吹替えヲタでも納得のキャスティングでしょう。
まず12歳のヒロインライラ役に釘宮理恵
ハガレンのアルといったらアニヲタというわけでなくても判るかと。
最近の若手ではいかにもアニ声で、吹替えはどうか……というのも多いですが
さすが人気声優、しっかり生身の少女を演じています。
二コール・キッドマンには田中『少佐』敦子
この方は他の作品でもニコールを演じており
日曜洋画劇場始め洋画吹替えでも出演多数。
ちなみに劇場吹替え版では店主の大先輩・山口智子だったそうですが
『イノセンス』のときに実は先輩にお鉢が回ってる可能性があったとか。
そう思うと何たる因縁【苦笑】
でも、成海璃子や緒方拳など錚々たる(←皮肉)顔ぶれが並ぶ劇場版は
吹替えヲタとしてはそれだけ見る気が失せますね。
それだけ声優さんの職が奪われてしまうわけですから。
スコーズビー役が小林清志だったのには惹かれますが【笑】
気球の上から超精密射撃を決める様に次元をダブらしてしまいそうで。
これは劇場版からのスライドですが、船上民の棟梁役に内海賢二
あの迫力に「ラ、ラオウだ……」と思ってしまったバカ。
そして、これが一番キャスティング的にハマったと思ったのが
鎧グマ・イオレク役に大塚明夫
シロクマの咆哮と混じっても違和感がまるで無い【爆】
そのライバルであるシロクマ王・ラグナー役が
やはり洋画吹替えの常連大塚芳忠で
その対決シーンは「W大塚?」と呟いてしまったヲタも多いはず。
やっぱり吹替えってこーでないと。
それと同じくらい満足だったのがスチームパンク的な世界観。
ファッションからして1930年代のイメージでしょうか。
中学時代に長野まゆみにハマってからこの手の雰囲気の世界が好きになり
(少年愛にはまーったく興味はありませんでしたが)
かといってそういう作品を積極的に読みあさるわけではないですが
でもやっぱり惹かれるんですよねぇ。ハガレンだってそういう匂いもしますし。
そうそう、スチームパンクといえば飛行船!
ラピュタもそうですが、巨大なそれが空を飛ぶシーンを見るだけで
蒸気好きにとっては心躍るものです。
それと比べると、この時代の飛行機のなんとも味気ないこと。
まさにテクノロジーが別方向に進化を遂げた象徴でもありますしね。
ロンドンの街並みも、30年代のロンドンと比べても高層化しているようですが
現代のコンクリの箱ではなく、日本でいうところの帝冠様式風。
でも、セントポール寺院っぽい建物も見えたんですが……
この世界ではキリスト教とはまた微妙に違った信仰が世界を支配しているようで
そのロンドン支部も、おおよそ教会っぽくない
まさに帝冠様式的な権威主義の塊みたいなビルが登場してました。
だったら英国教会の総本山っぽいあれは何だったんでしょう?
あそこまで『教会』を悪者に書いてよく突っ込まれなかったなと思ったら
突っ込まれてたようですね、アメリカのカトリック教会に。
確かに、世界規模で組織を持っている教会といったら
まず思いつくのはバチカンですから。
そういう点では、イギリスであのような物語を出版するのは
われわれ日本人が想像する以上の覚悟があったのかもしれませんが
地元の英国教会では静観しているとのこと。
むしろ教条主義や教会の権威主義への批判と受け取っているようで
その辺は大人ですよね。イギリス人はアメリカ人ほど
敬虔なキリスト教徒というわけでなく
云わば日本人と同じ『葬式クリスチャン』だとも言われているそうですから。
ちなみに、映画が尻切れトンボで終わっているのも
一つには北米カトリック連盟が噛みついたせいだとか。
まだライラはアズリエル卿のところに辿りついていないですし
教会の陰謀も、この世界の秘密も、子供のダイモンが変化する理由も
ライラの出生すら明らかになっていませんから。
……これは原作を読めということですか。
冒頭から「日曜洋画劇場だけの特別吹替え版」だなんて聞いて
こっそり萎えてましたorz
だって「特別吹替え版」だなんて聞くと
この間の金ローの『トワイライト』みたいに
顔出しの豪華俳優陣を使って……となってしまいがちなもので【泣】
だが、さすが店主のツボをよくわきまえている日曜洋画劇場
これは吹替えヲタでも納得のキャスティングでしょう。
まず12歳のヒロインライラ役に釘宮理恵
ハガレンのアルといったらアニヲタというわけでなくても判るかと。
最近の若手ではいかにもアニ声で、吹替えはどうか……というのも多いですが
さすが人気声優、しっかり生身の少女を演じています。
二コール・キッドマンには田中『少佐』敦子
この方は他の作品でもニコールを演じており
日曜洋画劇場始め洋画吹替えでも出演多数。
ちなみに劇場吹替え版では店主の大先輩・山口智子だったそうですが
『イノセンス』のときに実は先輩にお鉢が回ってる可能性があったとか。
そう思うと何たる因縁【苦笑】
でも、成海璃子や緒方拳など錚々たる(←皮肉)顔ぶれが並ぶ劇場版は
吹替えヲタとしてはそれだけ見る気が失せますね。
それだけ声優さんの職が奪われてしまうわけですから。
スコーズビー役が小林清志だったのには惹かれますが【笑】
気球の上から超精密射撃を決める様に次元をダブらしてしまいそうで。
これは劇場版からのスライドですが、船上民の棟梁役に内海賢二
あの迫力に「ラ、ラオウだ……」と思ってしまったバカ。
そして、これが一番キャスティング的にハマったと思ったのが
鎧グマ・イオレク役に大塚明夫
シロクマの咆哮と混じっても違和感がまるで無い【爆】
そのライバルであるシロクマ王・ラグナー役が
やはり洋画吹替えの常連大塚芳忠で
その対決シーンは「W大塚?」と呟いてしまったヲタも多いはず。
やっぱり吹替えってこーでないと。
それと同じくらい満足だったのがスチームパンク的な世界観。
ファッションからして1930年代のイメージでしょうか。
中学時代に長野まゆみにハマってからこの手の雰囲気の世界が好きになり
(少年愛にはまーったく興味はありませんでしたが)
かといってそういう作品を積極的に読みあさるわけではないですが
でもやっぱり惹かれるんですよねぇ。ハガレンだってそういう匂いもしますし。
そうそう、スチームパンクといえば飛行船!
ラピュタもそうですが、巨大なそれが空を飛ぶシーンを見るだけで
蒸気好きにとっては心躍るものです。
それと比べると、この時代の飛行機のなんとも味気ないこと。
まさにテクノロジーが別方向に進化を遂げた象徴でもありますしね。
ロンドンの街並みも、30年代のロンドンと比べても高層化しているようですが
現代のコンクリの箱ではなく、日本でいうところの帝冠様式風。
でも、セントポール寺院っぽい建物も見えたんですが……
この世界ではキリスト教とはまた微妙に違った信仰が世界を支配しているようで
そのロンドン支部も、おおよそ教会っぽくない
まさに帝冠様式的な権威主義の塊みたいなビルが登場してました。
だったら英国教会の総本山っぽいあれは何だったんでしょう?
あそこまで『教会』を悪者に書いてよく突っ込まれなかったなと思ったら
突っ込まれてたようですね、アメリカのカトリック教会に。
確かに、世界規模で組織を持っている教会といったら
まず思いつくのはバチカンですから。
そういう点では、イギリスであのような物語を出版するのは
われわれ日本人が想像する以上の覚悟があったのかもしれませんが
地元の英国教会では静観しているとのこと。
むしろ教条主義や教会の権威主義への批判と受け取っているようで
その辺は大人ですよね。イギリス人はアメリカ人ほど
敬虔なキリスト教徒というわけでなく
云わば日本人と同じ『葬式クリスチャン』だとも言われているそうですから。
ちなみに、映画が尻切れトンボで終わっているのも
一つには北米カトリック連盟が噛みついたせいだとか。
まだライラはアズリエル卿のところに辿りついていないですし
教会の陰謀も、この世界の秘密も、子供のダイモンが変化する理由も
ライラの出生すら明らかになっていませんから。
……これは原作を読めということですか。
コメント