Eureka！

毎日仕事は大変ですが、今日のはひどかった。
90分間でプリント一枚、10問ぽっきり。
たかだか連立方程式だろうが……【泣】
基本的に店主は勉強を教えるのではなくて
勉強をさせて答えを○つけて判らないところがあったら説明するのが
自分の仕事だと思っているので（教えようとしたらそれだけでパンク）
自分からやる気のないヤツはお話になりません。
時間と授業料のムダです。
それでも勉強しないから個別指導の塾に入れてるんでしょうけど
成績が上がらないと苦情を言わないでください、
お宅のお子さんのやる気がないのがそもそもの原因なんですから。

でも、やれば面白いと思うんですけどね、勉強。
店主も数学は大の苦手でしたが
方程式とか因数分解とかは好きでした
そういう答えがすぱっと割り切れる系は。
今でも数独とかパズル系は好きですし
公務員試験の判断推理問題は、制限時間さえなければ
いくらでも解いていたいと思いました【笑】
文系のくせにとお思いでしょうが
文学批評というのは云わば暗号解読、
一つの乱数表さえあれば、お馴染みの物語も
全く別の意味を持ってくるのですから。
たとえば『眠りの森の美女』が
女性の（極めて都合のいい）性の目覚めを表しているように。
逆に、書く側としても張り巡らせた伏線が
最後の最後にぴたっとハマった瞬間は
もはやエクスタシーといっても過言ではないかと【爆】

そうは言っても、お前はそういうお勉強の世界を
ドロップアウトした人間だろと言われてしまえばそれまでですが
店主はあくまで勉強を続けていくための
つまりは不純なところで行き詰ったのであって
未だに勉強そのものは大好きです。
ＣＨ’その他の資料集めは止めるつもりはありませんし
そうやって知識を蓄積していって、それが血肉になるというのは
直接ネタに結びつくものでなくても楽しいものです。
ですが、店主にとって最大の敵は
「勉強なんて役に立たない」と言い放つ輩なのかもしれません。
具体的にいえば、低学歴を再生産する下流志向であり
「“勉強以外”で学生生活で熱中したことは？」と訊くエントリーシートであり
大学院博士課程を門前払いする採用担当者であり
「書を捨てよ、街へ出よう」とうそぶく世間なのでは。

正直、キャベツを切ってもザク切りになってしまうのに料理の本を
軽で70km出すのがやっとなのに自動車の本を
読みあさる自分が虚しくなってしまうこともありますが
自分にはお勉強しかありませんから。