10月8日の日記

2010年10月8日
土曜日に塾で中3生に模試の過去問を解かせるんですが
その国語の説明文で随筆家・高田保氏について書かれていました。
この人については名前自体初耳だったんですが
パリの街並みについては日本一、どころかフランス人以上に
知っているのではないかとその分の筆者は書いてましたが
高田氏は一生で一度もパリへは行かなかったそうです。
かつて大仏次郎が『パリ燃ゆ』で地理監修を依頼したそうですが
それほどの知識も総て地図や写真、その他日本で手に入れることのできる
パリに関するありとあらゆる情報を結集させたものだったとか。

・・・読みながら「師匠!」と思いました。
店主の目指すべき姿はこれだと。

確かに店主は何も知りません。
アルコールはおろか、コーヒーの味も判りませんし
銃を売ったことは当然ありませんし
車に至っては、昨日、家の門柱で擦りました【泣】
それ以外の、普通の人が普通に経験するようなことすら
店主は経験せずに今に至ってることもたくさんあります。
でも、それを補って余りある知識への飽くなき欲求は誰にも負けないつもりです。
もちろんこのネット時代でさえ、調査対象に対する
「ありとあらゆる」情報をすべて集めきることは不可能といってもいいでしょう。
ですが、少なくとも調べること自体は苦にはなりません。
好きなんですから、それが。新たな知識を
たとえそれが一見何の役にも立たなくても、得ることが。

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