もう29歳、まだ29歳

――応接室に通されたとき、この状況が信じられませんでした。
喩えるなら、今までさんざん振られ続けていたのに
突然向こうから「お付き合いしてください」と言われたようなもの。
ただ、その男が今までさんざん女を食い物にしてきた
タラシじゃないとは言い切れないのですが・・・。

というわけで、先日の某生命保険会社に行ってきました。
今回は会社訪問というか説明会というか
いわゆる就活でどのステップに当たるんだろう？
まともな就職活動をやったことがないので判らないんですが
そもそもこればまともな就活なのか？

一応、自分の意志の強さに自信が持てないので
印鑑は家に置いてきました。
ですが、メールで「交通費が支給されるので印鑑持参で」とのこと。
しかも忘れたと言ったら、近所に100円の印鑑屋さんがあるので
そこで買いましょうと言われてしまいました。
まさかその印鑑で交通費の領収書以外のものに判を押させる気じゃないかと
気が気じゃありませんでした、そこまで言われてしまったら。
なので、印鑑屋で店主の本名の判が無いことを祈りました。
（ええ、それほどメジャーな姓ではないですので）
でも、何であったんだよ・・・orz
しかも、着いて早々「申込み受付書」なんてのを書かされてしまいましたし
もしかして店主、今日のうちに即採用？
このご時世、それはそれで非常にありがたいのかもしれませんが
はっきり言って困ります。一応、営業向きの性格ではないとは伝えておきましたが。

ただ、話を聞くと法人営業がメインだということで
その点では少しほっとしたような。
というのも、「保険の営業は友達を売るのが仕事」などという
ありがたい忠告を頂いていたもので。
友達っていったって、知り合いはみんな学生ですし
社会人になった友人とは連絡取り合ってませんでしたから【泣】
個人的なツテなしでの営業だったら、今のバイトとそんなに変わらないかも。
どっちも説明することが主要業務なわけですからね。

そして、あれよあれよと営業所長さんと面接することに。
そこで思ったのは、もしかしたらこんな店主だからこそ
この世界にチャレンジすべきかもしれないということ。
内勤に比べれば、営業は確実にスキルアップできる職種だと、
コミュニケーション能力は特に。
自分の欠点はそこだというのはとっくに判ってました。
もちろん、そんな自分でもできる仕事を探すという手もありますが
敢えて困難を乗り越えて、一皮剥けた自分になって
次のステップに進むという選択もあり得るんじゃないか。
要は、自分の伸びしろがどれだけあるかということでしょうね。
もう29歳、今さら自分は変えられないか
まだ29歳、これから成長することができるか。
そんなことを思ったのも、今のバイトがあるからでしょう。
やっぱり以前と比べて成長したような気がしますから。
まぁ、まだまだだなと思うところは沢山ありますが。

でも、お世話になるとしても末長いお付き合いというより腰掛け、
『職歴処女』を捨て去るためだけのお相手になるかと【爆】
翻訳の勉強を一度、本格的にしたいなとも思ってましたから
仕事をしながら学校に通うもよし、
働いて学費を貯めるだけ貯めて、辞めて勉強するもよし。
もしくは一足飛びに希望の業界に転職してしまうかも。
もちろん、まだ市役所が残ってますし
一般企業で希望の業種・職種があればそっちの方がベター。
ぶっちゃけ、保険を保険にしてしまうのも一つの手かも【苦笑】
タラシをキープにしているようなもんですから、ちょっといい気分。

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定点観測upしました。