先日はWeb小説上での言葉の誤用について突っ込みを入れましたが
同じくらい突っ込みたいのは、明らかに英訳サイトを使ったであろう英作文。
そういうのって読める人にとっては明らかに苦笑ものです。

「私の欲しいもの」にthe thing which I wantって5語も費やすなよ!
もっと単純にwhat I wantだと3語で済んじゃうのに。

あーあ、店主に相談してくれればもう少しマシな英語にできるのに。
メールのやりとり等の手間はかかりますが
より正確な訳文を作るためには必要不可欠ですし、
在外経験はないので口語表現は苦手ですが、できるだけ努力はするつもりです。

ですが「英語らしい英語」なんて実は
高校文法レベルで書けるはずなんですよ。
店主だって大学に入ってから、それ以上のことは教わっていませんし。
まぁ、ほとんどの方が大学受かった途端に忘れますからねぇ。
店主だってそうで、今ごろ公務員試験で苦労しましたから。

だからといって、頼っちゃいけませんよ
あんな縦のものを横にするだけしか能の無いコンピュータ風情に。
店主、あの手のものは全く信用していませんから。
初めてPCを買ったとき、プレインストールの翻訳ソフトに
海外のニュースサイトを訳させたんですが、
それがまぁ見事に日本語として破綻していました【苦笑】
あれからすでに10年近く、ソフトも進歩したんでしょうけど
Web小説等で見かける英文を見る限り、それを感じられません。
あれって日本語の文をそのまま訳してるだけですから。

コツがあるんですよ、コツが。
まずは日本語の文をより英語の文法に即した文にする。
たとえば「薬で病気が治る」って言わないんですよ
あっちは「薬が病気を治す」ですから。
無生物主語は英語(というかインド・ゲルマン語族?)の特徴なんです。
あとは、日本語で省略されがちなところを徹底的に補う。
主語すら言わなくて済みますもんねぇ、日本語は。
それだけでも翻訳ソフトに突っ込んで、より正しい英語になるかと。

こういうのは、一言一句正確に訳すよりも
意味が伝わるかどうかですから。

中学生を教えていて、ときどき迷います。
「~しませんか」と「~しましょう」、
「~してくれませんか」と「~してください」を
まとめて○にするべきか、それとも一方を×にすべきか。
これって英語だとそれぞれShall we~と、Let’s~
Will you~とPlease~に対応するので
訳す方もそれによって区別しないといけないのですが、
でも一方でShall we~=Let’s~、Will you~=Please~
って載っているんですよねぇ。
文法はともかく、意味はどっちも同じだろ!と思うのですが。
大学に入ったらその辺はもう区別はしませんし。

うちの母なんて最終学歴は准看学校卒ですが
ただ今、診療所で日本語の話せない患者さんに悪戦苦闘しているようです。
傷なので「治りかけで痒い」そうなんですが
「良くなっている証拠ですよ」を‘No problem!’で済ますんですから【笑】
でもそれでいいんです。意味は通じてるんですし。
言葉は文法じゃないんです、中身なんです。

でもなぁ・・・やっぱり突っ込みたくなるんだよなぁ【苦笑】

=====================================

定点観測upしました。
そうは言われても、今さら性格が変えられるんだったら
こんなに苦労はしませんって@就職活動(停滞)中【泣】
一つの性格にも、それに伴う長所も短所も両方あるんですから。

今日のパソなつれづれ。
HDDのチェックをしましたが、結局CRCエラーは復旧せず。
しょうがないのでいったん中身をデスクトップに置いて
フォーマットし直してますが、それが時間のかかるのなんの【泣】
終わるまで寝られません。チャットでもしてれば耐えられるんですが・・・。

コメント

nophoto
muff
2010年9月3日9:43

朝から小躍りしてしまいました。今も顔がにやけてます。うぅ、ありがとうございました(感涙)

翻訳サイト。あれ、駄目です。おっしゃるように英語的に原文を入れると多少ましですが、英文から日本語にしても???な文章になりますし。まぁ、大まかな筋を知る程度に使うには悪くもないんですがねぇ。
私は学校の英語の成績は最悪で、なのに仕事では道具として必須な世界で。あくまで道具なので、文法なんて二の次でいいんですが。。。。文法は中学校レベル(今だと高校かも)で十分、それよりヒヤリングと何より相手に伝える意思というか気合が必要でした。専門用語さえ覚えてしまえば、なんとかなるもんでした。おかげで日本語で何というのか知らず、それ何?!?!となっることも、ままありましたけど、楽しい社会人生活でした。

日本語的な表現でメールを書こうもんなら、外国の人には読んでも貰えないし。お国柄というかなんというか・・・基本としては、簡潔に、端的に、が大前提ですし。

shall we, let’s, please, will you.
私的には、一緒に出来ないかなぁと・・・。文法の答えとしてというより、個人的には使う場面が違うっていう感じですねぇ。

例えば、ランチに誘う場合。相手の都合を聞くのも含めてランチ行かな~い?と誘う場合はshall we~.お互い合意がとれてる上で時間になったのから、じゃー行こうって事でlet’s ~.ですかねぇ。途中、他に出会った人に一緒行く?(join us?)的な会話があれば尚のこと、その後にはlet’s goじゃないとおかしい気がしますし。違いとしては、その行為の意思の主体が相手にあるか、自分(たち)にあるかって所でしょうか。
まぁ、普段の生活では日本語でも「ランチ行かない?(shall we)」「ランチ行こうよ(let’s)」同じ誘いにしても、自然と使い分けしてると思うので・・・どちらも同じと言えば同じだし、細かく言えば違うしという感じです。

後のほう2つは、文法的には丁寧さの違いって教えですかね?まぁ、確かにそうでうすが、will you (can you)....please.ですしね。これにをwould,couldとの違いは?なんて、私は格好付けたいときにはwould you (mind)...ですが、話したりメールで仲の良い相手にそんな件は使いませんし。
ただ、あなたの意思を優先してくれて構わないんだけど、私としてはそうして貰いたいのというお願いのときにはwill you~。とりあえず(切羽詰まってるし)
、だれでもいいからお願い~~!私こうして欲しいの!!って時にはとりあえず最初にPlease!!ですねぇ。なので、日本語訳としてはそれに見合った文章になる程度の違いです。まぁ、これも主体の方向性ってことかも。

あー、正しい使い方かどうかは甚だ疑問ですが、あくまで私個人が日常で使い分けてる場合ってことで・・・・。

蛟 游茗
2010年9月3日12:02

喜んでいただけて幸いです♪

日本語⇔韓国語だったら翻訳サイトもまだ使えるのかもしれませんけどねぇ。
あれは少しの例外を除けば、語順どおりに単語を当てはめていけば
ちゃんと意味が通じる文章になったはず、確か。

>shall we, let’s, please, will you
ああ、確かにPleaseもLet’sも命令文の範疇だし
Shall weとWill youは一応は疑問文だしなぁ、
と考えてしまうのは頭でっかちな証拠でしょうか【苦笑】
でも、そういう前後の文脈関係なしに
それだけで文法問題、英文和訳という形で出されたら
「くれませんか」も「ください」も○にしてあげたいんですけどねぇ。
it isn’tが○でit’s notが△×な世界ですから。
あと、書き換え問題ではShall we=Let’s、Will you=Pleaseは鉄則です。

Could you、Would you
これが実際では一番使ったかもしれません。
昨年まで助手室の仕事をしていたもんですから
外国人講師の方とのメールのやりとりも業務のうちでした。
「~してください」じゃなくて「~してくださいませんでしょうか」の世界ですね。
ちなみに個人的な最上級はI appreciate(~して下されば嬉しいのですが)でした。

余談ですが、何で日本人手あれほど英語に苦手意識があるんでしょう?
大卒だったら8年間は勉強しているわけですし
だからといってコミュニケーション重視に変える必要もそれほど感じません。
要は、頭の中にはしっかり蓄積できているのだから
そこに蛇口をつけてやればいいだけの話かと。
今、受験生の英語を一人受け持っているんですが
その子が解いている問題集を一通り解ければ自然な英語は書けるはずなんですよ。
後は、どういうシチュエーションでどの表現を使うかは慣れですが。
でもかくいう店主もそれほど英語を使い慣れているわけじゃありません。
映画はこだわって吹き替えですし、今の小説は読みませんでしたし
もっぱら16~17世紀の英語と現代の論文だけでした。
オーラルコミュニケーションといったって、必要なのは話しかける気合です。
TOEFLのスピーキングで点数を取る秘訣は、理路整然とした文章より
むしろ口を開く勇気だと思いますから。
ヒアリングは、必要に応じてそのうち慣れます。
心配だったらいつも手元に電子辞書。
最近は小型のも出てますし、携帯アプリにも入ってます。
そうやって実際に使った表現は、勉強しただけのものよりも身につくと思います。
書くだけならば受験英語でも全然大丈夫なはず、きっと。

nophoto
muff
2010年9月3日17:23

I appreciate...あー、懐かしい。私はアメリカ人の上司にthank youの代わりに言われ、最初解りませんでした。それ以来、私も真似っこしてみたりしましたっけ。このあたりも、英米での違いもあったりで・・・アメリカ人の上司と接して初めて生きた英語と感じましたっけ。

苦手意識。。。これは民族性というか、美徳のあり方というか、意外と見栄っ張りというか・・・。間違えたり、相手に出来ないと思われたりするのが恥ずかしいというか、そう思われたくないというか、そういう意識を感じます。
日本人だけでないんですけどね。日本語を覚え始めでだれかに訂正されたりするのが嫌だと思うタイプの人は外人でも、第2外国語の英語でお互い話したりもしますから。そういう人は書きは問題なく上達していっても話すとなると・・・駄目なままです。当然ですが・・・。

でも、英語というか欧米人相手には基本、押しが強くないと通じないことも多いですしね。間違ってるとか下手だからなんて謙遜したり戸惑ってると、たたみかけられて終わっちゃうなんて事もあったり。
それに、疑問にたいして直接答えない人が多いんです。日本人。
相手は「yes or no」がまず知りたいのに、becauseから始まってしまったりで・・・アメリカ人はそれがまずイライラるすらしく、日本人がなんとか話そうと始めても「hey you!」なんて遮られてグッとアイコンタクトを取られ再び「yes or no?」なんて問われると口パクパクしちゃう人達をたくさん目にしました。問い詰めるというより、ただ疑問で知りたいんだけど。ってだけなんですが、何かを明確にしていく事を嫌がるというか・・・成るべくどっちつかずで居られるように話してくので、私が日本語で聞いていても何が言いたいのか解らないなんてケースは其処此処でありました。その辺の思考回路が変わらないと駄目でしょうねぇ。

そもそも知らない事を知られまいとする人種と、知らない事なら聞いてしまえとする人種というか・・・私は聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥と育てられられたので、なんで?なんで?どうして?とまず思うのですが・・・2H5Wで考え、それに対して答えられる。良い悪いでなく、自分としてのyes noの主張が出来る。この思考が出来ないとグローバルという意味では駄目でしょうねぇ。
英語でも日本語でも一緒だと思います。文学や研究出ない限り、言語はコミュニケーションの一つの道具だと思います。

ちなみに、わが旦那は某大学の英語科卒です。(英文科じゃねぇぞ!と私的にはどうでもいいプライドがあるようです)英語が母国語の人たちからも、おまえはネイティブだろ?どこに(何年)住んでたんだ?と聞かれる方ですが、日本以外に住んだこともなくTOEFLもTOEICも受けたことは無いし・・・発音も消していい方ではないと思うんですが、頭の中は間違い無くWESTERNだ!と件の女性アメリカ人からお墨付きをもらいましたっけ。その彼女に私も鍛えられて、べたべた日本人とは波長が合わない弊害が・・・・(汗)

受験英語は私も悪くないと思うし、会社に入ってからは、しっかりやっておけばよかったとどれだけ悔んだことか・・・。どんなに堅苦しいLETTERだってCVだってお手の物になったはずなのに・・・口語(会話)や発音なんて、現地に住まない限り取り立てて・・・と思うんです。英会話の学校でやるやりとりなんて、実際の生活でちーとも役に立ちませんでした。
私は大学を卒業してからですが、原文で読む小説は勢いのある物で、6割くらいの単語が解れば読み飛ばせる物が好きですというか、邦訳が待ち切れず読んだって感じです。近未来物なんて辞書にのってない作者の造語みたいなのもあったり、想像するのが楽しかったり。
ハリーポッターは・・・タラタラするので半分くらいまで忍耐がいるのですが、イギリス版にこだわったりしてみたり、どれもこれも自己満足ですね。

あーどうも簡潔にまとめられなくって、長文すみません。

蛟 游茗
2010年9月3日23:35

カタコトでもいいんですよね
別にそっちもそこまでの語学力を期待していないんだったら。
前に、やはり外国人の患者さんが来たので英会話を教えてくれと
母に言われたときに、そう答えました。
どうせ日本に来た外国人もカタコトの日本語なんですから。
日本人云々といっても、もしかしたら関西人は別かもしれません【苦笑】
うちの母は福島出身ですが、やはり厚かましさには定評があるナースなので。

英語(に限らずですが)の「結論が先!」という考え方は
SVOっていう語形にすでに表れているよなぁと語学ヲタクは思います【笑】
その順番すら身についていない中学生に対しても
「先に結論、後から説明」というように教えています。
店主自身も英語の論文の書き方(英文・英語学は卒論は英語)で叩きこまれました。
ですが、やっぱり日本人なのか一しきり言いたいことを言ってみてから
ようやく結論が自分でも判るという思考回路は未だ健在です。
論文やレポートはちゃんとあらかじめ結論を出さないといけませんが
定点観測程度だったらオチは最後のパラグラフまで辿り着いたときに
ようやく出てくるというのもしょっちゅうです。

あと、これは30年近く日本語を見聞きしてきて今頃気づいたことなんですが
日本語の「なんで?」は理由を尋ねる表現じゃなくて、詰問なんですよ。
だから英語のBecauseのように「だって・・・」と言ったら、ぶっ飛ばされます【泣】
言い訳をするなと。
なので「なんで?」と訊かれたら「ごめんなさい」、これが正しい日本語です【爆】
この齢まで親と叱られ叱られしながら同居しているものですから。
これは何も親子関係だけでなく、日本人の考え方の奥深くに根付いているのかもしれません。
裁判でも求められるのは弁明よりむしろ反省ですからね。
店主としては、根がアングロサクソンなのか【笑】
とりあえず意見を聞いてから判断してくれ!というスタンスなのですが。
でも、そんな環境の中で育つと、外国人のWhy?が
ただ単に理由を訊いているのではなく、詰問されているというように感じて
怖いのかもしれません。

日記内を検索