終わらない終戦記念日

毎年恒例、終戦記念日のお言葉です。
ＣＨなんてやってると、どうしてもこの日はスルーできません。
スルーできなくて始めたのが定点観測だったりしますし。
もしかしたら昨年も同じようなことを言ってたかもしれませんが
リピート覚悟で今年も言いたいと思います。

毎年この時期には戦争関連の企画をテレビでもよく取り上げてますが
結局それで言いたいことは「戦争は悲惨だ、戦争は良くない」なんですよね。
それはもちろんそうなんですが
反戦ということから一歩も抜け出せてないのかもしれません。
じゃあ何でこの忌わしい、憎むべき戦争が未だ世界に存在しているのか。
結局、日本人にとって戦争は「あの戦争」でしかないのでしょうか。

そういう意味では、ＣＨの世界観って現実的なんですよね。
確かに戦争も、そのミクロレベルである人殺しも
本来あってはならないものであるはずだけれども、現に世の中に存在する。
人が人である限り、人を憎むことも、国と国とが戦うことも無くならないし
そのために撩のような人間が必要とされる、そういう世界。
もちろん店主自身そこまでシビアに考えているというわけではありません。
二次創作として、他人の土俵で勝負する以上
それを則っている世界観は尊重しないと。
（だから別ジャンルを同時にやろうとすると、ときどき齟齬が生じるわけで）

その点、アメリカなんかは今もイラクやアフガンに兵士を送っていますから
戦争という『現実』が見えているんですよね。
それは否定しようもなく、今そこに存在するものだと。
原爆の是非を巡る発言は「ふざけんなこの」と思いますが
その現実的な姿勢は参考にすべき点もあるのかも。
たとえば原爆記念日の被爆者側と政府側の発言も
いわば『世界観』が違うんですよね。
戦争も核兵器も無い世界をという『理想』を掲げる側と
それでもこの国には核の傘が必要だという『現実』を謳う側と
だったら二つの言葉が噛み合うわけがないじゃないですか。
今、必要なのは『理想』を唱えながらも『現実』からも目を背けない
そういう姿勢なんじゃないでしょうか。
だからオバマさんの「核の無い世界を」発言は
それだけでノーベル賞ものなんですよ。
戦時大統領という『現実』を目の当たりにしながらも『理想』を掲げたんですから。
その成り行きは、一日本人としてもこれから注視していかねばなりませんが。

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定点観測upしました。