大好きな本屋に行っても、ふと立ち読みする気が萎えかけました。
ここには、自分の共感できる本がないんじゃないかと。
もちろん店主もいろんな要素の寄せ集めであり
その要素によっては「うんうん、そうそう」と思える本もありますが
少なくとも『魔法使いの弟子』に関しては皆無【泣】
出版業界でも我々の存在は黙殺されている様子。
どこかコミックエッセイかブログ本として取り上げてくれないですかねぇ。
この手のジャンルは「こういう人も世の中にいるんだ」という
ある種の啓発本になりますからねぇ、
うつ病だったりセクシャルマイノリティだったり。
なかなかカミングアウトできない話題でしょうけど
誰かが勇気を持って書いてくれれば
それだけで社会的な認知度は増すと思うんですが。

そんなわけで、今月号の『文学界』は目を通しておきたかった。
新聞の文学評で見たときからチェックしておきたかったので、
綿矢りさ『勝手にふるえてろ』
池袋リ○ロに本は数あれど、『魔法使いの弟子』を取り上げたのはこの一冊だけかと。
ただ、評の「頭でっかちな恋愛観を覆される場面が鮮やかだ。」って
これ以上高齢処女を虐めないでくれますか【泣】
そりゃ実経験がなければ頭でっかちにもなりますよ。
そうやって自分でがんじがらめになって、結局踏み出せないんですから。
確かに恋愛ってのは理屈じゃない、まずは行動あるのみっていうのは
店主にだってよく判ります。
でも、こういうのはエレベーター式のバンジージャンプみたいなもので
どんどん飛び降り地点が上がっていってしまうものなんですから
しかるべき時に、しかるべき相手と、しかるべき事を致せた人間には判るまい【涙】
むしろ店主にとっては、産休育休はあるのに独身は休めないという不満や
処女なのに産休届を出して勝手に会社を休んでしまうという
プチ・テロリズムの方が痛快というか、思いっきり頷いてしまったというか。
あまり彼女の小説には縁がなかったですが、「綿矢、処女?」と【爆】
ただし、これは26歳のお話ではありませんね。
作者が26というのもあるんでしょうが、
どっちかといえば30に手の届きそうになったというか
実際に三十路に達してしまった年齢の話でしょう。
26で未経験だったらまだオクテで通りますし
結婚も出産も焦る年齢じゃないはず、店主と違って。

当事者としましては、これに続く作品が
フィクション、ノンフィクションを問わずに出てきてほしいのですが
出てこないとなると、店主自身が声を上げ続けるしかないですかね【苦笑】
たぶん、別ブログ立ち上げたらそっちで主に叫ぶと思いますが。
社会的ムーブメントにするなら、やっぱり最近流行りの子宮頚がんワクチンですか。
一部でいいから、全年齢向けに公費補助を!
この問題を中高生だけのものにはできませんから。

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