具体例なんかクソくらえ
2010年5月19日コメント (2)昨日もまた11時上がりでした。
教室長に指摘されたのが、説明が堅いということ。
抽象的な言葉を使わずに、もっと具体例を挙げないと
出来の悪い中学生レベルでは伝わらないと言われました。
・・・まぁ、確かに心当たりはないでもないような。
たとえば、話は飛びますが蛟 游茗としての文体。
ときどき「クール」だの「硬質」だのと言われますが
他に紹介文的にいい褒め言葉が無いのかもしれません
店主自身としては「レポート文体」と自称しております。
二次デビューをした頃は、読むのも書くのも新聞記事以外は
もっぱら学術論文という生活でしたから【笑】
そうなると、ある程度主観に左右されない
厳密な文章を書くクセがついているのかもしれません。
実際、具体例を列挙していくより抽象的な定義をばんと挙げた方が
説明の労力が減るんですよね【苦笑】
たとえば「辺の長さが3cmと4cmの直角三角形の残りの辺は5cm」とか
同じく「直角三角形で5cmと11cmなら残りは12cm」なんていちいち挙げてくより
「直角三角形の場合、aの二乗=bの二乗+cの二乗」ああ、数字が機種依存文字・・・
と言ってしまった方が、ありとあらゆる直角三角形をカバーできるわけで。
それに、↑とも多少かぶるんですが
抽象的に言ってしまった方が、より多くの人に伝わるんじゃないでしょうか。
恋愛なんてものはその最たるもので
具体的に言ってしまうと「恋・・・?恋ってのはねぇ、ウフフ・・・」
なんて、知ってる人は知ってるけれど、知らない人には永遠に判らない
世界に陥ってしまいそうですが、
もっと端的に「恋とは、一説には『乞う』が語源であり、それゆえ
自分の手にしていない、手に入れることのできないものに対する渇望を表す」
などと言ってくれれば、恋愛のレの字も知らないカタブツだって
なんとなく判ってくれるかもしれませんから。
だから、心理描写も曖昧なふわふわ~っとしたものは書けません。
ひたすら理詰めで、何がどうしてどうなったからこうなった
というのをモノローグで積み重ねていかないと。
そうしないと自分自身でキャラの心理に納得がいかないというのもありますし。
わりと具体描写も多めに使ってるように見えるかもしれませんが
それだって抽象を表すための具象ですからね。
「香は躊躇した」という代わりの「香は後ずさった」ですし。
そもそも、店主の引出しの中に語るべき具体例なんてあるのだろうか?
語れるほどの経験なんて全くと言っていいほどありやしません。
その僅かばかりの経験と、余所から頂いてきた経験を抽出して
得られた概念を捏ね繰り回した先に見えてくる
余所では絶対思いつかないような視点ってのが店主の売りですから。
なので、塾講みずちとしてはもう少し判りやすい説明が
できるようになりたいとは思いますが、
蛟 游茗としてはこれからも理屈を捏ね回したいと思ってます。
教室長に指摘されたのが、説明が堅いということ。
抽象的な言葉を使わずに、もっと具体例を挙げないと
出来の悪い中学生レベルでは伝わらないと言われました。
・・・まぁ、確かに心当たりはないでもないような。
たとえば、話は飛びますが蛟 游茗としての文体。
ときどき「クール」だの「硬質」だのと言われますが
他に紹介文的にいい褒め言葉が無いのかもしれません
店主自身としては「レポート文体」と自称しております。
二次デビューをした頃は、読むのも書くのも新聞記事以外は
もっぱら学術論文という生活でしたから【笑】
そうなると、ある程度主観に左右されない
厳密な文章を書くクセがついているのかもしれません。
実際、具体例を列挙していくより抽象的な定義をばんと挙げた方が
説明の労力が減るんですよね【苦笑】
たとえば「辺の長さが3cmと4cmの直角三角形の残りの辺は5cm」とか
同じく「直角三角形で5cmと11cmなら残りは12cm」なんていちいち挙げてくより
「直角三角形の場合、aの二乗=bの二乗+cの二乗」ああ、数字が機種依存文字・・・
と言ってしまった方が、ありとあらゆる直角三角形をカバーできるわけで。
それに、↑とも多少かぶるんですが
抽象的に言ってしまった方が、より多くの人に伝わるんじゃないでしょうか。
恋愛なんてものはその最たるもので
具体的に言ってしまうと「恋・・・?恋ってのはねぇ、ウフフ・・・」
なんて、知ってる人は知ってるけれど、知らない人には永遠に判らない
世界に陥ってしまいそうですが、
もっと端的に「恋とは、一説には『乞う』が語源であり、それゆえ
自分の手にしていない、手に入れることのできないものに対する渇望を表す」
などと言ってくれれば、恋愛のレの字も知らないカタブツだって
なんとなく判ってくれるかもしれませんから。
だから、心理描写も曖昧なふわふわ~っとしたものは書けません。
ひたすら理詰めで、何がどうしてどうなったからこうなった
というのをモノローグで積み重ねていかないと。
そうしないと自分自身でキャラの心理に納得がいかないというのもありますし。
わりと具体描写も多めに使ってるように見えるかもしれませんが
それだって抽象を表すための具象ですからね。
「香は躊躇した」という代わりの「香は後ずさった」ですし。
そもそも、店主の引出しの中に語るべき具体例なんてあるのだろうか?
語れるほどの経験なんて全くと言っていいほどありやしません。
その僅かばかりの経験と、余所から頂いてきた経験を抽出して
得られた概念を捏ね繰り回した先に見えてくる
余所では絶対思いつかないような視点ってのが店主の売りですから。
なので、塾講みずちとしてはもう少し判りやすい説明が
できるようになりたいとは思いますが、
蛟 游茗としてはこれからも理屈を捏ね回したいと思ってます。
コメント
うん。
やっぱり游茗さまは研究者なんだなぁとしみじみ思いました。
「どの辺が?」と聞かれても、書くと長々しくなりますので、
また機会があれば・・・。(苦笑)
目指しているところが「理路整然」ですからねぇ。
共感してもらうよりは納得してもらいたいですし。
まぁ、その辺は追々と・・・。