父と息子といったらエディプス・コンプレックスの一語で済みますが
(CHだって結局はその話になってしまいましたし)
母と娘の葛藤というのはそう簡単に一刀両断できない、
これから先のCH’の隠れテーマにもなるだろうし、と思って
大学生協で見つけて立ち読み【苦笑】
読み進めていくうちに、店主がぬるいジェンダー系として抱いていた感慨が次々とプロの眼によって指摘されていくのが小気味よかったです。
父と息子の物語はオイディプス神話によって普遍化されるが
母と娘の物語はもっと個別で具体的だとか、
女性性=身体性ってのは常々痛感していたことだけに
精神科医、それも男性によって言い当てられて「ああ、やっぱり」と思いました。
結局自分のジェンダー系としての出発点は、月に一度自己主張する
女性としての身体と腐れ縁として付き合っていくか、だったわけですし。
(だからBLって嫌いなんですよ。そこには女性の身体が無いですから)
そして本書の結論としては、娘の人生における母の呪縛の正体は
娘を通しての母親の生き直し願望だったと。
・・・これにAHを重ね合わせると深いな、っていうか重いな【爆】
でも、逆に店主はすごーくありがたい人生を送らせてもらってるなと思いました。
確かに「女の子は○○するもんじゃない」的なことは言われて育ちましたが
幼少期にCH(というか香ちゃん)に出逢い、長じてフェミニズムとやらを知り
ジェンダー規範に最低限の折り合いをつけつつも(制服だとか、一人称とか)
「女らしくない女」として生きるための論理武装を身につけ
(でも後から聞いた話だけど、逆に女の子らしくなくってよかったと。
自分も決してそういう子じゃなかったので、もしそうだったら
どう育てればいいか判らなかったそうです;苦笑)
親の「自分の好きな道に進め」という言葉を真に受けて未だ学生やってる身は、
どこからどう見ても母親が押しつけた人生ではないですから【爆】
さて、これをCH’に当てはめてみるとどうか。
まだまだ物語が進んでないからネタバレしない程度にしか言えませんが、
少なくともジェンダー規範についてはとやかく言わないでしょう
というか言えない【苦笑】いった言葉は全部自分に返ってきますから。
これからひかりが進むであろう人生も、自分だって
何もかも捨てて自分の意思でこの世界に飛び込んだのだから
娘の気持ちは一番よく判ってるでしょうし、むしろ撩の方が止めそうだ。
でも、だからといってこの二人が全く幸福な母娘とはいえないのかもしれない。
束縛はされなくても、それはそれで負い目というのがあるでしょうから・・・。
拍手レス
12/6・17:44~18:11 輝海さま
コメントに至っては2週間も。
Web拍手が壊れたんじゃないかと思いましたよ。
まあ、でも最近のは拍手するほどの出来ではないんだろうなぁと。
カウンタのアクセス数も前より減ってますし。
(CHだって結局はその話になってしまいましたし)
母と娘の葛藤というのはそう簡単に一刀両断できない、
これから先のCH’の隠れテーマにもなるだろうし、と思って
大学生協で見つけて立ち読み【苦笑】
読み進めていくうちに、店主がぬるいジェンダー系として抱いていた感慨が次々とプロの眼によって指摘されていくのが小気味よかったです。
父と息子の物語はオイディプス神話によって普遍化されるが
母と娘の物語はもっと個別で具体的だとか、
女性性=身体性ってのは常々痛感していたことだけに
精神科医、それも男性によって言い当てられて「ああ、やっぱり」と思いました。
結局自分のジェンダー系としての出発点は、月に一度自己主張する
女性としての身体と腐れ縁として付き合っていくか、だったわけですし。
(だからBLって嫌いなんですよ。そこには女性の身体が無いですから)
そして本書の結論としては、娘の人生における母の呪縛の正体は
娘を通しての母親の生き直し願望だったと。
・・・これにAHを重ね合わせると深いな、っていうか重いな【爆】
でも、逆に店主はすごーくありがたい人生を送らせてもらってるなと思いました。
確かに「女の子は○○するもんじゃない」的なことは言われて育ちましたが
幼少期にCH(というか香ちゃん)に出逢い、長じてフェミニズムとやらを知り
ジェンダー規範に最低限の折り合いをつけつつも(制服だとか、一人称とか)
「女らしくない女」として生きるための論理武装を身につけ
(でも後から聞いた話だけど、逆に女の子らしくなくってよかったと。
自分も決してそういう子じゃなかったので、もしそうだったら
どう育てればいいか判らなかったそうです;苦笑)
親の「自分の好きな道に進め」という言葉を真に受けて未だ学生やってる身は、
どこからどう見ても母親が押しつけた人生ではないですから【爆】
さて、これをCH’に当てはめてみるとどうか。
まだまだ物語が進んでないからネタバレしない程度にしか言えませんが、
少なくともジェンダー規範についてはとやかく言わないでしょう
というか言えない【苦笑】いった言葉は全部自分に返ってきますから。
これからひかりが進むであろう人生も、自分だって
何もかも捨てて自分の意思でこの世界に飛び込んだのだから
娘の気持ちは一番よく判ってるでしょうし、むしろ撩の方が止めそうだ。
でも、だからといってこの二人が全く幸福な母娘とはいえないのかもしれない。
束縛はされなくても、それはそれで負い目というのがあるでしょうから・・・。
拍手レス
12/6・17:44~18:11 輝海さま
新作にご感想ありがとうございましたm(_ _)m・・・1週間近く拍手がありませんでした【泣】
はうっ!誤字のご指摘ありがとうございます。
急ぎ訂正いたしました(あたふた)
こちらこそ、長ったらしい話を最後まで読んでくださりお疲れ様です【笑】
実際に毎回書くときは頭から、推敲兼ねて読み直してました。
前作はお子さまフィーチャーということでしたが
今回は親になっても変わらない撩たちにスポットを当ててみましたが
相変わらずチビたちがしゃしゃり出てきてしまいました【苦笑】
原作ではあの事件は殉職した婦警もろともさらりと流されてしまいましたが
槇村にとっては決着をつけないままでは死んでも死にきれない
事件だったのかもしれません。
許容範囲を超えた不幸に見舞われれば、誰かを恨まずにはいられないというのは
実体験から痛いほどよく判りますが、でも恨んでるだけでは
そこから前には進めないということも同じくらい痛感しています。
ただ、前を向くのに遅すぎるということはないと思いたいです。
コメントに至っては2週間も。
Web拍手が壊れたんじゃないかと思いましたよ。
まあ、でも最近のは拍手するほどの出来ではないんだろうなぁと。
カウンタのアクセス数も前より減ってますし。
コメント