11月8日の日記

2009年11月8日
ふと前々から考えていたこと。
自分が書いているものは入れ物に過ぎないんじゃないか、
それに命を吹き込むのは読んでくださる皆様じゃないんだろうか。

自分の書いたものは所詮は文字の羅列であって
文字だけだったら何とでも書けるというのは言いすぎですが【苦笑】
例えば本で読んだこと、人から聞いた話でさえ文才さえあれば
さも自分が経験したかのように臨場感たっぷりに表現できるわけで
(店主にそこまでの表現力はありませんけど)
でも、それもやっぱり器でしかないんですよね。
その中身となるのが、読む側の経験であり思い入れ。
読んでくれる方が共感してくれることによって
薄っぺらな文章が胸に迫るものにもなってくるんですから。

そういうことは読み手としても大いに経験済み。
原作のスルーされがちな些細なディテールですら
思い入れたっぷりに語ればいくらでも深読みができるんですから。
逆に、書き手としても苦し紛れに書いた一行が
意外と皆さまの受けが良かったり。
そんなことがあると、レスつけるにも困ります【苦笑】

とりあえず、自分にできることは中身がどうこうより
文章という器を磨くことだけなんでしょうね。
もちろん書く側の内面というのをないがしろにしてはいけませんが
いくらそれを磨き上げたところで、文章に反映されなければ意味がないんですから。
その自分の経験であり思い入れをできるだけ皆様に伝えられるような
表現力が身につけられたらなぁと思ってます。
そうすれば、また自分の預かり知らぬところで
中身がさらに膨らんでいくかもしれませんから。

コメント

日記内を検索