今春のWe’re Buddyショックが冷めやらず
ブクオフの250円棚からサルベージしてきました。
これで90年代TUBE、“TUBEstII”期は
一部のカップリングを除いてコンプリートです。

さて、店主にとってTUBEといえばCH妄想のオカズでもあるんですが
今回はついついアルバム発売当時のエピソードが気になってしまいます。
90年といえば、絵梨子さんのハンマーで幕が開け
そして『都会のシンデレラ』、海坊主との決闘と
後期ラヴラヴ期へと本格的に移行するターニングポイントでしたから。
90’S DOOR』なんてまさにそうですしタイトルチューンの『N・A・T・S・U』なんか
「Shoes脱ぎ捨てたシンデレラ」ですから。
この流れだと『KEEP ON SAILIN’』のイメージも変わってきそうな。
でも、90年の夏に二人に何があったかというと
カオリスト地雷のあのエピソードなんですよね・・・。

ですが、アルバム自体の印象としては全体的にペラいというか・・・
もちろん中には『AUGUST MOON』や『BEAUTIFUL WORLD』といった
今でもライヴでかかる名曲が入っているんですが
ちょうど発表当時はバブルの絶頂期、そんな時代の雰囲気を
このアルバムも思いっきり吸いこんでいるような気がします。
それは歌詞カードの前田さんの写真を見れば一目瞭然【笑】
でもこの夏の歌番組は軒並み浴衣で出演だったんですけどね。
歌詞も奥行きがないというか、ストレートすぎて
イマジネーションの入り込む隙間が無いような。
それ以前にも『Don’t Think, It’s All Right』のような
いい詞を書いてるんですけどね。
でも確かに、同じようなテイストで『Keeping the Face』と
『Lonely Revolution』を比べてみれば、分があるのはやっぱり亜蘭さんで
それに追いついたと思えるのは『Teenage War』(’92)を待たないと。
ですが全曲自分で書くというのはまた違うわけで、作詞・作曲・アレンジも
全部自分たちだけでやるようになってまだ2年目(2枚目)ですから。
音だってやけにバブリーというか、
これでは長戸さんにダメ出しくらうのも当然ですね。
それで開き直った結果が『あー夏休み』ですから。
これも軽薄といっちゃ軽薄ですが、同じ軽薄でもバブリーなええかっこしいではなく
プレ・バブルの、いわば土着的な軽薄だったからこそ
ポスト・バブルでも通用する普遍性を持ちえたわけで
この曲が無かったら今頃TUBEはどうなっていたのやら。

こういっては何ですが、“N・A・T・S・U”と聴き比べると
その翌年の“湘南”までの成長に、たった一年だけですが
めざましいものがあるように感じられました。
“湘南”といえば、今でもファンの中でベスト5に入るであろう名盤ですから。
同じ時事ネタでも『90’S DOOR』と『Smile&Peace』では
盛り込まれているイメージの分厚さが違いますし。
その間に何があったかというと、湾岸戦争など
そろそろ超右肩上がりにも陰りが見え始めたころかもしれませんが、
覚えている限りではバブル崩壊が文化表象にはっきり表れだしたのは
その数年後くらいからだったような気がしますし、
だとしたらやっぱり『あー夏休み』でしょうか。
あの一曲が今に至るまでのTUBEの方向性を決めたといえるでしょうね。
そういう意味ではすごく皮肉なアルバムだなと【苦笑】

今日のCHなつれづれ
ついさっきまで神谷さんご出演のラジオを聞いてました。
その中でやってみたい役として「カッコいいんだけどちょっとスケベで・・・」
ふむふむ、つまりは撩ちゃんっぽい役ということですか
「でも怖いというか・・・でもそれは仮面であって」
そんな今までの神谷キャラにさらに一ひねりがある役柄がやってみたいと。
・・・でもそれって、一部の二次創作でおなじみの
黒冴羽、または鬼畜撩じゃないっすか【爆】
店主の撩の中にもそういう面はありますし、
そういう点では深いキャラクターですよねぇ、冴羽撩って。

コメント

nophoto
輝海
2009年10月20日4:01

・・・神谷さんが演じる鬼畜リョウ。

色んな意味で見て(聞いて)みたいです。

萌えてしまうかも・・・。(←殴)

蛟 游茗
2009年10月20日23:13

それ以外にも、実はパチンコがお好きだとか
いろいろ面白いお話が聞けました。

二次ではおなじみのダーク撩ですが、オフィシャルでやるとしたら
やっぱり『暗い瞳の死神』と呼ばれていた頃でしょうねぇ。
実写化とともに浮上して一緒に消えた(ような)『エピソード0』計画ですが
神谷さん演じる鬼畜撩が聞けるんだったらやってほしいかも【爆】
二次のダーク撩にも今までとは違った萌えを感じてしまいそうです。

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