ヲチスレがあった頃

最近、ＣＨサイトに新規参入が以前より増えてきているような気がします。
一つにはブログを使えば簡単にサイト管理ができるということもありますが
そうやって出来た新着サイトの中でも、
今後常連になろうと思えるのはほんの一握りだけ。
量が増えれば質が落ちてくるのは当然の現象かもしれませんが
その背景には、ヲチスレがとうとう落ちたことがあるのでは・・・。

ヲチスレ、正式名称は２ちゃんねる難民板『北条司あの頃はよかった』
ヲチ＝ウォッチの意、つまりはネット上のＣＨ二次創作サイトを
ウォッチするスレッドですが、ある一定のキャリアを持つサイト管理人にとって
この言葉は云わば悪魔の使いを意味していたと言っても過言ではないはず。
そこはさまざまなＣＨサイトが、仮名でとはいえ
その出来不出来（主に不出来）を本人不在の場で
激しく叩かれる場だったのですから。
仮名といっても、サイト名を和訳しただけのものから
由来不詳でスレをよく読まないと判らないものまでありました。
店主もかつてそこで誤字を論われて、慌てて直したことがあります【泣】
見つけたんだったら直接指摘してくれよ。

ただ、ヲチスレにもメリットは確かにありました。
新着サイトの情報については早かったですし
たまにＦＦ・ＦＡサイトの番付が作られてました。
たとえそこで下位につけられようと、そこに名が載った時点で
ＣＨサイトとして一人前として認められたようなもの。

ですが、それ以上にデメリットの多いスレッドではありました。
サイト自体の不出来を指摘される分にはいいんですが
末期にはある特定の管理人叩きに終始していましたから。
それもサイトの中身ではなく、管理人の“人間性”を理由に。
今まで数多くのサイトがこのスレを原因に閉鎖に追い込まれました。
その多くの常連（ROM専）だった店主は、スレを恨みました。
しかし、このＣＨサイトが乱立している状況を鑑みると
ヲチスレが半端な管理人志望に対する抑止力でもあったように思えてなりません。
店主自身、サイト運営を始める前からスレの存在を知ってましたので
ＣＨコンテンツを始めるにあたって叩かれる不安はありましたが
逆に「スレに叩かれないだけのものを書くぞ！」という
ロイター板にしていたところもあるかもしれません。
適当なことを書けば叩かれるのが目に見えてましたから。

最近のサイトに足りないのは、もしかしたらその辺の覚悟なのかもしれません。
サイト運営なんて自己満足かもしれませんし、店主だってそうですが
それをネット上に載せる以上、世界中の人が（日本語さえ判れば）
自分の書いたのを眼にする、そしてその批判にさらされる
ということを想定しないと。
多くの善良なＣＨファンは、好みじゃないと思えばそれから先は寄り付きません。
でも好みじゃないサイトをねちねちと批判する輩もいたんです。

とりあえず、そんな意地悪な先輩に代わって
これからＣＨ二次を書いてみたい、サイトを運営してみたいという方に
忠告することとして、まずは原作をよく読んでください。
設定のほとんどはそこに書かれていますし
撩の愛煙する煙草の銘柄から使っている整髪料まで
細かいとこまで目を通せば判りますから【爆】
さすがに、そこまで読み込まなくてもいいですが
せめて原作全巻を手元に揃えて、迷ったときには読み返してください。
といっても、完全版入れた箱の上に荷物置いてる店主は失格ですが【爆】

あと、原作以外の事実でも調べられることは調べ通してください。
大きい図書館に行けばある程度のことは調べられますし
アクセスさえよければ、紀伊国屋などの大型書店で
半日立ち読みしてくるだけでもかなりの収穫はあります。
それにグーグルやウィキペディアだってあるんですし。
そんなの面倒かもしれませんが、好きなことのために調べる努力は
苦にならないと思います。

こんな過疎サイトの片隅からですが、
これからも店主が読みたいと思えるサイトが一つでも増えることを願ってます。

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定点観測をupしました。
新しいカウンタの199番をgetされた輝海さまに前後賞ということで
お題もズバリ『前後賞』でリク頂きました♪
本来ならばちゃんと本館に載せるべきところを
輝海さまのお言葉に甘えて、しかも我が家の定点を兼ねて【爆】
こちらに載せさせていただきました。
輝海さま、これからも当Cafeをご贔屓にm( _)m