戦争はまだ終わっちゃいない

終戦記念日は明日ですが、今日の内に言っておこうと思って。

毎年この時期になるとＴＶ（特にＮＨＫ）で戦争関係の番組が放送されますが
一ＣＨファンとして思うのは、戦争というものは何も
昭和20年8月15日にすべて終わったわけじゃないということ。
３年前のこの日記でもそんなことを書きましたが
結局そこで語られるのは『あの戦争』なのであって、
その後も世界中で続く戦争については目もくれない。
そして「戦争は悲惨だ」「悲劇は繰り返さない」で終わってしまう。
確かにその通りだ。戦争は人間の心も体もぼろぼろにする。
だが、いま現在の状況を考えてみれば
北朝鮮がミサイルを撃ち込んでくるかもしれないし
それ以外の何者かが日本に害をなすかもしれない。
そのとき、誰かがこの国を守らなければならない。
それはつまり、誰かがお国のために死ななければならない。
その理想と現実のギャップを誰も説明してくれないんじゃないか？
確かに、正義の戦争なんてものは存在しない。
でも、正義じゃなくても戦わなければならないときだってあるのだから。

今日もＴＶで戦争についての番組がやってました。
そこでは、その時代を生きた人たちが当時の体験を語ってましたが
その体験談というのが決して遠い過去のものとは思えませんでした。
むしろ、今でもそのような話は世界中に存在するものであり
決して特別なものではないんじゃないでしょうか。
それは、何も軍事独裁国家のような特殊な国の話ではなく
軍隊を持つ国であればどこにでもありえること。
例えば「子供を戦地に送った家はお国の誇りだった」なんてのは
アメリカなんかじゃ今でもそう語る家族のインタビューを目にしますし。
それも、ベトナムではなくアフガンやイランに兵士を送り込んでいる今。
もちろん、反戦なんてのを自由に語れる現在のアメリカと
いっしょくたにしてしまうのは間違っていますが、
やっぱりどうかと思いますよ、日本人の戦争アレルギー。

戦争が８月の季語である間は、一国平和主義と言われても仕方ないのでは。

拍手レス
21:16　れにゃんこさま

定点観測にご感想ありがとうございますm(_ _)m
昭和最後の日、実はまだ店主、小学１年で
それほどはっきりとした記憶はありません【苦笑】
ただ、自粛ムードなるものは何となく感じていたような気がします。
それと『大喪の礼』で学校が休みになるのを喜んでいたような。
そして秋篠宮のご成婚でお休みになってわーい、
皇太子のご成婚でお休みになってわーい、と
慶弔同列で喜んでました【爆】
それ以上にこの年衝撃を受けたのはベルリンの壁ですね。
まさか国というものがくっついたりバラバラになるものだとは
思ってもいませんでしたから。
おかげで小学校の地図帳は毎年買い直した記憶があります。

定点観測upしました。
たぶん明日も終戦の日ネタで書くと思います。
リクエストの方はもう少しお待ちくださいませ【泣】