布教成功?

2009年6月12日 City Hunter
週一でやっている助手室でのアルバイトのときのこと。
今の“相棒”はメキシコの女性作家を研究しているやはり院生の人。
同じ学生同士で話がお互いの専門分野についてになることもありますが
「沙翁やってるんですけど、どっちかっていえば
ジェンダーっぽい切り口でやりたいんですよ」
「いいなぁ、メキシコだとそういう観点が無いからねぇ。
マチズモ(男性中心主義)の国だから」
「でも中米でももう少し南に行くとちょっとは違うんじゃないですか?
左翼のアレとかもありましたし」
「随分と詳しいんじゃない、中米の歴史について」
「ええ、ちょっと・・・前にちょっと調べてたことがあって」
「え、なんで?」
・・・で、白状しちゃいました。実はシテハンが総てのきっかけだったんです
リョウの生い立ち設定も含めて。
彼の乗ってた飛行機が墜ちたのはどこだったのかが知りたくて
中米の戦後の内戦についてちょこっと調べたことがあったんですよ。
ただ、あの辺はほぼどこも同じような泥沼だったんですが【爆】

ですが、その彼女の反応が「シティーハンター?」
ええ、同じ院生といっても同世代ではありません。
店主より二回りほど年上でしょうか。
CHファンのストライクゾーンよりさらに一回り上、
店主の母親世代よりは一回り下なので
子供と一緒にアニメを見ていたわけでもなし。
ただ、興味を示してくれたので例の撩の生い立ちが明かされた
ブラッディ・マリィーの巻を持っていくことに。
「完全版30巻全部持ってますよ」って言ったら
「全部持って来なくてもいいのにぃ」とドン引きされましたが【爆】

マンガなどとっつきやすいものから中米の内戦などという
堅いものに興味を示すということは店主はじめよくあることでしょうが
こうしてお堅いアカデミズムからまさかCHに飛びついてくれるとは・・・。
実際、撩に出会わなければ冷戦下の中南米なんていう
歴史の教科書に載っていないことに関心を抱かなかったでしょうし
まさかゲバラ買っちゃうとはね【苦笑】
でも、そういうバックグラウンドがあるとはいえ
CHはあくまでラブコメ(ですよね、何か?)であり
決して品行方正なマンガとは言えませんから・・・気に入っていただけるでしょうか?

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