CH二次創作で、店主が敢えて自分に使わないように課している言葉がある。
それは、一般名詞としての「香り」。
少なくとも台詞の中には出さないようにしているし
地の文も基本的に登場人物の一人称なので極力控えてます。
なぜなら「かおり」という言葉を聞いて彼らが思い浮かべるのは
「香り」ではなくむしろ「香」でしょうから。

店主の妹の名前も、同じように抽象概念を表す名詞でもありました。
さほど日常会話で出てくる言葉ではありませんでしたが
それでも、テレビなどでその言葉が出てくると
礼儀知らずにも妹の顔をちらりと窺ったりしたものでした。
もちろん自分の中ではその言葉の響きは何より
身近な家族を表す固有名詞だったので、
会話の中でその言葉が必要なときは
「○○み」ではなく「○○さ」というように言い換えていました。

たぶん槇村や撩も同じような事を思ってたんじゃないでしょうか。
テレビで「美味しそうな香りですね」なんて言ってたら
思わずカオリンの顔をちらっと覗きこんでしまうような【笑】
なので極力文中では『匂い』という言葉で代用しています。
ただ、文章の中ではできるだけ同じ言葉の繰り返しは避けたいもの。
選択肢からあらかじめ一つ消されてるCHってのは
その点では結構面倒なんですけどね【苦笑】

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定点観測upしました。

コメント

nophoto
輝海
2009年6月6日13:54

あ。これわかります。(苦笑)
「香の香り」は頭がこんがらがります。
面倒ですが、そこが作家の腕の見せ所ですね。(笑)

蛟 游茗
2009年6月7日11:05

そうなんですよね【苦笑】
時々、その辺に無頓着な作家さんもいますが
こういう理由でそういう同音異義語に昔から敏感に育つと
「あれ?」と引っかかってしまいます。
おかげで「香り」の類義語のボキャブラリーは増えましたが【笑】

そうそう、「リョウ」もよく出てくるんですよね。
「量」とか「両(の手)」とか←これは地の文限定ですが
こっちも気をつけなければ。

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