災害パニックはあまり好きではないんですが
2009年4月8日 映画
はい、もちろん吹替え目当てです。
ブロスナンといえば田中秀幸さん、これもう常識でしょう【爆】
新聞の週間番組表で見つけたときからチェックしてました。
しかも今日はいつもは午後は2時ごろ出勤の母が早出で
本人は忙しいとボヤいてましたが、娘は娘で
これで堂々と映画が見れると小躍りしてました【轟爆】
でも、見始めてすぐ「あれ、この声って田中さん?」
というのもチャンネルはテレ東、今までも必ずしも
このフィックスの公式に当てはまりませんでしたから。
007シリーズは神谷さんヴァージョンでしたし
やはりお昼の洋画枠で声だけを目当てに録画したブロスナンが
なぜか大塚明夫さんだったという前科もありましたから【泣】
シーンは火山の噴火という緊迫したもので
荒げた声は聞きなれたものとはちょっと違うような・・・
ちょっと神谷さんとも似た感じで変に期待してしまいましたが
次のシーンではいつもの穏やかでジェントルな田中さんヴォイスに。
ああ、そういえばブロスナンといえば007ばかりだったから
こういう必死な感じの声って聞いたことがなかったんですよね。
ボンドは絶体絶命のピンチでもいつもクールに切り抜けますから。
神谷さんと似た感じだったっていうのも
同じ俳優さんの声を吹き替えてるんですもの、そうかもしれません。
が、CHファンにとっては貴重な収穫でした【笑】
そうそう、声ネタついでにヒロイン(というにはトウが立ってますが)役の
リンダ・ハミルトンの声は小山茉美さんでした。
しかも玄田さんも出てたそうですし【笑】多分ブロスナンの上司役ですね。
たいていハリウッド映画ではこの手の役は石頭の判らず屋で
結果、主人公はたった一人で難局に立ち向かわなくなるのですが
後からは結構いい人でしたね、この人。
最初はハリー(ブロスナン)が噴火が差し迫ってると主張しても
客観的なデータや町の政治的問題を考慮してそれを却下してましたが
(ハリーには噴火で恋人を失ったというトラウマがありましたし)
噴火直前になってその前兆が現れたときには素直に非を認めてました。
この二人の対立を単なるハリウッド式なステレオタイプではなく
地震学者としての二つのスタンスの違いとして描いた点では
割と大人な映画だなと思いました。
日本でも、ハザードマップを作ると観光に支障が出るんじゃないかとか
そういう防災と地域振興のせめぎ合いってありますし。
あと、伏線の張り方が上手いと思ったのは
彼らに火砕流が迫ってきたとき、どうやって難を逃れたか。
その前にヒントは出てたんですよね、町民集会を開いた高校の体育館に。
そこに学校のバスケ部のチーム名として『Miners(鉱夫)』とあったんですよ。
ということは、このダンテズ・ピークの町は鉱山の町だったと。
だったら古い坑道があっても何の不思議は無いですよね。
いくらハリウッドのご都合主義でも
火砕流のスピードに車が勝てるわけがないですから。
そんなわけで後半はよくあるハリウッド式パニックアクションに。
ハリーがシングルマザーの町長・レイチェルの家族を救うべく
火山灰が降りしきる中を山へと向かうのですが
まぁ当然、絶体絶命のピンチが何度もあるわけで。
そのたびに「大丈夫、この人007だから」と呟いてました【爆】
でも、後から冷静に考えて、いいんですか町長
この非常時に家族のことなんて優先させて。
ふつう被災地の町長は災害の最前線で指揮に当たると同時に
外部に対しては被災地の顔として全国、全世界に
救援を求めるとともに復興をアピールするのが仕事なはずなのに
噴火後数日も土砂崩れの坑道跡に閉じ込められてていいんでしょうか。
せっかく地震学者と女性町長という取り合わせだったんだから
この二人が町とそこに暮らす人々を守るために奔走する
プロジェクトX的な切り口でもよかったんじゃないか、と思うのは
予算がなくてSFXが使えない日本映画の僻みでしょうか。
でも、地震や噴火をただの娯楽の種に考えてほしくないなとは思います。
ああいう光景を日本人は毎年1回くらいでニュースで目にしてますから。
まして、イタリアで地震が起きたばかりのこのタイミングでは。
イタリアにしてもアメリカにしても、耐震基準ってどうなってるんでしょう。
日本じゃ考えられないくらいあっけなく建物や高架が崩れ落ちてましたし。
ブロスナンといえば田中秀幸さん、これもう常識でしょう【爆】
新聞の週間番組表で見つけたときからチェックしてました。
しかも今日はいつもは午後は2時ごろ出勤の母が早出で
本人は忙しいとボヤいてましたが、娘は娘で
これで堂々と映画が見れると小躍りしてました【轟爆】
でも、見始めてすぐ「あれ、この声って田中さん?」
というのもチャンネルはテレ東、今までも必ずしも
このフィックスの公式に当てはまりませんでしたから。
007シリーズは神谷さんヴァージョンでしたし
やはりお昼の洋画枠で声だけを目当てに録画したブロスナンが
なぜか大塚明夫さんだったという前科もありましたから【泣】
シーンは火山の噴火という緊迫したもので
荒げた声は聞きなれたものとはちょっと違うような・・・
ちょっと神谷さんとも似た感じで変に期待してしまいましたが
次のシーンではいつもの穏やかでジェントルな田中さんヴォイスに。
ああ、そういえばブロスナンといえば007ばかりだったから
こういう必死な感じの声って聞いたことがなかったんですよね。
ボンドは絶体絶命のピンチでもいつもクールに切り抜けますから。
神谷さんと似た感じだったっていうのも
同じ俳優さんの声を吹き替えてるんですもの、そうかもしれません。
が、CHファンにとっては貴重な収穫でした【笑】
そうそう、声ネタついでにヒロイン(というにはトウが立ってますが)役の
リンダ・ハミルトンの声は小山茉美さんでした。
しかも玄田さんも出てたそうですし【笑】多分ブロスナンの上司役ですね。
たいていハリウッド映画ではこの手の役は石頭の判らず屋で
結果、主人公はたった一人で難局に立ち向かわなくなるのですが
後からは結構いい人でしたね、この人。
最初はハリー(ブロスナン)が噴火が差し迫ってると主張しても
客観的なデータや町の政治的問題を考慮してそれを却下してましたが
(ハリーには噴火で恋人を失ったというトラウマがありましたし)
噴火直前になってその前兆が現れたときには素直に非を認めてました。
この二人の対立を単なるハリウッド式なステレオタイプではなく
地震学者としての二つのスタンスの違いとして描いた点では
割と大人な映画だなと思いました。
日本でも、ハザードマップを作ると観光に支障が出るんじゃないかとか
そういう防災と地域振興のせめぎ合いってありますし。
あと、伏線の張り方が上手いと思ったのは
彼らに火砕流が迫ってきたとき、どうやって難を逃れたか。
その前にヒントは出てたんですよね、町民集会を開いた高校の体育館に。
そこに学校のバスケ部のチーム名として『Miners(鉱夫)』とあったんですよ。
ということは、このダンテズ・ピークの町は鉱山の町だったと。
だったら古い坑道があっても何の不思議は無いですよね。
いくらハリウッドのご都合主義でも
火砕流のスピードに車が勝てるわけがないですから。
そんなわけで後半はよくあるハリウッド式パニックアクションに。
ハリーがシングルマザーの町長・レイチェルの家族を救うべく
火山灰が降りしきる中を山へと向かうのですが
まぁ当然、絶体絶命のピンチが何度もあるわけで。
そのたびに「大丈夫、この人007だから」と呟いてました【爆】
でも、後から冷静に考えて、いいんですか町長
この非常時に家族のことなんて優先させて。
ふつう被災地の町長は災害の最前線で指揮に当たると同時に
外部に対しては被災地の顔として全国、全世界に
救援を求めるとともに復興をアピールするのが仕事なはずなのに
噴火後数日も土砂崩れの坑道跡に閉じ込められてていいんでしょうか。
せっかく地震学者と女性町長という取り合わせだったんだから
この二人が町とそこに暮らす人々を守るために奔走する
プロジェクトX的な切り口でもよかったんじゃないか、と思うのは
予算がなくてSFXが使えない日本映画の僻みでしょうか。
でも、地震や噴火をただの娯楽の種に考えてほしくないなとは思います。
ああいう光景を日本人は毎年1回くらいでニュースで目にしてますから。
まして、イタリアで地震が起きたばかりのこのタイミングでは。
イタリアにしてもアメリカにしても、耐震基準ってどうなってるんでしょう。
日本じゃ考えられないくらいあっけなく建物や高架が崩れ落ちてましたし。
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