店主、ホラーとかスプラッターなどの映画は大嫌いです。
どうせだったら人生、できるだけヒヤヒヤハラハラしたくないというのが
ポリシーなもので。なので絶叫マシンも乗りません。
でもなんでこんな映画見ちゃったんだろう。
始まってすぐ、豪華客船のパーティ会場が血に染まるシーンがあるんですが、唸りを上げるワイヤーのカット見て目を伏せちゃいましたもん。
そして聞こえてくるのはその唸り声と、肉を切り血が流れる生々しい音。
店主の母は蛇が大の苦手で、TVに現れるたびに悲鳴を上げて
画面から蛇が消えるまで顔を上げようとはしないんですが
その気持ちが判りましたよ。

その惨劇の原因となったのは莫大な金塊。
それをめぐってさっきの惨劇、そして虐殺と殺し合いになり
殺された乗客が幽霊になっていまもボロ船をさまよっているという
普通、日本の映画だったらそこで終わりますよね。
そして「人間の欲って恐ろしいよね」という結論に至るわけですが
なんで洋モノだとさらにスーパーナチュラルな存在をぶつけてくるんでしょうか。
その惨劇の糸を引いていたのは悪魔(というか死神?)なんですから。
いわば、絶対的な悪ですよね。
この辺がキリスト教的、一神教的な考え方なんでしょうかね。
でもそれだと、人間はか弱い犠牲者に過ぎなくて
一番悪いのは悪魔だと、すべての罪をそいつにおっかぶせている
という図式にもなりえるような気がします。
やっぱり、一番怖いのは天使にも悪魔にもなれる人間だと
店主は思うんですけどね。

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