『名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリーロジャー)』
2008年4月21日 アニメ・マンガさて、しばらくブログの更新が滞りがちだったのは、Amazonのシステム変更で各種レヴューができなくなったから。最近は無感動な日々を送っている店主としては、そういう機会がないと日記つけないもの。おかげで『サイボーグ・フェミニズム』も『Mr.&Mrs.スミス』も書けないまま【泣】
今日の劇コナだって横にドンとジャケット写真つけてレヴューしたかったのに。
劇場版『名探偵コナン』ではしばしばレギュラー・サブレギュラーキャラがコナンに次ぐ準主役としてフィーチャーされてます。たとえば『迷宮の十字路』では服部平次、『ベーカー街の亡霊』では優作氏、そして忘れちゃならない『水平線上の陰謀』では我らが小五郎のおっちゃん。
ということは、宣伝見る限りでは今回フィーチャーされてるのは「大金持ちの娘とは思えないお気楽女」の園子お嬢様・・・だと思いきや、実はそれほどでもなく。空手都大会優勝の蘭姉ちゃんの活躍もほんのちょっと。まぁそんなもんでしょ、宣伝なんて。『水平線上〜』だって、あんなにおっちゃん大活躍だとは思わなかったし。
でも、アン・ボニーとメアリー・リードという女海賊の秘宝が物語の中心に据えられている以上、この二人の親友同士にもうちょっとスポットを当てても良かったし、二人だけでダイビングショップを営む女性二人や、コナンが哀に向かって言う「しいて言えば・・・相棒かな」というセリフも コ哀が泣いて喜ぶな イマイチ使い切れてなかった、と物語書きの端くれとしては文句を言いたいところですが、尺を考えると仕方がないのかも。
そしてこの声は聞き覚えがあると思ったら・・・堀内賢雄さん、あなたが犯人ですね!聞いたことのある声がいたら犯人と思え、という鉄則は今回も健在です。
でも、そもそも最初の設定としてこの話は成り立つのだろうか?二人の女海賊が暴れまわったのはカリブ海のはず。それがなんで太平洋の、おそらくは都内なので小笠原あたりだと思いますが・・・。
忘れちゃならないのが我らが小五郎のおっちゃん。今回はけっこう出番が多かったような。一番最初の第一声からしておっちゃんだったし【喜】しかも朗々とした長ゼリフ。確かにダミだがところどころ冴羽撩を思わせるトーンも無くは無い【コジツケ】
にしては、あまりカッコいい場面が無かったとお嘆きな神谷ファンのあなた。確かにカッコつけたり酔っぱらったり事件現場にしゃしゃり出たり、『水平線上〜』のような推理の冴えは見られませんでしたが、でもこれが等身大の毛利小五郎なのではないでしょうか。『眠りの小五郎』なんてちやほやされるのも全部コナンのおかげ。それを取り除いてしまえばええ格好しいで、酒好きで、美人に弱くて、だらしなくて、そして何より娘思いな中年オヤジなはず。そんなカッコ悪いおっちゃんが何より魅力的なのです。今回はむしろそんな人間味あふれる小五郎が再発見できたのではないでしょうか。
余談ですが、こんな「カッコ悪い、等身大の中年男」というのはAHで北条センセが描きたかった冴羽撩の姿なんじゃないでしょうか。でも撩はあくまでもヒーローなんですよね。
『水平線上〜』と言い今回といい、コナンの方がAHで描きたかったことをより明確に示しているのかも。
もう一人、声ネタ的に気になってしまうのは白鳥警部演じる井上和彦氏。だって『サイボーグ009』(79年版)のジョーですよ!って実はちゃんと見たことないんですけどね、新ゼロ。今度DNNで借りてみようかしら。
今日の劇コナだって横にドンとジャケット写真つけてレヴューしたかったのに。
劇場版『名探偵コナン』ではしばしばレギュラー・サブレギュラーキャラがコナンに次ぐ準主役としてフィーチャーされてます。たとえば『迷宮の十字路』では服部平次、『ベーカー街の亡霊』では優作氏、そして忘れちゃならない『水平線上の陰謀』では我らが小五郎のおっちゃん。
ということは、宣伝見る限りでは今回フィーチャーされてるのは「大金持ちの娘とは思えないお気楽女」の園子お嬢様・・・だと思いきや、実はそれほどでもなく。空手都大会優勝の蘭姉ちゃんの活躍もほんのちょっと。まぁそんなもんでしょ、宣伝なんて。『水平線上〜』だって、あんなにおっちゃん大活躍だとは思わなかったし。
でも、アン・ボニーとメアリー・リードという女海賊の秘宝が物語の中心に据えられている以上、この二人の親友同士にもうちょっとスポットを当てても良かったし、二人だけでダイビングショップを営む女性二人や、コナンが哀に向かって言う「しいて言えば・・・相棒かな」というセリフも コ哀が泣いて喜ぶな イマイチ使い切れてなかった、と物語書きの端くれとしては文句を言いたいところですが、尺を考えると仕方がないのかも。
そしてこの声は聞き覚えがあると思ったら・・・堀内賢雄さん、あなたが犯人ですね!聞いたことのある声がいたら犯人と思え、という鉄則は今回も健在です。
でも、そもそも最初の設定としてこの話は成り立つのだろうか?二人の女海賊が暴れまわったのはカリブ海のはず。それがなんで太平洋の、おそらくは都内なので小笠原あたりだと思いますが・・・。
忘れちゃならないのが我らが小五郎のおっちゃん。今回はけっこう出番が多かったような。一番最初の第一声からしておっちゃんだったし【喜】しかも朗々とした長ゼリフ。確かにダミだがところどころ冴羽撩を思わせるトーンも無くは無い【コジツケ】
にしては、あまりカッコいい場面が無かったとお嘆きな神谷ファンのあなた。確かにカッコつけたり酔っぱらったり事件現場にしゃしゃり出たり、『水平線上〜』のような推理の冴えは見られませんでしたが、でもこれが等身大の毛利小五郎なのではないでしょうか。『眠りの小五郎』なんてちやほやされるのも全部コナンのおかげ。それを取り除いてしまえばええ格好しいで、酒好きで、美人に弱くて、だらしなくて、そして何より娘思いな中年オヤジなはず。そんなカッコ悪いおっちゃんが何より魅力的なのです。今回はむしろそんな人間味あふれる小五郎が再発見できたのではないでしょうか。
余談ですが、こんな「カッコ悪い、等身大の中年男」というのはAHで北条センセが描きたかった冴羽撩の姿なんじゃないでしょうか。でも撩はあくまでもヒーローなんですよね。
『水平線上〜』と言い今回といい、コナンの方がAHで描きたかったことをより明確に示しているのかも。
もう一人、声ネタ的に気になってしまうのは白鳥警部演じる井上和彦氏。だって『サイボーグ009』(79年版)のジョーですよ!って実はちゃんと見たことないんですけどね、新ゼロ。今度DNNで借りてみようかしら。
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