野性のナナ
ウチのナナwithエリザベスカラーです。患畜が傷口を舐めないようにするためのもので、形状がエリザベス女王の肖像画にある襟飾りに似ているから、なんでしょうねこの命名は(未確認)。
先週、避妊手術を受けさせました。そうしたら凶暴になって帰ってきました【泣】餌を持ってくるとなぜかうなって、挙句の果てに母の手に噛みつきました。血が出ました。今まで跡がつくほど噛んでも怪我させることは無かったのに・・・
病院で一体何があったんでしょうか?店主には知る由もありません。

飼うからには避妊手術を受けさせるというのは家族の総意でした。
もともと動物なんて飼うつもりもなかった我が家にはこれ以上犬を引き受ける余裕なんてなく、また養子に出すあてもありませんでした。当然、捨て犬なんてもってのほか。
だったらちゃんと手術を受けさせるのが飼い主のモラルってものでしょう。
ですが手術が決まった後、母が一言「可哀そうだよね」
何も知らないまま、人間の都合だけで本能が奪われてしまうことに複雑そうな母でしたが、店主はそうは思いませんでした。

そもそも、人間に飼われている以上は人間の都合に従わなければならないのが道理ってものではないんでしょうか。
いま我々によって飼われている動物のほとんどが人間によって本能を矯められ、人間の役に立つように品種改良されてきた結果のもの。いわばそれ自体が『人間の都合』のカタマリであり、いまさらその生に対してちょっかいを出したところでバチは当たらないはず。ただ無責任に「動物の生を全うさせたい」というのなら、結局行きつく先は家の裏庭の崖に子猫を投げ落とした某作家と同じこと。
もし本当に動物の生を、本能を全うさせてやりたいのなら犬ではなく狼を、猫ではなくトラやライオンを飼いなさい。いや、飼うのではなく野生の群れの中で暮らしてください。そこでは人間はお客様です。人間の都合というものは通用しないし、彼らの自然の行動を妨げることはできません。そして、彼らの捕食本能の犠牲になることも覚悟してください。その覚悟なくして本能だの自然の生だのと言ってはいけません。
野生の空間でなく人間の領域に住まわしてもらって、人間から餌もらって生きている以上は人間の都合に従うべきだし、そんな動物に人間は野性を夢見てはいけない。

そう思うのは、店主自身が「子孫を産み育てる」という野生の本能を欠いてしまっているからでしょうか?

コメント

mi
mi
2008年4月12日22:46

エリザベスカラーに思わず笑っちゃいました。
大きくなりましたね、ナナちゃんは。
体力落ちてたり調子悪いといつもより過敏に反応しちゃうんでしょうね。うちの猫、避妊手術後は3日ほど弱ってましたよ。

>某作家
アレにはほんとに驚愕しましたよ。何で?と。
猫に言葉が話せるなら「子を産みたい」というだろう、、なんて言ってましたが、都合良すぎる解釈ですね。あと、出産までをもって「生の充実」としているところも、わけわかんない話だと思います。

蛟 游茗
蛟 游茗
2008年4月13日22:49

どもども。
コレ着けてられるのもあと数日なので、その間に思い出に残しておきたいなぁと【笑】
獣医さんは「痛みを感じない」と言ってましたが、じゃあ今の凶暴なほどの神経質っぷりはどう説明つけたらいいのかナゾなところです。散歩に行くとぐいぐいリード引っ張るくらい元気なんですけどねぇ。
元気になれば今よりおとなしくなることを祈っております。

>某作家
この記事を書くにあたりネットでコラムの全文引いて読んでみました。
動物の生に介入すること=動物を飼うことを「傲慢」と否定するなら最初から猫なんて飼うべきじゃないんじゃないでしょうか。
それに「出産=生の充実」なんて言ってしまったら、動物と人間の差はあれど、天に向かって唾吐くようなもんじゃないでしょうか。やっぱり人間も動物である以上、子供産んでナンボなんでしょうかねぇ。

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