『Wの悲喜劇』といえば、『相棒』史上に残る傑作ではないでしょうか。
巨漢女性が便器にハマって餓死という突拍子もない“事件”、
一見、不幸な事故に見えながらそこかしこに散らばる不審な影を見逃さない右京さんの眼力、そして視聴者の先入観をひっくり返すあっと驚く動機・・・!そっか、世の中にはデブ専ってのもいるもんねぇ。
一方で、事件と関係ない(あんまり)サブプロット『美和子スペシャル』も秀逸【笑】巨漢の被害者ゆえの顛末など、笑いどころもしっかり押さえて、なおかつ犯人のキャラクターも印象的だった。
・・・はい、実は昼間の再放送見てました。でも名作は何度見ても面白い。
ではこの『新・Wの悲喜劇』はその名にふさわしい傑作と言えるだろうか?
そもそも6thシリーズは過去のゲストキャラ再登場など、今までのシリーズをちゃんと見ていたリピーター向けのエピソードが多いですが、今回はキャラでなく題名が再登場ですか。
共通点はというと、薫ちゃんのマンションという舞台と配偶者殺しの完全犯罪計画というくらいしか見当たらない。前は隣人で今度は上階とはいえ、呪われてんじゃない、このマンション。
ただ、お風呂にドライアイス放り込んで二酸化炭素中毒、その隙に釜茹でという手口は一見したところ事故と見分けがつきませんが、これくらいのトリックは『相棒』では当たり前レベル、ですがかの名作のタイトルを名乗るにしてはどうかと思いますし
しらの切り方にしても、もっと堂々と厚かましく切り通していた犯人なんてごまんといます。これは名前負けしたかなぁと思いきや、残り半分を残して鮮やかな大どんでん返し。
まさかそれまでの展開が、日ごろ夫殺しを考えていた妻の妄想だったとは。
しかも今度は逆に夫が妻を殺そうとしていたとは。
そりゃ徳井優なんていい役者さん、ただの殺され役にしとくのはもったいないですし。でもオセロの中島、芸人とは思えない鬼気迫る演技でした。ええ、怖かった。
この『新・Wの悲喜劇』、傑作エピソードだった前作に匹敵するだけの回となったのか。少なくとも“異色作”ではあったと店主は思います。
最近はSPなどの大ネタを戸田山氏らに取られた感の強い輿水泰弘氏ですが、この見る者の意表を突く展開は『相棒』の生みの親の本領発揮と言えるんじゃないでしょうか。
巨漢女性が便器にハマって餓死という突拍子もない“事件”、
一見、不幸な事故に見えながらそこかしこに散らばる不審な影を見逃さない右京さんの眼力、そして視聴者の先入観をひっくり返すあっと驚く動機・・・!そっか、世の中にはデブ専ってのもいるもんねぇ。
一方で、事件と関係ない(あんまり)サブプロット『美和子スペシャル』も秀逸【笑】巨漢の被害者ゆえの顛末など、笑いどころもしっかり押さえて、なおかつ犯人のキャラクターも印象的だった。
・・・はい、実は昼間の再放送見てました。でも名作は何度見ても面白い。
ではこの『新・Wの悲喜劇』はその名にふさわしい傑作と言えるだろうか?
そもそも6thシリーズは過去のゲストキャラ再登場など、今までのシリーズをちゃんと見ていたリピーター向けのエピソードが多いですが、今回はキャラでなく題名が再登場ですか。
共通点はというと、薫ちゃんのマンションという舞台と配偶者殺しの完全犯罪計画というくらいしか見当たらない。前は隣人で今度は上階とはいえ、呪われてんじゃない、このマンション。
ただ、お風呂にドライアイス放り込んで二酸化炭素中毒、その隙に釜茹でという手口は一見したところ事故と見分けがつきませんが、これくらいのトリックは『相棒』では当たり前レベル、ですがかの名作のタイトルを名乗るにしてはどうかと思いますし
しらの切り方にしても、もっと堂々と厚かましく切り通していた犯人なんてごまんといます。これは名前負けしたかなぁと思いきや、残り半分を残して鮮やかな大どんでん返し。
まさかそれまでの展開が、日ごろ夫殺しを考えていた妻の妄想だったとは。
しかも今度は逆に夫が妻を殺そうとしていたとは。
そりゃ徳井優なんていい役者さん、ただの殺され役にしとくのはもったいないですし。でもオセロの中島、芸人とは思えない鬼気迫る演技でした。ええ、怖かった。
この『新・Wの悲喜劇』、傑作エピソードだった前作に匹敵するだけの回となったのか。少なくとも“異色作”ではあったと店主は思います。
最近はSPなどの大ネタを戸田山氏らに取られた感の強い輿水泰弘氏ですが、この見る者の意表を突く展開は『相棒』の生みの親の本領発揮と言えるんじゃないでしょうか。
コメント